このぞっとするような緑の皮膚と水かきのある指を持つでっぷりと太った巨人が魚めいた顔の冷たく黒い目で凝視している。
マーシュ・ジャイアント 脅威度8 Marsh Giant
防御
AC 21、接触12、立ちすくみ18(+9外皮、-1サイズ、+3【敏】)
hp 102(12d8+48)
頑健 +12、
反応 +7、
意志 +8
防御能力 岩つかみ
攻撃
移動速度 40フィート、水泳20フィート
近接 ガフ=+16/+11(2d6+12)または
叩きつけ(×2)=+16(1d6+8)
遠隔 岩=+12(2d6+9)
接敵面 10フィート;
間合い 10フィート
特殊攻撃 岩投げ(120フィート)
擬似呪文能力 (術者レベル12;精神集中+13)
一般データ
生態
出現環境 温暖/湿地
編成 単体、徒党(2~6)、または部族(7~22、加えて20%の非戦闘員、加えて4~8レベルのクレリックまたはウィッチのリーダー1、2~5レベルのバーバリアンまたはファイターのチャンピオン1~3、
メロウ2~12、
ボガード10~20、およびジャイアント・フロッグ6~12)
宝物 標準(ガフ、その他の宝物)
ぞっとするほど醜いマーシュ・ジャイアントは最も荒廃した沼地、特に海との水浸しの境界線になっているところに好んで住む。マーシュ・ジャイアントは戦闘においては通常ガフと呼ばれる鉤のついた棍棒を使用する(両手で振るう)。この武器は刺突ダメージを与える以外はフレイルと同様に扱うこと。
マーシュ・ジャイアントは共通した熱狂によって束ねられた憎むべき暴漢である。強力な敵や獣は最も賞味される食物となるが、多くのマーシュ・ジャイアントは共食いもする。彼らはしばしばとりわけ恐ろしい、あるいはおいしそうな見かけの仲間を食らうため、部族の仲間を攻撃する。
一部のマーシュ・ジャイアントは、彼らの神が遣わしたと信じている深海からの異形のクリーチャーと混血である。これは彼らの種族的堕落に大いに貢献しているが、この不浄なる同盟関係から生み落とされる直接の子孫は強大である。触手、鱗、その他の水棲生物の特性で歪められたこのようなマーシュ・ジャイアントはブラインボーンとして知られる。これは
(水棲)の副種別と40フィートの水泳速度、
水陸両生の特殊能力、そして以下のような追加の
擬似呪文能力を有するアドヴァンスト・マーシュ・ジャイアントである。
この巨人の皮膚は黒くあばただらけで、雑に鋳造した鉄に似ており、赤く輝くルーンが刻印されている。
ルーン・ジャイアント 脅威度17 Rune Giant
防御
AC 30、接触6、立ちすくみ30(+15外皮、-4サイズ、+9鎧)
hp 270(20d8+180)
頑健 +15、
反応 +6、
意志 +20
完全耐性 [電気]、[火]、[冷気]
攻撃
移動速度 35フィート(50フィート・鎧なし);
エア・ウォーク
近接 高品質のロングソード=+27/+22/+17(4d6+22/17~20)または
叩きつけ(×2)=+26(2d6+15)
遠隔 高品質のスピア=+12/+7/+2(4d6+15/×3)
接敵面 20フィート;
間合い 20フィート
特殊攻撃 ジャイアント支配、火花の雨、ルーン
擬似呪文能力 (術者レベル20;精神集中+24)
一般データ
生態
特殊能力
ジャイアント支配(超常)/Command Giant ルーン・ジャイアントは、ジャイアントに対して使用した(魅惑)または(強制)効果のセーヴDCに+4の種族ボーナスを得る。
ルーン(変則)/Runes 1回のフリー・アクションとして、ルーン・ジャイアントは火花の雨または
擬似呪文能力を使用した場合はいつでも、その体のルーンから閃光を発することができる。ジャイアントから10フィート以内にいる全てのクリーチャーはDC24の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1ラウンドの間
盲目状態となる。セーヴDCは【魅力】に基づいている。
火花の雨(超常)/Spark Shower 標準アクションとして、ルーン・ジャイアントはその体のルーンの1つから火花の雨を発することができる。この火花は
ブレス攻撃(30フィートの円錐形; 10d6[火]および 10d6[電気]ダメージ; 反応・DC29・半減;1d4ラウンドに1回使用可能)として機能する。 このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。
古代の魔術師によってタイガ・ジャイアントとファイアー・ジャイアントの奴隷を交配させて魔法的に作り出されたルーン・ジャイアントは自らの仲間を呪っている。他のジャイアントを支配し魔法で操る能力を与えられていたルーン・ジャイアント自身はそれより更に強力な主に仕えており、それにおいて命令されるべき古代帝国の巨人の軍勢が下賜されていた。この古代帝国が崩壊してから長い時間が過ぎ、ルーン・ジャイアントは自立した種族、お化けのようなもの、迷信深いジャイアントたちが夜遅くに囁き交わす恐怖として存在している。
