京介「桐乃を無視し続けたらどうなるか」

麻奈美「ちょっと、きょうちゃん…だめだよ…」

京介「…」

麻奈美「べ、勉強しにきょうちゃんの部屋来たんだから…あっ…だめだってぇ…」

京介「…」

麻奈美「きょ、きょうちゃん…だめえぇ」

ドンっ!!

麻奈美「!」

麻奈美「ほ、ほら、隣の部屋の桐乃ちゃんに聞こえちゃうから…って、聞いてる?きょうちゃん?」

京介「…」

麻奈美「ねぇ、きょうちゃん?あっ!だめだよそこは…」

ドン!ドン!ドン!

麻奈美「ふわっ!きょうちゃん!だめ…あっあっ!」

京介「…」

ドンドンドンドンドン!!

麻奈美「こ、声出ちゃ…う…む、むちゅ!?」

京介「…」ちゅぱちゅぱ

ドンドンドンドンドンドン!!

麻奈美「ちゅぱっ…ぷはっ…きょうちゃん…」

京介「…」

ドンドンドンドンドンドン!!

麻奈美「きょうちゃん…だいすき…あっ…ん…」

京介「…」

ドン、ドンドン…ぐす…ぐす…

―――

麻奈美「じゃあきょうちゃん、今日はもう帰るね」

京介「あぁ」

麻奈美「またねぇ、きょうちゃん」

ガチャ

麻奈美「あっ」

桐乃「…」

京介「…」

麻奈美「桐乃ちゃん…お、お邪魔しました…」

桐乃「…」

麻奈美「じゃあ、わたしはこれで…」

京介「あぁまたな」

桐乃「…」

京介「…」

桐乃「チッ、まったく、家の壁薄いんだから少しは自重してよね」

京介「…」スタスタ

桐乃「ちょ、聞いてんの!?」

京介「…」

ガチャバタン!

桐乃「な、なんなのよ!もう!」

―――

京介「ん?黒猫じゃねぇか何してんだリビングで」

黒猫「別に、あなたの妹がメルルとやらのDVDを見せてやるってしつこかったから来てあげただけよ」

京介「ふ~ん、でいつものように喧嘩になって桐乃は部屋にこもってると…そんなところか」

黒猫「喧嘩したつもりじゃないのだけれど…まぁそんなところね」

京介「まったく…あいつは客呼んどいて…黒猫、とりあえず俺の部屋くるか?」

黒猫「ここに居ても仕方ないし、かまわないわ」

京介「じゃあ部屋行くか」

ガチャ

黒猫「ゲーム作りしてた時以来かしらこの部屋に来るの」

京介「…」

ガバッ

黒猫「ちょ、ちょっと何するの!?」

京介「…」

黒猫「や、やめなさい!そんなつもりで部屋に来た…あっ!」

ドン!

黒猫「あ、あなたの妹が隣にいるのよ!いい加減にして…あむっ」

京介「…」むちゅちゅぱっ

黒猫「んっんっ~ぷはっ…」

ドンドンドンドンドン!!

黒猫「なにこれ…凄い…大きくなってる…」



麻奈美「きょうちゃん、私、何か……嫌われるようなこと……しちゃったかなあ…………」

京介「…」

麻奈美「私が何か酷い事言ったりしてきょうちゃん傷つけたなら…」

京介「…」

麻奈美「なんでもするから…きょうちゃん…許して…」ジィー

京介「!」

麻奈美「わっ!きょうちゃんのおちんちんおっきいねぇ」なでなで

麻奈美「私きょうちゃんの為にえーぶいっていうの見て勉強したんだよ?」はむっ

京介「…」ぷるぷる

麻奈美「あむっじゅるっじゅるっ…ぷはっ」

ドンドンドンドンドンドン!



京介「ん?沙織のやつからメールか」

沙織『京介氏、最近きりりん氏と黒猫氏の仲がうまくいってないのでごさるが、なにか良い仲直り法はないでござるか?』

京介「…」ポチポチ

『その件に関して沙織に相談したい事があるのだが、今度の休みに家に来れないか?』

ぴっ

京介「…」

ぶるぶる、ぴっ

沙織『了解したでござる、次の休みに京介氏の家に伺わせてもらうでござるよ』

京介「…」



沙織「やぁやぁ!京介氏久しぶりでござる!」

京介「おぅ」

沙織「きりりん氏は自分の部屋でござるか?」

京介「あぁ」

沙織「ではこっそりと京介氏の部屋で作戦会議でござるな」

京介「あぁ」

沙織「ふふっしかし若い男女二人っきりで密室なんて何か身の危険を感じるでござるww」

京介「…」

沙織「今日は突っ込み無しでござるか…」しょぼん



沙織「では今日の本題の話を…って京介…氏?」

京介「…」

ガバッ

沙織「なっ!京介氏気を確かに!拙者なんて…」

沙織「はっ!メガネが…!」

沙織「や、やめてください京介…あっ…さん!」

京介「…」

沙織「だめですっ!はっ、恥ずかしい!み、見ないでっ!あんっ!!」

京介「…」

むちゅちゅぱっ

沙織「はうっ!そ、そんなところ…舐めたら…声が…桐乃ちゃんに…聞かれちゃう…んっ!」

ドンドンドンドンドンドン!!




