この石と植物が融合した巨体は、同様に巨大な杖へと寄りかかっている老人の姿をしている。
ジヌシガミ 脅威度20 Jinushigami
防御
AC 34、接触14、立ちすくみ26(+1回避、+20外皮、-4サイズ、+7【敏】)
hp 348(24d10+216);
高速治癒20
頑健 +25、
反応 +17、
意志 +23
DR 15/冷たい鉄および殴打;
完全耐性 出血攻撃、[精神作用]効果、石化、(ポリモーフ);
抵抗 [酸]10、[電気]10、[火]10;
SR 31
攻撃
移動速度 50フィート、穴掘り40フィート;
地潜り
近接 +5クオータースタッフ=+32/+27/+22/+17(3d6+14)、
+5クオータースタッフ=+32(3d6+9)または
叩きつけ(×2)=+29(2d10+9)
接敵面 20フィート;
間合い 20フィート
擬似呪文能力 (術者レベル20;精神集中+30)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体
宝物 ×3
特殊能力
横溢のクオータースタッフ(超常)/Infused Quarterstaff ジヌシガミの持つクオータースタッフはどれでも(そのクオータースタッフが既により大きな強化ボーナスを持っていない限り)
+5クオータースタッフとして機能する。ジヌシガミがその地域の宿り主の内側にいる場合、ジヌシガミは標準アクションとして周囲の地形から巨大サイズ用のクオータースタッフを作成できる。
地形操作(超常)/Manipulate Terrain ジヌシガミは縄張り内の好きな数のクリーチャーの移動を助けられる。この方法で援護されたクリーチャーは
〈生存〉判定に+10のボーナスを受け、道の有無に関わらず、そして実際に移動する地形の種類に関わらず、地形による、あるいは街道、道、踏み分け道がないことによる野外移動の減少を受けない。また、ジヌシガミは好きな数の旅するクリーチャーにとって地形をより困難にすることもでき、あらゆる
〈生存〉判定に-10のペナルティを与え、野外移動を通常の速度の1/10にする。ジヌシガミはこの能力で望む数のクリーチャーに対して、ジヌシガミがそのクリーチャーに気付いていてそのクリーチャーが土地という宿り主にいる限り、援護するか邪魔するかをそれぞれ選択して影響を与えられる。ジヌシガミはこの能力を宿り主との合一をしている間使用できる。
宿り(超常)/Ward ジヌシガミはその地域全体を宿り主として扱う。半径が5マイルを超えない1つの森、沼、山、湖、あるいは他の単一の自然的要素を宿り主にできる。全ての土地が半径5マイルを満たすのに十分なほど大きいわけではないためジヌシガミの殆どはより小さな地域の宿り主を持っているが、ジヌシガミでは半径1マイルより小さな地域は手助けできない(あるいは役不足だ)。(合一していようと物理的な姿であろうと)その縄張りの内側にいる限り、自身が何処にいようとジヌシガミはその地域という宿り主の好きな地点からこの世界を観察できる。宿り主と合一している間、ジヌシガミはこの方法であらゆる場所を同時に観察できる。標準アクションで、ジヌシガミは自身の宿り主の内側にいるクリーチャーについての情報(実質的にはその外見と正確な位置)を地域という宿り主の内側にいるカミ全てに伝達できる。
山、湖、森といった大自然の驚異の守護者であるジヌシガミ(ランド・カミとしても知られる)は全てのカミの中で最も強力で最も崇められており、まさに自然そのものの力に命令することで宿り主の安全を確保する。こうした重要な精たちは他の多くのカミから最も崇拝を集めており、カミたちと他の彼らの縄張りで暮らす原住クリーチャーたちに大きな影響を与えている。ジヌシガミは土地の中に留まり隠れる傾向があるが、環境と深く結びついていることが自然を傷つけようとする者の中でジヌシガミを優先順位の高い目標にしている。
