この大きな骸骨の竜は塔のように高く聳え立ち、その骨は不吉な緑色のエネルギーにより煌めき輝いている。
防御
攻撃
移動速度 40フィート、
飛行250フィート(劣悪)
近接 噛みつき=+40(4d6+24/17~20)、
爪(×2)=+40(2d8+16/19~20)、
尾の打撃=+38(2d8+24/19~20)、
翼(×2)=+38(2d6+8/19~20)
接敵面 20フィート;
間合い 15フィート(
噛みつき は20フィート)
特殊攻撃 押し潰し、尾による一掃、魂摂取、魂の魔法、
ブレス攻撃(60フィート円錐状、DC31、22d10[火炎]および“負のレベル”2)、炎の制御、溶岩
擬似呪文能力 (術者レベル27;精神集中+35)
修得ソーサラー呪文 (術者レベル20;精神集中+28)
一般データ
生態
出現環境 暑熱/山岳
編成 単体
宝物 ×3
悪属性の竜のほとんどは、その生涯を富を貪り集めるために費やすが、最後の時が近づくとき、一部の者は世界のあらゆる富は死を未然に防ぐことはできないことに気づく。この真実に直面したほとんどの竜は不満を地方にぶちまけ、この世を去る前に世の中を荒らしまわる。それでもなお、一部の者はこの問題を回避する偉大な解決策を求め、生にしがみつく決意をし、彼らが金を蓄えたように生命をとどめようとする。この穢れたワーム達は暗黒の力の関心を引き寄せ、極悪な死霊術の儀式を通じてラヴナーとして知られるアンデッド・ドラゴンへと変化を遂げる。
その躯体は瞬時に腐り朽ち果ててしまうが、ラヴナーは生身の肉体を維持する必要がない。野生の動物や未熟なドラゴン・ハンター、あるいはほかの竜などの生命を食い尽くすことだけを求める。ラヴナーは、自分の縄張りの生命が朽ち果ててしまう度に住処を変え、絶えず転々とする。
ここに示すラヴナーは
レッド・ドラゴンのワームをもとに作成している。
ラヴナーの作成
『ラヴナー』は年齢段階がエインシャント以上のいずれかの悪属性のトゥルー・ドラゴン(以後基本クリーチャーと呼ぶ)に適用可能な後天性テンプレートである。ラヴナーはここに示す例外を除いて基本クリーチャーの一般データと特殊能力をすべて保持する。
CR:基本クリーチャーに+2。
属性:いずれかの悪。
種別:クリーチャーの種別は
アンデッドに代わる。BAB、セーヴ、技能ランクは再計算しない。基本クリーチャーが持つ副種別は保持する。
感覚:ラヴナーの暗視は240フィートに増え、
非視覚的感知は120フィートまで増える。
アーマー・クラス:ラヴナーはACに【魅力】ボーナスの半分に等しい反発ボーナスを得る(最低でも+1)。
ヒット・ダイス:基本クリーチャーの種族ヒット・ダイスはすべてd8に変わる。クラス・レベルから得たヒット・ダイスはそのまま残し変更しない。アンデッドとなるので、ラヴナーは【耐久力】の代わりに【魅力】を使いボーナス・ヒット・ポイントを求める。
セーヴィング・スロー:アンデッドとなるので、ラヴナーは【魅力】を頑健セーヴに使用する(【耐久力】の代わりに)。
防御的能力:ラヴナーは
エネルギー放出に対する抵抗+4を得、アンデッドの特徴にあるすべての
完全耐性を得る。自身の
ダメージ減少は
ダメージ減少/魔法から
ダメージ減少/善に変更する。さらにラヴナーは下記の能力を得る。
