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*&ref(legal.png,PFS)ヴィジランテ &small(){&link(Vigilante){http://aonprd.com/ClassDisplay.aspx?ItemName=Vigilante}}  人生は不平等かもしれない。地主の男爵のための労苦を強いられた、満足に食べることもできない小作人や、週にほんのわずかの銅貨を得るために王の新しい宮殿を建設するために働くありふれた労働者のことを考えてみよう。不当な行為を目にしても、何もしないものもいる。他者の苦しみによって得られた利益を、喜んで受け取るものもいる。その一方で、不平等を目にすると、必要とあらば法の外で行動を起こすようになったものもいる。彼らヴィジランテはありふれた風景の中で活動する。日中は尊敬される人物に扮しているが、夜が訪れると周囲の悪事を正すために別の装いを身にまとう。  すべてのヴィジランテが世界をよりよい場所にしようと懸命に活動しているわけではない。ありふれた人物という姿を隠れ蓑に、ただ闇に潜む脅威となり、邪悪な計画を達成するために盗み、殺す犯罪者もいる。いずれにせよ、ヴィジランテは2つの側面を備えたキャラクターだ――誰もが知っている顔と、恐怖を呼び起こす仮面を。 &b(){役割}:ヴィジランテはパーティの中で多くの役割を担うことができる。ほとんどはデリケートな社会的な状況や宮廷の陰謀の中で取引することに熟達しているが、密かに行動する密偵として振る舞うこともできるし、危険な環境では荒々しい戦士となることさえできる。 &b(){属性}:どれでも。 &b(){ヒット・ダイス}:d8。 &b(){開始時の所持金}:5d6×10GP(平均175GP)。 **クラス技能  ヴィジランテのクラス技能は、以下の通り:[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]](【魅】)、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]](【敏】)、[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]](【敏】)、[[〈鑑定〉>技能の詳細#Appraise]](【知】)、[[〈騎乗〉>技能の詳細#Ride]](【敏】)、[[〈芸能〉>技能の詳細#Perform]](【魅】)、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]](【魅】)、[[〈職能〉>技能の詳細#Profession]](【判】)、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]](【判】)、[[〈水泳〉>技能の詳細#Swim]](【筋】)、[[〈製作〉>技能の詳細#Craft]](【知】)、[[〈生存〉>技能の詳細#Survival]](【判】)、[[〈装置無力化〉>技能の詳細#Disable Device]](【敏】)、[[〈脱出術〉>技能の詳細#Escape Artist]](【敏】)、[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]](【判】)、[[〈知識:工学〉>技能の詳細#Knowledge]](【知】)、[[〈知識:ダンジョン探検〉>技能の詳細#Knowledge]](【知】)、[[〈知識:地域〉>技能の詳細#Knowledge]](【知】)、[[〈手先の早業〉>技能の詳細#Sleight of Hand]](【敏】)、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]](【筋】)、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]](【魅】)、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]](【魅】)、および[[〈魔法装置使用〉>技能の詳細#Use Magic Device]](【魅】)。 &b(){レベル毎の技能ランク}:6+【知】修正値。 **クラスの特徴 |レベル|基本攻撃ボーナス|頑健セーヴ|反応セーヴ|意志セーヴ|特殊|h |1|+0|+0|+2|+2|&link_aname(social-talent){社交の技}、&link_aname(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}、&link_aname(vigilante-specialization){不羈の流儀}、&link_aname(dual-identity){二つの人格}| |2|+1|+0|+3|+3|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |3|+2|+1|+3|+3|&link_aname(social-talent){社交の技}、&link_aname(unshakable){揺るがぬ心}| |4|+3|+1|+4|+4|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |5|+3|+1|+4|+4|&link_aname(startling-appearance){驚愕の姿}、&link_aname(social-talent){社交の技}| |6|+4|+2|+5|+5|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |7|+5|+2|+5|+5|&link_aname(social-talent){社交の技}| |8|+6/+1|+2|+6|+6|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |9|+6/+1|+3|+6|+6|&link_aname(social-talent){社交の技}| |10|+7/+2|+3|+7|+7|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |11|+8/+3|+3|+7|+7|&link_aname(social-talent){社交の技}、&link_aname(frightening-appearance){身の毛もよだつ姿}| |12|+9/+4|+4|+8|+8|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |13|+9/+4|+4|+8|+8|&link_aname(social-talent){社交の技}| |14|+10/+5|+4|+9|+9|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |15|+11/+6/+1|+5|+9|+9|&link_aname(social-talent){社交の技}| |16|+12/+7/+2|+5|+10|+10|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |17|+12/+7/+2|+5|+10|+10|&link_aname(stunning-appearance){息を呑む姿}、&link_aname(social-talent){社交の技}| |18|+13/+8/+3|+6|+11|+11|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |19|+14/+9/+4|+6|+11|+11|&link_aname(social-talent){社交の技}| |20|+15/+10/+5|+6|+12|+12|&link_aname(vengeance-strike){応報の打撃}、&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}|  &aname(weapon-and-armor-proficiency)&b(){武器と防具の習熟}:ヴィジランテは全ての単純武器と軍用武器、軽装鎧、中装鎧、盾に習熟している(しかしタワー・シールドには習熟していない)。  &aname(dual-identity)&b(){二つの人格(変則)/Dual Identity}:ヴィジランテは本当の人格を隠し、その冷酷な行いに寄る汚名を背負うことなく、市井や貴族社会を動き回ることができる。事実上、ヴィジランテは2つの人格を持つ。一つは礼儀正しい社会の一員であり、もう一つは熟達した狡猾な戦士である。この芝居を維持するために、ヴィジランテは通常2つの名前を持つ。礼儀正しい集団で用いられる実名と、自らに仇なす者の肝を冷やさせるために用いる異名である。一方に対する[[〈知識〉>技能の詳細#Knowledge]]判定では、もう一方についての情報を明らかにすることはない。ただし、ヴィジランテの本当の人格が、世界で大々的に暴かれたならその限りではない。  毎日、ヴィジランテはいずれの人格を用いて一日を開始するかを選択し、これは単純に社交と不羈と言及する。人格をもう一方に変えるには1分かかり、ヴィジランテの秘密を保つため、他のクリーチャーの視界の外で行為を終えなければならない。人格の変更は、単に衣服や装飾を変えるというわけではない(確かに、それは変更の一部ではあるが)。この作業の一環として、化粧、髪型の変更、その他身の回り品を変えなければならない。更に、この変更は肉体だけでなく精神状況も伴ったものである。そのため、&i(){[[ハット・オヴ・ディスガイズ>UE/その他の魔法のアイテム/“装備部位・頭部”のその他の魔法のアイテム#hat-of-disguise]]}や、同種の使用者の外見を変更する呪文や効果をもたらすアイテムは、人格を変えるために必要な時間を縮めることはない。ほとんどの&link_anchor(social-talent){社交の技}はヴィジランテが社交の人格でなければ使用できない。その一方で、社交の人格で&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}を使用するヴィジランテは、自分の秘密が漏れるリスクを請け負うことになる。  一人の人物であるにもかかわらず、二つの人格を持つ性質により、ヴィジランテは2つの属性を持つことができる。それぞれの属性は、人格1つずつに対応する。いずれかの人格を使用している間、属性に関係する全ての呪文、魔法のアイテム、能力において、ヴィジランテはその人格の属性を有しているかのように扱う。特技、クラス、能力の前提条件を満たすかどうかを考慮する際、ヴィジランテは属性の両方が前提条件を満たしている場合にのみ、前提条件を満たす。ヴィジランテの2つの属性は、一方の属性の軸において、互いに一段階より離れていてはならない。例えば、秩序にして中立の社交の人格を持つヴィジランテは、秩序にして善、秩序にして中立、秩序にして悪、真なる中立、中立にして善、中立にして悪、のいずれかの不羈の人格を持つことができる。ヴィジランテが属性を変える効果の目標になった場合、その効果は両方の属性を新しい属性に変更する。  念視ないしヴィジランテの位置を特定する試みは、ヴィジランテの人格が、そのクリーチャーが位置を特定しようとした人格である場合にのみ機能する(あるいは、クリーチャーが2つの人格が同じ個人であることを知っている場合にも働く)。異なる人格の場合、その呪文あるいは効果は効果を発揮しない。ちょうど目標が不適切であるか存在していないかのように、暗闇以外は何も明らかにならない。  &aname(seamless-guise)&b(){つなぎ目なき変わり身(変則)/Seamless Guise}:ヴィジランテは現在の人格にとって完璧に適切かつ普通だと見えるやり方で振る舞うすべを理解している。社交の人格あるいは不羈の人格の間に、ヴィジランテがその姿とは別者なのではないかと誰かに疑われている場合、ヴィジランテは現在の人格として振る舞い、もう一方の人格ではないと示すために[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]判定を試みることができる。この判定には+20の状況ボーナスを得る。  &aname(social-talent)&b(){社交の技/Social Talent}:1レベルの時点と以降2レベル毎に、ヴィジランテは社交の技を1つ得る。特記ない限り、同じ技を複数回選択することはできない。社交の技の中には、選択するために他の社交の技や最低ヴィジランテ・レベルのような前提条件を、ヴィジランテが満たさなければならないものもある。社交の技を一度選択すると、以降変更できない。 #include_cache(UI/クラス/ヴィジランテ/SocialTalent)  &aname(vigilante-specialization)&b(){不羈の流儀(変則)/Vigilante Specialization}:1レベルの時点で、ヴィジランテは懲罰人あるいは静殺者のいずれかを選択しなければならない。 //読み仮名は、サムライの能力「独立不羈」でも振られていなかったので消しました  懲罰人は基本攻撃ボーナスとして、表1-1に記載されている値ではなくヴィジランテ・レベルを用いる。ヴィジランテは、他のクラスや種族ヒット・ダイスから得られる他の基本攻撃ボーナスを、通常通りこの値に加える。  静殺者は隠身攻撃と呼ばれる能力を得る。この能力により、ヴィジランテは自分の存在に気づいていない敵、自分を仲間だと思っている敵、&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}(17ページを参照)によって[[立ちすくみ状態>用語集/状態#Flat-Footed]]になった敵に対して行う近接攻撃(あるいは30フィート以内の遠隔攻撃)に、追加で1d8ポイントの精密性によるダメージを与える。3レベルの時点と以降2ヴィジランテ・レベル毎に、このダメージは1d8ずつ増加する。