その身体は鋼でできているように見える。形がよく女性的な身体には、手首から曲がった刃の付いた鎖がつながっている。
クルシダイモン 脅威度15 Crucidaemon
防御
AC 29、接触16、立ちすくみ23(+1回避、+13外皮、+5【敏】)
hp 212(17d10+119)
頑健 +17、
反応 +12、
意志 +13
DR 10/善および銀;
完全耐性 [酸]、
出血攻撃、[即死]効果、
毒、
病気;
抵抗 [電気]10、[火]10、[冷気]10;
SR 26
攻撃
移動速度 50フィート
近接 ダガー=+29/+29/+24/+19/+14(1d4+11/17~20)
接敵面 5フィート;
間合い 10フィート
特殊攻撃 出血(2d6)、つながれたダガー、罠作り
擬似呪文能力 (術者レベル16;精神集中+25)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(破滅界アバドン)
編成 単体、2体、または審問団(3~6)
宝物 標準
特殊能力
つながれたダガー(超常)/Chained Daggers クルシダイモンは腕につながれたダガー2本を使用して、まるで10フィートの間合いを持つダガーを2本装備しているかのように戦う(しかし、隣接した敵に対してペナルティなく攻撃することもできる)。同時にそのダガーの両方を使用しても、攻撃ロールやダメージ・ロールにペナルティを受けることはない。これらのダガーは2d6ポイントの
出血ダメージを与える、
+2ダガーとして扱われる。このダガーはこのダイモンが死亡すると魔法の力を失い、また武器落としされることはない。クルシダイモンは破壊されたダガーを、1回の標準アクションとして再度出現させることができる。
罠作り(変則)/Trap Making クルシダイモンは魔法の罠を解除するために、
〈装置無力化〉を使用することができる。呪文の秘文を作るために
グレーター・グリフ・オヴ・ウォーディング擬似呪文能力を使用する際には、例えこのクリーチャーがそれらの呪文を使用しなかったとしても、6レベル以下のウィザードないしクレリック呪文リストから任意の呪文を仕掛けることができる。クルシダイモンが作り出した罠に対する
〈装置無力化〉および
〈知覚〉DCには+2のボーナスがつく。
罠や拷問による死の血なまぐさい象徴であるクルシダイモンは、支配下にあるクリーチャーに永遠の苦痛と恐怖を及ぼすことにその存在を費やす。多くのダイモンが捕えた定命のものの魂をすぐに喰らってしまうのに対し、クルシダイモンはその犠牲者を長くとどまらせ、拷問と苦痛の中でその魂をかき混ぜる。そうすることで食べる時が来た時に、犠牲者達は感謝の涙と共に最後の恩赦を迎え入れるのだ。
クルシダイモンは全長6フィート(約1.8m)、重量は250ポンド(約113.4kg)。
血に飢えた、恐ろしい裂け目のように見える無数の歯が生えた口が、この青白い子供じみた怪異の首に開いている。
ヴァルヌダイモン 脅威度4 Vulnudaemon
防御
AC 17、接触14、立ちすくみ14(+3外皮、+1サイズ、+3【敏】)
hp 39(6d10+6)
頑健 +6、
反応 +5、
意志 +6
DR 5/善または銀;
完全耐性 [酸]、[即死]効果、
毒、
病気;
抵抗 [電気]10、[火]10、[冷気]10
攻撃
移動速度 30フィート
近接 ショート・ソード=+10/+5(1d4+2/19~20、加えて“出血”)、
噛みつき=+5(1d3+1)
特殊攻撃 急所攻撃+1d6、
出血(1d4)
擬似呪文能力 (術者レベル7;精神集中+10)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(破滅界アバドン)
編成 単体、2体、または殺人集団(3~12)
宝物 標準
特殊能力
滅びのオーラ(超常)/Aura of Doom 1回のフリー・アクションとして、ヴァルヌダイモンは恐怖と絶望のオーラを放射することができる。このヴァルヌダイモンから30フィート以内にいる全てのクリーチャーはDC18の意志セーヴを行わねばならず、失敗するとこのオーラの中にいる限り
怯え状態になる。
この人の目を欺くダイモンは裏切りに基づく殺人による死が人格化したものだ。ヴァルヌダイモンは家族や友人によって殺された、悪のクリーチャーの魂からその形を取ることがほとんどである。彼らは出会うすべてのクリーチャーを騙し殺すことで、世界にその狂気の思想を広めていく。
差し迫る滅びの感覚を伝搬させその反応を観察し、攻撃してその死を満喫する前に彼らの反応を学びながら、ヴァルヌダイモンはその獲物を追い詰めていく。このダイモンは腕のいい暗殺者としてもよく働く。その敵を衰弱させる前に影の中に隠れ、命を奪う一撃を振る舞うために不可視の防護から攻撃を仕掛ける。より強力な敵に遭遇したなら、ヴァルヌダイモンは切り裂いた後に逃げ去るという攻撃を何回もすることで相手を徐々に痛めつける方法を探す。そして敵が血を流すようになるまでその流れを繰り返すのだ。
ヴァルヌダイモンは殺人と暗殺に関連した神格の狂信者によって、いつの間にか喚び出されていることがある。そのような狂信者はヴァルヌダイモンを自らの神格より託された、神聖なるクリーチャーと見なすことが多い。そしてこのダイモンを単に暗殺者として使用することよりも、狂信者は望むままにこの地域をさまよい、その意図に合う獲物を選び出し望むがままに誰であれ殺すという驚くべき自由を彼らに与えてしまう。この世界にヴァルヌダイモンを招来した狂信者は、秘密のハンドサインや教団の一員が見せることのできる他の印をこのダイモンに注意深く見せる事が一般的だ。こうすることでこのモンスターが、信者の1人を攻撃の目標としないようにすることができるからである。偶然に目標となった狂信者がダイモンに身を守る印を見せたかというのは、もちろんこのクリーチャーがそのものを後回しにするかどうかとは別問題である。
ヴァルヌダイモンの全長は3フィート(約90cm)で、重量は25ポンド(約11.3kg)。
最終更新:2016年11月12日 19:31