岩に覆われたこの巨大な骨でできた人形は、空を素早く飛び回る。その恐るべき姿の周りを奇妙なガスがまとわりついている。
チチミトル 脅威度19 Tzitzimitl
防御
攻撃
移動速度 50フィート、
飛行60フィート(良好)
近接 噛みつき=+26(2d8+14、加えて3d6[電気]および“
生命力吸収”)、
爪(×2)=+27(2d6+14/19~20、加えて3d6[電気])
遠隔 目からの光線=+17接触(10d6[電気]および10d6[力場])
接敵面 20フィート;
間合い 20フィート
特殊攻撃 蝕、
生命力吸収(2レベル、DC31)
擬似呪文能力 (術者レベル19;精神集中+29)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
蝕(超常)/Eclipse チチミトルが
ディーパー・ダークネスを発動するときにはいつでも、発動時に闇の範囲にいる全てのクリーチャーは8d6ポイントの[冷気]ダメージを受ける(DC31の頑健セーヴで半減)。この効果によりダメージを受けたクリーチャーはみな、
よろめき状態となる。この効果は闇の範囲に留まるかこの範囲から外に出た後に1d4ラウンド経過するまで続く。このセーヴDCは【魅力】に基づいている。
目からの光線(超常)/Eye Beam 1回の標準アクションとして、チチミトルは自身の目から100フィートまで届く輝く力場の光線を放つことができる。この光線を命中させるには遠隔接触攻撃が必要であり、命中すれば10d6ポイントの[力場]ダメージと10d6ポイントの[電気]ダメージを与える。
光を闇へ(超常)/Light to Dark 1日に3回、1回の割り込みアクションとして、チチミトルは自らに効果を及ぼす正のエネルギー効果を負のエネルギーに変換することができる。これは効果全体を変換するため、他のクリーチャーに対する効果にも影響を及ぼす。たとえ正のエネルギー放出が自らに被害を及ぼさなかった場合でさえ、チチミトルは正のエネルギー放出をこの方法で変換することができる。
チチミトルは得体のしれない闇のクリーチャーである。世界が終わる日に向けて、「世界を終了させる」ために太陽を攻撃し破壊するとする文化もある。賢者によれば、このクリーチャーは星と星の間にある冷たく暗い場所、蝕の闇よりやってきて、広大な世界を闇に染める影を見ることができるものもいるのだという。
古く忘れられた死と破壊の神格が、終末の道具として最初のチチミトルを創り出したという者もいる。その一方で、この大きさのクリーチャーで満ち溢れた広大な惑星が幾つもある遥か遠くの世界から彼らはやってきて、このような闇の惑星の「永久の死」は破壊を広める為に他の世界へと放逐されるのだと推論する者もいる。
チチミトルは皆、そのような主張に肯定も否定もしない。実のところそのような伝説を誇りとしているようである。確かにチチミトルが世界に出現することは大いなる災厄の時の予兆である。しかしチチミトルがそのような闇の時代を実際に予測しているかどうか、その原因となっているかは議論の余地があるだろう。いくつかの惑星ではチチミトルは既に出現したことがあり、彼らは古代の墳墓に横たわっている。それは今日では忘れられた英雄たちによって、はるか昔に幽閉されたためである。
チチミトルは全長50フィート(約15m)。
最終更新:2016年11月12日 19:31