Ulrich (詳細・ネタバレ編)


  • ヒューム♂、7b(茶髪)、通常配置無し
  • 三か国合同調査隊にバストゥーク共和国の代表として参加。
  • 先々代ミスリル銃士隊隊長として現代では知られている。


「魔晶石」ミッションで語られる30年まえの「ある出来事」の主要人物であり、全てのきっかけを作ってしまった人物でもある。


ミスリル銃士隊の光と影・30年前の真実

  30年まえの出来事として語られる「ザルカバード調査隊」の物語。全ての一連をひとつの物語として全貌が見えるようになるのは、「魔晶石」ミッションのみではなく、更にバストゥークミッション、そしてデュナミス関連イベントを全てみる必要がある。その最重要人物の一人がこのウルリッヒであり、ヴァナ・ディールで冒険をするプレイヤーから見たら最初に登場する「完全悪」といえるようなキャラクターである。その彼の全てをここにまとめてみる。

ザルカバード調査隊前・ミスリル銃士隊として
  同じくミスリル銃士隊メンバーであったRaogrimm先代Cornelia(以後このページではCorneliaとして表記)と共にミッションをこなした模様。しかし当時のバストゥーク共和国のヒュームの影の部分を凝縮した存在としてヒューム至上主義者である。ガルカだけでなく、クゥダフも劣化種族と扱うような発言が多数ある。


ミスリル銃士隊として討伐に赴いたのは、クゥダフにとって神聖な卵の温床だった。

  しかしウルリッヒはその現実が目に入らず、罵声を残して去っていく。Raogrimmとの思想の違いが露見されているイベントとして登場。この当時から平和主義者で種族の平等と共存を望むRaogrimmとは「ソリが合わない」と称され、水面下での意見の食い違い、そしてお互いへの不満が見られる。

三か国合同調査隊にて・策略
  バストゥーク共和国は、この時代にボスディン~ザルカバード地方の調査の必要性を他国に訴えかけ、初の共同作業とも言える「三国共同ザルカバード調査隊」の設立に乗り出した。サンドリア・ウィンダスも(それぞれの思惑を孕みながら)これに合意し、各国代表を終結させた。その一人にウルリッヒも調査隊の一人として任命された。
  ザルカバードに眠る魔晶石の影響も強い大地。プロマシアミッション等でも言われている通り、その魔晶石は各種族の負の部分を膨張させる効果があった。その中で最も強い陰の感情を抱いていたウルリッヒは、ついにその感情に身を委ねて、その憎しみをRaogrimmに刃という形で向ける事になった。


調査隊の本体から引き離し、Raogrimmを裏切る形で不意打ちをする。

Ulrich : 無様だな、ラオグリムよ!
Raogrimm : ウルリッヒ、貴様……!


更に止めを刺すべく、片膝をついたRaogrimmに剣を抜く。

Ulrich : 前からおまえは、気にくわなかったんだよ!
Raogrimm : 自分が何をしているのか、分かっているのか?
Ulrich : 黙れ!


一閃の光と共に突き放たれたその剣が貫いたのは、Raogrimmを庇うために間に入ったCorneliaの身体だった。

Raogrimm :……コーネリア!?


突然の状況だったからか、それとも望まぬ結末だったからか、ウルリッヒは恐怖で後ずさりしていく。

Ulrich : う、ああ……。


崩れ落ちるCorneliaRaogrimmを残し、ウルリッヒは消えた。

三か国合同調査隊にて・隠蔽
  本来はRaogrimmのみを葬り去ろうとしていたウルリッヒだが、結果的にRaogrimmだけでなくCorneliaまでもを手にかける結果となった。おそらくは一人だけが行方不明になった所で「遭難」なりいろいろと言い訳が出来ただろうが、二人となると不自然になってしまう。それを計算した上かはともかく、この後ウルリッヒは調査隊に戻り一芝居する事になる。


Ulrich : た、大変だ!ラオグリム達が……!!
Francmage : どうした!? 何かあったのか!?
Ulrich : ラオグリムとコーネリアがモンスターに襲われて、地表の裂け目に……!?
Iru-Kuiru : なんだって!!
Rabntah : どこだ、場所は!?
Ulrich : こっちだ!

