この非常に大きな蛾は巨大な紫色の羽を持つ。その羽には変化し身をよじるようにも見える螺旋状の黒い紋様が描かれている。
グルームウィング 脅威度4 Gloomwing
経験点1,200
N/大型サイズの
来訪者(他次元界)
イニシアチブ +3;
感覚 暗視60フィート;
〈知覚〉+8(訳注:おそらく
エラッタの漏れ。技能欄の〈知覚〉は+9に変更されている)
防御
AC 19、接触12、立ちすくみ16(+7外皮、-1サイズ、+3【敏】)
hp 37(5d10+10)
頑健 +3、反応 +7、意志 +5
攻撃
移動速度 10フィート、
飛行40フィート(良好)
近接 噛みつき=+6(1d8+2)、
爪(×2)=+6(1d6+2)
接敵面 10フィート;
間合い 5フィート
特殊攻撃 産みつけ、混乱、フェロモン
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず(影界)
編成 単体
宝物 なし
特殊能力
混乱(超常)/Confusion グルームウィングの羽の模様の不気味の変化は催眠術的である。グルームウィングから目をそらさない30フィート以内にいるあらゆるクリーチャーは各ターンの開始時にDC14の意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1ラウンドの間
混乱状態になる。これは[精神作用]効果である。グルームウィングと
テナブラス・ワームはこの効果に
完全耐性を持つ。このセーヴDCは【魅力】に基づいている。
産みつけ(変則)/Implant グルームウィングは全ラウンド・アクションとして小型サイズ以上の
無防備状態または
死亡状態のクリーチャーに卵を産みつけることができる。これは機会攻撃を誘発する。グルームウィングに卵を産みつけられたクリーチャーは毎朝DC14の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1d4ポイントの【耐久力】
ダメージを受ける。このダメージによってクリーチャーが死亡してから24時間以内に1d4匹のヤング・テナブラス・ワームが死体から現れ、その過程で死体は完全に貪り食われてしまう。卵は病気を治癒するあらゆる効果によって破壊することができるが、卵自体はそのクリーチャーがこの効果に
完全耐性を持つかを判断する目的において病気として扱うわけではない。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。
フェロモン(超常)/Pheromones 戦闘の最初のラウンドの後に、グルームウィングは奇妙な麝香のような臭いをフリー・アクションとして半径30フィートの範囲に放出することができる。この範囲内にいる全てのクリーチャー(グルームウィングと
テナブラス・ワームをのぞく)は毎ラウンドDC14の頑健セーヴを行わなければならず、失敗した場合はフェロモンによって弱められる。クリーチャーがこの効果に対するセーヴに失敗した場合は、その【筋力】値に-4のペナルティを被る。このペナルティは戦闘継続中とその後1時間の間継続する。
レッサー・レストレーションや
能力値ダメージを回復させるほかの効果によって、この【筋力】ペナルティを取り除くことができる。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。
グルームウィングは奇妙な蛾に似た影界の住人である。その外見にもかかわらず、彼らは蟲ではなく野蛮で実用的な知性を有する。グルームウィングは
レッサー・プレイナー・アライ や
レッサー・プレイナー・バインディングのような呪文で守護者や乗騎として召喚することができるが、時として自らの意思で次元界の裂け目を通って物質界に旅しようとすることがある。物質界に抜け出てきたグルームウィングは夜明けの2~3時間と夕暮れの2~3時間活動的で、それ以外の時間を影の濃いうち捨てられた建造物、洞窟、深い峡谷や木陰に隠れていることを好む。活動的な時間のうちに、攻撃して卵を産みつけるクリーチャーを求めて飛行する。グルームウィングは食事をする必要がなく、種を繁栄させようと言う衝動がその第一の原動力になっている。
グルームウィングがもたらす全ての危険にもかかわらず、重大な脅威をもたらすのはこのクリーチャーの幼生である。このクリーチャーは
テナブラス・ワームとして知られ、成体のグルームウィングの幼虫形態であるにもかからわず、はるかに危険なクリーチャーである。十分な生きている宿主がいる場合、グルームウィングは1日に数個の卵を産むことができることから、彼ら自身が成し遂げる害悪だけでなく、彼らが産み落とすことができることによっても危険な存在となっている。
最終更新:2016年11月12日 06:48