ARG > 稀少種族 > ナガジ

ナガジ Nagaji


 ナガジは真のナーガの劇的な外見を模した鱗のある皮膚を持つ蛇人の種族である。サーペントのように、先の割れた舌と瞼のない目を持ち、そのためにほとんどの他の種族を怖気づかせるような、まばたきのない凝視を得ている。それ以外の肉体的な形態は人間に似ており、彼らの起源に関する慎重な思索を引き起こしている。広く信じられているのは、真のナーガが彼らを従属種族として交配、魔法、あるいはその両方によって創造したというもので、実際ナガジはナーガを生ける神と崇敬している。ナガジはしばしば、彼らの謎めいた先祖の故に、またそれと同程度に彼らの剣と魔法の才能の故に、他の人型生物に畏敬と恐怖を引き起こす。

ナガジの種族特性 Nagaji Racial Traits


+2【筋力】、 +2【魅力】、-2【知力】:ナガジは力強く説得力のある個性を持つが、論理を軽視し学術的探究を嘲笑う傾向がある。

中型:ナガジは中型のクリーチャーで、サイズによりボーナスもペナルティもない。

爬虫類:ナガジは(爬虫類)の副種別を持つ人型生物である。

普通の速度:ナガジは30フィートの基本移動速度を持つ。

夜目:ナガジは薄暗い光の状況下で人間の2倍の距離を見通すことができる。

甲鱗/Armored Scales:ナガジはその鱗のある肉体のために+1の外皮ボーナスを持つ。

抵抗力(変則)/Resistant:ナガジは[精神作用]効果と毒に対するセーヴィング・スローに+2の種族ボーナスを得る。

蛇の感覚(変則)/Serpent's Sense:ナガジは爬虫類に対する〈動物使い〉判定に+2の種族ボーナス、〈知覚〉判定に+2の種族ボーナスを得る。

言語:ナガジは共通語と竜語の会話ができる状態でゲームを開始する。高い【知力】を持つナガジは以下から追加の言語を選択できる:任意の人間の言語、アクロ語、巨人語、地獄語、天上語、奈落語、森語、竜語。

代替種族特性 Alternate Racial Traits


 以下の種族特性を既存のナガジ種族特性の代わりに選択してもよい。これらの新しい選択肢を選ぶ前に、GMに許可を求めること。

催眠の凝視(擬呪)/Hypnotic Gaze:ナガジの凝視は非常に強力なため、他者をその場に止めることができる。1日1回、ヒプノティズム呪文(術者レベルはナガジのヒット・ダイスに等しい)と同様に、単一の目標を催眠にかけることを試みることができる。この効果のDCは11+ナガジの【魅力】修正値に等しい。催眠の凝視の効果は1ラウンドのみしか継続しない。この種族特性は蛇の感覚の代わりに取得できる。

適性クラス・オプション Favored Class Options


 記載された適性クラスを持つ全てのナガジは以下のオプションを利用でき、特に明記しない限り、君が適性クラスの恩恵を選択するたびにボーナスは適用される。

 アルケミスト:毒を作るための〈製作:錬金術〉判定に+1、アルケミストが作成した毒のDCに+1/3を加える。

 ファイター:組みつきまたは足払いの試みに抵抗するためのファイターのCMDに+1を加える。

 モンク:モンクの蓄積に+1/4を加える。

 サモナー:サモナーの幻獣のヒット・ポイントに+1を加える。

種族アーキタイプ Racial Archetypes


 ナガジは以下のアーキタイプを利用できる。

ナーガ熱願者(ドルイド)  Naga Aspirant


 ナーガ熱願者は古代の信仰に従い、ナーガとナーガの神々への絶対的な傾倒によって、自らのナガジの姿の優越性に捧げるためにドルイド分派の儀式を行う。ナーガの神々の先触れとして行動することにより、熱願者は自分の究極の魂の姿を解き放ち、真のナーガとなる能力で酬いられる。ナーガ熱願者は以下のクラス特徴を持つ。

