第104回例会記録

2011年2月13日に開催された第104回例会の様子を報告します。

この日は都合が悪い方が多く、参加者5人での開催となりました。
参加頂いた皆さん、どうもありがとうございました。


・「藪の中」 4人

犯罪に理由は必要なのか?
          ― アーサー・ショークロス(Arthur Shawcross, 1945/6/6 - )

殺人犯人を推理するゲーム。国産。
一見推理ゲームかと思いきや、他人に間違った推理をさせるよう陥れる心理戦のゲーム。
繰り返しますが、推理ゲームでなく心理戦のゲームです。(←最初推理ゲームだと勘違いした人)
結構プレイングが難しく、下手をすると単なる推理ゲームに終始することもあるかも。


・「暗黒の金曜日 / Schwarzer Freitag」 5人

A:「ニューヨークの方は最近どうですか?」
B:「いやあ、凄いですよ。毎日、パラシュートをつけない男が、
   50メートルのビルの屋上から飛び降りるパフォーマンスをやっていますよ」
A:「そいつは凄い!」
B:「もちろん、毎日飛び降りる男は違いますが」

世界恐慌直前の株式市場をテーマにしたF・フリーゼの株ゲーム。
擬人化された牡牛(bull)と熊(bear)が殴りあいをしているイラストが非常に印象的。
株式用語のbull(上昇相場)とbear(下降相場)から来ているのでしょうか。相変わらずのセンスに安心感さえ覚えます。

このゲームはプレイヤーの行動によって株価を直接上昇・下降させることがあまり出来ません。あくまで確率を操作するだけです。
そのため株価変動の際にままならなさを感じることが多いのですが、そこがかえって”らしさ”を感じさせてくれます。
「株ゲーム」というより「世界恐慌直前の株式市場をシミュレートした経済ゲーム」として良く出来ていると思います。
個人的にお気に入りのゲームです。


・「ギャンブラー / Gambler」 5人

賭博-貪欲の子供、罪悪の子供、害毒の父。
          ― ジョージ・ワシントン(George Washington, 1732/2/22 - 1799/12/14)

サイコロを振って役を作っていくゲーム。
サイコロ運だけでなく、戦略や駆け引きも重要です。
でもやっぱり最後はサイコロで決まるため、非常に盛り上がりました。


・「世界の七不思議 / 7 Wonders」 5人

エジプトの遺跡から、文字の書かれた非常に古い粘土板が発掘された。
年代からすると、世界最古の文字らしい。
世界中の歴史学者が苦心した末、その言葉は解読された。
その粘土板には、こう書かれていた。

「まったく近頃の若い者は」

世界的に大人気かつ品薄状態のゲーム。早くも拡張がニュルンベルグ国際玩具見本市で確認されているようです。
あと再販版から微妙にコンポーネントに変更があるそうな。どちらの情報も裏は取っていませんが。
ここ最近で一番のお気に入り。やればやるほどリプレイ意欲を掻き立てられる中毒性のあるゲーム。


・「ライナークニツィアの革命万歳カードゲーム / Long Live The Revolution!」 5人

革命が独裁の重荷を解決するということは、まずない。それは独裁の重荷の担い手を変更するにすぎない。
          ― ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw, 1856/7/26 - 1950/11/2)

ロシア革命ルールとフランス革命ルールで1ディールずつプレイ。
全員初プレイだからなのか、そもそもゲームの出来が(略)なのか、あまり盛り上がらずに終了。


・「行商と信頼 / Peddling and trust」 5人

人間とは取引をする動物なり。犬は骨を交換せず
          ― アダム・スミス(Adam Smith, 1723/6/5 - 1790/7/17)

プレイヤーは商人となって各都市を回り、商品を買い付け、セットにして需要のある都市に売ります。
最近珍しい(元々珍しいかもしれないが)ピック&デリバリー。特殊能力で味付けしてあるのが今風。
ライトノベルが原作の国産同人ゲームだそうです。


・「ブラフ / Bluff」 5人

幸運は大胆に味方する
          ― デジデリウス・エラスムス(Desiderius Erasmus, 1466/10/28 - 1536/7/12)

そして今回もこのゲームで〆。
今回はサイコロ全飛びのような派手な展開はありませんでしたが、相変わらず安定した面白さです。


以上、例会報告でした。


次回は3月13日(日)となります。皆様の参加をお待ちしております。


写真・文 : 池田@代表補佐見習い?
最終更新:2011年02月14日 23:47
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