魂の守り(超常):魂のエネルギーの実体のないフィールドがラヴナーを破壊より保護する。この守りは最大でラヴナーのヒット・ダイスの2倍のヒット・ポイントを持つが、最初は総計の半分を持つ。ラヴナーのヒット・ポイントが1より低くなるたびに、1ヒット・ポイントまで下げ余ったダメージ全てを魂の守りが代わりに受ける。このダメージにより魂の守りのヒット・ポイントが0より低くなった場合、ラヴナーは破壊される。
攻撃:ラヴナーは基本クリーチャーの
肉体攻撃をすべて保持するが、この攻撃のクリティカル可能域はそれぞれ19か20になる。
《クリティカル強化》のような特技はこのクリティカル可能域をさらに広げることができる。ラヴナーが
肉体攻撃でクリティカル・ヒットを成功させた場合、対象は負のレベル1を得る。この負のレベルを取り除くためのDCは10+ラヴナーのヒット・ダイスの1/2+ラヴナーの【魅力】修正値に等しい。クリーチャーがこの方法で負のレベルを得るたびに、ラヴナーは魂の守りに5ポイント加える。
特殊攻撃:ラヴナーは基本クリーチャーの特殊攻撃をすべて保持し、下記に記した特殊攻撃を得る。全てのセーヴDCは10+ラヴナーのHDの1/2+ラヴナーの【魅力】修正値に等しい。
ブレス攻撃(超常):ラヴナーは基本クリーチャーの
ブレス攻撃を保持する。この
ブレス攻撃のセーヴDCは【魅力】修正値となる。さらに、ラヴナーの
ブレス攻撃は範囲内の全てのクリーチャーに負のレベル2を与える。反応セーヴに成功することでダメージは半減し、
生命力吸収は負のレベル1に減る。負のレベルを取り除くためのセーヴDCは
ブレス攻撃のDCと同じである。この方法で与えた負のレベル1ごとに魂の守りの能力に1ヒット・ポイント追加する。
戦慄の恐怖(超常):ラヴナーの
畏怖すべき存在により
怯え状態となるクリーチャーは、この効果の最初のラウンドは
怯え状態ではなく
戦慄状態となり、残りの持続時間の間は
怯え状態となる。ラヴナーの
畏怖すべき存在により
恐慌状態となるクリーチャーは、代わりに持続時間の間
戦慄状態になる。
魂摂取(超常):ラヴナーの30フィート以内にいる生きているクリーチャーが死に至るとき、
瀕死状態のクリーチャーが意志セーヴ(DCはラヴナーの
ブレス攻撃のDCと同じ)に失敗すると、その魂は体から引き離されラヴナーの胃の腑へ引き寄せられる。死亡したクリーチャーのヒット・ダイスと同じ値をラヴナーの魂の守りのヒット・ポイントに加える。この方法で魂を抜かれたクリーチャーが生命を取り戻すには、
ミラクル、
トゥルー・リザレクション、
ウィッシュが必要となる。
魂の魔法(擬呪):ラヴナーは基本クリーチャーの術者レベルに3レベル加えた呪文発動能力を保持している。これによりラヴナーの修得呪文数は増加するが、ラヴナーは呪文スロットをすべて失う。その代わりに、ラヴナーが自分の修得呪文を発動する場合、発動する呪文に必要な呪文スロットのレベル(呪文修正特技などで上昇するレベルを含む)と同じ値のヒット・ポイントを魂の守りから消費する。魂の守りのヒット・ポイントが不足している場合は呪文を発動することができない。魂の守りのヒット・ポイントがちょうど0になるように呪文を発動をしてもラヴナーに害はない(とはいえ大多数の者にとって、魂のエネルギーが無い状態は不快なものであり、急いで再びエネルギーを満たそうとする)。
能力値:【筋】+4、【知】+4、【判】+4、【魅】+6。アンデッドとなったラヴナーが【耐久力】の値を持つことはない。
技能:ラヴナーは
〈威圧〉、
〈隠密〉、
〈知覚〉の判定に+8の種族ボーナスを得る。ラヴナーのクラス技能はそれ以外の点で基本クリーチャーのものと同じである。
最終更新:2022年01月25日 07:20