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オニ:スピリット・オニ Oni, Spirit

この邪悪な見かけの生きている仮面は角の生えたフィーンドの顔をしており、その眼は突き出て牙で一杯のいやらしい笑いを浮かべている。

スピリット・オニ 脅威度2 Spirit Oni

経験点600
LE/超小型サイズの来訪者オニ原住
イニシアチブ +8; 感覚 暗視60フィート、ディテクト・マジック〈知覚〉+7
防御
AC 17、接触16、立ちすくみ13(+1外皮、+2サイズ、+4【敏】)
hp 19(3d10+3);高速治癒2
頑健 +2、反応 +7、意志 +4
攻撃
移動速度 10フィート、〈飛行〉30フィート(良好)
近接 噛みつき=+9(1d4-2)、突き刺し=+9(1d4-2、加えて“”)
特殊攻撃
擬似呪文能力 (術者レベル6;精神集中+8)
常時:ディテクト・マジック
回数無制限:インヴィジビリティ(自身のみ)、メイジ・ハンド
1回/日:コマンド(DC13)、スリープ(DC13)
1回/週:コミューン(術者レベル12、6つの質問)
一般データ
【筋】6、【敏】19、【耐】12、【知】13、【判】12、【魅】15
基本攻撃 +3; CMB +5; CMD 13(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+17、〈軽業〉+7、〈呪文学〉+4、〈真意看破〉+7、〈知覚〉+7、〈知識:神秘学〉+7、〈はったり〉+8、〈飛行〉+16
言語 共通語
その他の特殊能力 仮面共生
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、または廃墟(3~12)
宝物 標準
特殊能力
仮面共生(変則)/Mask Symbiosis スピリット・オニは同意する小型または中型のクリーチャーに仮面として着用されることができる。この方法で着用されている間、着用者は鬼の眼を通じて見、その口を通じて話す事ができるが、着用者は自分の感覚と声を保持している。スピリット・オニは別のクリーチャーのままであり、自分自身の何らかの行動(攻撃や擬似呪文能力の使用を含む)を取ろうとするならば、宿主の顔から離れなければならない(移動アクション)。スピリット・オニが仮面として着用されている間、宿主の〈知覚〉判定に+2の洞察ボーナスを与える。
毒(変則)/Poison 突き刺し・致傷型;セーヴ 頑健・DC12;頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間);効果 1d2【魅】;治癒 2回連続のセーヴ成功。

 物質界に現れるほとんどのオニは人型生物の肉体を新しい体とするが、これは全てのオニにはあてはまらない。時として、邪悪な術者がオニを使い魔として隷属させたいと望む場合、その結果は比較的普通でないものとなる。オニは人型生物の造作を我が物とするのではなく、直接に自身の精霊的な形態から肉体を形成する。
 あらゆる秩序にして悪で《上級使い魔》の特技を有する7レベルの術者はスピリット・オニを使い魔として得ることができる。このような使い魔を得るための儀式には術者がとりわけ魔的で恐ろしい外見のオニの仮面を作る必要がある。これには〈製作〉判定や追加の金銭の支出を要さず、使い魔を得るための儀式全体の一部であるとされる。儀式が完了した場合、野生のオニの魂が仮面の中に引き寄せられ、即座に生のあるものへと変化し、生きているクリーチャーがそこに現れる。
 儀式はオニを新たなる主に縛り付けるが、オニから人間の形態をとる機会を奪い取りもする。その結果、スピリット・オニは主に対してさえも不機嫌で扱いがたいクリーチャーとなる。彼らが自らの嫉妬心と憎しみに打ち負かされないためには、日常的に叱責としつけを行わなければならない。
 スピリット・オニの主が死亡した場合、スピリット・オニは自由意志と自らの選択をする能力を得るが、通常はスピリット・オニの生来の臆病さと恥知らずさは、それが真の魂へと戻り特定のオニとなって帰って来ることを望んで命を懸けることの妨げとなる。自分自身を消し去るよりは、このような主を持たないスピリット・オニは、いつの日かその低い地位から自らの我と欲に相応しい何かに昇進することを許されることを望み、より強力なオニを探し、その先達にしばしば奉仕を申し出る。
最終更新:2016年11月12日 19:29