Mumor (詳細・ネタバレ編)


  • ヒューム♀、8a(赤茶髪)、通常配置無し
  • 公式イベント「あますず祭」の催し物のひとつとして登場したアイドルショーのヒロイン。
  • 肩書きは「アイドル戦士」。海外版では「Fantastic Fraulein(ファンタスティックフロライン)」。


  7月下旬、公式サイトに突然颯爽と現れた「アイドル戦士ミュモル♥」の告知。今までのイベント告知とはあまりに違う毛並みの内容・告知方法だったために、公式サイト更新から間もなくネトゲ実況@2ch掲示板等で話題となり、実際のミュモルが登場する「あますず祭」が始まる前から彼女を中心としたスレが立ち並び祭となった。今回は色々と話題騒然となったミュモル。その発端から「イベント」として一連の流れを追ってみたいと思う。

公式サイトに突如現れたヒロイン(公式告知発表)

  特にこのサイトを運営するようになってから、管理人はバージョンアップの情報が出る時期になるとマメに公式サイトで情報を集めるように心がけている。NPC達の活躍の可能性を見る為、というのは言うまでも無い。そんな08年の7月下旬のある日、このようなバナーが公式サイトで上げられた。


極めて異質に感じたイラストバナー……!

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)・・・・・・?

  イラストレーターさんは、ファミ通や公式のオフラインでのFFXIイベント等でも参加されている皆川史生(Fumio Minagawa)氏である。とても見易く親しみやすい絵柄と色調が魅力の『公式』絵師さんの一人といえる。しかしこのような形で絵を見るとは思わなかったので、一抹の期待と不安を抱きながらバナーをクリックした。


公式サイトを開いた状態で目に飛び込む絵図。

(;゚ Д゚)ホォォーー…?!


  かなり下までスクロールしないとゲーム画面らしきものは見当たらず、トップにドーンとこのイラストが見える訳である。今まで無かったノリに、ぶっちゃけると管理人は面を食らってしまった。今まで公式のイベントを彩るヴァナ・ディール上の伝説(主に現実の祝日の伝承をアレンジしたもの)や、雰囲気を盛り上げるイラストが添えられていたり、モーグリ同士の会話などが掲載されていた。このように、NPCを前面に、しかも萌えをめいっぱい出した雰囲気で告知したことは記憶にない。


皆川氏の可愛らしい絵柄も相まって、まさに「萌え絵」と言える。

  これは、解析等でも存在が判明されていた「新水着」の紹介及び入手用のイベントであることは、絵からして見て取れた。しかし、煽り文句など、やはり今までのノリとは全く違う為に、どのようなイベントになるのか戸惑うばかりだったのが本音である。
  「ミュモルはキミたちの応援を求めている! さあ、みんなで「あますず祭り」会場に集合し、いっしょに魔王と戦おう!!」という煽り文句を見る限り、 「ミュモル」とは架空の設定を元に攻勢されたキャラクターであり、ヴァナ・ディール内の架空の物語といった感じであり、現実世界のアニメやマンガで根強い人気を誇る「戦う魔法少女」系統のものと思われる。

参考資料:他意はありません。

  さらに、今回のこの「あますず祭」で開催される「ヒロインショー」とは、現実世界でいうところの、夏休みの遊園地やデパートの屋上等で時々開催される「〇〇と握手!」などをキャッチフレーズにして行われる「ヒーローショー」等をパロディしたものと思われる。

