Altennia (詳細・ネタバレ編)


  • エルヴァーン♀、3a(プラチナブロンド)、通常配置無し
  • 家族構成:兄(Halver
  • 王立騎士団の従騎士。


特記事項
  • 名門ボーレル家出身、現サンドリア宰相Halverの妹。その為貴族出身の騎士団員とも面識をもっている事が多い。
  • 彼女自身も王立騎士団・紅燕隊に所属する従騎士。槍の使い手。
  • 反抗作戦に自ら志願し、エルディームへ赴く……筈なのだが兄Halverの猛反発を食らっている。むしろアルテニアに代わって自分が行くと言い出している。
  • 正義感が強く、冒険者(プレイヤー)に代わって騎士団内から不穏な動きを見せるDarvylleを調査している。また脅迫にも屈しない強さを見せる。
  • 厳しくも優しい女性でもあり、少年騎士団の面倒を見ている。危険に首を突込み勝ちの少年達を心から叱る。戦場に向かうのも恐れない彼女が唯一語る不安は少年騎士団の事。自分にもしものことがあった場合はと冒険者に少年達を託したいようだ。
  • 完璧な女性と言っても良い位のスペックを見せるが、現代では「行き送れている妹がいる」とHalverが発言しており、その「妹」がアルテニアではないかという見解が多い(現在妹と明言されているのは彼女だけ)。それの理由は果たして……?


少年騎士団を見守る姉的存在

  アルテニアとの出会いは、冒険者(プレイヤー)が少年騎士団の秘密基地を始めて訪れた時である。大人である冒険者が歓迎される筈もなく、少年達が非難を浴びせる中、彼女がその場を訪れる。元々少年騎士団の面倒を見ている様子の彼女は警備隊長のRholontに迎え入れられ登場。初めて出会った冒険者にも笑顔で自己紹介をしてくる。
  冒険者を「悪い人」と判断したらしい彼女は、冒険者が目撃してしまった奇妙な場面について真剣に聞いてくれる。それは、神殿騎士団所属のDarvylleが捕虜のオークと密談をしている所。しかもDarvylleは冒険者の気配を感じ足早にそこから立ち去ったのだ。更に冒険者は成り行き上、その捕虜のオークが「ボーレル家の者」と聞かされ証拠の指輪を見せられた為に逃がしてしまった事を彼女に伝える。その指輪に彫られた紋章は確かにボーレル家のものと認識したアルテニアは、捕虜のオークを逃した事は内緒にする事に合意をし、更に不穏な動きを見せたDarvylleを騎士団内から調査をし冒険者に協力を申し出た。


初対面の冒険者の話にも親身に耳を傾けてくれる。

  その代わりというわけではないが、彼女は暇を縫って少年騎士団の面倒を見ているが、彼女自身も王立騎士団に所属しているために常にそばに居れない事を冒険者に話した。常に危険に首を突っ込もうとする少年達が心配だと言うアルテニアは、彼女の代わりに彼らを見守って助けてやってほしいと冒険者に頼んだ。友好的なギブ・アンド・テイクである。協力に同意した冒険者に感謝したアルテニアは半ば強引に少年騎士団の面々に「冒険者も仲間に入れて」と頼んだ。


世話になっているアルテニアからの頼みのせいか、少年達は渋々合意する結果になる。

  こうして大人ながらも冒険者は少年騎士団の一員になることが出来た。僅かながらの抵抗のような入団試験を課せられるものの、それは王都内に点在する王国騎士団の団長・副団長に少年騎士団が作った「御守」の金の羽根を届けるといった内容のものだ。そして少年たちの我が儘に付き合い、危機に陥った時に助けてくれる冒険者に、彼らも少しずつ心を開いてくれる事になり、少年騎士団と冒険者の間には不思議な友情が芽生えていく。
  しかし「少年」という事で侮ってはいけない。ある意味子供特有の無謀さと好奇心が最大の原動力となっている少年騎士団、特に団長Excenmilleは興味が沸けば、危険を顧みず突っ走ってしまう。大人でも一人で歩くにはままならないジャグナーやブンガールに、特に計画もなしに飛び出し、時にはピンチに陥ってしまう。


