この人の形をしたものは精巧な黄金の鎧で、黒い石の肉体を明らかにする空間を覆い隠している。
マールート 脅威度15 Marut
防御
AC 30、接触13、立ちすくみ26(+1回避、+17外皮、-1サイズ、+3【敏】)
hp 214(16d10+126);
再生10([混沌])
頑健 +16、
反応 +8、
意志 +13
防御能力 造られしもの;
DR 15/混沌;
SR 26
攻撃
移動速度 30フィート
近接 叩きつけ(×2)=+27(2d6+12、加えて3d6[電気]または[音波]および盲目または聴覚喪失)
接敵面 10フィート;
間合い 10フィート
特殊攻撃 雷と稲妻の拳
擬似呪文能力 (術者レベル16;精神集中+23)
一般データ
生態
出現環境 気候問わず/地形問わず
編成 単体、2体、または巡視体(3~5)
宝物 なし
特殊能力
雷と稲妻の拳(超常)/Fists of Lightning and Thunder マールートの拳は雷雨の力と共に放たれる。全ての
叩きつけ攻撃において、マールートはその攻撃に雷を使用するか稲妻を使用するかを選択することができる。雷攻撃は追加で3d6ポイントの[電気]ダメージを与え、その閃光により目標は2d6ラウンドの間
盲目状態となる(
盲目状態は頑健・DC26・無効)。稲妻攻撃は追加で3d6ポイントの[音波]ダメージを与え、その轟音により目標を2d6ラウンドの間
聴覚喪失状態とする(
聴覚喪失状態は頑健・DC26・無効)。このセーヴDCは【耐久力】に基づいている。
漆黒と黄金の鎧の巨大な存在、マールートは歩けば地が揺れ、その鳴り響く歩みはくるものに終わりを告げる。マールートは急ぐことなどほとんど無い。彼らの襲来は熟考した上でのものであり、目的が明確で無慈悲なものとなる。獲物となったものは邪魔をしたり何十年何百年と走って逃げるかもしれない。しかし初めの遭遇の時点で、その目標は自らの死を頭に叩き込まれる。マールートはその足でゆっくりと確実に近づいてきて、イネヴァタブルが忘れることなどないバランスをもたらすのだと。
マールートは主として、その種族に相応しい寿命を人為的に引き伸ばした定命の魂(リッチや他の強力な魔法の使い手)を標的とする。通常成し得ないがあるがままに死を免れた方法であっても、ときに罰されることがある。自らを救うために飢餓に苦しむ町の住人全てを殺した判事や、啓示を受ける魔法によって自らの死を予見し、それゆえにその死から逃れることができたもののように。
彼らはどのような言語であっても雄弁に語ることができ、その存在感のみで圧倒された人からしばしば多くの情報を集めてみせる。しかしマールートはほとんど会話に加わることはなく、定命のものと戦略的な提携を結ぶこともない。戦場においてさえ、この絶対的な力は音を立てないことを好む。その目標がすでに自らの罪に気づき、全ての定命のものが死から免れる夢に密かにこがれていることを知っているからだ。
最終更新:2016年11月12日 06:47