静殺者のヴィジランテは自分が挟撃している敵やACに【敏捷力】ボーナスを加えられない敵に対しても隠身攻撃を行うことができるが、隠身攻撃のダメージ・ダイスはd4になってしまう。静殺者は視認困難を持つ目標に対しても隠身攻撃によるダメージを与えることができるが、完全視認困難の場合には与えられない。  この選択を行うと、以降変更できない。&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}の多くは両方の流儀で使用できるが、いずれかの流儀に固有の&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}もある。静殺者のヴィジランテは1回の隠身攻撃に対して、アスタリスク(*)の付記された技を1つだけ適用できる。また、特記ない限り、このような&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}を適用した隠身攻撃が効果を発揮するのは、&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}に気づいていない(あるいはヴィジランテを仲間と考えている)敵に対してのみである。  &aname(vigilante-talent)&b(){不羈の技/Vigilante Talent}:2レベルの時点と以降2レベル毎に、ヴィジランテは不羈の技を1つ得る。特記ない限り、同じ技を複数回選択することはできない。技の中には、選択するために他の不羈の技や特定の流儀、最低ヴィジランテ・レベルのような前提条件を、ヴィジランテが満たさなければならないものもある。不羈の技を一度選択すると、以降変更できない。  ヴィジランテが社交の人格のときに不羈の技を使う場合、ヴィジランテは周囲で自身を見ている人達全ての[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]判定に対する[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]判定に成功しなければならない(この判定には&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}による+20のボーナスは得られない)。失敗すると、見ている人はヴィジランテが社交の人格の意味している以上の存在であることに気づくだろう。場合によっては、社交の人格と不羈の人格が同一人物であることを理解するかもしれない。不羈の技がセーヴィング・スローを要求する場合、特別に示されていない限り、そのセーヴのDCは10+ヴィジランテのレベルの半分+ヴィジランテの【魅力】修正値に等しい。 #include_cache(UI/クラス/ヴィジランテ/VigilanteTalent)  &aname(unshakable)&b(){揺るがぬ心(変則)/Unshakable}:3レベルの開始時に、ヴィジランテは自分に対する[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]の試みにおけるDCに、自身のクラス・レベルを加える。  &aname(startling-appearance)&b(){驚愕の姿(変則)/Startling Appearance}:5レベルの時点で、ヴィジランテは驚きという要素を用いて優位に立つ術を身につける。驚いた敵はヴィジランテの存在に気づかないのだ。この能力を持つヴィジランテが自身の存在に全く気づいていない敵(通常、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]あるいは[[不可視状態>用語集/状態#Invisible]]による)に対して攻撃を試みる際、その敵はそのヴィジランテのターンの間[[立ちすくみ状態>用語集/状態#Flat-Footed]]として扱われる(直感回避やそれに類する能力はこの効果を妨げる。ただし、ヴィジランテが直感回避を持つ敵よりも4レベル高い場合は通常通り機能する)。また、ヴィジランテの次のターンの開始時まで、その敵はヴィジランテに対する攻撃に-4のペナルティを受ける。  &aname(frightening-appearance)&b(){身の毛もよだつ姿(変則)/Frightening Appearance}:11レベルの時点で、この能力を持つヴィジランテが自身の存在に気づいていない敵(上述の&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}を参照)に対して攻撃を行う際、ヴィジランテはフリー・アクションにより、攻撃した目標と、その攻撃を見ることのできた10フィート以内にいる任意の敵の士気をくじくために[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]判定を試みることができる。この判定は敵に対する攻撃が行われ解決される前に行われる。ヴィジランテは[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]判定を1回だけ行い、その結果を全ての目標に適用する。ヴィジランテの攻撃の目標に対してこの判定が成功したなら、その敵は通常通り[[怯え状態>用語集/状態#Shaken]]となるだけでなく、意志セーヴ(DC=10+ヴィジランテのクラス・レベルの半分+ヴィジランテの【魅力】修正値)に成功しない限り1ラウンドの間[[恐れ状態>用語集/状態#Frightened]]になる。  クリーチャーがこの能力の目標になったなら、それが攻撃の目標であったか近くのクリーチャーに対する攻撃によるものか、また成功したかどうかにかかわらず、24時間の間、このヴィジランテの行う身の毛もよだつ姿に対して[[完全耐性>モンスターの共通ルール#Immunity]]を得る。この効果は&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}能力から得られるボーナスと同時に使用できる。これは[恐怖、精神作用]効果である。  &aname(stunning-appearance)&b(){息を呑む姿(変則)/Stunning Appearance}:17レベルの時点で、ヴィジランテは自分が姿を見せた際に敵が反応できないようにすることができるようになる。この能力を持つヴィジランテが自身の存在に気づいていない敵(上述の&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}を参照)に対して攻撃を行う際、敵は意志セーヴ(DC=10+ヴィジランテのクラス・レベルの半分+ヴィジランテの【魅力】修正値)を行わねばならず、失敗するとヴィジランテの次のターンの終了まで[[朦朧状態>用語集/状態#Stunned]]になる。クリーチャーのHDがヴィジランテのクラス・レベルより高い場合、このセーヴに+4の状況ボーナスを得る。この能力は&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}や&link_anchor(frightening-appearance){身の毛もよだつ姿}と同時に機能する。