叱るのは皆を心配しているが為である。

  アルテニアは、そんな彼らの無謀さをよく知っている。それ故、騎士団の会議で妙な盛り上がりを察知した時は容赦なく問い詰める事もある。正直に答えれば阻止されるのが目に見えている少年騎士団が素直に答える訳も無いのだが……。そして本当はバタリアのオークを討伐する作戦を練っていた少年騎士団は即座に「掃除する作戦だ」と嘘をつき、彼女はそれを信じてしまう。良く言えば純粋、悪く言えば単純なアルテニアの一面である。
  嘘を信じ、あっさ帰って行ったアルテニアを尻目に、バタリアへ突撃する計画を進める少年騎士団。しかしやはり無謀な事この上ない作戦であり、しかも少年騎士団は冒険者を待たずにジャグナーへ出発してしまう。
  後を追いジャグナーに到着した冒険者は、入り口で副団長Rahalらと合流する。バタリアへ向かう途中のジャグナーで、彼らはオーク兵に見つかり、慌てて逃げてきたという。しかも話している最中に団長Excenmilleがいない事に気づく。逃げている間にはぐれてしまったようだ。緊急事態に、Rahalが指揮をとり、冒険者と彼はExcenmilleの救助へ、他の面子はサンドリアに戻りアルテニアの救援を求めるように指示された。結果的に少年騎士団が嘘をついた事、そしてやはり危険な計画を立てていた事が彼女にばれる事になる。


チョコボで部隊ごと駆けつけたアルテニア。少年達の無事を確認すると説教開始。

  アルテニアが駆け付けたのは、冒険者の活躍もあり、ExcenmilleRahalがオーク達を退けた後だった。この事件をきっかけにアルテニアと少年達は冒険者を頼れる仲間として認識していくようになる。

少年騎士団緊急出動!(クエスト『ちいさな勝利、ひとつの決意』)

  ある日、作戦本部長・Bistillotから少年騎士団に緊急召集が掛けられた。


Bistillot :……エグセニミル団長。落ちついて聞いてください。いま、例の盗聴用リンクパールからの情報を聴いていたのですが……
Excenmille :お、おいっビスティヨ!金の羽根にリンクパールが仕かけてあったことはまだ<PC Name>に……。
Rahal :エ、エグセニミル!


Excenmille :あ……。
Rahal :自滅だ……。

  この時明かされた事実、それは少年騎士団に冒険者を入れるか決めかねていた時に出した入団試験。その時冒険者に配らせた「金の羽根」は唯の御守ではなく、実はリンクパールを仕込んだ「盗聴器」だった。それから各騎士団の会話を盗聴し、情報を先取りしていたというわけだ。思わず自らその仕掛けを暴露してしまったExcenmilleに慌てる一同だが、Bistillotは話を続ける。盗聴器を使っていた事を冒険者にバレた事より深刻な事が起きているようだ。Alphonimileに渡した金の羽根のリンクパールから「アルテニアの属する隊が、ジャグナー森林でオーク軍に襲撃を受けた」情報を手に入れてしまったのだ。彼女の安否を心配する面々。新たな情報がないか、皆でリンクパールに耳を傾けたその時だった。神殿騎士団のDarvylleに渡したパールから謎の声が流れてきたのだ。


なんとそれはDarvylleZogbog、そしてデーモンのCount Bifronsと密会している内容だった。

  Darvylleがサンドリアの情報を敵に流していると知り息を飲む。しかし会話はそれでは終わらなかった。Count Bifronsが帰った後、DarvylleZogbogの会話は続くのだ。


やっぱりグルだった二人。

Darvylle :(ゾッグボッグ。ひとつ頼みがある……此度捕らえた捕虜が、私が内通者であることに勘づいている……槍使いの従騎士だ。「アルテニア」と名乗っていたか……生かしておくのは何かと不都合だ。今のうちに、始末しておきたい)

  アルテニアは冒険者から聞いた情報により、Darvylleの動向を代わりに騎士団内部から探ってくれていたが、それはDarvylleにもバレていた。それにより、アルテニアはDarvylleの手によって処刑される流れになってきた。この話を聞くと同時にExcenmilleは街を飛び出していった。慌てたRahalは他の団員に、(金の羽根に盗聴器を取り付けていた事も含めて)大人達に事情を全て話すように指示。そして自身はExcenmilleの後を追うと宣言し、冒険者に協力を頼む。王立騎士団の精鋭も不覚をとったオーク軍団相手に、少年達はアルテニア救出に走る。
  ジャグナーに到着した冒険者とRahalは、オークの小隊を発見。近くから様子を伺う事にし身を潜めるが、まだExcenmilleが見つかっていない。戸惑うRahalだが、ある光景が彼の目に飛び込んだようだ。


捕虜となったアルテニアは腕を縛られているようだ。オークに押されるように歩を進める。

Darvylleの目の前まで来た時、強引に押されて倒れてしまう。無駄にけしからんアングルである。

  捕虜として連れて来られたアルテニアは、本性を露にしたDarvylleを前にしても気丈に振る舞い声を上げる。

Altennia :……ついに正体を現したわね。神殿大騎士ダルヴィーユ。前から怪しいと思っていたけれど……。
Darvylle :……お前がいつから疑念を抱いていたのかなど、興味はない。深入りしたのが運のつきだったな。
Altennia :王を裏切り、まして宿敵のオークどもに味方を売るなんて……。 答えなさい!あなたの目的は何なの!?
Darvylle : 勘違いするな。私はただ、サンドリアを本来あるべき姿へと導いているに過ぎん。
Altennia :……?どういうこと?


