Nanaa Mihgo (詳細・ネタバレ編)


  • ミスラ♀、5aベース(赤髪・フェイスの模様が独自)、ウィンダス森の区J-3
  • 家族構成:母(Romaa Mihgo
  • ウィンダスに住むシーフ。通称「泥棒ミスラ」。


  独特の立ち振る舞い、ポーズ、口調、ファッション。初期の頃からとにかく「目立つ」ナナー・ミーゴ。ミスラを代表するキャラクターの一人とも言える彼女の仕事の一部をまとめてみた。


泥棒ミスラの隠れ家

  普段は森の区ミスラ住居地区の一角に居を構えるナナー。実は隠れ家があるのでは?とクエスト「特ダネ・ウィンダス」 と「盗まれた特ダネ」 で語られている。

だいじなもの【森の区の特ダネ】
  「泥棒ミスラのお宝はどこ?」泥棒ミスラがなかなか捕まらないのは、盗んだお宝をうまく隠しとおしているからである。ラフ・ブーマ隊長が泥棒ミスラの家を捜索した時、泥棒ミスラの家には何もなかった。では、お宝はどこに隠されているのか?それはズバリ、ホルトト遺跡・東の塔地下隠された洞窟部分!……だと思う。きっと   by:ウムム(Umumu)

  この特ダネに大喜びしたNaiko-Paneikoは、早速「泥棒ミスラの隠れ家ネタをトップ記事にした、週刊魔法パラダイス最新号」の出版に取り掛かる。しかしその完成間近で、盗まれてしまった。犯人はもちろんナナー・ミーゴ(のコブン)。結局は彼女の隠れ家の真相はクエストでは分からず終いである(扉を調べることはできるが)。しかしガセであるならば、そもそも盗む必要はまったくない。このクエストは、やはりそれなりに彼女の「隠れ家」的な場所にそれなりに近い所まで冒険者がたどり着いている事を暗示している。

  実はウィンダスミッション「白き書」で一回だけ、ナナー・ミーゴの隠れ家の中を見ることができる。いつもながら、そこに辿り着くまでが膨大なお使いであり、入ってからも基本的にイベント扱いとなるので自由に散策することはできない。ちなみに場所は内ホルトト遺跡G-8にあるMahogany Doorでだいじなもの「隠れ家のカギ」を手に入れている事が条件である。


これがイベント冒頭でチラッと写る隠れ家内装。床が肉球プリントなのに注目して欲しい。

  普段はウィンダス森の区にナナー・ミーゴは居るので、ここで暮らしているわけではない。むしろアジトといった雰囲気であり、噂によるとここに彼女が盗んだとされるお宝が隠れている。しかしあの泥棒ミスラがここに容易く冒険者(プレイヤー)招き入れる真似などするはずもない。ここに誘い込んだのには彼女にも理由がある。

泥棒ミスラのお仕事①:神々の書(ウィンダスミッション)

  そもそも冒険者がここに使わされたのには理由がある。ウィンダスの禁書のひとつ「神々の書」を探すためである。これは本来目の院にあったものだが、20年前からなくなってしまった貴重な本らしい。冒険者は院長Tosuka-Porikaからのミッションを受け、ナナー・ミーゴが持っている噂を聞きつけた。そしてその調査と奪回に向かったのだった。
  そして隠れ家を見つけ出した冒険者だったが、その後を追うようにナナー・ミーゴらも隠れ家に入り、扉を閉めた。そしてそのお宝「神々の書」をエサにここにカモをおびき出し、あり金を巻き上げるという脅し行為をしていることが判明する。


捕まりたいとか思ってはいけない。

Nanaa Mihgo : ふふふ……。わざわざ、こんなところまで取り引きに出向いてくださってありがとう。さあ、後は簡単よぉ。持っている金と装備を全部置いて、さっさと消えちまいなさい。
Bopa Greso : フフフ、ボウヤには、世間の荒波・初体験って感じかしら。
Cha Lebagta : へへへ、ちょっとした授業料だと思ってくれりゃいいわけさ。あの本をエサにもっともっと稼がせてもらわなきゃな。
Nanaa Mihgo : さあ、早く全部、およこしぃ。あまり時間をかけたくないからねえ。