京介「あ~もしもし、なんだお前かぁ~…」

京介「あぁそう、そうかぁ~」

京介「ははっ、なんだよ、お前も結構可愛いとこあるじゃねぇか。照れんなって」

桐乃「チッ、リビングでイチャイチャ電話してんじゃねぇっつーの」

京介「…」チラッ

桐乃「な、なによ!なんか文句あんの!」

京介「…」フィッ

桐乃「な!なにその態度!感じ悪るっ!!」

京介「でさ、いつ家来る?待ってるぜ」

桐乃「今度は誰を連れ込む気なのよ…」


ピポピポピンポーン!

桐乃「なにこのうざいチャイム!」

京介「おっ、来たかな」

タタタ

桐乃「チッ!チッ!あいつが呼んだ奴かよ!マジうざい!」

桐乃「チャイム連打なんてうざい事するから地味子じゃなさそうね…」

桐乃「誰なのよ…一体」

京介「おー待ってたぞ」

加奈子「ちぃーす、おじましまーす」

桐乃「えっ!加奈子!?」

桐乃「ちょ、加奈子!なんであんたが兄貴と!」

加奈子「あれ?私のマネージャーだって言ってなかったっけ?」

京介「…」

桐乃「え…そうなの?」

加奈子「とりあえず今後の活動についての話があるから来たんだよ」

加奈子「ま、たりー面倒な話はチャチャッと済ますから桐乃、後で遊びいこーぜ」

京介「…」

桐乃「う、うん…(まぁ加奈子なら大丈夫そう…かな?」

加奈子「んじゃ後でね~」

ガチャ、バタン

加奈子「あ~だりぃ、最近キモオタ相手の仕事多くてストレス溜まるんだよね~」

京介「…」

加奈子「またストレス発散手伝ってねぇ、ってもうギンギンじゃんww」

京介「…」もみゅもみゅ

加奈子「うっはww相変わらず触り方エロいwwんっ!あっ!」

ドンドン!

加奈子「あちゃー、やっぱ隣聞こえるかぁ。って、それも興奮するからまぁいっか、桐乃ごめんww」

京介「…」もみゅもみゅちゅぱっ

加奈子「んあっ!やべーマジ気持ちいいww」

ドンドンドンドンドンドン!!

桐乃「な、なんなのよ…毎回…毎回…」ドン…

『~ヤダヨ、マジデ?』
『タノムヨ』

『ショウガナイナァ』

桐乃「なんかボソボソ言って…る?」ベタっ(壁張り付き)


『だめだよ!おにいちゃん!』

桐乃「え!?」

『そんなロッドで攻撃されたらメルル壊れちゃうよ!!』

桐乃「えっ!?なに!?メルル!!」

『んあっ!おにいちゃんのメテオインパクトより凄いよぉ!!』

桐乃「やめてっ!メルルが!メルルがあああ!!!」

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!

『メルルおかしくなっちゃうよおおお!!!』

桐乃「あああああ!!!!」

桐乃「ひっぐす…メルル…メルル…ぐす」

『エッツギハブリジットモ?』
『タノムヨ』
『キチクスギワロタ』
『レンラクシヨウゼ』
『アイツシャテイダカラスグクルゼ』
『ウハオケ』

桐乃「ぐす…メルル…メルルが…」

ピンポーン

桐乃「ぐす…メルル…メルル…」

『コンニチハ』
『オーヨクキタナ』
『ジャ、ヤルカ』
『?』

桐乃『ぐす…ん?」


『星くず☆うぃっちメルルっ!れいぷ祭りはっじまるよぉーーーっ♪』

桐乃「えっ!な、な、な、なんだってえええ!!!」

『きゃあああ!!な、なにするの!!』

『悪いアルファはやっつけちゃうぞ!』

『ひゃっはー!!』

『だめだめ!やだあっ!!』

桐乃「いやああああ!!アルファあああ!!!」

ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!

『やべーマジ犯罪だってwww』

『んんん!!いやあ!!やだあああ!!』

『…』

桐乃「ああああああああああ!!!!」

ダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダン!!!!!!!

――――
――
あやせ「お兄さん、桐乃が何も反応しなくなってもう一年たつわね」

京介「あぁ」

あやせ「もう、私…」ぐす

京介「あやせ…」抱きっ

あやせ「お、お兄さん…」

京介「桐乃は必ず闇から戻ってくる、その時はそばにいてやってくれ」

あやせ「でも私みたいな部外者じゃいつまで桐乃の面倒見られるか…」

京介「あやせ……俺と結婚しよう」

あやせ「!」

京介「そうすれば俺達は家族だ!家族ならいつまでもそばに居られるし…俺はお前も守りたい!!」

あやせ「お兄さん…ありがとう」ぎゅっ



京介「…」ニヤリ

桐乃を無視し続けたらどうなるか  完

【おまけ】

桐乃「ん?あっ!リアからエアメールだ!」


『キリノ、おにいちゃん元気してる?リアはこっちでもすっごい元気だよ!』

桐乃「ははっリアらしいや」

『で、おにいちゃんが言ってたとおり、おにいちゃんの事大好きになったらすっごい早くはしれるようになったんだ!』

桐乃「ん?」

『おにいちゃんいっぱい、いっぱいリアのお腹の中に速く走れるエキス注入してくれてありがとねっ!』

『またそのうち会いに行くからまたいっぱいリアにエッチなエキス注入してね!Bye-bye♪』

桐乃「ああああああああああ!!!」

ドンドンドンドンドンドン!!!

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最終更新:2010年12月26日 04:49