参考資料:他意はありません。

発表後のネット上の反響

  勿論、このスクウェア・エニックスの新たなイベントの発表方法に強いインパクトを受けたのは管理人だけではなかった。ネトゲ実況@2ch掲示板では、発見と同時に建てられたと思われるスレが多く登場した。また、当時は「2ちゃんねる全板人気トーナメント」が開催されており、ネトゲ実況@2ch掲示板は決勝戦まで進む健闘を見せており(後に優勝おめでとうございます)、。ネトゲ実況@2ch掲示板は既に祭ムードに入っていたところで「ミュモル」という新たな燃料が注がれた形になったといえる。
  現在のヴァナ・ディールの世界設定にこの「ミュモル」がどう溶け込むのか議論するスレから、ひたすらエロ画像がアップされるのを待つスレまで、様々な形でミュモルは話題になった。これは新たな水着への期待等もあるが、何より「今回のイベント・公式告知の異質感」が議論の中心になることが多かったと思われる。皆川氏の可愛らしいミュモル像、そして今回のイベントのセッティングが「ヒロインショー」であるという設定で、単純に言ってしまうと「賛否両論」となったのである。
  今までのFFXIのイベントは総じて、上記の通りヴァナ・ディールの世界観を非常に大切にしていた部分が強く、数々の雑誌でのインタビューでも、スタッフはその努力を強調していた節もある。その中で突如現れたミュモルは「歌手」「父親は超常現象の研究者」「変身少女で普段はドジっ娘」というコテコテの設定は、異質なのは否めない。彼女の設定は、グラフィックこそはFFXIそのものであるが、深夜のテレビでありそうなアニメのノリである。更に「ヒロインショー」を成人した設定であるプレイヤーキャラクターたちが取り囲んで/emで応援する様は、偏見を持った書き方をすると「アキバででもありそうなオタクイベント」を髣髴とさせる光景になるのは容易に想像できるものである。今までのヴァナ・ディールの世界観、設定を無視したミュモルにガッカリしたプレイヤーも少なからずいたようだ。このような萌えを強く意識したイベントは他のネットゲームではありふれた物である為、わざわざ世界観がしっかりしているFFXIでやる必要が無いという声も多かった。
  しかし全く同じ理由で今回のイベントとミュモルを受け入れるプレイヤーも多かったのも事実である。世界観がしっかりしているヴァナ・ディールは、裏を返せば非常に硬派な世界であり、今まで露骨な「萌えキャラ」という存在はミッションで絡む一部の女性キャラなどに限られていた節がある。そもそもネットゲームをやる大半のユーザーは、元々ゲーマーであり、アニメやゲーム等、いわゆる『オタクっぽい』ものに最初から興味を持っている人も多い。そういうプレイヤー(管理人含む)からしたら、ヴァナ・ディールはたまに淡白な世界に感じることもある。今回のミュモルのコテコテの設定、ヒロインショーというシチュエーションを「スクエニのご乱心wwwwww」と笑いながらも「いいぞもっとやれ」と感じたプレイヤーも反対派と同じくらい多かったと思われる(皆川氏の絵が秀逸だっただけに萌え要素が際立っている)。

イベントを待ちきれなかったのか、別のゲームでミュモルを可愛らしく再現させた猛者も登場。

  一方、海外ユーザーの反応はというと、「ファイナルファンタジー」が日本のゲームと知らないでやっている一部ユーザーを除くと、実際大半の海外プレイヤーは日本のゲームの質の高さを理解した上でプレイしている者のほうが多い。それは、世界的に近年においてアニメ・マンガが海外に進出した背景もあり、ゲーム(特に日本のRPG)も同様に受け入れられている為である。なので、FFXIを「日本のネットゲーム」と理解してプレイしている海外プレイヤーの多くはアニメやマンガに強い関心を抱いている者も少なくない。実際各国のプレイヤーへ向けた公式サイトは全て皆川氏のイラストで統一され、「アイドル戦士★ミュモル」も「ファンタスティック★フロライン」と言う風に変更はされているものの、プレゼンテーション自体は日本の公式のものと大差はなく、向こうの掲示板でも話題になっていた。その際の海外プレイヤーの感想、期待を寄せるコメントなどはこちらを参照していただくとより理解しやすいと思う(外部リンク:マイケルのゴブ紀行 -番外変- 「アイドル戦士 ミュモル(Fantastic Fraulein Mumor)」 海外の反響)。しかしその中であまりにも素敵なコメントがあったので、こちらでも紹介させて頂きたく思う:

「俺は普通、絵では高まらないんだが、このNPCはアツすぎる。あますず祭りにはぜひミュモルとライオンが、マッシュポテトが敷き詰められた子供用プールの中でじゃれ合ってほしい。」

  どこの国でも「OTAKU」というのは業の深い人種のようである。ともあれ、多くの議論、妄想、萌えを渦巻かせながら公式イベント「あますず祭」が始まった。

アイドル戦士ミュモル★ヒロインショー(イベントの流れ)

