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グレムリン:フーア Gremlin, Fuath

この水を吸いすぎて重くなったグレムリンはエビのハサミを両手に生やし、エラのついた耳の付いた半ば以上犬のような顔をしている。

フーア 脅威度1 Fuath

経験点400
CE/超小型サイズのフェイ(水棲)
イニシアチブ +5; 感覚 暗視120フィート、夜目〈知覚〉+5
防御
AC 15、接触13、立ちすくみ14(+2外皮、+2サイズ、+1【敏】)
hp 7(1d6+4)
頑健 +1、反応 +3、意志 +3
DR 5/冷たい鉄; 抵抗 [冷気]10; SR 12
弱点 [火]および日光に対する脆弱性
攻撃
移動速度 20フィート、登攀10フィート、水泳30フィート
近接 (×2)=+3(1d3-2)
遠隔 ダーツ=+3(1d2-2)
特殊攻撃 水の凝縮
擬似呪文能力 (術者レベル1;精神集中+0)
一般データ
【筋】7、【敏】13、【耐】12、【知】10、【判】13、【魅】8
基本攻撃 +0; CMB -1; CMD 7
特技 《イニシアチブ強化》《追加hp》(B)《武器の妙技》(B)
技能 〈隠密〉+13、〈水泳〉+13、〈脱出術〉+5、〈知覚〉+5、〈登攀〉+9、〈動物使い〉+4、〈魔法装置使用〉+3;種族修正 +4〈動物使い〉
言語 水界語
その他の特殊能力 水陸両生
生態
出現環境 気候問わず/水
編成 単体、2体、大軍(3~12)、または群れ(13~20と1~3レベルのドルイド1~3、4~6レベルのドルイド・リーダー1、およびリーフクロウ2~5)
宝物 標準(ダーツ×6、その他の宝物)
特殊能力
水の凝縮(超常)/Congeal Water 1日に1回、フーアは標準アクション、距離30フィートでクリーチャー1体を魔法的に粘着く水の厚い層で包める。DC10の反応セーヴに失敗した目標は絡みつかれた状態になり、息を止めない限り窒息の危険性を受ける。目標あるいは隣接するクリーチャーは自身のターンに全ラウンド・アクションを費やすことでその纏わりつく液体を剥がせる可能性があり、+2のボーナスを得て新たな反応が可能となる;剥がさない場合、この効果は1d4分間持続する。フーアはこの能力を、近くに水源がなくてさえ使用できる。このセーヴDCは【魅力】に基づき、+1の種族ボーナスが含まれる。
日光に対する脆弱性(変則)/Vulnerable to Sunlight フーアは日光に1時間晒される毎に1ポイントの【耐久力】ダメージを受ける。最低深さ1フィートの水はこの有害な効果を無効化する。

 船乗りの溺れさせる者あるいは船を沈める者であるフーアは、海で見られる邪悪なグレムリンである。それは深夜甲板に登って縄を切り、樽に穴を開け、食料を汚し、そして眠っていたあるいは単独で遭った不運な乗員を殺す。それは魔法的な分厚い水で包むことでクリーチャーを溺れさせることに喜びを憶え、口からたった数インチ離れた空気を求めて犠牲者が必死に爪を掻くところを見て邪悪に騒ぎ立てる。
 フーアは他のクリーチャーが鎧、衣服、そして宝石を纏うように海藻、甲羅、そして珊瑚を纏う。その肉体は硬い、猫背の背甲で守られている。それは身長2フィート以下、体重は12から15ポンド。
 フーアは他のグレムリン種とは異なり共通語を解さないが、手振りでお互いに極めて有効に意思疎通できる。彼らは他の海のクリーチャーたち、リーフクロウのような汚れた気性の獣とさえ驚くべき協調関係を築いている。フーアの小さな集団は海の洞窟あるいは岩がちな裂け目を棲み家としている。集団が大きくなると沈没船の区画一帯の縄張りを主張するようになる。彼らの棲み家には通常数体の調教された見張りの動物もいる。フーアは「地上の肉」の味を海のなによりも好み、時折海岸や船を略奪して飢えを満たす。フーアたちはシー・ハグを崇拝している。


最終更新:2016年11月12日 19:30