 熱願の絆(変則)/Aspirant's Bond:ナーガ熱願者はナーガに崇拝される蛇のような神々と精神的なつながりを持つ。1レベルの時点で、ドルイド・レベルを得るごとに、以下の呪文のうちの1つを自分のドルイド呪文リストに加えることができる。

0レベル―アシッド・スプラッシュオープン/クローズデイズブリードメイジ・ハンドレイ・オヴ・フロスト; 1レベル―エクスペディシャス・リトリートサイレント・イメージシールドシールド・オヴ・フェイスチャーム・パースンディヴァイン・フェイヴァートゥルー・ストライクマジック・ミサイルメイジ・アーマーレイ・オヴ・エンフィーブルメント; 2レベル―アシッド・アローインヴィジビリティシー・インヴィジビリティスコーチング・レイディテクト・ソウツミラー・イメージ; 3レベル―サジェスチョンディスプレイスメントディスペル・マジックファイアーボールライトニング・ボルト; 4レベル―グレーター・インヴィジビリティディヴァイン・パワー

この能力は任意発動の代わりに取得する。

 熱願者の悟り(変則)/Aspirant's Enlightenment:4レベルの時点で、ナーガ熱願者はナーガの擬似呪文能力、超常能力、毒に対するセーヴィング・スローに+4のボーナスを得る。この能力は自然の誘惑への抵抗の代わりに取得する。

 ナーガ形態(超常)/Naga Shape:6レベルの時点で、ナーガ熱願者はその自然の化身能力(4レベルで通常通り取得する)を用いて真のナーガの姿をとることができる。この効果は以下の例外を除いてシェイプチェンジと同様に機能する。そのドルイドの真のナーガの形態は唯一無二であり、その者の個人的な進化を表す。ナーガの姿をとった場合、ナガジの体は大きな蛇のそれに変形するが、自分自身の頭部のままである。ナーガ熱願者は四肢を失い、そのサイズは1段階上昇し、【筋力】と【耐久力】に+4のサイズ・ボーナス、【敏捷力】に-2のペナルティ、外皮ボーナスに+2の強化ボーナスを得る。地上での移動速度に+10の強化ボーナスと、1d6ポイントのダメージを与える噛みつき攻撃を得る。この形態で音声用を持つ呪文を使用することができるが、その他の構成要素を持つ呪文は呪文修正特技または《化身時発動》のような特技がなければ使用することはできない。これはその他の点では自然の化身と同様に働き、それの代わりに取得される。

 強化形態(超常)/Augmented Form:9レベルおよびそれ以降4レベルごとに、ナーガ熱願者はそのナーガ形態を強化する能力を以下の中から1つ選択することができる。一度選択した後は、この強化は変更することができず、常にそのナーガ形態に適用される。これらの能力の術者レベルはそのドルイド・レベルに等しく、他に特記がない限り、DCは10+ドルイド・クラス・レベルの1/2+ドルイドの【魅力】ボーナスに等しい。この能力は毒に対する完全耐性、千の顔、時知らずの肉体の代わりに取得される。

 魅了の凝視(擬呪)/Charming Gaze:ドルイドは30フィート以内のクリーチャーにチャーム・パースン呪文と同様に効果を及ぼす凝視攻撃を得る。

 暗視(超常):ドルイドは効果範囲60フィートの暗視を得る。

 思考感知(超常)/Detect Thoughts:ドルイドは回数無制限でディテクト・ソウツを使用することができる。

 思考防護(変則)/Guarded Thoughts:ドルイドは(魅惑)効果に対するセーヴに+2の種族ボーナスと、あらゆる形態の読心(ディテクト・ソウツなど)に完全耐性を得る。

 毒に対する完全耐性(変則)/Poison Immunity:ドルイドは全ての毒に対する完全耐性を得る。この能力を選択するためには、ドルイドのナーガ形態は少なくとも1つの毒に基づく肉体武器を持っていなければならない。

