この使い込まれた2冊の書物のページの間にはすべてのリドルの解法、伝承の一片、そして地図の断片が詰め込まれている。カバーの一方は刃物で叩き切られたかのようにどこかに失われ、中には著者が余白を使い果たすことを恐れていたかのように小さく狭苦しい文が書きこまれている。
対立系統 召喚術、変成術
市価 6,475gp(準備儀式付きは 8,395gp)
準備儀式
旅の賢者(超常)/Travel Sage:記憶を強化する魔法の本のようなものはない。他の恩恵と異なり、術者はこの恩恵を消費しない。術者が再び呪文を準備するまで、術者は
〈知識:地理〉の技能ランクを有するものと見なされる。術者がすでに
〈知識:地理〉の技能ランクを有している場合、代わりにその判定に+2の状況ボーナスを得る。
この2冊組の辞書は美しく保存された人皮で装丁され、複雑に組み合わされた指の骨が錠前となりカバーを閉ざしている。カバー中央の下側には家紋が浮き彫りにされているが、金の箔押しは剥がれかけており、箔押し模様が実際に皮膚自体に刻まれた色あせた刺青に続いていることが明らかになっている。
対立系統 心術、幻術
市価 7,635gp
この処方書のページは注意深く繕われている。処方の間にはその多くが錬金術と物理学の通常の約束事を無視しているように思える錬金術装置の詳細と図表が散財している。最後のページには実験的な変異薬の不完全な調合記録が記述されている。
防御 良い錠前(DC30)
市価 2,545gp
この3冊の丁寧に作られた書物は、来訪者とアンデッドに対する防護のルーンの刻まれたカバーで装丁されている。ページの内側は縁に沿って水で汚損しているように見える。
対立系統 幻術、死霊術
市価 10,055gp(準備儀式付きは 13,055gp)
準備儀式
守護者の技(超常)/Guardian Trick:術者は力ある迅速な警句により攻撃をくじくことを試みる。術者はアンデッドあるいは来訪者が術者に攻撃を命中させたとき、割り込みアクションによりこの恩恵の効果を消費する。攻撃したクリーチャーは再ロールし、元の目より低くても2回目のロールを使用せねばならない。
この3冊1組の書物はそれぞれが真っ黒な紙に黄金のインクで記述されている。イリューソリイ・スクリプトが影界の地理と住人に関する説明を隠している。
対立系統 占術、力術
市価 11,865gp(準備儀式付きは 15,065gp)
準備儀式
影の知識(超常)/Shadow Knowledge:この書物の知識は術者の意識に影界自身のように固着する。他の恩恵と異なり、術者はこの恩恵を消費しない。術者は再び呪文を準備するまで、影界の地理と住人に関する判定である限り、すべての
〈知識〉技能に技能ランクを有するものとして扱う。術者がすでに適切な
〈知識〉技能のランクを持つなら、代わりにその判定に+2の状況ボーナスを得る。
この3冊組の書物は星のない夜のような黒い革で装丁され、微かに光る銀の留め金でまとめられている。ページは注釈と誤字で満たされている。筆跡は3巻目の終わりに向かうにつれ慌ただしくなり、最後のページには“私は彼女を見つけた!”と書かれている。
対立系統 幻術、変成術
市価 12,725gp(準備儀式付きは 16,550gp)
準備儀式
ルル・セイヴンの目強化(超常)/Improved Eyes of Rul Thaven:この強化された恩恵は
不可視状態のクリーチャーを見ることを術者に許す。術者は即行アクションによりこの恩恵の効果を起動し、10ラウンドの間
シー・インヴィジビリティ の効果を得る。このラウンドは連続している必要はないが、術者は恩恵の効果を起動するたびに即行アクションを費やさねばならない。この恩恵の効果は
シー・インヴィジビリティ の10ラウンドすべてが使用されたときか、次にウィザード呪文を準備するときにのみ消費される。
この3冊1組は黒い鮫革で装丁され、呪文は上質紙に紫のインクで記されている。リッチの経箱の構築に関する広範な注意が呪文で隠されている。
対立系統 防御術、心術
市価 17,165gp(準備儀式付きは 21,215gp)
準備儀式
偶発的復活(超常)/Revivifying Contingency:術者はこの恩恵を使用する際にアクションを消費しない。術者はこの恩恵の影響を受けて最初に術者のヒット・ポイントが0以下に減少したとき、直ちに2d6ポイントのヒット・ポイントを回復する。これによりヒット・ポイントが0以上になれば、術者は
気絶状態にならない。
最終更新:2016年01月31日 00:02