  そして「あますず祭」の一環としていよいよヴァナ・ディールで開催された「アイドル戦士ミュモル★ヒロインショー」だが、そのイベントとしての流れの一連をここで説明したいと思う。当サイトにしては珍しく攻略にも使える、かもしれない。
  イベントは基本的に三国(バストゥーク商業区噴水前、北サンドリア鍛冶ギルド付近、ウィンダス水の区北広場)で定期的に開催されている。発生場所はどこも固定であり、ミュモルPOP(イベント開始)の時の「出待ち」が可能である。また、各/dance(4種類)及び応援モーション(下記参照)をマクロパレットに制作しておく事がイベント成功の大前提といえる。また、各/em に motion を入れても『応援』と『ダンス』としてカウントされるので、是非動作のみのマクロを参加する前に作っておく事を推薦したい。


Mumor :みんなっ、あますず祭、楽しんでる~?あたしはミュモル。ヨロシクね★

  元気よく登場(シュワワンとPOPする状態)するミュモルは、祭りを盛り上げる為に来たとつげ、歌を歌う準備に取り掛かろうとする。しかしそこで不穏な声が……。


Ullegore :ふははははは、そうはさせぬぞ!この世界に祭りなど、いらん!私がヴァナ・ディールから祭りを消し去ってやるぅ~ッ!

  慌てるミュモルの前に姿を現したのは今回の悪役・魔王Ullegoreである。それぞれベタな展開で「祭りを壊しに来た」「そんなことさせない」というやりとりをし、戦闘が開始される。
  実質的にはただの「ショー」である為に、バトルというわけではなく、ミュモルのHPが減らない為に、特別に彼女を直接サポートする必要はない。ミュモルは腰に携えた「ミラクルステッキ(パパ作)」でペチペチと殴る。そして魔王Ullegoreは杖での殴打と火炎攻撃でミュモルを苦しめる構図を展開する。


なお、ミュモルが炎を受けても服が燃えることは(当然)ない。

  実はこの間、観客(プレイヤーたち)は彼女を応援することによってサポートをする事が出来る。ミュモルには必舞技「ダンシングフォース」という技があり、それを繰り出すには、「皆の応援」が必要なのだ。プレイヤーが /wave、/cheer、/clap を行う事によりこの必舞技「ダンシングフォース」を撃つ力が溜まっていき、彼女の見せ場が発動する確率が上がっていく。そして、この必舞技「ダンシングフォース」こそがイベントの大切な要素である。
  必舞技「ダンシングフォース」は、判りやすく言うと /dance1~/dance4 のモーションと共に繰り出される「必殺技」だ。ミュモルが必舞技の技名を言い、踊り終えるまでにプレイヤーも同じダンスをする事により「シンクロ」を起こし、技がプレイヤーの応援で力を増大させた事を表現する演出のようだ。この「シンクロ」とは成功すると各プレイヤーのログに「<PC Name>はミュモルとシンクロした!」といったようなログが流れる。この「シンクロ」を15回成功させると、水着が1部位貰える流れとなっている。
  一回のショーでこの「ダンシングフォース」をミュモルが繰り出す可能性は0~8回と制限されており、要するに周りで見ているプレイヤー達の応援次第なのだ。なので、皆で「ダンシングフォース」をより多く展開させ「シンクロ」できる機会を設ける為にも、周りのプレイヤーと共に応援をする事を強くお奨めしたい。
  ミュモルが「みんなお願い!私に力を貸して……!」という台詞を発した所から応援のカウントが始まり、周囲のプレイヤーから一定以上の応援が溜まると「よーし、こうなったら……「ダンシングフォース」をお見舞いしてあげるわっ!」と言う。逆に、応援がまだ足りず「ダンシングフォース」を繰り出すに及ばない場合はUllegoreが「くっ……しぶといやつだ!」という台詞を放つので要注意である。また、3つの応援モーションの中の一つだけを繰り返すと、ゲージが溜まりにくいとの噂もあるので、複数の応援モーションを繰り返す方が無難といえる。
  ゲージが溜まり、ミュモルが「ダンシングフォース」発動を宣言したら、Ullegoreが「クククク、おもしろい。見せてもらおうではないか!」と返し、ミュモルは攻撃に使っていたステッキを腰に収める。この間にUllegoreをターゲットしておく必要がある。ミュモルの「ダンシングフォース」と同じ/danceを繰り出す際にUllegoreをターゲットしていないと「シンクロ」にカウントされないのだ。このやりとりをしている間にターゲットする余裕は充分にある。
  各必殺技名をミュモルがシャウトするのをヒントに、妥当するダンスを発動させる必要がある。これは、魔法少女系アニメによくあるようなファンシーな名前がついており、慣れていない時は長いネーミングに戸惑うと思う。各技名と妥当/dance と、イベント参加中はゆっくり見る余裕がないと思われる各技の(固有グラフィックという優遇っぷり)発動をリストアップした。なお、/dance3 と /dance4 はどちらも「ジグ」と表記される為に間違えやすいので、注意が必要だ。

