2009-11-07 KOF 2009
日時
平成21年11月07日(土) 10:35~10:50
場所
大阪南港ATC ITM棟 6F マーレギャラリー
参加者
内容
関西オープンソース2009の会場にて、展示会場内特設ステージで15分間の発表を行いました。
- 言語ライクに使える、小便利ツール集としてのなでしこ
11/7 10:35~ (15 min)
講師:速島(なでしこ友の会)
主催:関西オープンフォーラム
とかく「日本語」という側面のみがクローズアップされがちな、プログラミング言語「なでしこ」が持つ、もう一つの特徴、「Windowsの小便利ツール集」としての側面にスポットを当てて紹介します。
会場の様子
9:50に粗茶が会場に到着すると、発表者のmr(はやしま)さんは、すでに会場前におられました。
発表までに時間があったので、mrさんの発表内容をチェック。
うまくまとめられていたのですが、やはり15分ではなでしこの魅力を語り尽くすには足りない感じ。
そろそろ発表時間となる頃、AIさんが到着。
mrさんがステージに行ったので、粗茶とAIさんはよく見える位置に移動。
発表内容は、なでしこの実用性を強調したものでした。
なでしこ(前身のひまわりも)は、その開発動機として、誰もが簡単にプログラミングできることがあげられます。"日本語で書ける"ことと、"数行で書ける"ことにより、その目的を実現しようとし、また成功しています。
ところが、"日本語で書ける"ことがインパクトの大きさとともに、クローズアップされすぎて、「日本語だから何?」とか「日本語変換が面倒」とか「日本語が不自然」とか否定的な意見も多く、"数行で書ける"という部分が見落とされがちです。
今回のプレゼンでは、この"数行で書ける"ことによる生産性の高さをアピールすることにしました。
まず、環境設定の容易さ。
プログラミング言語を使用するための開発環境をセットアップするのに、なでしこはダウンロードして解凍するだけ、という手軽さにより、あっという間に開発作業にかかることができます。
次に、実用的な命令の豊富さ。
事例紹介したのは、「Gメール受信」命令と「パスワード付き圧縮」命令、「メール送信」命令です。
他の高級言語でも、これらの処理を行うためには、数行~数十行のプログラムを書く必要があります。しかし、なでしこならば、たったの1行で済んでしまうのです。
10行プログラミングでも証明されているように、やりたいことを、すぐに、簡単にできるのが、なでしこの大きな特徴です。
なでしこは、"日本語で書ける"ことと、"数行で書ける"ことの両方が揃ってこそ、その本領を発揮できるのです。
さて、mrさんの発表が終わり、次に正誤表共有サービス
Errataの紹介が始まりました。
これは、書籍の基本情報(書名・著者名・出版社等)や版刷履歴とともに、正誤データを共有するサービスで、出版社や著者からの正誤情報が提供されなくても、読者がお互いに気づいた点を登録することで正誤情報の共有をしようとするものです。
Debug Hacksという本なのに、誤植が多いという話にはウケました。
なでしこの公式本などについて、利用できるのではないかと思いました。
気づくと、しらたまさんが来られてました。寝坊したとのことで、mrさんの発表には間に合わなかったようです。
展示会場を見て回ったのですが、毎回同じ顔ぶれですので、特に興味のあるブースはありませんでした。
ただ、ホビーロボット研究会の、ロボットが面白かったですね。なでしこからロボットを制御できれば楽しいな。
ジュンク堂書店さんが即売してましたが、クジラさんの「たのしいPHP」もさっそく並んでました。mrさんは迷わずお買い上げしてました。
さて、昼食のため4人でたこ焼き屋さんへ。
mrさんは「たこ焼き定食」を食べてましたが、私にはそんな勇気ありません。関西人として「お好み焼き定食」は常識ですが、「たこ焼き定食」はアウトだろー。
なでしこ関西の運営についていろいろと話ができて良かったです。
最終更新:2009年11月08日 22:05