ジヌシガミに守られている土地に足を踏み入れる異邦人はこの強力な精のクリーチャーの怒りを買わないようよく忠告される。不快を感じたジヌシガミは踏み分けを消し去り、地形の輪郭を捩じ曲げ、旅人に理不尽に過酷な旅を強要する。ジヌシガミという巨人たちが自身の成果を汚そうとする者を我慢することはほとんど無く、ジヌシガミの最初の警告を聞き取れなかった攻撃者は土地そのものおよび上位のカミあるいは雲突くジヌシガミと対面することによって、すぐにこのカミがどれほどの力を持つかを知ることになる。勿論、ジヌシガミに敬意を払う者たちは、下生えを減らし川の流れを変え他の細かではあるが旅人にとっては信じられないような変更によって通行を容易にしてくれるという、このカミの他の面も知っている。
ジヌシガミは上古からいる賢者であり、領土に足を踏み入れた者は疑わしいからといって罰しない。自然の構造と繋がりに対する破壊の意図を持っていると分かった者に対してのみジヌシガミは暴力を以って対応する。勿論、オニのようなカミと真っ向から対立する勢力に連携する者が友好的な時間を得ることはなく、そしてジヌシガミは大抵の叛意を知覚でき、疑わしい訪問者がジヌシガミの地を通っているのを感知し、こっそりと追跡し近くで観察する。
ジヌシガミは体長38フィートであり、体重は30,000ポンドを超える。物理的な姿を発現した時、彼らは土と石と草でできた不恰好な人型の姿をしており、時折帽子や宝石といった人の影響を変に受けていることもある。
カミ全ての中でランド・カミは最も古く、最も強力であるが、これらの巨大な来訪者たちの間にも力の差異はある。新しく形作られたジヌシガミは上記のようなデータを持つが、ジヌシガミは伝説の増加と守る場所の知名度の高まりとともにより強力になってゆく。例えば、山脈の一部のジヌシガミは威容を誇るが、山脈の最高峰を含む土地のジヌシガミはより圧巻だ。
ジヌシガミがこの力強さを得た時、彼は神代のジヌシガミとして知られるようになる。神代のジヌシガミは通常超巨大のクリーチャーであり、そして28より少ないHDを持つ者は皆無である――大半は脅威度22から25の間であるが、正確な詳細は変わる。神代のジヌシガミは典型的なジヌシガミのそれよりも広い範囲を宿り主として覆えるが、通常はその半径は神代のジヌシガミの持つCRにつき1マイルである。神代のジヌシガミはまた世界における自身の役割をより反映した
擬似呪文能力を得る。以下はそのいくつかの例である。
グレイシャー・カミ:山を削り極地の海岸を横断するような広大な氷河と結びついたこの神代のジヌシガミは、氷の塊でできた人型の姿をしている。こうしたカミは
(地)の副種別の代わりに
(冷気)の副種別を持ち(そして[冷気]に対する
完全耐性と[火]に対する
脆弱性を持ち)、
コーン・オヴ・コールドおよび
ウォール・オヴ・アイスを1日に3回
擬似呪文能力として使用できる。
グレート・リーフ・カミ:歳経た大きな珊瑚の海岸を領地に持つこの神代のジヌシガミは海藻を纏った生きた珊瑚でできた人の形をしている。グレート・リーフ・カミは
(地)の副種別の代わりに
(水)の副種別を持ち、そして
(水棲)の副種別(および
水陸両生の特殊性質)と水泳移動速度60フィート、1日に1回
ツナミを
擬似呪文能力として使用する能力を得る。
マウンテン・カミ:神代のジヌシガミの宿り主に、ある山脈や地域の中で最も高い頂が含まれている時、彼は
フレッシュ・トゥ・ストーンおよび
ウォール・オヴ・ストーンをそれぞれ1日に3回使用する能力を得る。
ヴォルケイノ・カミ:活火山を宿り主に含めている神代のジヌシガミは硬い石と融解した岩でできた人の形をしている。ヴォルケイノ・カミは
(地)の副種別の代わりに
(火)の副種別を持ち(そして[火]に対する
完全耐性と[冷気]に対する
脆弱性を得)、1日に3回
擬似呪文能力として
ファイアーボールを使用でき、そして1日に1回
擬似呪文能力として
ウォール・オヴ・ラヴァを使用できる。
最終更新:2016年11月12日 19:30