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ケルピー Kelpie

このぞっとするような人型のクリーチャーは、ぬるぬるした透明な皮膚、水かきのある人型生物のような手、乱杭歯の馬のような顔をしている。

ケルピー 脅威度4 Kelpie

経験点1,200
NE/中型サイズのフェイ水棲変身生物
イニシアチブ +7;感覚 夜目;〈知覚〉+13
防御
AC 17、接触13、立ちすくみ14(+4外皮、+3【敏】)
hp 38(7d6+14)
頑健 +4、反応 +8、意志 +6
抵抗 [火]10
攻撃
移動速度 40フィート、水泳40フィート
近接 叩きつけ(×2)=+6(1d6+2、加えて“つかみ”)
特殊攻撃 心を奪う誘惑
一般データ
【筋】15、【敏】16、【耐】15、【知】8、【判】12、【魅】17
基本攻撃 +3;CMB +5(組みつき+9);CMD 18
特技 《欺きの名人》《イニシアチブ強化》《鋭敏感覚》《武器の妙技》
技能 〈隠密〉+13、〈真意看破〉+13、〈水泳〉+10、〈知覚〉+13、〈はったり〉+15、〈変装〉+15
言語 共通語、水界語、森語;テレパシー(1マイル、事前に接触したクリーチャーのみ)
その他の特殊能力 水陸両生変身ヒポカンパスまたはホースビースト・シェイプIV;小型または中型の人型生物、オルター・セルフ
生態
出現環境 気候問わず/水
編成 単体または一団(2~5)
宝物 標準
特殊能力
心を奪う誘惑(超常)/Captivating Lure 1日1回、60フィート以内にいる1体のクリーチャーに強力な精神攻撃を行うことができる。目標はDC16の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合はケルピーに心を奪われ、ケルピーを命の危険にさらされた魅力的な女性、あるいは(ヒポカンパスまたはホースの形態をとっている場合は)価値ある乗騎と考えるようになる。心を奪う誘惑の効果の下にある犠牲者はケルピーに向かって利用できる最も直接的な手段を用いて移動する。道が火の中や崖から飛び降りるような危険な場所に通じている場合は、危険の中に入る前に効果を終わらせるための2回目のセーヴィング・スローを行うことができる。犠牲者は水を危険な場所とは考えず、泳いだり呼吸したりできない場合でも水の中に入ろうとする。心を奪われたクリーチャーは、例え溺れている場合であってもケルピーに向かって移動することと自分自身を守る以外の行動を取ることができない。ケルピーから5フィート以内にいる犠牲者は単に立ったままで、ケルピーの攻撃に対して何の抵抗もしない。この効果はケルピーが生きているか、犠牲者がケルピーから1マイル以内にいる限り継続する。これは[精神作用](魅惑)効果である。このセーヴDCは【魅力】に基づいている。

 ケルピーは危険な変身生物の捕食者であり、その本来の姿はぬるぬるした透明な皮膚と長くしみったれたタテガミを持つ、痩せ衰えた馬と不健康な人型生物のぞっとするような合体のように見える。その顔は長く馬のようで、口はギザギザの歯で一杯だ。しかし、真の姿をとるケルピーを見るものはほとんどいない。というのもケルピーはほとんど常に人型生物、ホースヒポカンパスに変身して他のクリーチャーと遭遇し、真の姿を現すのは標的が溺れ、犠牲者をいただけるようになった後だけであり、心臓と肝臓だけを残して去る(これら2つの器官はほとんどのケルピーが嫌う物だ)。
 ケルピーは沼地、河川、湿地、地下の池や湖など、海水環境でも真水の環境でも見られる。ケルピーのねぐらの近くにある共同体では、水の上で死んだ者やケルピーに殺された者はケルピー自体になると信じられている。ケルピーはヒポカンパス形態をとっている間は水棲のフェイまたは他の水中モンスターの乗騎として仕えているかもしれない。時として騎手さえ乗騎の邪悪な本性を知らないことがある。
 典型的なケルピーは体長6フィート、体重170ポンド。


最終更新:2016年11月12日 06:48