『サマー・シャイニング・サンバーーッ!!』(/dance1)


夏の太陽の光を一身に集め

光の矢としてUllegoreに放つ。

『ミラクル・ラブリー・ワルツーーッ!!』(/dance2)


ピンクのハートと星がミュモルの周りを舞い

巨大なハートを作り出し弾け飛ぶ。

『クリスタル・ネオ・ジグーーッ!!』(/dance3)


技名の通り、目の前に大き目のクリスタルを作り出し

結晶がUllegoreに向けて飛んではじける。

『スーパー・ジグ・クラッシャーッ!!』(/dance4)


黄緑の小さな星がミュモルの周りを跳ね回り

巨大な星を落下させる大技。

  イベントの大半は、この応援→ダンスのルーチンを繰り返すことになる。ダンスを発動させる為には、皆の応援を必要としている事をもう一度念を押したい。イベントになれるまでは仕方が無いかもしれないが、やはり全体で「楽しむ」イベントである以上、「応援部分を他人に任せダンスだけはしっかり行う」という、いわゆるイナゴ行為はしないほうが無難だと思われる。むしろ「ダメ。絶対。」の勢いでマナーを守る事を推薦する。
  一定時間を過ぎると、ミュモルは片膝をつき、ガックリとうなだれる。これが応援→ダンスのルーチンから抜けた事を意味し、イベントの「プレイヤー参加部分」の終了も意味している。


息を荒げ、『ヒロインのピンチ』を演出しているものと思われる。

  そこでUllegoreがミュモルを挑発する事によって、ミュモルは最後の力を振り絞って必殺技を繰り出す、というベタベタなやりとりが繰り広げられる。この際ミュモルが見せる技は「ダンシングフォース」とは別物であり、ミラクルステッキから繰り出される固有WSといった雰囲気のものである。

『エターナル・ヴァナ・イリュージョン!!!!』(決め技)


力を貯めて、二度強烈に殴る感じの技であり

片手棍WS(固有?)と思われる。

  必殺技を受けたUllegoreは捨て台詞を吐きながらその場から消えうせ、「祭の平和は守られた!」というような閉め方で、ヒロインショーは完結する。


手を振りながら去っていくミュモルのエフェクトは「テレポ」。次のショーに向かっているのかもしれない。

  なお登場時では「歌います!」と元気よく登場していたミュモルだが、結局は歌う描写は一切なく、そのままショーは終了してしまう。「売り出し中のアイドル」という設定のミュモルが、戦闘があったとはいえ「それでいいのか?」とツッコミを入れてしまうプレイヤーもいたのではないだろうか。

ヒロインショーの実像・ヴァナ内でのイベント体験談

  ここでは祭が開催された「8月1日」での管理人の実体験をベースに、実際に某サーバーで見られた「ミュモル★ヒロインショー」の風景と、周り(ネット含む)の反応を載せようと思う。FFXIイベントとして初の試みがいろいろと盛り込まれたこのイベントの記録として楽しんでいただけたら幸いである(なお管理人はこの祭で最初このサイトの更新を最優先とした為に、水着取得は比較的遅めとなった)。
  8月1日は万国(ほぼ)共通の夏休み期間、更にネットでの祭への関心の高まりもあり、管理人がイベントスタートと同時に入った夕方5時の時点で、通常よりもサーバー人口が多かったのが記憶に残っている。キャラクターがサンドリアに居た為に、そのままサンドリアで開催されているヒロインショーに参加しログ・写真の確保をする為に向かった。モグハウスから北サンドリアのモグの居る地点、そしてミュモルショー開催地までの道中で、夏祭気分満喫の為に紅い水着や浴衣に身を包んだプレイヤーが多く走っていた。そしてミュモルショーに到着した頃には、既にミュモルは15人程のプレイヤーに囲まれている状態だった。


このサイトのミュモル・プロフィール用に夢中で撮影したもの。本来は「プレイヤーキャラクターが写らない」ことに拘っているが、あまりの人ごみの為に今回はやむなしと判断。今思うと、あの人ごみの中でよく撮影出来たと思う。

