この膨れ上がった頭足類は、球状の体に10本ののたうつ触手と青白く白濁した目を持つ。
デカパス 脅威度4 Decapus
経験点1,200
CE/中型サイズの
異形
イニシアチブ +1;
感覚 暗視60フィート;
〈知覚〉+11
防御
AC 16、接触11、立ちすくみ15(+5外皮、+1【敏】)
hp 45(6d8+18)
頑健 +4、反応 +3、意志 +5
攻撃
移動速度 10フィート、登攀30フィート
近接 噛みつき=+7(1d6+3)、
触手=+8(2d4+3加えて“
つかみ”)
接敵面 5フィート;
間合い 5フィート
特殊攻撃 締めつけ(2d4+4)
擬似呪文能力 (術者レベル6;精神集中+7)
一般データ
生態
出現環境 温暖/森林または地下
編成 単体またはつがい
宝物 標準
特殊能力
触手(変則)/Tentacles デカパスの触手は全て単一の目標を狙わなければならないが、それを主要攻撃として行うことができる。
10腕のタコに似ていることから名づけられた奇妙なデカパスは、世界で最も深い洞窟から現れる奇妙なクリーチャーの1つである。地上で遭遇する場合は、彼らが森を好むこと(特に絡み合った樹冠に登ることを楽しむ)は、彼らの起源がいくぶん奇妙な、魔法のジャングルが繁茂する深い地下の洞窟であることを示唆する。
デカパスはかなり知的なクリーチャーである。魔法的な幻像をつむぎだす能力と、話すところを聴いたことがある他のクリーチャーの声を真似する能力を非常に上手く活用する待ち伏せ型捕食者である。典型的なデカパスはアクロ語しか知らないが、他の言語で話すクリーチャーに音真似能力を使用する場合は、実際には知らない言語を真似する時であっても、通常は短い(3語まで)の文章を作り出す。
デカパスの肉体的構造は10腕の膨れ上がったタコに最も似ている。骨を持たず、ゴムのような筋肉質の肉体で体を支えている。ほとんどの者は病的なオリーヴ色の皮膚に、顔の周りにまばらに絡まった暗青色や紫色の毛が生え、触手の先端は緋色または橙色になっている。この触手は小さな吸盤と鉤で覆われ、登攀や獲物を捕まえるために大いなる技量をもたらしている。しかし地面の上では彼らは緩慢で、比較的非効率的にバタバタノタノタとよろめき歩くクリーチャーである。結果として、彼らは森の樹冠、細い亀裂、鍾乳石の森、そのほか彼らの登攀速度を使うことができる環境を好む。
デカパスは人型生物の肉を他の何物にもまして好む。ほとんどの者は特にノームの肉を好む。このクリーチャーはしばしば手に入る食料なら何でも貪るように駆り立てる底なしの食欲を持つ。デカパスは他の食料減が不足している場合は共食いも行わないわけではない。この理由から、このモンスターは、交配への衝動が食事の衝動を上回る場合を除いておおむね単独性のクリーチャーである。メスは1回に2~4体の幼体を産み落とす。メスはしばしばそれらをオスから守る必要がある。オスは監視していない場合、通常は新しく生まれたデカパスを食べてしまう。幼体は急速に成熟し、7から11ヶ月で完全な大きさに育ち、その後自分の縄張りを得るために旅立つ。デカパスが一旦成熟した後は、100年生きることができるが、その暴力的な天性から通常はもっと短い生涯を終える。
典型的なデカパスは足長8フィート、体重200ポンド。
最終更新:2016年11月12日 06:50