ルーン・ジャイアントの炭のような肉体は、その魔法の力を明らかに示す何十ものルーンによって飾られている。ルーン・ジャイアントは身の丈40フィート、体重25,000ポンド。
この筋肉質の巨人は暗灰色の肌と炎のような赤い髪をしている。その下顎には鋭い牙が生え、巨大な原始的な槍を振るう。
タイガ・ジャイアント 脅威度12 Taiga Giant
防御
AC 26、接触14、立ちすくみ24(+8外皮、-2サイズ、+4反発、+2【敏】、+4鎧)
hp 157(15d8+90)
頑健 +15、
反応 +9、
意志 +10
防御能力 岩つかみ;
完全耐性 心術および幻術の呪文
攻撃
移動速度 30フィート(40フィート・鎧なし)
近接 スピア=+19/+14/+9(3d6+15/×3)または
叩きつけ(×2)=+19(1d8+10)
遠隔 岩=+12(2d6+15)またはスピア=+11(3d6+10/×3)
接敵面 15フィート;
間合い 15フィート
特殊攻撃 岩投げ(140フィート)
一般データ
生態
出現環境 寒冷/山岳または森林
編成 単体、戦闘集団(2~7)、または部族(20~50、加えて30%の非戦闘員、3~5レベルのドルイドまたはオラクル1、3~5レベルのバーバリアンまたはレンジャー狩人2~4、4~7レベルの族長バーバリアンまたはファイター1、
ダイア・ベア2~6、
ダイア・タイガー2~6、および
ストーン・ジャイアント8~12)
宝物 標準(ハイド・アーマー、スピア、その他の宝物)
特殊能力
タイガ・ジャイアントはある1つの地域の食料を枯渇させないように絶え間なく放浪している。陸上ではオーロックスとマンモスが好む獲物であり、沿岸地域では鯨、アザラシ、セイウチから食料を得る。これらの動物は部族の生存の基礎となる。それらが供給する食料のためだけではなく、持ち運べる住居から武器まで、部族の所有物のほとんど全てはしとめた獣の骨、毛皮、腱から作り出されるからである。捨てるものはほとんどない。
また、タイガ・ジャイアントは非常に神霊主義的であり、彼らの祖霊を信仰する。全ての部族員は若い自分に祖霊を呼び降ろす方法を学ぶ。タイガ・ジャイアントはほとんどのジャイアントと同様に、ルーン・ジャイアントを奴隷狩りやモンスターとして憎み怖れているため、彼らの祖先であることを恥じている。
典型的なタイガ・ジャイアントは身の丈20フィート、体重10,000ポンド。肌の色合いは暗灰色から灰白色まであり、髪の色は暗褐色から赤まで。
背が高く優雅な立ち姿の、この尖った耳をしたジャイアントの肌は青白い。その大きな眉のためどこか原始的な見かけをしている。
ウッド・ジャイアント 脅威度6 Wood Giant
防御
AC 20、接触14、立ちすくみ15(+4外皮、-1サイズ、+5【敏】、+2鎧)
hp 67(9d8+27)
頑健 +9、
反応 +8、
意志 +7
防御能力 岩つかみ
攻撃
移動速度 40フィート
近接 ロングソード=+10/+5(2d6+5/19~20)または
叩きつけ(×2)=+10(1d6+5)
遠隔 高品質のロングボウ=+9/+9/+4(2d6+5/×3)
接敵面 10フィート;
間合い 10フィート
擬似呪文能力 (術者レベル7;精神集中+8)
一般データ
生態
出現環境 温暖/森林
編成 単体、徒党(2~4)、狩猟隊(5~9、加えて1~4ダイア・ウルフ)、または氏族(10~40、加えて35%の非戦闘員、2~4レベルのドルイドまたはウィッチ1~3、3~7レベルのレンジャー族長1、
ダイア・ウルフ4~10、および
ジャイアント・イーグル2~8)
宝物 標準(レザー・アーマー、ロングソード、高品質のコンポジット・ロングボウとアロー20本、その他の宝物)
ウッド・ジャイアントは世界中の森の最も深く自然を残した場所の守護者である。同類の多くとは異なり、ウッド・ジャイアントは怒りにくく、平和的、芸術的で、自らの義務には無限の忍耐を示す。ウッド・ジャイアントの役割は自然を保護し守護することであり、自然そのものによって与えられたと信じており、その証拠に彼らの魔法能力は自然の世界とつながりを持つ。
ウッド・ジャイアントの文化はその故郷の森と同じほど複雑である。部族の時間の多くは森の健全さの世話をするために費やされる。新しい木を植え、枯れた藪を取り除き、自然の秩序を乱す異形を狩る。個々の者は自らの故郷の森を丹精込めた領地、迷宮、あるいは生きている神殿へと育成することさえある。孤立した種族で、他の部族や時としてエルフの居住地と、稀に交易に赴くことがあるだけだ。主として善属性ではあるが、ウッド・ジャイアントはよそ者を信用せず大いなる憂鬱に耽る傾向がある。
小さな部族が森林地帯の広大な領域を領するが、稀に恒久的な住居を作ることがある。部族の成員は日中は採集と植え込みのために彼らの全ての地域に広がり、日没後はそれらの要素を放置しておく。悪天候時には、部族は最も密な藪に背を外側に向けて密集する。
ウッド・ジャイアントは身の丈14フィート、体重1,200ポンド。彼らは菜食主義者であることを選択しており、肉は他の選択肢がない場合にしか食べようとしない。
最終更新:2016年11月12日 06:48