B2 > ムーンフラワー

ムーンフラワー Moonflower

ねじれた幹には犠牲者を丸呑みにしようと口を広げた球状の花弁が鈴なりになっている。

ムーンフラワー 脅威度8 Moonflower

経験点4,800
N/超大型サイズの植物
イニシアチブ +4;感覚 暗視60フィート、夜目;〈知覚〉+9
防御
AC 21、接触8、立ちすくみ21(+13外皮、-2サイズ)
hp 104(11d8+55);高速治癒5
頑健 +12、反応 +3、意志 +4
DR 10/斬撃;完全耐性 [電気]、植物の種別特性抵抗 [冷気]10
弱点 [火]に対する脆弱性
攻撃
移動速度 20フィート
近接 噛みつき=+15(2d6+9、加えて“つかみ”)、触手(×2)=+13(1d8+4)
接敵面 15フィート;間合い 15フィート
特殊攻撃 莢の牢獄、波動光
一般データ
【筋】28、【敏】10、【耐】21、【知】5、【判】12、【魅】17
基本攻撃 +8;CMB +19(組みつき+23);CMD 29(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》《技能熟練:隠密》《強打》《武器破壊強化》《複数回攻撃》《無視界戦闘》
技能 〈隠密〉+4(密集した草木の中では+20)、〈知覚〉+9;種族修正 +16密集した草木の中での〈隠密〉
言語 テレパシー(1マイル、他のムーンフラワーのみ)
その他の特殊能力 莢の落とし子
生態
出現環境 気候問わず/地上
編成 単体または小集団(2~8)
宝物 標準
特殊能力
波動光(超常)/Light Pulse 標準アクションとして、ムーンフラワーは明るい光の波動を放つことができる。50フィート爆発の範囲内にいてムーンフラワーを見ることができる全てのクリーチャーは、DC20の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1d4ラウンドの間盲目状態になる。ムーンフラワーはこの能力に完全耐性を有する。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。
莢の牢獄(変則)/Pod Prison これは飲み込み能力と同様に機能するが、ムーンフラワーは1d4ラウンドごとに1回しか使用できず、飲み込まれたクリーチャーは即座に硬い消化繭に包まれて隣接したマスに排出され、そこで毎ラウンドダメージを受ける(2d6ポイントの殴打と2d6ポイントの[酸]、AC15、25hp)。繭に包まれた目標は繭から脱出するために〈脱出術〉を用いることはできない。他のクリーチャーは目標を助けるために繭を刺突または斬撃武器で攻撃することができるが、内部のクリーチャーは繭に対するあらゆる攻撃から半分のダメージを受ける。繭が破壊された場合、それはしなびて朽ちてしまう。ムーンフラワーに飲み込まれたクリーチャーは、それぞれが自分だけの繭に包み込まれる。
莢の落とし子(変則)/Pod Spawn ムーンフラワーの莢の牢が小型サイズよりも大きなクリーチャーを殺し消化した場合、1d4時間後、莢は完全なヒット・ポイントを有する成体のムーンフラワーに変形する。新たに形成されたムーンフラワーはそれ自身の意識を持つが、その幹や花のある一面はその中で死んだクリーチャーに似ている。死んだクリーチャーの装備品は新しいムーンフラワーの中に残っており、それを殺せば回収することができる。

 完全に成長したムーンフラワーは容易く全高20フィートに達し、その太い幹はしばしば直径4フィート以上になる。根は基部から土の中に伸び、この植物をしっかりと固着させているように見えるが、根自体はこの大きな植物を推進させる素早さを有し、ムーンフラワーは自分の根を引き抜いて驚くべき速度で動くことができる。この植物の巻き蔦はそれぞれ物をつかむことができ、茎の上に冠する大きなハエトリソウに似た“頭部”の回りをのたくっている。
 ムーンフラワーが他のクリーチャーと、ドルイドやその他の植物といつも会話しているものとさえ交流することは知られていない。しかし、この植物はある種の奇妙なテレパシーを有しており常に近くにいる同胞と交信している。何とかクリーチャーの異質な思考に侵入した者は、古代の知性と悪意を持つ植物に満ちた恐るべきジャングルのヴィジョンに襲われる。

最終更新:2016年11月13日 13:24