  イベントの流れや、技と/danceの連結、新水着入手の状況がまだ解析されている中、とにかくマクロの調整をしていた。しかし、時が経つほど人が増え、気がつけばまともにチャットが打てない程のラグが生じていた。画面はカクカクしだし、ミュモルと「シンクロ」するのが目的であるはずのショーで、マクロがまともに開かない・動かない問題が生じた。


イベント開始から一時間半経過した辺りで、水着を一部貰えたプレイヤーも登場。

  あまりに重くて会話も動作も、イベントも楽しめないと判断した管理人は、とりあえず集めたログと写真をもとにミュモルとUllegoreのプロフィールページを作成する為に一旦ログアウトした。


戻った頃には人も更に増え、カオス度がアップしてしまってました。

  初日の感想は、まずは解析やイベントに馴染むのに皆(ネット含む)必死だった為に右往左往していた状態だった。最初は「シンクロ」の意味もわからず、判ってもラグでタイミング的にどうしようもなくストレスを多少感じたのは否めない。水着に満たない状態(15以下)でモーグリに話しかけてしまい手に入れた新花火「五色天華」は200を超えた。その日は金曜という事もあり、(夜は管理人は裏LSに参加している為)祭参加を中断しないといけない時間の実に20分前にようやくNQ水着を揃えた。祭スタート時から参加し、途中で一時間のログアウトがあったものの、そろえるまで実に2時間以上掛かった事になる。

別サーバーでの、ヒロインショー初日の風景。


そしてイベント開催から数日経過……

  今回の詳細ページ作成・及びプロフィールページの写真をミュモルのみで撮影しなおしたいと思い、早朝にログインした。イベント開始から5日経過した現在、人ごみも少しは減っているものと思い、更に早朝ということもあり、外国人支配の時間帯となった。初日に比べ、随分とイベントに関しての解析も進んでいるので、応援マクロを3つの/em をスムーズに連続で出すように変更させながらウィンダス水の区の倉庫キャラクター(あわよくば水着取得も狙いつつ)で向かった。
  ミュモルを囲んでいたのは、4人。セイで英語の会話を流している状態であった。そして何より、わずか4人にも関わらず ミュモルに密着した形でプレイヤー達が配置されていた。最初は撮影を断念し、撮影の為とシンクロの回数を数えやすくする為にチャットフィルターを掛け、参加した。

  そのときのログだが……


  誰一人応援していない状態だった。 /danceをしているキャラクターもいるので、放置というわけでも無いようだが、恐らくはイベントの仕組み(応援しないとダンスする技が発動しない)を理解していないか、全員ことごとく応援を省いてダンスだけを狙おうとした「イナゴ」達だったと思われる。
  結果的に全員が諦めてその場を離れるまで他の倉庫で他国を回り(似たような状況であった。何故周りの空間はたっぷり空いてるのにミュモルに群がるのか・・・w)、自分とミュモル達だけになるのを待ち、撮影を開始した。後から様子を見て参加するほかのプレイヤーも増えたが、自分が離れていた為か、撮影に支障が出ることは無く、時間は掛かったものの、イベントの流れが判る写真を撮影することが出来た。
  海外のプレイヤー達を見る限りは、イベントに関する事前調査をしている様子は(多分踊りと技の関連性くらいだけで)あまりなく、応援をしないとダンスが発生しない可能性があると言う事を理解していない人も少なくない様子だった。だが、自分がやっているのを見て、それをまねて応援したりするプレイヤーも後ほど増えていたのも事実である。(ちなみにこの状況で撮影時間は朝の3時間程だった)
  日本と海外のプレイヤーの間では、国での価値観の差によるプレイスタイルの差がよく話題に上がるが、今回のイベントで、ネット上のコミュニティの使用方法に差があることも垣間見た気がした。協力しあって解析をし、wiki等にまとめ、効率よくイベントをこなす方法がいち早くネットでまとめられ、その情報を使う日本のプレイヤーに対して、海外のプレイヤーはネット上ではそのような情報ではなく、プレイスタイルやイベントに関する攻略を「議論」し、実際の攻略やその場で起きた疑問等はその都度その場で(LSメンやフレンド、周りにいる面識の無い人等)尋ねたり真似る方法を取っている印象を受けた。

夢の終わりに。素敵な動画がありましたので。

最終更新:2008年09月30日 11:07