サモナー
概要
第一世界ラース=フェリアのシーカークラス。
「エネミーと契約し、それを使役する者」である事を表す。
データ傾向
キー能力は3種類あり、その内2種類の取得がほぼ必須となる。
何が無くとも、《
契約》で使役するエネミーを選択しなければ話が始まらず
《
サモンサーヴァント》《
サポートサーヴァント》のどちらを選択したかによって、ラウンド進行中の動き方が大きく変化する。
(どちらを選択した場合でも、セットアップは確実に埋まる事となる)
《
契約》で選択したエネミーは、「従者」と呼ばれ
サモナーの特殊能力は、その大半が「従者を常時強化する物」「従者のジャッジをサポートする物」で構成されている。
リソース消耗はMPに大きく偏っており、カウントを消費する物は一切存在しない。(性質上そうでないと困るが)
プラーナは、通常のシナリオであればあまり問題にならないと思われるが
《
サポートサーヴァント》or《
ポゼストサーヴァント》で1戦闘毎に消費する為
戦闘回数の嵩むランダムダンジョン等では、枯渇の可能性が危惧される。
《サモンサーヴァント》使用時
《
サモンサーヴァント》を選択した場合、極めて特殊なクラスとなり
PC自身は行動カウント0(行動終了)で固定され、従者を自身の代理として戦わせる事になる。
エネミーレベル1~2の従者はGL1のPCにも劣るステータスな為、《
契約》のSLを上げる事は急務だ。
また、従者その物はPCでは無い為
PCが取得している特殊能力や発動魔法を従者に使用させるには、それぞれ《
ポゼストサーヴァント》《
キャストサーヴァント》が必要となる。
特に、PC自身は行動カウント0の為
[代償カウント]の必要な発動魔法は、《
キャストサーヴァント》で従者を経由しなければ使用不可能な事に注意しよう。
《サポートサーヴァント》使用時
《
サポートサーヴァント》を選択した場合、《
サモンサーヴァント》とは全く事情が異なり
従者はラウンド進行に参加せず、PC自身が戦闘を行う事になる。
ジャッジ達成値を汎用的にブースト可能な点以外は、特徴の薄いクラスになってしまうのだが……強い事は強い。
マイナー・メジャーの特殊能力を一切持たない為、スタイルクラスの特殊能力で上手く味付けをしていこう。
クラス修正
命中 |
回避 |
攻撃 |
防御 |
魔導 |
抵抗 |
魔攻 |
魔防 |
耐久力 |
魔法力 |
行動値 |
- |
- |
- |
2 |
2 |
2 |
2 |
3 |
2 |
5 |
2 |
魔法関連と防御力に寄った修正値となっている。
LvUPによる成長はMP>HP。
クラス特殊能力一覧
スタイル相性(《サモンサーヴァント》使用時)
従者の戦闘値は、PCの戦闘値に依存しない為
アタッカーで魔法攻撃型の従者を持とうが、キャスターで物理攻撃型の従者を持とうが特に支障は無い。
但し、従者には「PCの代理」となる事が求められる為
現実的には、「そのスタイルに求められる役割を果たせるかどうか」がスタイル相性としての焦点になるだろう。
《
契約》のSL上限を増加させる《
グレーターサモナー》はCL10特殊能力な為、
CL9まではエネミーレベル5以下の従者で対応する事になる。
また、PC当人は行動カウント0で固定されてしまうが
シーン中には存在し、エネミーからの攻撃も普通に喰らうので
防具をしっかりと固めておこう。
アタッカー
基本的に、【命中】【攻撃】に優れるエネミーを従者として選択する事になる。
エネミーには、マイナー・メジャーの特殊能力を持たない物も多い為
スタイルクラス特殊能力や汎用特殊能力を《
ポゼストサーヴァント》で使用させる事によって、タイミングの空きを埋めていく形になるだろう。
但し、《
振りかぶり》や《
ウェポンマスタリー》等
エネミーでは該当する条件を満たせない特殊能力もあるので、注意が必要だ。
キャスター
《
キャストサーヴァント》はPCの記憶している発動魔法を従者に使用させる事は出来ても、攻撃魔装までは使用させられない。
【魔導】【魔攻】の高さに加えて、射程・範囲も従者選択のポイントとなるだろう。