クリーチャーがこの能力の目標になったなら、セーヴィング・スローの成否にかかわらず、24時間の間、このヴィジランテの息を呑む姿に対して[[完全耐性>モンスターの共通ルール#Immunity]]を得る。これは[恐怖、精神作用]効果である。  &aname(vengeance-strike)&b(){応報の打撃(変則)/Vengeance Strike}:20レベルの時点で、ヴィジランテはより残虐に目標を打ちのめすやり方を身につける。ヴィジランテは5回までの標準アクションを消費して目標を調査することができる。この標準アクションの消費は連続したラウンドでなければならない。その後のラウンドにおいて、ヴィジランテは調査したクリーチャーに対して応報の打撃を1回行うことができる。この攻撃を行うまで、目標がヴィジランテの存在に気づいていては(あるいは、ヴィジランテを脅威と見なしていては)ならない。目標を調査した1ラウンド毎に、ヴィジランテは応報の打撃に以下の利益のいずれか1つを与えることができる。攻撃ロールに+4の状況ボーナス、命中した際に追加で3d6ポイントの精密性による追加ダメージ、攻撃ロールとクリティカル・ロールの出目が2高いかのように扱う(最大で出目20)。調査のラウンド毎に異なる利益を選択しても良いし、同じ利益を選択しても良い(互いに累積する)。しかし、攻撃ロールを行う前に、調査の各ラウンドをどの利益に割り当てておかなければならない。&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}で懲罰者を選んだ場合、ヴィジランテは応報の打撃でクリティカル可能域をロールした場合、自動的にクリティカルが確定する。&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}で静殺者を選んでいて、通常ならばアスタリスク(*)の付記された&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}1つの特殊効果をこの攻撃に加えることができる場合、ヴィジランテは応報の打撃に特殊効果を2つ適用することができる。 **&aname(favored-class-options)適性クラス・オプション  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){エルフ}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):森林地域における、全ての[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]、[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]判定に+1/3を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ドワーフ}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):[[〈製作〉>技能の詳細#Craft]]技能に対するsocial graceによるボーナスを+1/2増加させる。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){人間}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}により与えられる[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]へのボーナスに+1/2を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ノーム}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):ヴィジランテの現在の人格という観点について、今が本性だという嘘を吐こうと試みる際に行う[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]に+1/2を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ハーフエルフ}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}による[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]ボーナスに+1/2を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ハーフオーク}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):&link_anchor(unshakable){揺るがぬ心}によるDC増加に1/2を加える。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ハーフリング}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):新しい&link_anchor(social-talent){社交の技}を1/6個得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){キツネ}(&i(){&link(Blood of the Beast 12ページ){http://paizo.com/products/btpy9oo8?Pathfinder-Player-Companion-Blood-of-the-Beast}}):&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}により与えられる[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]へのボーナスに+1/2を得る。 ***訳語対応  本項で新しく割り当てたり、prd外を参照した訳語は以下の通り(能力名など、上記で読み解けるものを除く)。 |原語|日本語訳|補足|h |Arshea|アーシェイ|神格| |Avenger|懲罰人|&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}の選択肢の一つ| |Calistria|カリストリア|神格| |Bellflower Network|ベルフラワー・ネットワーク|ゴラリオンにある組織| |Hidden Strike|隠身攻撃|Stalkerの持つ特殊能力| |pool of morale points|士気ポイントの蓄積|&link_anchor(companion-to-the-lonely){孤独を埋める関わり}で得られるポイント・プール| |Shelyn|シェーリン|神格| |Stalker|静殺者|&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}の選択肢の一つ| |Twilight Taron|黄昏の鉤爪|ゴラリオンにある組織|
