このページには、ルールブック/ソースブックに記載されているルールやデータの内
記述が曖昧で解釈の割れる物や、誤記と推測される物について
セッション時の扱いを決定する際の補助とする事を目的として、参考情報を掲載しています。
■公式情報
■ルール運用
■ジャッジ
■特殊能力
「素手以外のアイテムによる戦闘値修正を受けられない」
武器の射程
- 素手以外のアイテムによる戦闘値修正を受ける事が出来なくなるが、物理攻撃の [ 射程 ] は変更されない可能性が有る
- 武器の [ 射程 ] を、戦闘値に含むと定義する記述が見当たらない
- 人狼の《超獣化》等が該当
装備しているアイテムの特殊能力
- 素手以外のアイテムによる戦闘値修正を受ける事が出来なくなるが、装備しているアイテムの特殊能力は適用される可能性が有る
- 箒オプション「対物/対魔装甲板」の特殊能力 《増加装甲》 等、戦闘値を直接修正する特殊能力も
アイテム自体の装備修正では無い為、有効となる可能性が有る
- 人狼の《超獣化》等が該当
- 「ビーストクロウ」のアイテム特殊能力《ルナティックロード》が《超獣化》時での使用を前提としている為、現時点ではアイテム特殊能力は有効である可能性が濃厚
「【防御】の代わりに【攻撃】を使用できる」
最終的に判定する戦闘値
解釈1 : 【攻撃】ジャッジを行う
解釈2 : 【防御】ジャッジを行う(但し、判定値には【攻撃】の数値を代入する)
- 解釈1/2のどちらを採用するかで、ジャッジ達成値上昇の魔法/特殊能力が適用可能かが変わる
- 魔剣使いの《金剛剣》《護法剣》等が該当
「○○(アイテム)が使用出来なくなる」
装備修正の参照
- 使用出来なくなった後も装備状態が解除されない場合、アイテムの戦闘値修正は残る可能性が有る
- 特に、武器の攻撃修正が残る場合
「攻撃は行わないが、戦闘値の【攻撃】を参照する」特殊能力で、使用不可能になった武器の攻撃修正が的要されてしまう可能性が有る
- 防具類に関しても、 [ 使用 ] のルールタームが不明確な為
戦闘値修正が残るとした場合、使用不可能になる事のデメリットが皆無となってしまう
- 魔剣使いの《封印解放》等が該当
「CF修正値を変更」
プラーナ内包値/解放力の変動
- 第三世界エル=ネイシア出身のキャラクターは、自動取得能力によるCF修正値変更に伴いプラーナ内包値/解放力が変動している
(サンプルキャラクターを参照)
- 但し上記のプラーナ内包値/解放力変動については、エラッタにより
「あなたのキャラクター作成時のCF修正値を+1する。プラーナの初期値も変化することに注意。」
という効果に、特殊能力のテキストが変更されている
- プラーナの値が変化すると明記されていない特殊能力で、CF修正値を変化させた場合
プラーナの内包値/解放力は、変わらない可能性が有る
- 魔剣使いの《呪いの魔剣》等が該当
「F値が出たら使用できない」
クリティカル後の振り足し
- クリティカル後の振り足しで、F値が出た場合に
「F値が出たら使用できない」特殊能力を使用出来るか否かが、明確にされていない
- 通常のファンブルを「幸福の宝石」等で打ち消した場合には、該当の特殊能力は使用出来ない事がFAQにて明記されている
- 強化人間の《幻想舞踏》等が該当
プラスの修正を与える特殊能力全般
効果の拒否
- 特殊能力の内、対象にプラスの修正を与える物に関して
発動魔法(治癒魔法・付与魔法)とは異なり、対象が「効果を拒否」出来るルールは存在しない
- この為、特殊能力の組み合わせでトリッキーな使用法が考え出される事がある
- 使徒の《光剣》等が該当
「移動を行った場合」
移動力0sqの場合
- [ 通常移動 ][ 全力移動 ] を行う際、特殊能力や魔法等の効果により【移動力】が0まで低下させられる場合が有る
- [ 全力移動 ] を行う際、【敏捷】ジャッジにファンブルする事により【移動力】が0となる場合が有る
- 上記の様な場合に、「移動を行った場合」を条件とする特殊能力を使用可能かどうかが明確にされていない
- アタッカーの《スピードスター》等が該当
魔法
持続時間が存在する魔法全般
効果の拒否
- 治癒魔法・付与魔法は、効果発動の際に「効果を拒否」する事が可能である
- 但し、「1ラウンド持続」「1シーン持続」等の効果を持つ場合
一度魔法の効果を受け入れた後、持続時間中に改めて効果を拒否するルールは存在しない
- 付与魔法《レイソード》等が該当
「行動カウントに修正を与える」
効果の重複
解釈1 : 「修正を与える」と記述されている為、同一の対象に複数回使用しても同名魔法は効果が重複しない
解釈2 : 同一の対象に複数回使用した場合、効果が重複する
- 解釈1の場合は更に、魔法の効果を解除する事によってカウントが回復する可能性が有る
