Raigegue R D'Oraguille (詳細・ネタバレ編)


  • コース族、通常配置無し
  • 獣人血盟軍用スカウトNPCの一人。
  • 狼王と号された、第14代サンドリア国王。


  3/11/08 のバージョンアップにより、血盟軍にも「スカウトキャラクター」が登場するようになった。その中に登場する「ドラギーユ」の名を掲げたアンデッド。彼は、200年前のサンドリア国王のようだが……。


国を二分する歴史を築いた狼王

  実際にヴァナ・ディールに降臨する事になったのは「アルタナの神兵」であるが、ルジーグ王は、名前だけは歴史の一部として世界設定に、そしてクエスト「稀なる客人」にその存在を示していた。ここでは生前のルジーグ王の歴史をここでまとめてみる。
  彼が敬愛したのは、過去のサンドリア王「興国の魔王 アシュファーグ・R・ドラギーユ」であるとされている。わずか25歳の若さで散ったアシュファーグ王は16歳の若さで後継者争いのライバルであった異母兄姉を殺して自ら王位に就き、その後の短い政権の間で33もの戦争を率いたとされ、敵味方から「戦王」と恐れられた武将でもあった。
  その歴史に影響されるかのごとく、ルジーグ王は意欲的に王立騎士団の増強に努め、武力を主軸にした政策を展開する。経済活動の興隆により国力を増大するバストゥークに敵対を表明し、全面戦争を引き起こしていた。、破竹の勢いで首府の目前にまで迫ったが、当時の天才的軍師シュルツの指揮する共和国軍に第二次コンシュタット会戦で大敗。ルジーグ自身はなんとかサンドリアに帰還し、バストゥークの追撃をロンフォールで撃退したとされている。
  しかし王立騎士団長を含めた多くの戦力を失ったルジーグ王はわずか二年で戦力を回復させ、再びバストゥーク再侵攻を企図。しかし政策に異論を唱えだした弟王フェレナン公爵は、ルジーグ王がバストゥークへ遠征をしている最中に神殿騎士団の支持を得て王都を掌握した。これに対応する為にルジーグ王は、王国騎士団所属の騎士ヴィジャルタール・カフューを王都に向かわせる事になった。その命とは、王家に伝わる錫を持ちフェレナン公爵に対して王位を禅譲するルジーグの意思を伝えると同時に、フェルナン公爵を暗殺する、というものだった。しかし、その道中のオルデール鍾乳洞にてヴィジャルタール・カフューは一度行方不明になってしまう。
  結果から言うと、フェレナン公爵は禅譲を受けず、バストゥークとの休戦条約締結を条件にルジーグに投降する。フェレナンの意向もあり神殿騎士団はその罪を不問とされたが、自身は牢獄に繋がれることとなった。これにより突如王都で起きた反乱は終息を迎えたものと思われた。
  が、投獄からおよそ3年後にフェルナン公爵は突如脱獄し、行方をくらました。この時何者かの手引きがあったとも、バストゥークへ逃げたとも伝えられている。そして天晶暦702年、再び世に現れ王を僭称し、西サンドリアの建国。この後サンドリアは「東」と「西」の二王を掲げる「二王時代」を向かえ、以後100年に渡り分裂した戦乱の時代になだれ込むことになった。
  後に「二王時代」に終止符を打つ事になった龍王Ranperre 、そして現代の王Destin、及びドラギーユ家はフェルナン王の末裔とされており、「西王」の血筋である。すなわちルジーグ王の血筋はRanperre の時代で途絶えたものと予想され、現在は根絶やしとなっていると思われる。しかし現在も「東王派」は根強く存在し、時には王暗殺を企てる過激派もいるようである。


生前も血生臭い道を歩んだかつての王。サンドリアとバストゥーク、どちらも志半ばで死んでいる所から、恨みを抱いていても不思議じゃないかもしれない。


クリスタル大戦に突如現れた、王の名を掲げた不死者

  「アルタナの神兵」時代に突然出現したRaigegue R D'Oraguille。この時代の者達にとってもルジーグ王は180年前の過去の人物であり、その意志を継いだ「東王派の過激派」も活動はしているものの、東王、そしてその血筋は途絶えたものと思われる。むくろの兵を率いて血盟軍に加担するこの巨大なコースの亡霊は、国難を憂えて現れた英霊とも、人心を乱すべく東王派残党が仕掛けた謀略とする噂話とも、巷間ではさまざまな憶測が流れているようだ。また噂では神殿騎士団内に対アンデッド部隊「白鼬騎士隊」が新設して対策を練っているともあるようだ。


管理人のサーバーにて、サンドリア市街戦で登場したルジーグ王。凱旋門まで迫った彼は、ドラギーユ家を恨むには充分すぎる時代背景もある……。


バストゥーク市街戦でも嬉しそうに登場し、全力で連合軍から拒絶されていました。


最終更新:2008年10月09日 11:01