  この後ウルリッヒは残ったFrancmageYow RabntahIru-Kuiruを引き連れて「魔物に襲われ行方不明になった」RaogrimmCorneliaを捜索することになる。しかし吹雪が荒れ狂う大地の上に、ウィンダス代表の二人も「不穏な雰囲気が漂う」場所と証言しているように(そして当然、ウルリッヒ自身はRaogrimmらに実際に起きた事実を知っているだけに)、感覚は麻痺し行方不明の二人を探すことは出来なかった。
  結果的に、この捜索自体、ウルリッヒが尽力したと見せかけるには充分だったのだろうし、他の三人も証人として成り立つと思われる。しかし最初はRaogrimmと共に隊から離れたのも事実であり、アリバイとはいえないのも確かである。最終的にはRaogrimm達も見つからず、不毛な荒地と映ったザルカバードをこれ以上探索しても仕方がない事に4人は合意する。しかし、Francmageは最後にこのようなやりとりをウルリッヒとしている。


Francmage : まったく、こんな荒れ果てた、呪われた地で、何が見つかると思ったんだか。とんだ、骨折り損のくたびれもうけだ。
Ulrich : ああ、そうだな……。仕方ない、計画はとりやめだ。明日この地を離れよう。
Francmage : おい、ウルリッヒ……。ひとつ聞いておきたいんだが……、本当にお前の言うように事故だったのか?
Ulrich :……。どういう意味だ?
Francmage : 近頃バストゥークじゃ、ガルカとヒュームの間で、なにやらきな臭いことになってるそうじゃないか?
Ulrich : なんだと!?きさま、何が言いたいんだ!?
Francmage : フ……、まあ、そう熱くなるな。実際に何があったかなんてことは、私にはどうだっていい。お前達の国の事情など、私の知ったことではないからな。 ただ、そんなことでこれ以上、私をわずらわせるな、ということだ。
Ulrich :…………。

  当時の三国の仲の悪さもある為にFrancmageらはこれ以上この件に関して興味を示さなかったが、このような発言が出るということは、バストゥーク内の内情(種族間の)が他国にも伝わっている事を暗示しており、ウルリッヒ自身の感情も、他の者達に少なからずばれていたのではないだろうか。

三か国合同調査隊・その後(虚しすぎる栄光)
  ミスリル銃士隊のリーダー格であったRaogrimmが「失踪」した事はバストゥークを震撼させた。そしてその隊長としてウルリッヒが任命された。しかしそれに反感を抱く者も多く、特にガルカ達は猛反発したようだ。そしてその後の活動や活躍が描かれることもないまま謎の死を遂げている。(以上、クエスト「暗黒剣」より)
  その後甥であるVolkerが共和国軍に入隊し、ミスリル銃士隊の一員となるが、ウルリッヒとの血縁で事あるごとに噂され続けていたらしく、Volker自身は苦悩している。隊長になった現在もウルリッヒ、そして本来隊長になるべきだとVolker自身が信じているZeidの存在に悩まされ続ける。
  なお、ウルリッヒがRaogrimmらを殺害した疑惑は極秘事項としてバストゥークの政府最上層(KarstCidを含める)は情報として知っているようではあるが、Volkerの性格と心理を知っている為か、バストゥークミッション最終局面まで本人には内密にしていた(結果的に更にVolkerを追い詰める事になるが)。

ウルリッヒ・時代に翻弄された人物として

  正直、ウルリッヒというキャラクターは「憎まれ役」そして「悪役」としての地位は揺るがないと管理人も思っている。しかし「完全な悪」かと言われると、そうではないとも思う。「魔晶石」ミッションをはじめ、大半のこの物語はRaogrimmを主軸として語られているということを忘れないでほしい。ここでは史実等も含め、種族考慮等、他の視点からもウルリッヒを掘り下げてみたいと思う。
  ヒュームに潜む心の闇「無知」。これは知識や学問がないことではなく、「愚痴」(仏教用語で愚かであることの意。道理を理解できず目先の事に囚われる様子、自己本位な心、弱い者を見下し強い者には諂う様など。)のこと、もしくは古代ギリシャの哲学者ソクラテスの「無知の知」で指摘される真実の知識に無自覚な状態を指すと思われる(出典:無知/FF11用語辞典より)。NA版FFXIの「無知」はApathyと書かれており、これはSympathy等の単語の逆と思っていただけるとわかり易いと思うが「他者と同調・共感できない」と言う意味合いを持っている。
  そしてRaogrimmの回想で見られる30年以上前のヒュームたちは(ウルリッヒだけではなく)、この「無知」の傾向が非常に高く、ヒュームとガルカの種族間の対立やクゥダフの侵略にも代表されているように、対立する相手の立場を一切理解出来ない事からなる場合が多い。イベント上Raogrimmの視点で語られているのと、Raogrimmに友好的(恋愛感情を抱いている見方もある)Corneliaの存在が、ウルリッヒの悪人振りがより浮き彫りにされているが、発展途上の先進国であり、それを自らの功績にしたかったヒューム族からしたら、Corneliaの方が特異例だったと思ったほうが良いのかもしれない。
  繰り返し言うが、ウルリッヒの思考自体は危険であり、それ故現在もなおヴァナ・ディールを危機に晒す事態を招いた事は揺るがない事実である。種族差別者と明言もされているし、その後ガルカたちの反発を食らい結果的に(殺人を犯してまで)手に入れたミスリル銃士隊隊長の名誉も体感する事無く謎の死を遂げている。ウルリッヒ自身はあくまで過激派であり危険な思考を持つ人物である。しかし、現在もなお続いている種族間のいさかいを見ていると、30年前はこの差別はもっと明確であったものと思われ、イベント上の描写でウルリッヒに焦点が当たり続けているものの、彼の差別意識自体は「特異なものではなかった」と思ったほうが自然だと思える。(これは「アルタナの神兵」のバストゥーククエストでも一部見え隠れしている)
  そんなヒューム至上主義者であるウルリッヒにとって最も驚異的だったのが、最も身近なガルカであったと思われるRaogrimmだったのではないだろうか。劣化種族として見下しているウルリッヒとしては、聡明であり実力も高い(武力に関しても達人であるという描写は各クエストでも見られる)。自分より劣る筈のRaogrimmが政府からの信頼も厚く、ガルカ達のリーダーであり、Corneliaのような信者に近い理解者もいる。同部隊としてミッション等で同行する度にウルリッヒはこれを目の当たりにした事と予想される。自分の思想と、現実(Raogrimm)の差にウルリッヒ自身が蝕まれ、憎しみを増徴させていったのではないだろうか。実際、Raogrimm自身は実際に襲われる場面まではウルリッヒらザルカバード調査隊の面々を友として語っており、「俺は友に裏切られ、殺されたのだ!」と怒りをあらわにすると同時に「裏切られた悲しみ」も同様に見せている節もある。そしてウルリッヒ自身も、件の場面以前は(一応)直接Raogrimmを罵るような発言はしていない。お互い意見の食い違いはあったものの(表面上は)同隊員としてそれなりに付き合ってたのかもしれない。
  そして調査隊が赴いた当時のザルカバードの性質も改めてここで話しておきたい。ザルカバード調査隊で第六感とも言うべき「野生のカン」や「魔法」に秀でた二人のザルカバードに対する印象を改めて書く:

Iru-Kuiru : でもこのザルカバードは、普通じゃないよ。なんだか、イヤな空気で一杯みたいな感じがする……。
Rabntah : あたしも気に入らないね。この土地は。鼻がちっとも利きゃしない。大昔ここでなにか、あったんじゃないかな?
Francmage : ふん、野生のカンというヤツか?この地には、忌まわしきものが眠っていると言われている。せいぜいそいつが目を覚まさないよう、お祈りでも……。

  エルヴァーンであるFrancmageが感じ取れない何かがそこにあったようである。それはヒュームであるウルリッヒらにも感じ取れる物ではなかったのではないだろうか。そしてその大地にある何か(ザルカバードの魔晶石)は負の感情を結晶化させたものという描写はプロマシアミッションで伺え、更にザルカバードの魔晶石を持ち帰り武器として作り上げたYow Rabntahの「光の弓」も今なお「忌わしき石から生まれた物」としてミスラの間で伝説と化している。そのようなものが眠る大地で、ウルリッヒの心の奥底で育っていった負の感情がザルカバードで影響を受け表面化されたとしたら……。
  このような劣等感からくる負の感情、そして裏切りと言う行為・イベントはFFXIだけではなく、ファイナルファンタジーシリーズでは繰り返し見ることが出来る。その代表とも言えるべき関係は「ファイナルファンタジーIV」の主人公セシルと、幼馴染でありライバルでもあり、敵に洗脳され裏切りを繰り返してきた竜騎士カインの関係ではないだろうか。
  人間なら誰でも抱いている「劣等感」「無知」を具現化されたウルリッヒが、件の事件で暴走を起こした、と思えてならない。それはウルリッヒ自身が悪人、というより時代がそのような思考を容認しており、更にそれを覆し続ける存在Raogrimmが身近に存在し、最終的にはそれで隠し続けた醜い感情を魔晶石により膨張させられ、最終的には暴走していったのではないだろうか。全ての点を線として繋げてしまい、闇の王を誕生させてしまう事態になった、と管理人は考えている。

ウルリッヒによる自己分析

  特殊クエスト「朧なる地デュナミス」にて、ウルリッヒをはじめ、ザルカバード共同調査隊の面々は虚ろなる世界「デュナミス」にとらわれたRaogrimmの魂に呼応しプレイヤーの前に現れることになる。30年の時を経て当時を振り返り、今もなお苦しみ続けるRaogrimmに関してそれぞれが行き着いた現在の気持ちが聞ける。そして、ウルリッヒも当然登場しており、この永い年月の間彼が思っていた当時の自分について、語られることになる。

Ulrich : 奴を裏切り……。コーネリアを斬った俺の力が必要だという。裏切りの烙印を持つ、この俺の……。 確かにすべてが手に入った。だが、俺自身に残ったのモノは一体なんだ?一時の感情で、拭いきれぬ罪を犯し手に入れた地位の虚しさだけだ……。 奴を裏切った俺がなにを言っても信じてもらえんだろうが永劫の闇より、奴を解き放ってやってくれ……。