  実際、唯一の出口はナナー・ミーゴとそのコブンのBopa GresoCha Lebagtaに塞がれている上に三対一である。Lv・性別等の概念を除外するとかなり不利な事態なのには変わらない(ちなみにウィンダスでキャラクター製作をした場合ナナー・ミーゴが登場する場合もあるが、こちらもカツアゲに近い事をプレイヤーに仕掛けて来る)。しかしそこでナナー・ミーゴでも予想がつかなかった乱入者が邪魔をした。


Ace of Cups, Ace of Wands, Ace of Swords が入ってきた。

Ace of Swords :見つけたぞ、ミスラ。われらの王の命を返してもらおう。
Cha Lebagta :……ゲゲ! ヤバイ!?
Bopa Greso :どうしましょう、オヤブン!エースカーディアン3体なんて……。
Ace of Cups :われらをたぶらかし、われらから奪いし、数々の品……。
Ace of Wands :それら全ては主の持ち物。そして全ては王の持ち物。
Ace of Swords :逝きし死者の持ち物を、生ける愚者が持つことは許されぬ。さあ、ミスラ。われらが王の持ち物をどこへ隠したのだ?逝きたくなければ、真実を言うがいい。

  元々はナナー・ミーゴがエースカーディアンを「たぶらかし」、「神々の書」等のお宝を奪い取ったらしい。王の復活のために必要なものまで取られたようで、エースカーディアンが乗り込んできたというわけだ。カーディアン最強のエースが三体では勝ち目がないと踏んだのか、ナナー・ミーゴは諦めて本の隠し場所を自白した。


Nanaa Mihgo :わかったわよ。言うわ。言えばいいんでしょ?あの箱は、石の区にある召喚士の家に隠してあるわ。
Ace of Swords :……そうか。どうやら、おまえが言っているのは真実のようだ。
Nanaa Mihgo : 嘘はつかないわよ。あんたたちは嘘を見抜くことができるってこと、よく知ってるもの。
Ace of Swords : そして、われら自身も嘘をつくことはできぬ。
Ace of Cups : では、われらは街へと向かおう。この手で、おまえたちの口を封じてからな……。
Nanaa Mihgo : そんな……!


相手は制作者すら拉致る機械。嘘はついてないが取引が成立すると思ったナナーも迂闊だったといえる。


窮地を救ったのは、独自に「神々の書」を求めていたAjido-Marujidoだった。

Ajido-Marujido :……しかし、あの本はカーディアンから盗んだものだったのか。しかも、カラハバルハの家に隠したなんて、「灯台もと暗し」だよ。 後は、俺に任せてもらおう。カラハバルハの家のカギをくれ。おまえ、カラハバルハの指輪を持ってるんだろ?
Nanaa Mihgo :あの箱を荒らしたら、今度はあんたがカーディアンに狙われるって、わかってるのぉ?……まぁ、それで、不気味なカーディアンと、しつこいあんたに追っかけまわされなくなるなら安いもんだけどぉ。
Ajido-Marujido :だれが、好き好んで追っかけまわしたと思ってんだ。まったく。……さぁ。おまえもいくぞ。こんなとこに残ってたら、ミスラに食われるぞ。

  そして冒険者は、半ばAjido-Marujidoに保護される形で隠れ家を出て行くことになる。


泥棒ミスラのお仕事②:魔導球と指輪(スターオニオンズクエスト)

  もっと一般的に知られているナナー・ミーゴの活躍は、こちらのスターオニオンズ団とのやり取りを描いたクエストかもしれない。よく掘り下げてみると実は①で書かれていた「カーディアンが守る宝」「謎のカーディアンの王」等のキーワードがこちらにも強い影響を出していて時間軸的にミッションと連動している。これは、どちらかの進行具合によりそれぞれのイベントに多少変化がある事からも伺える。
  なおここではナナー・ミーゴが関連する「オバケの家」「名探偵誕生?」「スターオニオンズ危機一髪」を主にをまとめるので、クエストの全貌や他視点からの詳細は下記の「関連項目」を参照して頂きたい。

  スターオニオンズ団とはタルタルとミスラの少年少女達が結成した秘密の正義のイチミ。悪いオトナを倒す為に日夜作戦を練っているこの子達のもっぱらの標的は「泥棒」として悪いオトナ代表のように扱われているナナー・ミーゴだった。ある日子供たちはナナー・ミーゴが「オバケの家」ことKaraha-Baruhaの庵付近をよくうろついていると聞き出し、懲らしめるために待ち伏せをすることにした。


子供たちが作ったタマネギ爆弾を屋上からナナー・ミーゴに向けて投下!


