形の一定しない緑色の海藻の巨体は人型生物の身体から藻類の継ぎ接ぎへと変化を続けてゆく。
サルガッスム・フィーンド 脅威度9 Sargassum Fiend
経験点6,400
N/大型サイズの
植物(
水棲)
イニシアチブ +6;
感覚 振動感知120フィート、
非視覚的感知60フィート;
〈知覚〉+11
オーラ 蜃気楼(300フィート、DC18)
防御
AC 24、接触12、立ちすくみ21(+1回避、+12外皮、-1サイズ、+2【敏】)
hp 123(13d8+65)
頑健 +15、
反応 +8、
意志 +4
DR 5/斬撃;
完全耐性 植物の種別特性;
抵抗 [冷気]10
攻撃
移動速度 20フィート、登攀20フィート、水泳40フィート
近接 叩きつけ(×2)=+16(2d8+7、加えて“
つかみ”)
接敵面 10フィート;
間合い 10フィート
特殊攻撃 締めつけ(2d8+10)、
つかみ(超大型)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/海洋
編成 単体、2体、または漁礁の一団(3~8)
宝物 乏しい(1d6サルガッスム・フィーンドの球根、その他の宝物)
特殊能力
つかみ(変則)/Grab サルガッスム・フィーンドは超大型かそれより小さい敵をつかめ、そして大抵の
つかみを持つクリーチャーが得られる通常の+4ボーナスではなく、組みつき判定に+8の種族ボーナスを持つ。
蜃気楼(超常)/Mirage サルガッスム・フィーンドは蜃気楼のような特別な幻覚を見せる強烈な香りを放っている。サルガッスム・フィーンドの300フィート以内のクリーチャー全てはDC18の意志セーヴに成功しない限り香りによってうっとりする。うっとりしたクリーチャーはこのモンスターが近付かなければならない何かに見えるようになる。それは例えば愛した故人かもしれないし、助けが必要な子供かもしれないし、魅惑的な人魚かもしれないし、目的である乾いた大地かもしれない。この幻覚の程度は
ミラージュ・アーケイナ(術者レベルはそのサルガッスムの脅威度に等しい)と同様であるが、これは[精神作用](惑乱)であり、(幻覚)ではない。この効果はこの植物がいずれかの目標に対して攻撃した時すぐに終了する。このセーヴDCは【魅力】に基づく。
サルガッスム・フィーンドは強烈なうっとりさせる分泌香によって獲物を誘惑し殺せる、水中に浮かぶ知的で巨大な海藻である。サルガッスム・フィーンドは手の届く距離まで獲物を惹きつけると、その譫妄状態のクリーチャーをつかんで潰して殺そうとする。熟練の船乗りたちは、乗員全員が甲板から飛び出してその殺人する海の植物の魔物へと泳ぎ出したという話を語るものだ。
サルガッスム・フィーンドが発する奇妙な分泌香はこの魔物の体内で育つ無数の球根から採取できるが、収穫されるとそうした球根はすぐに腐ってゆく。新鮮な球根は1時間で役立たずになる;腐る前なら標準アクションとして球根を潰すことで上記の通りの蜃気楼効果を発生できる。サルガッスム・フィーンド1体は殺された時に通常1d6個の香りを放つ球根を持っている――球根1つの収穫にはDC29の
〈生存〉判定が要求される。現在のところ、あらゆる錬金術および魔法の手段ででもこの香料の保存に成功できていない。
サルガッスム・フィーンドは通常直径10フィートのサイズまで達し、そうなると分裂し、つまり実質的に無性生殖する。しかしながら突然変異体の存在は確認されており、海洋学者たちは本当に圧倒的なサイズのサルガッスム・フィーンドの個体を記録しており、最大で超巨大までがされている。そのような巨大なサルガッスム・フィーンドは1サイズ増大させる毎に最低でも5HDだけヒット・ダイスを追加することで作成できる。
最終更新:2016年11月12日 19:31