Tips 母艦設計
母艦設計は、プログラムの中で
母艦が表示される前に実行される部分です。
母艦や
フォームに多くのGUI部品を配置すると、プログラムを実行した時に画面が表示されるまで時間が掛かります。また、GUI部品が描画されている動きがチラチラと見えてしまい、格好が悪いと思うことがあります。
母艦や
フォームの描画が完了してから表示すれば、画面のちらつきも無く、一発で表示されるので気持ちが良いですね。
例えば、次のプログラムを実行してみましょう。
'***** サンプル *****
母艦について
W=320。
H=240。
母艦を中央移動
3回
「ボタン{回数}を
ボタンとして作成。」をナデシコする。
「エディタ{回数}を
エディタとして作成。」をナデシコする。
'***** ここまで *****
上記プログラムは、
母艦のサイズを変更し、デスクトップの中央へ移動します。そして
ボタンと
エディタを3つずつ配置します。
実行した結果、画面がちらつき見づらいです。他人に使ってもらうプログラムならば少し恥ずかしいと思うかもしれません。
そこで、母艦設計を使ってみます。
'***** サンプル *****
●母艦設計
母艦について
W=320。
H=240。
母艦を中央移動
3回
「ボタン{回数}を
ボタンとして作成。」をナデシコする。
「エディタ{回数}を
エディタとして作成。」をナデシコする。
'***** ここまで *****
母艦設計を関数のように記述し、その中に
母艦が表示される前の設定を書きます。
これを実行すると、先ほどのちらつきも無く、すっきりと
母艦が表示されます。
母艦設計は次のように書くこともできます。
'***** サンプル *****
!母艦設計=『
母艦について
W=320。
H=240。
母艦を中央移動
3回
「ボタン{回数}を
ボタンとして作成。」をナデシコする。
「エディタ{回数}を
エディタとして作成。」をナデシコする。
』
'***** ここまで *****
行頭に「!」を付けると、プログラムに実行オプションを付加します。
母艦設計の内容を『 』で括ることでひとまとまりにしています。
このように母艦設計の中には様々な処理を記述することができますが、事前処理が終わるまで
母艦を表示したくない、というだけならば、「
母艦の
可視はオフ」を母艦設計に入れ、処理後に「
母艦の
可視はオン」とすればいいでしょう。
'***** サンプル *****
母艦について
W=320。
H=240。
母艦を中央移動
3回
「ボタン{回数}を
ボタンとして作成。」をナデシコする。
「エディタ{回数}を
エディタとして作成。」をナデシコする。
母艦の
可視はオン。
●母艦設計
母艦の
可視はオフ。
'***** ここまで *****
'***** サンプル *****
!母艦設計=『
母艦の
可視はオフ。』
母艦について
W=320。
H=240。
母艦を中央移動
3回
「ボタン{回数}を
ボタンとして作成。」をナデシコする。
「エディタ{回数}を
エディタとして作成。」をナデシコする。
母艦の
可視はオン。
'***** ここまで *****
最終更新:2008年09月12日 18:31