Poseaulloie(詳細・ネタバレ編)
- エルヴァーン♀、1a(金髪)、北サンドリア・ドラギーユ城前噴水付近(イベント時)
- かつて「闇百合の魔女」として恐れられた伝説の魔女の一人。
実際のポソロワと彼女の物語に関しては、年に一度のハロウィンイベントでしか語られない。現在ではもっぱら、「アルタナの神兵」に登場する彼女の魔性の姿
Shadowhandの方が一般的に知られている。
闇百合の乙女・ポゾロワ
「
闇百合の魔女」イベントでただ1人のエルヴァーン女性、プソロワが
Shadowhandの正体として、彼女がこの世に残した記憶はどんなものだったのだろうか。ここでは彼女がイベント中に語る10のセリフをリストアップした。なお、彼女は北サンドリアの噴水広場で彷徨っている。
- ……きれい……この……閲兵場の……噴水の水は……いまでも……
- あれは……お城の正門……向こうには……ああ……大聖堂……
- なにもかも……そのまま……ここには……二度と……二度と……戻らないって……でも……
- ここだわ……毎朝……遠くから……あの方の訓練を……あのとき……勇気があれば……
- いいえ……彼はヒューム……それに……それに……私は魔女……告白したって……きっと……
- ……おまけに……誰かの作った……可愛いお弁当だって…………いつも……持ってたもの……
- 彼は……私のことなんて……知らないまま……もう……彼はいないのに…………でも……私はここに……
- ああ……なにもかも……捨てたはずなのに……なにもかも……忘れたかったのに……
- 彼が休んでいた噴水……彼が泣いていた石壁……なにも変わらない……なのに……私だけが……変わってしまったのね……
- 彼が泳いでいた堀……彼が寝ていた木陰……なにも変わらない……なのに……私だけが……変わってしまったのね……
彼女の未練とは、かつてこの広場で毎日のように見守っていた片思いの少年の思い出だった。ヒュームである彼。当時は種族間の偏見もまだまだ強かった時代である。その上彼女は魔女として街で恐れられていた存在であり、彼は「誰かが作った可愛いお弁当を」持っていた事から、既に彼女は半分諦めていたのかもしれない。ポゾロワは、遠くで彼を見つめる事しか出来なかったようだ。
余談だが、彼女の片思いしてるヒュームの男性が持っているお弁当は、実は妹が作ったものである。そしてこの妹もまた類稀なる魔力で親にさえ怯えられて苦悩していた。そんな妹に優しく接し、守り続けた兄が、ポゾロワが片思いしていた少年なのだ。そしてその妹
Maryseは、自分のせいで兄も白い目で世間から見られていると知り衝動的に街を飛び出し、後に
闇百合の魔女の1人として登場している。(公式サイトの「
闇百合の魔女」の物語はこの妹
Maryseの視点で描かれており、彼女のこの世への未練もまた、飛び出した際に残していった「兄様」だった。)
ポゾロワもまた他の「闇百合団」の幽霊たちのように、プレイヤーがそばで話を聞いているのに気づいていた。しかし他の幽霊たちはプレイヤーに比較的ひどい事を言うのに対し(消えろだの呪うだの一人にしろだの…)彼女はこう、語りかけてきた。
- ふふ……そこのあなた……気づいてるわよ……でも……いいの……聞いてもらって……少し……気が晴れたわ。
個人的な物言いで申し訳ないが、一番好感度を持てるのがこのポゾロワである。そんな彼女が「アルタナの神兵」で
Shadowhandとしてカンパニエに参戦するとは、なんとも皮肉な運命である。彼女の本来の姿は、優しく穏やかで、片思いを打ち明けられずにいた、1人の乙女に過ぎなかった。
最終更新:2008年10月21日 21:21