アタッカー同様、マイナー・メジャーはスタイルや汎用で埋めていく形になる。
従者に使用させるのであれば、普段はあまり使用されない《
謎の怪光線》等も有効なケースがある。
ディフェンダー
先ず《
ポゼストサーヴァント》を取得しないと、《
カバーリング》等のタゲコン特殊能力が使用出来ない。
(従者に選択したエネミーが、元々タゲコン特殊能力を持っていれば話は別だが)
エネミーには、《
苦痛耐性》によるバッドステータス解除や《
物理攻撃無効》等の特殊な防御能力を備えている物が散見されるので
これらを活かしていくのが、サモナーらしいディフェンダーと言えるかも知れない。
PCが攻撃能力を確保しなくとも、高レベルエネミーは十分な命中率・火力を備えているので
味方を護る手段・位置取りを確保した上でなら、攻撃に参加する事も有効だ。
ヒーラー
[代償カウント]の存在するバリア魔法を使用するには、《
キャストサーヴァント》の取得が必要となる。
(従者に選択したエネミーが、元々発動魔法を使用可能ならば話は別だが)
その上で《代償軽減:付与魔法》等の効果を適用するには、やはり《
ポゼストサーヴァント》も欲しくなるだろう。
エネミー特殊能力の《
戦術指揮》は、支援用の特殊能力として破格の効果を持つ為
これを持つエネミーを従者に選ぶのも、1つの手ではある。
スタイル相性(《サポートサーヴァント》使用時)
アタッカー
但し、それ以外の常時火力や戦闘手段に乏しい為
スタイルクラス側の特殊能力で、足りない部分を補いつつ
回数の限られた《
エリートサーヴァント》《
最適指令》の使い所を見極めていく事になる。
キャスター
基本的には、アタッカーと同じなのだが
クラス修正やHP成長率等の要素から、アタッカーよりもキャスターの方が向いているとは言える。
但し、クラス特殊能力に「○○魔法の素質」を持たないので
攻撃魔装しか使わないならともかくとして、発動魔法も使うなら汎用特殊能力の「素質・弐」を取得しておこう。
イニシアチブでエネミー識別を行う《
エネミーリサーチ》は、割と珍しい特殊能力であり
エネミー識別は【知力】ジャッジの為、大体はキャスターかヒーラーにその役目が回ってくる。
《
サーヴァントアシスト》や《
制限解除》を用いれば、基本能力値によるジャッジもブースト可能な為
サモナーの特色として、押さえておくと面白いかもしれない。
ディフェンダー
《
ディフェンスシフト》による【防御】【魔防】ジャッジの達成値上昇量は魅力的だが
毎ラウンドMPを消耗するので、リソース管理には気を使おう。
CL5になったら、イニシアチブでHP&MPを回復する《
リヴァイヴサーヴァント》は取得しておきたい。
ヒーラー
キャスターの項でも触れたが、クラス修正は魔法寄りでも「○○魔法の素質」を持たない。
「素質・弐」は魔法記憶容量を圧迫する為、特にGLの低い内は記憶する魔法を吟味しよう。
メモ
《契約》を必要としない特殊能力
常時:《
万能言語》
オート:なし
セットアップ:なし
イニシアチブ:《
エネミーリサーチ》
クリンナップ:なし
リアクション:なし
マイナー:なし
メジャー:なし
実は《
サポートサーヴァント》にも、《
契約》が必要とは書かれていないのだが……。
それが通用するかどうかは、GM判断になるだろう。
基本ルールブック環境での運用
サモナーは、基本ルールブック環境では運用方法が極めて限定されるクラスでもある。
《
サポートサーヴァント》が存在しない為、従者を用いて戦う事になるのだが
《
キャストサーヴァント》が存在しない為、PCの発動魔法を従者に使わせる事が出来ず
《
ポゼストサーヴァント》が存在しない為、ディフェンダーの《
カバーリング》等も使えない。
消去法で、こなせる役割はダメージディーラーという事になる。
GL1の《
契約》SL3で契約可能な範囲では、アタッカーとしてギリギリ及第点くらいのエネミーがいない事もない。
GL2で《
契約》SL5になると、一気に強力な従者が手に入る。
最終更新:2023年12月04日 14:49