冥土の土産とばかりにDarvylleが自身の計画を語りだす。

  サンドリアには長らく「二王時代」という、東王と西王を掲げた時代が続いたが、龍王Ranperre により統一され、以後ドラギーユ一族が王位に就いている。しかし現代にも東王派の残党は残っているのが現状だ。そしてDarvylleもまた、東王派だったのだ。彼の真の目的とは、「僭主」Destinの殺害にあった。その為にオーク帝国に情報を流していたというわけだ。


アルテニアも驚く事実だった。(それにしても今回はマニアックな画像が続く…)

一通り話した後Darvylleはアルテニアを始末すべく剣を抜く。

絶体絶命の状況にアルテニアも言葉を失う。

  見張りのオークの数に、飛び出すタイミングを見計らっていたRahalだが、流石にこの状況は「まずい」。決死の覚悟で飛び出そうとしたその時だった。


どこからともなく駆け込んできたExcenmilleの飛び蹴りが決まった。

不意打ちを食らったDarvylleは無様にもそのまま転がっていく。

それをきっかけに冒険者とRahalも飛び出した。アルテニアをオークから守るように構える。

  なんとかアルテニアの窮地は救ったが、本番はここから。オークの小隊に囲まれた4人、雑魚はExcenmilleRahalが倒すことになり、冒険者はオーク小隊の中でも最も凶暴そうなCobraclaw Buchzvotch を任された。
  何かしら因縁がある事を思わせる発言が多いZogbogExcenmilleの姿に歓喜し、オーク小隊に総攻撃を命じた。


襲い掛かってきたオークをスピンスラッシュのような技で薙ぎ払うExcenmille

それによって生じた隙をついて冒険者が倒した筈のCobraclaw Buchzvotch が背後から襲う。

それをRahalが渾身のシールドバッシュで弾き飛ばした。見事な連携だ……!(某マンガより

少年たちの善戦に面食らい、Zogbogは撤退を命令する。

  危機もなんとか乗り切った。アルテニアの拘束も解き、一安心する四人。安心したのか「Cobraclaw Buchzvotch と倒すべきだった冒険者がちゃんとトドメ刺さねーから、危うくミンチになるところだった」とExcenmilleが憎まれ口を叩き、罰としてゴミ掃除をするように命令してきた。そんな彼にアルテニアが声を掛ける。


思わず条件反射に身構えるExcenmille

Altennia : エグセニミル。
Excenmille : うっ……な、なんだよ。アルテニア。今日はわざわざ危険を冒して駆けつけたんだ!怒るなら……。


Altennia :……ありがとう。
Excenmille : !?ア、アルテニア……頭打ったんじゃねーのか?
Altennia :ちょっと、人がせっかくまじめに感謝してるっていうのに、この子は!

  いつもの調子を取り戻したような口調に戻った二人。アルテニアは冒険者とRahalにもお礼を述べ、「あなたたちは、あたしの生命の恩人です。」と感謝を言葉にした。しかし突然の地鳴りが感動的な場面を打ち消すかのように鳴り響く。咄嗟に茂みに隠れる4人。その判断は正しかった。すぐ傍を、かつて見た事がない程のオークの大軍が進軍していたのだ。オーク軍の両巨頭と言われる「禿鷲軍団のKingslayer Doggvdegg」「野豺軍団のConqueror Bakgodek」の部隊のようだ。あまりの光景と、オーク軍がジュノ方面に向かっている事実に不安を隠せないアルテニア。一瞬、Excenmilleが暴走を起こしオーク軍に飛び込んで行くのを想像したアルテニアは釘を刺そうと振り向くが、Excenmilleは黙ってその光景を見つめるばかりだった。
  程なくしてBistillotから事態を知らされたAlphonimileの部隊が4人を発見、保護した。これでようやく危機は去った。