- 特殊能力によるカウント増減の場合は、「行動カウントを+nする(-nする)」といった表現になっており
「修正を与える」という表現は用いられていない
- 付与魔法《ヘイスト》、弱体魔法《スロウ》等が該当
持続時間
- 行動カウントに修正を与える魔法には、「持続時間」が明記されていない物が多い
- 持続時間が明記されていない場合、原則として「メインプロセス中」のみ効果が有効とされる(『NW2』P.132)
- 上記の「解釈1」を採用し、行動カウントの変化が「魔法の効果時間中のみ有効な修正」であるとした場合
これらの魔法を使用したメインプロセスが終了すると同時に、魔法の効果が解除されてしまう事になる
- 付与魔法《ヘイスト》、弱体魔法《スロウ》等が該当
■アイテム・魔装
素手
入手個数
- アイテム「素手」には、入手個数を制限するルールが存在しない
- 価格も0の為、(GMが許可すれば)幾つでも購入・常備化する事が可能となってしまう
重量
- 『NW2』P.152 では、「重量:0」としてデータが掲載されている
- 『SFM』P.136 では、「重量:-」としてデータが掲載されている
《アンアームドマジック》
入手個数
- 攻撃魔装《アンアームドマジック》には、入手個数を制限するルールが存在しない
- 価格も0の為、(GMが許可すれば)幾つでも購入・常備化する事が可能となってしまう
- 但し、アイテム「素手」とは異なり
「攻撃魔装の装備を明示していない状態で、魔法攻撃を行う場合に使用するデータである」とする記述が存在する(『NW2』P.196、『SFM』P.178)
- この為、素手とは異なり「魔装として購入・記憶・装備」する事自体が不可能(代用の為だけのデータ)とする説も有る
カニアーマーFTE
アイテム特殊能力《蟹光線》の射程
- 『NW2』掲載の「カニアーマーFTE」では、アイテム特殊能力《蟹光線》に射程が明記されていない
- 『SFM』掲載の「カニアーマーL=F」では、アイテム特殊能力《蟹光線》《量産式蟹光線》の射程は「0sq」と記載されている
- 『ELQ』に「カニアーマーFTE」のデータが再録された際も、射程に関しては修正されていない
神罰銃
アイテム特殊能力《神罰代行》の使用制限
- 他の多くの武器に付随するアイテム特殊能力と異なり、「この武器で行う攻撃」といった旨が明記されていない
- この為、神罰銃を装備してさえいれば
神罰銃を使用しない攻撃でも、《神罰代行》が使用可能と裁定される可能性が有る
- 基本的には、アイテム特殊能力の使用条件は「アイテムを装備している間」であり
「(武器の場合)該当の武器を使用して行う攻撃」である事は、基本ルールとしては規定されていない(『NW2』P.150)
箒オプション全般
重量の加算位置
- 箒に装着中の箒オプションの重量が、 [ 所持重量 ][ 武装重量 ] のどちらに加算されるか矛盾している箇所が有る
- 『SOA』P.019 では、エネルギーブースターの重量が [ 武装重量 ] に加算されている
- Web上のFAQには、装着中の箒オプションを [ 所持可能重量 ] として扱うと記載されている
(このFAQよりも、『SOA』の方が後発)
■戦闘
箒による飛行
飛行状態を解除された後の再飛行
- 箒自体の特殊能力で制限を受ける場合等を除き、箒に [ 搭乗 ] しているキャラクターは [ 飛行状態 ] となる(『NW2』P.150)
- 「特殊能力」「魔法」の効果は、「基本ルール」よりも優先される為(『NW2』P.083)
特殊能力・魔法の効果等により、この飛行状態は解除される可能性が有る
- 但し、特殊能力・魔法の効果等により「搭乗したまま、飛行状態が解除」された場合
再度飛行を行う為のルールは、規定されていない
- プレイグループに寄るが、 [ 搭乗 ] と同様にマイナーアクションを消費する事で再飛行可能と裁定される場合が多い模様
箒への同乗
同乗の前提条件
解釈1 : 所有者が [ 搭乗 ] していない箒に対しては、他人が [ 同乗状態 ] になる事は出来ない
解釈2 : 所有者が [ 搭乗 ] していない箒に対しても、他人が [ 同乗状態 ] になる事が出来る
バッドステータス「重圧」
《》で括られた特殊能力名を持たないアイテム効果に対する適用
- 「スナイパーライフル」「スタンスティック」等を始めとした、一部のアイテムには
「《》で括られた特殊能力名を持たないが、アクションを使用して明示的に宣言する特殊な効果」を持つ物が存在する
- バッドステータス「重圧」を受けている間、キャラクターは使用に宣言が必要な特殊能力が使用出来なくなるが
上記のアイテム固有効果に関して、特殊能力に含むか否かは明記されていない
最終更新:2011年11月17日 20:58