  ウルリッヒ自身、「裏切り」から来る「虚しさ」を自覚している発言をし、「奴」すなわち闇の王として囚われているRaogrimmの心の開放を願っている事がわかる。これに関しては「今更」「偽善」と感じるプレイヤーも少なからず居たと思う。しかし罪悪感が強ければ強いほど、それを認めるのは難しいという人間の性質も思い出して欲しい。そしてそれを認める事が立ち直り成長していく第一歩だと思う。長い年月と尊い犠牲も伴っているが、ウルリッヒはそれを理解出来る機会があっただけ幸せなのかもしれない。
  デュナミスを制覇していく事によりプレイヤーは各地でそれぞれザルカバード捜査隊の面々が感じたものやデュナミスに関する考慮も聞ける。ウルリッヒはRaogrimmとの因縁がある以上、そちらへの思考がよりつよく出ている。

Ulrich:他の4人はどうか知らんが俺にはもう奴の声を聞くことができない……。これも裏切りの烙印を持つためか?だとしたら、よほど嫌われたものだな。くく……。……だが、いまはそうであることを願おう。もとより奴とは相容れぬ仲、変えようのないこと。でなければ、奴の言葉が現実となる……。
(※ここでいう「奴の言葉」とは闇の王にRaogrimmの心も支配され、デュナミスに真の闇の王が誕生してしまう事を指していると思われる)
Ulrich:証が4つすべて揃ったら北の地、ボスディン氷河へ向かえ。コーネリアがそこでおまえがくるのを待っている。……俺から言えるのはそれだけだ。

  そして最後にDynamis Lordを撃破したプレイヤーはザルカバード調査隊の面子全員(の魂)が揃うイベントを見ることが出来る。Raogrimm自身は「俺が存在する限り奴は死なない……。いや、魂というものに死という概念はないのかもしれん。」と語っており、完全な決着はないと匂わせながらも、現在では危機が去ったことをプレイヤーにつげ、礼を述べる。そして、そんな彼の前に一同が集結する。
  FrancmageYow RabntahIru-Kuiruは元々「裏切ったと勘違いされた者達」でありある意味被害者であるが、同時に当時の種族の特性を色濃く描かれ、当時は我関せずという形でRaogrimmを見殺しにしたことを後悔していた。だからこの再会の際三人ともRaogrimmとともに「最後まで」協力すると快くRaogrimmを迎え入れている。そして生前からRaogrimmを慕い、このデュナミスに関連するイベントでも彼を救いたい一心で動き続けたCorneliaは彼を最後まで支え続ける事を改めて誓っている。しかし実に興味深いのはウルリッヒだったりする。上記の通り彼は生前の一連を後悔している一面を見せているが、実際にRaogrimmと向き合ったとき彼はこのような発言をする。

Ulrich : さすがの貴様も 今回ばかりはダメかと思ったんだがな……。ふ、しぶとさは相変わらずだな。どうした、言葉もないか? 魂とやらに死がないか、いまここで試してみるか? 貴様を裏切り! 仲間であるコーネリアの命を奪い! そして、すべての事件の引き金になった男が目の前にいるんだぞ!?

  Raogrimmを結果的に闇の王として目覚めさせ、殺したのは自分である、それはウルリッヒ自身が痛感していると思われる。そしてそれは拭い切れない罪であることも。しかし彼はあえて再会したRaogrimmの憎しみを煽っている言葉を放っている。今更自分のした事を後悔しても打ち消す事は不可能。それに関しては今更詫びるつもりも特にはない(無意味だから)。しかし、あえて自分を憎んで貰ってでもRaogrimmの自我を不変の物とし、奮い立たせているのが、この彼の言葉ではないだろうか。あえて、相容れぬ者として憎まれ口を叩いているのだとすれば、切ない存在である。それに対してRaogrimmはこのように返答している。

Raogrimm : すべては30年前にはじまった。そして、30年前にすでに終わったこと……。憎悪に囚われたとはいえ、俺は仲間であった全員を自ら手にかけ、その命を奪った。だが、再び憎悪に囚われ闇へ堕ちようとした俺を救い出してくれたのはかつて仲間であったお前たちだ。礼をいうことはあれど、非難することなど俺にはできない……。たとえそれが誰であろうとな。

  友と言うには、二人の溝はまだ完全に埋まったものではないかもしれない(ウルリッヒ自身がそれを拒んでいるからこそ上記の発言につながると解釈)が、Raogrimm自身は、最も苦しんでいるデュナミスのイベントで駆け付けてきた仲間の一人としてウルリッヒを見ているのではないだろうか。ライバルとして、そして仲間として。



最終更新:2008年07月11日 20:33