4人の無事を喜ぶと同時にAlphonimileは息子たちが倒したオークを見て驚く。

  川辺で気絶していたDarvylleも発見され、拘束される事になり、一件落着といったところか。Alphonimileは、オークの駐留部隊に気付かれないうちにその場を離れる事を指示し、一同はサンドリアに戻った。
  サンドリアに戻ったRahalBistillotと共に金の羽根とリンクパールの件について怒られているとの事で、少年騎士団秘密基地にはいなかった。団長のExcenmilleは「もちろん逃げてきたに決まってんだろ」と自慢げに語ってきたが、そこに現れたPhillieulaisと、傷がまだ癒えていないアルテニアの姿に凍りつく。AlphonimileExcenmilleと冒険者を探しているとの事で、呼びにきたのだ。Alphonimileのもとへ二人を案内する為にアルテニアが同行することに。


Alphonimileはアルテニアとも顔馴染み。

  前々からアルテニアから話を聞いていると語ったAlphonimileは、冒険者に「ご足労いただき、恐縮至極」と切り出し、アルテニアと息子Excenmilleを助けた冒険者へ心からの感謝を述べてくれた。そしてDarvylleの計画に対しても嫌悪感を露にしながら、それを阻止した冒険者を称える。
  そしてここでExcenmilleが、閉ざしていた口を開いた。元々Excenmilleは何かとAlphonimileへ反抗をする言動を見せていた。だがこの時Excenmilleが口にした言葉はあまりに意外なものだった。

Excenmille : 次の遠征にオレを連れていけ。


その言葉に驚くアルテニアだが、Excenmilleの決意は固いようだ。

  息子の中で起きている変化、そして決意を感じ取ったAlphonimileは、それに応える事にする。あとで屋敷で改めてその話をすることにし、Alphonimileは持ち場へ戻っていった。一方アルテニアはExcenmilleの発言に驚くばかりだった。

Altennia : エグセニミル! 本気なの!? あたしだって、あなたがただの子供じゃないことは知ってる。 あなたの剣の腕なら、今すぐ王立騎士団にだって入れるかもしれないわ。 でも、戦場という場所は……!

  しかし彼女はこれ以上語れなかった。遠くで聞こえた叫び声に気付いてしまったのだ。


Halver M Borel :アルテニア、どこだ!まだ、出歩いてはならん!!
Rahal :……ちょ、ちょっとハルヴァーさん! 落ち着いて!
Altennia :に、兄さん!?……や、やば!

  まだ傷が癒えない様子のアルテニアは、家を抜け出して来たようだ。それに気付いた兄Halver が、人目を憚らず彼女の名前を声高らかに叫びながら探しているのだ。彼女は足早にその場を去っていった。

「行き遅れの妹」?その理由を考えてみました

  現代サンドリアクエスト「ドラギーユ城の休日」にてアルテニアの兄Halver は、このような発言をしている。

Halver:はぁ……。しかし、それは難題でございますな。なにせ、トリオン様がどのような女性がお好みかなど、聞いたこともございませぬ。……ハッ、そうでございます!差し出がましいのですが、私の妹なぞどうでしょう?我が妹なら器量よし、気だてよし!何処へ嫁へ出そうかと迷っているうちに、いささか年を取ってしまったのが難点といえば難点……。

  会話のみの登場であり、この「行き遅れの妹」の存在は今まで謎に包まれていた。そして「アルタナの神兵」で過去の世界が描かれ、クエスト「巨人偵察作戦II」冒頭で、アルテニアがHalver の妹である事が判明した。他に妹が存在するかもしれないが、現状「妹」と明言されているのは彼女だけである。そして同「巨人偵察作戦II」のイベントで登場したHalver の彼女への溺愛っぷりを見ると、ただ一人の妹と思わせるには充分ではないだろうか。すなわち、現代では「行き遅れ」と言われていた妹こそが、将来のアルテニアの姿ではないだろうか。
  しかし過去サンドリアクエストに登場する彼女は慈愛と正義感に満ち溢れた「いい女」と思える描写が多い。非常に魅力的な女性と思われる彼女がなぜ現在も未婚のままなのか。「行き遅れの妹」=アルテニアと仮定した上で、この疑問について色々考えた事をまとめたいと思う。


