海の深みの最暗部よりも暗い、この水からなる巨体は、憎悪で満ちた大きな双眸を光らせている。
シー・ボンズ 脅威度15 Sea Bonze
防御
AC 30、接触6、立ちすくみ30(+24外皮、-4サイズ)
hp 231(22d8+132)
頑健 +13、
反応 +9、
意志 +19
DR 10/魔法および斬撃;
完全耐性 [電気]、[冷気]、
アンデッドの種別特性;
抵抗 [酸]10、[火]10
攻撃
移動速度 40フィート、水泳80フィート
近接 叩きつけ(×2)=+22(4d10+10)
接敵面 20フィート;
間合い 20フィート
特殊攻撃 転覆、破滅の凝視(60フィート、DC27)
一般データ
言語 共通語、水界語
生態
出現環境 気候問わず/海洋
編成 単体
宝物 標準
特殊能力
破滅の凝視(超常)/Dooming Gaze 1ラウンドの間恐怖によって
麻痺状態になる、60フィート、意志・DC27・無効。既にこの
凝視攻撃によって既に
麻痺状態になっていて更に1ラウンド
麻痺状態に抵抗するためのセーヴィング・スローに失敗したクリーチャーは、負の1レベルを得る(頑健・DC27で24時間後に除去できる)。この凝視の
麻痺状態効果は[精神作用、恐怖]効果であるが、負のレベルはそうではない。このセーヴDCは【魅力】に基づく。
大海においてこのシー・ボンズほど不自然で悍ましいものは殆ど知られていない。このアンデッド・ゴライアスは発達した大洋航路の付近や海岸沿いの居住地の沖に棲み、そこで水面近くで真夜中に無警戒な小舟を襲えるようになるのを待つ。船乗りはシー・ボンズの注意を引かぬよう航海は日中だけにしろと助言することがあるが、そのような作戦はこのクリーチャーにとって殆ど意味がなく、水へと傾かせて船全体を壊そうと日暮れまでに特定の船の跡を数百マイルも追うことがある。
シー・ボンズは船が沈みその乗員全員が溺れる時といった海の絶望と恐怖を組み合わせて形作られている。単一の安息なき魂によってシー・ボンズが形を成すことはない――海坊主は密集しながら死んだ者たち全員の怒りと悲嘆で構成されている。大型船舶の土左衛門たちとして覚醒したこの怒れる精霊は生前の記憶を何も持たず、自身が受けた破滅を海で生計を立てる者にももたらそうとする。しかしながら彼らは憎悪によって精神を失っておらず、幸運な船乗りは自分の船が全滅を回避できたことを語る。シー・ボンズは機知と狡智に富む者に異常なほどの尊敬の心を持っており、時折そうした尊重する価値があると思える者たちを助ようとする。しかしながら腕力と武器で自衛を試みる者はこの巨大な怪物の慈悲は受けない。
シー・ボンズの肉はぱっと見では大海の黒い水そのものでできているのかと見間違うような黒色であり、スクイッドのように靭やかである。このクリーチャーの全体は際立った特徴と起伏がなく、そののっぺらぼうが恐ろしさを増している。
最終更新:2016年11月12日 19:31