*&ref(legal.png,PFS)ヴィジランテ &small(){&link(Vigilante){http://aonprd.com/ClassDisplay.aspx?ItemName=Vigilante}}  人生は不平等かもしれない。地主の男爵のための労苦を強いられた、満足に食べることもできない小作人や、週にほんのわずかの銅貨を得るために王の新しい宮殿を建設するために働くありふれた労働者のことを考えてみよう。不当な行為を目にしても、何もしないものもいる。他者の苦しみによって得られた利益を、喜んで受け取るものもいる。その一方で、不平等を目にすると、必要とあらば法の外で行動を起こすようになったものもいる。彼らヴィジランテはありふれた風景の中で活動する。日中は尊敬される人物に扮しているが、夜が訪れると周囲の悪事を正すために別の装いを身にまとう。  すべてのヴィジランテが世界をよりよい場所にしようと懸命に活動しているわけではない。ありふれた人物という姿を隠れ蓑に、ただ闇に潜む脅威となり、邪悪な計画を達成するために盗み、殺す犯罪者もいる。いずれにせよ、ヴィジランテは2つの側面を備えたキャラクターだ――誰もが知っている顔と、恐怖を呼び起こす仮面を。 &b(){役割}:ヴィジランテはパーティの中で多くの役割を担うことができる。ほとんどはデリケートな社会的な状況や宮廷の陰謀の中で取引することに熟達しているが、密かに行動する密偵として振る舞うこともできるし、危険な環境では荒々しい戦士となることさえできる。 &b(){属性}:どれでも。 &b(){ヒット・ダイス}:d8。 &b(){開始時の所持金}:5d6×10GP(平均175GP)。 **クラス技能  ヴィジランテのクラス技能は、以下の通り:[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]](【魅】)、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]](【敏】)、[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]](【敏】)、[[〈鑑定〉>技能の詳細#Appraise]](【知】)、[[〈騎乗〉>技能の詳細#Ride]](【敏】)、[[〈芸能〉>技能の詳細#Perform]](【魅】)、[[〈交渉〉>技能の詳細#Diplomacy]](【魅】)、[[〈職能〉>技能の詳細#Profession]](【判】)、[[〈真意看破〉>技能の詳細#Sense Motive]](【判】)、[[〈水泳〉>技能の詳細#Swim]](【筋】)、[[〈製作〉>技能の詳細#Craft]](【知】)、[[〈生存〉>技能の詳細#Survival]](【判】)、[[〈装置無力化〉>技能の詳細#Disable Device]](【敏】)、[[〈脱出術〉>技能の詳細#Escape Artist]](【敏】)、[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]](【判】)、[[〈知識:貴族〉>技能の詳細#Knowledge]](【知】)、[[〈知識:工学〉>技能の詳細#Knowledge]](【知】)、[[〈知識:ダンジョン探検〉>技能の詳細#Knowledge]](【知】)、[[〈知識:地域〉>技能の詳細#Knowledge]](【知】)、[[〈手先の早業〉>技能の詳細#Sleight of Hand]](【敏】)、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]](【筋】)、[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]](【魅】)、[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]](【魅】)、および[[〈魔法装置使用〉>技能の詳細#Use Magic Device]](【魅】)。 &b(){レベル毎の技能ランク}:6+【知】修正値。 **クラスの特徴 |レベル|基本攻撃ボーナス|頑健セーヴ|反応セーヴ|意志セーヴ|特殊|h |1|+0|+0|+2|+2|&link_aname(social-talent){社交の技}、&link_aname(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}、&link_aname(vigilante-specialization){不羈の流儀}、&link_aname(dual-identity){二つの人格}| |2|+1|+0|+3|+3|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |3|+2|+1|+3|+3|&link_aname(social-talent){社交の技}、&link_aname(unshakable){揺るがぬ心}| |4|+3|+1|+4|+4|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |5|+3|+1|+4|+4|&link_aname(startling-appearance){驚愕の姿}、&link_aname(social-talent){社交の技}| |6|+4|+2|+5|+5|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |7|+5|+2|+5|+5|&link_aname(social-talent){社交の技}| |8|+6/+1|+2|+6|+6|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |9|+6/+1|+3|+6|+6|&link_aname(social-talent){社交の技}| |10|+7/+2|+3|+7|+7|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |11|+8/+3|+3|+7|+7|&link_aname(social-talent){社交の技}、&link_aname(frightening-appearance){身の毛もよだつ姿}| |12|+9/+4|+4|+8|+8|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |13|+9/+4|+4|+8|+8|&link_aname(social-talent){社交の技}| |14|+10/+5|+4|+9|+9|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |15|+11/+6/+1|+5|+9|+9|&link_aname(social-talent){社交の技}| |16|+12/+7/+2|+5|+10|+10|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |17|+12/+7/+2|+5|+10|+10|&link_aname(stunning-appearance){息を呑む姿}、&link_aname(social-talent){社交の技}| |18|+13/+8/+3|+6|+11|+11|&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}| |19|+14/+9/+4|+6|+11|+11|&link_aname(social-talent){社交の技}| |20|+15/+10/+5|+6|+12|+12|&link_aname(vengeance-strike){応報の打撃}、&link_aname(vigilante-talent){不羈の技}|  &aname(weapon-and-armor-proficiency)&b(){武器と防具の習熟}:ヴィジランテは全ての単純武器と軍用武器、軽装鎧、中装鎧、盾に習熟している(しかしタワー・シールドには習熟していない)。  &aname(dual-identity)&b(){二つの人格(変則)/Dual Identity}:ヴィジランテは本当の人格を隠し、その冷酷な行いに寄る汚名を背負うことなく、市井や貴族社会を動き回ることができる。事実上、ヴィジランテは2つの人格を持つ。一つは礼儀正しい社会の一員であり、もう一つは熟達した狡猾な戦士である。この芝居を維持するために、ヴィジランテは通常2つの名前を持つ。礼儀正しい集団で用いられる実名と、自らに仇なす者の肝を冷やさせるために用いる異名である。一方に対する[[〈知識〉>技能の詳細#Knowledge]]判定では、もう一方についての情報を明らかにすることはない。ただし、ヴィジランテの本当の人格が、世界で大々的に暴かれたならその限りではない。  毎日、ヴィジランテはいずれの人格を用いて一日を開始するかを選択し、これは単純に社交と不羈と言及する。人格をもう一方に変えるには1分かかり、ヴィジランテの秘密を保つため、他のクリーチャーの視界の外で行為を終えなければならない。人格の変更は、単に衣服や装飾を変えるというわけではない(確かに、それは変更の一部ではあるが)。この作業の一環として、化粧、髪型の変更、その他身の回り品を変えなければならない。更に、この変更は肉体だけでなく精神状況も伴ったものである。そのため、&i(){[[ハット・オヴ・ディスガイズ>UE/その他の魔法のアイテム/“装備部位・頭部”のその他の魔法のアイテム#hat-of-disguise]]}や、同種の使用者の外見を変更する呪文や効果をもたらすアイテムは、人格を変えるために必要な時間を縮めることはない。ほとんどの&link_anchor(social-talent){社交の技}はヴィジランテが社交の人格でなければ使用できない。その一方で、社交の人格で&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}を使用するヴィジランテは、自分の秘密が漏れるリスクを請け負うことになる。  一人の人物であるにもかかわらず、二つの人格を持つ性質により、ヴィジランテは2つの属性を持つことができる。それぞれの属性は、人格1つずつに対応する。いずれかの人格を使用している間、属性に関係する全ての呪文、魔法のアイテム、能力において、ヴィジランテはその人格の属性を有しているかのように扱う。特技、クラス、能力の前提条件を満たすかどうかを考慮する際、ヴィジランテは属性の両方が前提条件を満たしている場合にのみ、前提条件を満たす。ヴィジランテの2つの属性は、一方の属性の軸において、互いに一段階より離れていてはならない。例えば、秩序にして中立の社交の人格を持つヴィジランテは、秩序にして善、秩序にして中立、秩序にして悪、真なる中立、中立にして善、中立にして悪、のいずれかの不羈の人格を持つことができる。ヴィジランテが属性を変える効果の目標になった場合、その効果は両方の属性を新しい属性に変更する。  念視ないしヴィジランテの位置を特定する試みは、ヴィジランテの人格が、そのクリーチャーが位置を特定しようとした人格である場合にのみ機能する(あるいは、クリーチャーが2つの人格が同じ個人であることを知っている場合にも働く)。異なる人格の場合、その呪文あるいは効果は効果を発揮しない。ちょうど目標が不適切であるか存在していないかのように、暗闇以外は何も明らかにならない。  &aname(seamless-guise)&b(){つなぎ目なき変わり身(変則)/Seamless Guise}:ヴィジランテは現在の人格にとって完璧に適切かつ普通だと見えるやり方で振る舞うすべを理解している。社交の人格あるいは不羈の人格の間に、ヴィジランテがその姿とは別者なのではないかと誰かに疑われている場合、ヴィジランテは現在の人格として振る舞い、もう一方の人格ではないと示すために[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]判定を試みることができる。この判定には+20の状況ボーナスを得る。  &aname(social-talent)&b(){社交の技/Social Talent}:1レベルの時点と以降2レベル毎に、ヴィジランテは社交の技を1つ得る。特記ない限り、同じ技を複数回選択することはできない。社交の技の中には、選択するために他の社交の技や最低ヴィジランテ・レベルのような前提条件を、ヴィジランテが満たさなければならないものもある。社交の技を一度選択すると、以降変更できない。 #include_cache(UI/クラス/ヴィジランテ/SocialTalent)  &aname(vigilante-specialization)&b(){不羈の流儀(変則)/Vigilante Specialization}:1レベルの時点で、ヴィジランテは懲罰人あるいは静殺者のいずれかを選択しなければならない。 //読み仮名は、サムライの能力「独立不羈」でも振られていなかったので消しました  懲罰人は基本攻撃ボーナスとして、表1-1に記載されている値ではなくヴィジランテ・レベルを用いる。ヴィジランテは、他のクラスや種族ヒット・ダイスから得られる他の基本攻撃ボーナスを、通常通りこの値に加える。  静殺者は隠身攻撃と呼ばれる能力を得る。この能力により、ヴィジランテは自分の存在に気づいていない敵、自分を仲間だと思っている敵、&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}(17ページを参照)によって[[立ちすくみ状態>用語集/状態#Flat-Footed]]になった敵に対して行う近接攻撃(あるいは30フィート以内の遠隔攻撃)に、追加で1d8ポイントの精密性によるダメージを与える。3レベルの時点と以降2ヴィジランテ・レベル毎に、このダメージは1d8ずつ増加する。