ケース1:Phillieulais さんの存在
  現段階で、アルテニアと親しい男性の一人として登場するPhillieulais子爵。物腰柔らかく、好青年として登場する彼はアルテニアを騎士として尊重しており、「莫逆の友」と彼女の兄Halver に呼ばれる仲でもある。戦地に赴くアルテニアの代わりに行くと暴走するHalver を諌めるのもPhillieulaisである。彼女の良き理解者、そして兄の親友というのは、非常にポイントが高いと思われる。
  また、捕虜としてジャグナーのオーク軍に捕まっていた時に救出してくれた冒険者と少年騎士団にお礼を言いにアルテニアが訪れた時、まだ傷が癒えていない彼女をエスコートしたのもPhillieulaisだった。この時の意味深な間や、二人の親密そうなやりとりが印象的である。そして現在の史実にPhillieulaisは登場しているが、彼はザルカバード会戦にて、オークの猛将ドッグヴデッグと一騎打ちをし、敗れている事が判明している。つまり現代では「故人」なのだ。
  クエスト等で見られる意味深な描写も含め、もしこの二人に「親友の妹」「兄の親友」以上の想いがあったとしたら、ザルカバード会戦で散ってしまった彼を憂い現在も嫁いでいないという推理も可能である。むしろ悲恋としてのロマン性、ビジュアル的なバランスの良さも含め、一部では彼が「アルテニアが行き遅れた(仮)理由」の最有力候補との呼び声も高いようだ。


ケース2:Excenmille さんの存在
  これは「アルタナの神兵」実装当初の過去サンドリアクエストで話題になった記憶がある。当時はまだアルテニアが「Halver の妹」という事も明言されてはいなかったが、「ボーレル家の者」とアルテニアが名乗っていた事から噂が最初持ち上がった。そしてもし「行き遅れの妹」がアルテニアだった場合、何が原因だったのか、といった雑談が掲示板やブログ等で話題になった。
  当時は登場キャラクターも少ないのもあったが、アルテニアにやけに反抗的だったり弱い一面を見せたりしたExcenmille(追記すると、アルテニアに生命の危機が忍び寄っていると聞いたExcenmilleが即座に救助に向かい、ナイトのように守っている場面も3/11/08に追加されている)と、彼を心配したり叱ったり、暖かく見守るアルテニアの構図が一部で話題になった。そして史実にExcenmilleはこの後父親と共に北国の戦地へと向かい、以来最近(バリスタ実装時)までずっと北方に20年居た事が分かっている。
  二人のクエストでの微笑ましいやりとりと、年の差カップルというのがウケたのか、当時は「アルテニアが行き遅れの妹だったとしたら20年、Excenmilleが北方に居る間待ち続けていた」説が存在していたようだ。残念ながら現代のExcenmilleはバリスタ関連クエストとチョコボレース以外での出番は皆無に等しく、せっかくサンドリアに戻ったのに過去にふれるエピソードも追加されていないので、この説はあくまで仮説と期待(妄想)に留まっている。しかし二人とも現代に存在しているという事もあり、Phillieulaisとの悲恋よりもはハッピーエンドが期待できるかもしれない、と支持する人もいるようだ。

クエスト「羽撃け、鷲獅子」では、初めて素直に不安を口にしたExcenmilleを思わず抱きしめるアルテニア。「童〇卒業おめでとう」とか思ってはいけない(クエスト実装当日に某所でこのような書き込みを見かけてお茶をふいた記憶がある)。


ケース3:Halver さんの存在
  「行き遅れの妹」と発言した張本人。しかし改めてその台詞を見ると「我が妹なら器量よし、気だてよし!何処へ嫁へ出そうかと迷って」いたと現代でも充分にのろけを見せている兄Halver 。過去のサンドリアクエストでついに登場した彼は、プレイヤーの大半の想像を絶するシスコンっぷりを見せ付けた。上の写真の場面や登場もインパクト溢れたものだったが(シーンの全体的な流れについてはHalver(詳細・ネタバレ編)の下部分参照)、クエスト「ちいさな勝利、ひとつの決意」の最後でもまた、暴走を見せる。
  オーク軍に捕らえられて処刑されそうになった彼女を助け、その救助に向かったExcenmilleも保護(援助)した御礼を述べに、そして同様にお礼を述べたいと語ったExcenmilleの父親Alphonimileの頼みもあって、アルテニアは二人をAlphonimileのもとへ案内する為に、まだ完治していない身体で呼びに来てくれた。それはすなわち家をこっそり出てきたわけだが、それに気付いたHalver は南サンドリアを彼女の名前を叫びながら探し回っているのだ。しかもそれを聞いたアルテニア自身こんな反応をし、足早に逃げ出してしまう。


Altennia : に、兄さん!?……や、やば!

  なんというか、まさにシスコンというべき過保護っぷりである。万が一アルテニアに言い寄る若者が居たとしてHalver が黙って見てる筈が無いと思えてしまう。実はアルテニアは「行き遅れになってしまった」のでは……と邪推してしまえる悲しい兄貴の愛情である。

最終更新:2008年09月16日 00:08