 毒針(変則)/Poisonous Sting:ドルイドの針は有毒になる。この能力を取得するためにはそのナーガ形態は尾に針を持っていなければならない。 針―致傷;セーヴ 頑健 DC 10+ドルイド・クラス・レベルの1/2+ドルイドの【耐久力】修正値;頻度 1ラウンド;効果 2d4分間の間睡眠状態;治癒 セーヴ1回。

 毒吐き(変則)/Spit Venom:そのナーガ形態は標準アクションとしてその毒を30フィートまで吐き飛ばすことができる。これは射程単位を持たない遠隔接触攻撃である。この攻撃が命中した敵はその効果を避けるためにセーヴ(上記参照)を行わなければならない。ナーガ形態はこの能力を取得するためには毒の噛みつきを持っていなければならない。

 針(変則)/Sting:そのナーガ形態は尾の先端に針が育ち、1d6ポイントの刺突ダメージを与える肉体武器となる。

 水泳(変則)/Swim:そのナーガ形態は基本地上移動速度に等しい水泳速度を得る。

 頑丈な鱗(変則)/Tough Scales:そのドルイドの外皮に対する強化ボーナスは+2上昇する。ドルイドはこの能力を更にもう一回選択することができる。その効果は累積する。

 毒の噛みつき(変則)/Venomous Bite:そのナーガ形態の噛みつき攻撃は毒を持つようになる。噛みつき―致傷;セーヴ 頑健 DC 10 + ドルイド・クラス・レベルの1/2 + ドルイドの【耐久力】修正値;頻度 1/ラウンド(6ラウンド); 効果 1 【耐】ダメージ、治癒 セーヴ1回。

 真なるナーガ(超常)/True Naga:20レベルの時点で、ナーガ熱願者は唯一無二のナーガに変容する。その自然の化身が本来の姿になるが、もともとのナガジの姿に回数無制限で変身することができる。そのクリーチャー種別は永続的に異形に変化する。この能力は自然の化身(回数無制限)の代わりに取得される。

新しい種族ルール New Racial Rules


 ナガジは以下のオプションを利用できる。GMの決定により、他の適切な種族もこれらのいくつかを使用することができる。

ナガジの特技 Nagaji Feats


 ナガジは以下の特技を取得できる。

《毒吐き》(戦闘) Spit Venom


 君は敵の目に毒の唾を吹き付ける、ナガジの戦士の技を身につけている。

前提条件:ナガジ。

利益:全ラウンド・アクションとして、君は10フィートまで届く遠隔接触攻撃として毒の唾を吐くことができる。命中した場合、目標は頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1d6ラウンドの間盲目状態になる。このセーヴのDCは10+君の合計ヒット・ダイス数の1/2+君の【耐久力】修正値に等しい。君はこの能力を1日に1回と、それに加えて3ヒット・ダイスごとに追加で1日1回使用することができる。

ナガジの魔法のアイテム   Nagaji Magic Items

 ナガジは以下の魔法のアイテムを使用できる。

ナガジ・スケール・ポリッシュ

         (Nagaji Scale Polish/ナガジの鱗研磨剤)
オーラ 中程度・力術;術者レベル 7レベル
装備部位―;市価 1,400 gp;重量1/2ポンド

解説
 この小さな粘土の壷には、呪文効果がクレリック呪文に限定されない以外はインビュー・ウィズ・スペル・アビリティと同様に機能する、きらきら光るペーストが入っている。いかなる術者も壷の中に呪文を発動することができる。ペーストを鱗につけた(標準アクション)クリーチャーは、(必要なヒット・ダイスと前提となる能力値を持っていれば)付与された呪文を使用する能力を得る。爬虫類クリーチャー((爬虫類)の副種別を持つ人型生物など)だけが、呪文を発動するためにこのアイテムを使用することができる。