幽き姿が脚を逆向きに曲げて空気中を浮遊している。その指先からは鋭い鉤爪が伸び、その目は青い火で輝いている。
ブータ 脅威度11 Bhuta
防御
AC 24、接触24、立ちすくみ16(+1回避、+6反発、+7【敏】)
攻撃
移動速度 飛行30フィート(完璧)
近接 非実体の爪(×2)=+17(5d8、加えて“
出血”)
特殊攻撃 吸血(1d6【耐久力】)、
出血(1d8)
擬似呪文能力 (術者レベル11;精神集中+17)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地上の自然地域
編成 単体または動物の1集団を従えた単体
宝物 なし
特殊能力
吸血(超常)/Blood Drain 標準アクションで、ブータは出血ダメージを受けている隣接する相手から血を啜れる。目標は1d6ポイントの【耐久力】ダメージを受ける(頑健・DC23・半減)。ブータは血を吸った時に5ヒット・ポイントが治癒される。
冷たい鉄の弱点(超常)/Cold Iron Weakness 冷たい鉄製の武器はブータに対して使用された時に魔法的であるものとして見做される。魔法の冷たい鉄製の武器はブータに対して使用する時は常に
ゴースト・タッチ武器として機能する。
ブータはゴーストのように自然界での悍ましい死か殺人によって産まれたアンデッド・クリーチャーである。そして重要な任務あるいは満たされない欲望を妨げた不当な死に対する激怒の顕現だ。破滅して終焉を迎えた地点から数マイル以内の野外を祟っているブータはその地方の動物を復讐の道具に変える。
ブータは
ヴェイル能力を使用して様々な動物形態を取れるが、本来の姿は脚から宙に浮かせて移動する獣じみた人型の亡霊である。ブータは非実体であるが、爪での接触は悍ましい出血性の傷を創る。ブータの脚は逆に生えている。ブータは本性を偽り浮遊していることと奇妙な脚を誤魔化す為、長いローブを着た実体を持つ者の姿を取れる。
マジック・ジャー擬似呪文能力によって、ブータは生きた動物を占有して手下として使用できる;ブータに占有された動物は影を投じず、そのため日の当たらない場所や鬱蒼とした場所に潜むことを好み、侵入者を襲い攻撃する適切な時を待つ。
動物は、擬似呪文能力で動物を操り悪と欺瞞の行為に駆り立てるブータに惹きつけられることになる。クリーチャーの振る舞いの変化は容易に疑念を抱かせブータの存在と影響を明らかにしうるため、ブータは概して動物の相棒や家畜に影響を与えることを避ける。
ブータは生前の頃から達成したがっていた仕事を持っているかもしれないし、自分を殺した者に対して行動を起こすかも知れない。この生前との関係はゴーストのような明瞭なものではなく、朧気な強迫観念のようなものである。
特定の復讐目標を持たないブータも自らの土地にいる、あるいは自らの土地の近くにいる生者を困らせようとし、動物への影響力を自分の善性の証に使って行きすがりから旅の道連れとなることの合意を得る。ある集団に参加を招待されると、ブータは通常の縄張りの外側を旅できるようになる。しかしながら、通常それほど遠くに行く前に生者の血への飢えによってブータは衝動的に相棒に攻撃してしまう。
最終更新:2016年11月12日 19:33