静殺者のヴィジランテは自分が挟撃している敵やACに【敏捷力】ボーナスを加えられない敵に対しても隠身攻撃を行うことができるが、隠身攻撃のダメージ・ダイスはd4になってしまう。静殺者は視認困難を持つ目標に対しても隠身攻撃によるダメージを与えることができるが、完全視認困難の場合には与えられない。  この選択を行うと、以降変更できない。&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}の多くは両方の流儀で使用できるが、いずれかの流儀に固有の&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}もある。静殺者のヴィジランテは1回の隠身攻撃に対して、アスタリスク(*)の付記された技を1つだけ適用できる。また、特記ない限り、このような&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}を適用した隠身攻撃が効果を発揮するのは、&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}に気づいていない(あるいはヴィジランテを仲間と考えている)敵に対してのみである。  &aname(vigilante-talent)&b(){不羈の技/Vigilante Talent}:2レベルの時点と以降2レベル毎に、ヴィジランテは不羈の技を1つ得る。特記ない限り、同じ技を複数回選択することはできない。技の中には、選択するために他の不羈の技や特定の流儀、最低ヴィジランテ・レベルのような前提条件を、ヴィジランテが満たさなければならないものもある。不羈の技を一度選択すると、以降変更できない。  ヴィジランテが社交の人格のときに不羈の技を使う場合、ヴィジランテは周囲で自身を見ている人達全ての[[〈知覚〉>技能の詳細#Perception]]判定に対する[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]判定に成功しなければならない(この判定には&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}による+20のボーナスは得られない)。失敗すると、見ている人はヴィジランテが社交の人格の意味している以上の存在であることに気づくだろう。場合によっては、社交の人格と不羈の人格が同一人物であることを理解するかもしれない。不羈の技がセーヴィング・スローを要求する場合、特別に示されていない限り、そのセーヴのDCは10+ヴィジランテのレベルの半分+ヴィジランテの【魅力】修正値に等しい。 #include_cache(UI/クラス/ヴィジランテ/VigilanteTalent)  &aname(unshakable)&b(){揺るがぬ心(変則)/Unshakable}:3レベルの開始時に、ヴィジランテは自分に対する[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]の試みにおけるDCに、自身のクラス・レベルを加える。  &aname(startling-appearance)&b(){驚愕の姿(変則)/Startling Appearance}:5レベルの時点で、ヴィジランテは驚きという要素を用いて優位に立つ術を身につける。驚いた敵はヴィジランテの存在に気づかないのだ。この能力を持つヴィジランテが自身の存在に全く気づいていない敵(通常、[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]あるいは[[不可視状態>用語集/状態#Invisible]]による)に対して攻撃を試みる際、その敵はそのヴィジランテのターンの間[[立ちすくみ状態>用語集/状態#Flat-Footed]]として扱われる(直感回避やそれに類する能力はこの効果を妨げる。ただし、ヴィジランテが直感回避を持つ敵よりも4レベル高い場合は通常通り機能する)。また、ヴィジランテの次のターンの開始時まで、その敵はヴィジランテに対する攻撃に-4のペナルティを受ける。  &aname(frightening-appearance)&b(){身の毛もよだつ姿(変則)/Frightening Appearance}:11レベルの時点で、この能力を持つヴィジランテが自身の存在に気づいていない敵(上述の&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}を参照)に対して攻撃を行う際、ヴィジランテはフリー・アクションにより、攻撃した目標と、その攻撃を見ることのできた10フィート以内にいる任意の敵の士気をくじくために[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]判定を試みることができる。この判定は敵に対する攻撃が行われ解決される前に行われる。ヴィジランテは[[〈威圧〉>技能の詳細#Intimidate]]判定を1回だけ行い、その結果を全ての目標に適用する。ヴィジランテの攻撃の目標に対してこの判定が成功したなら、その敵は通常通り[[怯え状態>用語集/状態#Shaken]]となるだけでなく、意志セーヴ(DC=10+ヴィジランテのクラス・レベルの半分+ヴィジランテの【魅力】修正値)に成功しない限り1ラウンドの間[[恐れ状態>用語集/状態#Frightened]]になる。  クリーチャーがこの能力の目標になったなら、それが攻撃の目標であったか近くのクリーチャーに対する攻撃によるものか、また成功したかどうかにかかわらず、24時間の間、このヴィジランテの行う身の毛もよだつ姿に対して[[完全耐性>モンスターの共通ルール#Immunity]]を得る。この効果は&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}能力から得られるボーナスと同時に使用できる。これは[恐怖、精神作用]効果である。  &aname(stunning-appearance)&b(){息を呑む姿(変則)/Stunning Appearance}:17レベルの時点で、ヴィジランテは自分が姿を見せた際に敵が反応できないようにすることができるようになる。この能力を持つヴィジランテが自身の存在に気づいていない敵(上述の&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}を参照)に対して攻撃を行う際、敵は意志セーヴ(DC=10+ヴィジランテのクラス・レベルの半分+ヴィジランテの【魅力】修正値)を行わねばならず、失敗するとヴィジランテの次のターンの終了まで[[朦朧状態>用語集/状態#Stunned]]になる。クリーチャーのHDがヴィジランテのクラス・レベルより高い場合、このセーヴに+4の状況ボーナスを得る。この能力は&link_anchor(startling-appearance){驚愕の姿}や&link_anchor(frightening-appearance){身の毛もよだつ姿}と同時に機能する。