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テナブラス・ワーム Tenebrous Worm

この青白い獣は何十もの小さな足でカチカチ音を立てている。うねくる剛毛がその背中から伸び、その影が奇妙に動いている。

テナブラス・ワーム 脅威度8 Tenebrous Worm

経験点4,800
N/中型サイズの来訪者(他次元界)
イニシアチブ +7;感覚 暗視60フィート;〈知覚〉+14
防御
AC 21、接触13、立ちすくみ18(+8外皮、+3【敏】)
hp 105(10d10+50)
頑健 +14、反応 +6、意志 +8
防御能力 剛毛;完全耐性 [酸]
攻撃
移動速度 20フィート
近接 噛みつき=+14(2d6+4、加えて6d6[酸])
特殊攻撃
一般データ
【筋】17、【敏】16、【耐】20、【知】2、【判】13、【魅】7
基本攻撃 +10;CMB +13;CMD 26(足払いされない)
特技 《イニシアチブ強化》《頑健無比》《クリティカル熟練》《鋼の意志》《武器熟練:噛みつき》
技能 〈隠密〉+16、〈知覚〉+14
生態
出現環境 気候問わず/地上(影界)
編成 単体、2体、または群れ(3~6)
宝物 なし
特殊能力
酸(超常)/Acid テナブラス・ワームの噛みつきの酸は有機物に対してのみ効果がある。それはクリーチャーを溶かし、その肉を即座に消えてしまう影に変え、跡にギザギザの傷口を残す。薄暗い光の中では、テナブラス・ワームの与える[酸]ダメージは8d6ポイントに上昇するが、闇または明るい光の中では[酸]ダメージは4d6に減少する。
剛毛(超常)/Bristles 影界物質の長い剛毛がテナブラス・ワームの甲板の隙間から延びている。この剛毛は攻撃に素早く反応し、ワームを傷つけようとするあらゆるクリーチャーに突き刺さる。クリーチャーがテナブラス・ワームを攻撃しようとするたびに、DC18の反応セーヴを行わなければならず、失敗した場合は数本の剛毛に貫かれる。クリーチャーがこの剛毛に貫かれるたびに、1d4ポイントの刺突ダメージを受け、テナブラス・ワームのにさらされる。テナブラス・ワームに組みついたクリーチャーは自動的にこの剛毛に傷つけられる。剛毛を避けるためのセーヴDCは【敏捷力】に基づいている。
毒(超常)/Poison 剛毛・致傷型;セーヴ 頑健 DC20、頻度 1回/ラウンド(6ラウンド間);効果 1d4ラウンドの麻痺状態 、加えて1d2【耐】(“麻痺”の効果時間はセーヴに失敗するごとに累積する);治癒 2回連続のセーヴ成功。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。

 芋虫に似たテナブラス・ワームは定命の者の肉に飢えたがつがつした捕食者である。テナブラス・ワームはグルームウィングの幼虫であるが、奇妙な逆転があり、このより若いクリーチャーの方が成長後の成体よりも危険である。影界の原住生物であるテナブラス・ワームはグルームウィングに卵を産みつけられた不運なクリーチャーの体から孵化する。テナブラス・ワームは孵化の時点で十分に成長しており、すぐにその生息環境で食べるための肉を探し回り始める。
 テナブラス・ワームは比較的青白い色彩をしている傾向があるが、体内器官は影のエネルギーと黒い液体が軋りながら巡っている。クリーチャーが食事をするにつれ、この内部の影は体の外に伸びていき、ワームを攻撃しようとする者の肉を刺すだけではなく、危険な麻痺毒をもった奇妙な剛毛状の半固体の影界物質の繊維を形成する。さらなる影液が常にワームの大顎から滴っている。獲物に噛みついた場合、この液体は肉を溶かしてこのクリーチャーが貪ることができる影に変える。テナブラス・ワームがこの影となった肉を十分に食べた場合、クリーチャーは安全な薄暗い場所(典型的には洞窟の入り口の中や廃墟の建物)をさがし、自分の周りに影の繭を紡ぐ。テナブラス・ワームの繭はダークネス呪文(術者レベル8)の効果を発し、周囲の光を消す。数日後、繭は裂けて、すぐに卵の宿主を探しに行ける完全に成長したグルームウィングが現れる。

最終更新:2016年11月12日 06:50