あまりの不意打ちと匂いにナナー・ミーゴも伸びてしまう。


「ロープでぐるぐるまき」しに来た子供達。

  このまま行けば本当に縄で縛られてスターオニオンズ団も一躍ヒーローになったかもしれないが、そううまく行かないのが世の中のようである。団員の一人Pichichiが「あるもの」を発見して大声を出してしまい、ナナー・ミーゴは意識を取り戻してしまう。

Nanaa Mihgo : うぅぅ……。いっだい、だんだの……?……あんだだち……。まっだくこんなことじで……
Kohlo-Lokolo : にげろぉおおおお~!
Nanaa Mihgo : ゆるざないわよぉーっ!!!

  鼻をやられてしまったようだがこの後ナナー・ミーゴは元気に子供たちを追い掛け回すことになる。しかしナナー・ミーゴは、この時とても大切なものをおとしてしまった事に気付いていなかった。それはPichichiも思わず歓声を上げてしまう、美しい魔法の球だった。そして、それこそがカーディアンの稼動を可能にさせる魔法が貯めこまれた「魔導球」と呼ばれるものであり、エースカーディアンから盗んだと思われるお宝のひとつだった。
  後日球の紛失に気がついたナナー・ミーゴはスターオニオンズ団に脅しをかけて球を取り返そうとする。

Kohlo-Lokolo : さっき、泥棒ミスラがやってきて、まどうきゅうを返せってオドシをかけてきたんだよ。悪いカーディアンが探してるすごく危険なものだっていってたけど、僕はだまされなかったぜ!

  子供たちはその球を、泥棒ミスラから奪った初めての戦利品であり「たからもの」であると認識しており、その重要性や危険性にもちろん気付いていない。一度ナナー・ミーゴを懲らしめた事に自信を得てしまったスターオニオンズ団は、再び「オバケの家」で彼女と直接対決を目論んで再び乗り込んでいく事にした。


意気揚揚と家に入っていく子供達。


スターオニオンズ団は空き家で泥棒ミスラと対峙する事になった。

Nanaa Mihgo : また、あんたたちなのぉ? まったく、子供ってバカみたいに一途でヒマな時間がありあまってるから嫌いよぉ。
Kohlo-Lakolo : なんだとぉ。僕らはすっごく忙しいんだぞ! 大人が知ってて 知らないふりして目をつぶってる ウィンダスの悪いところを直すんだから!
Nanaa Mihgo : なによぉ、それじゃあ あたしが、悪い人みたいじゃないのぉ。


難しい話でスターオニオンズ団を混乱させる。さすがオトナ。オトナ汚い。

Nanaa Mihgo :悪い人っていうのは、口の院の院長 アジドマルジドよぉ。あたしなんかよりアイツを どうにかしなさいよぉ。
Kohlo-Lakolo :ええ-、そうなの?
Papo-Hopo :知りませんよ、僕に聞かれてても。 僕はゴシップには疎いんです。
Nanaa Mihgo :じゃあ、教えてあげるわぁ。 ……口の院の院長はね、星の神子が禁止している 召喚って魔法を復活させようとしているのよぉ。 そんな悪い魔法使いが 院長の権限を使って、好き勝手にやってるわけぇ。 でも、相手は院長だから、大人のタルタルたちはほったらかし。 これを、スターオニオンズ団がほっといてもいいのかしらぁ?
Kohlo-Lakolo :……。


考え込む子供たちを尻目に立ち去るナナー・ミーゴ。

Nanaa Mihgo : もうちょっと、大人の世界を 勉強してから出直しなさいねぇ。大人の世界って、子供の世界ほど単純じゃないんだからぁ。 じゃあね。

  難しい話ですっかり沈黙してしまった子供たちの間を颯爽と歩き、家を出て行くナナー・ミーゴ。しかし前回の仕返しはきっちり忘れない。なんと外に出て行くなり家のカギを掛けて、子供たちを閉じ込めてしまうのだった。しかし、彼女が本来狙っていた魔導球はその中にいるPichichiが持っていたという、少々おマヌケなオチである。

  なお、この後のクエストの展開で、実はナナーミーゴはウィンダスでも有数の富豪Honoi-Gomoiの依頼で魔導球とその詳細を探っていた事が分かる。報酬として何年もスタースピネルを貢がれていたという。そしておそらくその調査・球の入手の際にKaraha-Baruhaの庵に入るカギとなる「古びた指輪」と、①の仕事に登場した「神々の書」が手に入ったものと思われる。