クリーチャーがこの能力の目標になったなら、セーヴィング・スローの成否にかかわらず、24時間の間、このヴィジランテの息を呑む姿に対して[[完全耐性>モンスターの共通ルール#Immunity]]を得る。これは[恐怖、精神作用]効果である。  &aname(vengeance-strike)&b(){応報の打撃(変則)/Vengeance Strike}:20レベルの時点で、ヴィジランテはより残虐に目標を打ちのめすやり方を身につける。ヴィジランテは5回までの標準アクションを消費して目標を調査することができる。この標準アクションの消費は連続したラウンドでなければならない。その後のラウンドにおいて、ヴィジランテは調査したクリーチャーに対して応報の打撃を1回行うことができる。この攻撃を行うまで、目標がヴィジランテの存在に気づいていては(あるいは、ヴィジランテを脅威と見なしていては)ならない。目標を調査した1ラウンド毎に、ヴィジランテは応報の打撃に以下の利益のいずれか1つを与えることができる。攻撃ロールに+4の状況ボーナス、命中した際に追加で3d6ポイントの精密性による追加ダメージ、攻撃ロールとクリティカル・ロールの出目が2高いかのように扱う(最大で出目20)。調査のラウンド毎に異なる利益を選択しても良いし、同じ利益を選択しても良い(互いに累積する)。しかし、攻撃ロールを行う前に、調査の各ラウンドをどの利益に割り当てておかなければならない。&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}で懲罰者を選んだ場合、ヴィジランテは応報の打撃でクリティカル可能域をロールした場合、自動的にクリティカルが確定する。&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}で静殺者を選んでいて、通常ならばアスタリスク(*)の付記された&link_anchor(vigilante-talent){不羈の技}1つの特殊効果をこの攻撃に加えることができる場合、ヴィジランテは応報の打撃に特殊効果を2つ適用することができる。 **&aname(favored-class-options)適性クラス・オプション  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){エルフ}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):森林地域における、全ての[[〈隠密〉>技能の詳細#Stealth]]、[[〈軽業〉>技能の詳細#Acrobatics]]、[[〈登攀〉>技能の詳細#Climb]]判定に+1/3を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ドワーフ}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):[[〈製作〉>技能の詳細#Craft]]技能に対するsocial graceによるボーナスを+1/2増加させる。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){人間}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}により与えられる[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]へのボーナスに+1/2を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ノーム}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):ヴィジランテの現在の人格という観点について、今が本性だという嘘を吐こうと試みる際に行う[[〈はったり〉>技能の詳細#Bluff]]に+1/2を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ハーフエルフ}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}による[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]ボーナスに+1/2を得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ハーフオーク}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):&link_anchor(unshakable){揺るがぬ心}によるDC増加に1/2を加える。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){ハーフリング}(&i(){&link(Ultimate Intrigue 17ページ){http://paizo.com/products/btpy9j6p?Pathfinder-Roleplaying-Game-Ultimate-Intrigue}}):新しい&link_anchor(social-talent){社交の技}を1/6個得る。  &ref(legal.png,PFS,,width=12)&b(){キツネ}(&i(){&link(Blood of the Beast 12ページ){http://paizo.com/products/btpy9oo8?Pathfinder-Player-Companion-Blood-of-the-Beast}}):&link_anchor(seamless-guise){つなぎ目なき変わり身}により与えられる[[〈変装〉>技能の詳細#Disguise]]へのボーナスに+1/2を得る。 ***訳語対応  本項で新しく割り当てたり、prd外を参照した訳語は以下の通り(能力名など、上記で読み解けるものを除く)。 |原語|日本語訳|補足|h |Arshea|アーシェイ|神格| |Avenger|懲罰人|&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}の選択肢の一つ| |Calistria|カリストリア|神格| |Bellflower Network|ベルフラワー・ネットワーク|ゴラリオンにある組織| |Hidden Strike|隠身攻撃|Stalkerの持つ特殊能力| |pool of morale points|士気ポイントの蓄積|&link_anchor(companion-to-the-lonely){孤独を埋める関わり}で得られるポイント・プール| |Shelyn|シェーリン|神格| |Stalker|静殺者|&link_anchor(vigilante-specialization){不羈の流儀}の選択肢の一つ| |Twilight Taron|黄昏の鉤爪|ゴラリオンにある組織|

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