ウィンダスミッションとの関連性と指輪の謎

  ナナー・ミーゴはストーリー開始前後から「古びた指輪」や「神々の書を手に入れていたと考えると、その指輪を使いKaraha-Baruhaの庵に入り、「神々の書」の隠し場所に使っていた事で合点が行く。同時にウィンダスミッション冒頭から魔導球や「神々の書」について独自に捜索していたAjido-Marujidoの動向や、スターオニオンズ団が聞いた「オバケの家は人が居ないのに人影が見える」噂も、すべて彼女に繋がっているのが伺える。
  実際にAjido-Marujidoはウィンダスミッション「白き書」(①参照)でナナー・ミーゴを助ける代わりに「神々の書」と、その隠し場所であるKaraha-Baruhaの庵へのカギとなる「古びた指輪」を渡すように指示している。そして「スターオニオンズ危機一髪」で子供たちと庵の中に入る為に冒険者がその指輪を見つけるのがオズトロヤ城のトラップである。ここはウィンダスミッションの少し先の章「それぞれの正義」で傷だらけのAjido-Marujidoを発見する場所である。それを発見した冒険者は、以後Karaha-Baruhaの庵に(必要なときだけだが)入れるようになる。
  そしてナナー・ミーゴがKaraha-Baruhaの庵で子供たちにする演説(?)からして、この段階でAjido-Marujidoの狙い(神々の書等)がある程度バレているのでは、と思わせる節がある。あくまで彼女の都合がよいように解釈はされているが、これは「白き書」「それぞれの正義」後ではないかと伺わせる。これは「口の院院長」として天の塔に強行突破したAjido-Marujidoが登場しているからだ。もしかしたらそれ以上の事を行っている「魔晶石を奪え」以後かもしれない(彼が投獄された「満月の泉」以後なら、それを匂わす発言が思われる為、そこまでミッションは進んでいないと推測)。
  なお、指輪は冒険者の手にあるから入れる、という事で合点は行くが、その後も他のクエストでCarbuncleJoker、果てはApururuまでこの庵に登場する。どうやって入ったかCarbuncleJokerはともかく、Apururuはまったくの謎である。

泥棒ミスラのお仕事③:アタルフォーネの財宝(シーフAFクエスト)

  ある日シーフとしてそれなりに腕を磨いてきた冒険者がナナー・ミーゴのもとを訪れると、彼女からのお誘いがある。本来シーフは「盗賊団」でもない限り手を組むことはあまり無い上に元々コブンが居る彼女、非常に珍しい事ともいえる。

Nanaa Mihgo : 本当なら、商売敵とはあんまり仲良くしたくないんだけどぉ、腕のいいシーフを集めろって知らせがジュノの天晶堂から来たのよぉ。
いい? あたしもあなたも天晶堂の大仕事のメンバーに選ばれたんだからぁ、断るなんて言い出しちゃだめよぉ。


国中のシーフを天晶堂に召集しているのはVauderameという男だった。

  話の内容はあくまで「天晶堂」からの依頼として、各国に散らばるアタルフォーネ盗賊団の残党と接触・Vauderameから渡された渡された念書を見せ、承諾のサインをもらって帰ってくる事だった。元々癖のある連中の上に、かの有名なアタルフォーネ盗賊団の元団員である、素直にサインをするのは難しいと読んだVauderameは、現在のヴァナ・ディールで名うてとされるシーフにその仕事を依頼したのだった。冒険者をはじめ、ナナー・ミーゴや他のクエストに登場した「シーフ」が集いこの依頼をこなしたものと思われる。

  しかし後日、ナナー・ミーゴはその書類とサインに関して気になる事があったと冒険者に話す。サイン済みの封書の最後のサインに、イニシャルとも取れない謎の文字があったという。念書のサインをもらうために貰った残党のリストのイニシャルの誰とも合致しないが、どのサインにも不思議な文字があった。調査をした結果、ナナー・ミーゴは「アタルフォーネ盗賊団が盗んだ最後の宝はまだ見つかっていない」と言うことを突き止め、このイニシャルのような文字はその暗号ではないかと疑う。更に突然20年も前の盗賊団の残党を急に探し出そうとしているVauderameはその失われた財宝を探しているのではないかと言い出す。それを確認する為に、冒険者に念書のコピーを渡し、再びサインを集めるように協力を要請する。


お宝の匂いに悪巧みを始めるナナー・ミーゴ。Vauderameを出し抜こうと画策する。

  冒険者やコブン達と情報を集めたナナー・ミーゴは、そのイニシャルを集めて並べ替えるとTAVNAZIA、つまりタブナジアとスペル出来る事に気付き、これが最後の宝が隠されているヒントになっているのでは、と思いつく(注:この段階でタブナジアは実装されてはおらず、クエスト等で断片的に名前を聞く程度であった)。

Nanaa Mihgo : サンドリアの属国でぇ、アルテドール侯爵家が治めていた国なんだけどぉ調べてみると、おもしろいことがわかったのぉ獣人軍に滅ぼされる直前に侯爵家のお宝が騎士団に運び出されたんだけどぉそれが盗賊に襲われて奪われたんですってぇ。昔のシーフたちはアタルフォーネ盗賊団の仕業じゃないかって噂してたんだけどぉ、アタルフォーネ団長が死んじゃったからぁ、謎のままらしいわぁ。ねぇ、わくわくしない?きっと、残党たちがタブナジアの侯爵家のお宝のありかを握っているのよぉ。してきっと、天晶堂のヴォーダラムは、残党たちと取り引きして、お宝を手に入れようとしているのねぇ。さぁ、そうとわかったら、このナナー・ミーゴさまも、仲間に入れてもらってちょっとはおいしい汁を吸わせてもらわなきゃあ。


しかしVauderameの尾行をしていたコブンの二人は彼は謎が多いと訴える。

  Vauderameを出し抜き、アタルフォーネ盗賊団の財宝を手に入れると息をまくナナー・ミーゴ。冒険者に再び暗号の取得の為に他国を回るように言い渡す。そこから導き出された次の暗号は「ORDELLE」……ラテーヌ高原にある鍾乳洞にその財宝は隠されているのではないかという推測に辿り着く。
  オルデール鍾乳洞を抜けた先を掘ると、意味深な宝箱を見つけた冒険者。しかしそこにナナー・ミーゴが訪れる。

Nanna Mhigo : こらぁ!あたしより先に、宝箱を発見するなんてぇ、どういうつもりよぉ!ほら、どいてどいてぇ。それは、あたしが開くんだからぁ。なにか、ヤバイワナがしかけられてたら、大事でしょぉ?


さっさと宝箱を開けてしまう。どう考えても冒険者を尾行してきましたね本当にありがt

  この後の詳細はVauderameおよびアタルフォーネ盗賊団の核心を突くものであるために、興味がある方はVauderame(詳細・ネタバレ編)で詳細を参照して頂きたい。ともあれ、アタルフォーネ盗賊団の罠にかかった感じで絶体絶命のナナー・ミーゴと冒険者。


潜んでいた残党の一人に狙撃される二人。

  冒険者が意識を取り戻したそこには、ナナー・ミーゴしか居なかった。二人とも命は奪われなかったようである。

Nanna Mhigo :こらぁ!さっさと起きなさいよぉ!

Nanna Mhigo :やっとおきたわねぇ……。お宝のワナにはまって2人してグーグー寝ちゃってたのよぉ。まいったわぁ。 もおぉ、ちゃんと、ワナは外したつもりだったんだけどぉ……。なんだか、頭がボーッとするし、最悪ぅ。……ああ、お宝の中にはそんなにいい物、入ってなかったわよぉ。ただ、シーフの靴があったから、あなたの荷物に入れておいたわぁ。なんか薄汚れてたけどぉ、アタルフォーネの宝なんだから、きっと値打ち物よぉ。きっとねぇ。あとはちょっとした宝石があったけどぉ、それはあたしがもらうからねぇ。あたしには養わなきゃなんない2人の子分がいるんだから、しょうがないわよねぇ。じゃあ、これでここからオサラバしましょ。ヴォーダラムがカラッポの宝箱を見て驚く顔もみたいけどぉ……。

Nanna Mhigo :……あれぇ?なにか、大事なことを忘れているような感じがするようなぁ……???


結局二人は煙に巻かれた形でクエストは終わる。

  それにしても、確かに冒険者としては報酬である「シーフの靴」ことローグプーレーヌの方が(高性能なため)値打ちがあるといえるが、気絶している間にちゃっかり金目のものを自分のものにしているナナー・ミーゴもやっぱり一筋縄ではいかないシーフ、もとい泥棒猫である。


最終更新:2008年11月26日 04:07