Lion (詳細・ネタバレ編)


  • ヒューム♀、独自フェイス、通常配置無し
  • 家族構成:養父(Gilgamesh
  • ヴァナ・ディール中を旅をしている冒険者。
  • ノーグ頭領のGilgameshの娘。


特記事項
  • 世界の危険をいち早く察知し、Gilgameshの指示の元真実を確かめに旅をしている。
  • AldoVerenaとは顔なじみであり(幼馴染?)、その危機の為にも駆けつける。
  • Zeidと共にShadow Lordの真実を知る。
  • プレイヤー(冒険者)と、いつか一緒に冒険をしようと約束をする。
  • しかしその約束も空しく、その身に宿した宿命の為に翻弄されていく。


流浪の女冒険者

  冒険者とライオンのつながりは、比較的初期の段階からある。冒険者がミッションで赴く先々で現れるのがライオンであり、その言動は初期の段階では不可解なものである。彼女の真の目的・及び正体はジラートミッションで明かされていく。ここではその足取りを追いかけてみる。

三国共通ミッション
初登場は冒険者がミッションランク3になるために受ける、三国を回るミッション、通称「ドラゴンミッション」である。


サンドリア・バス出身の冒険者は、ウィンダスを訪れた時に彼女と会うイベントが発生する。
これはドラゴンBCが発生する前の、ギデアス潜入許可を得る時のイベントである。


大半のプレイヤーにとってはBCでのライオンの登場が初登場となる。
冒険者が魔物を倒した後に現れる。

Lion : どうやら先を越されたみたいね。ちょっと、このドラゴンは……間違いないわ。こいつは、北の呪われた地に棲息する幻獣よ。どうして、こいつがここに……?闇の王が倒れて、あそこが封印されて以来、ヤツらの姿を見た者はいないはず……。その幻獣が、またこうして獣人達と一緒にいるなんて……。
Searcher : 闇の王は、間もなく死の世界よりよみがえられる。オレはそのための準備を整えていたに過ぎぬ……
Lion : なんですって!?おまえは……?
Searcher : 闇の王が配下、Searcher。20年前に闇の王と刺し違えたような偉大な勇者は、もうおまえ達人間のなかにはいまい?この20年、おまえ達が仲間同士でいがみ合いを続けている間に、我らは着々と準備を進めてきたのだ。闇の王がお目覚めになった時……。その時こそおまえ達、人間の時代は終わりを告げるのだ……せいぜい束の間の平穏を味わっておくがいい……世界が混沌と闇に呑み込まれる、その日まで!ククク…… ハハ……グハッ……
Lion : 闇の王が、復活……?まさか、ほんとうに……あの戦いの日々がかえってくるというの?憎しみと、哀しみの日々が……。<PC Name>は国へ戻ってこの地で起きたことの報告を忘れないで。闇の王の復活が本当なら
これからもっと大変なことになるわ。それじゃ、私は行くわ。またどこかで会いましょう、<PC Name>。


「魔晶石」ミッションにて

  魔晶石ミッションでは、3つ目に訪れた魔晶石のイベントで登場。冒険者と共にShadow Lordの幻影を目撃、魔物達がShadow Lord復活に動いているのが真実であると確信し、再び自分の道を歩んでいく。フェ・インを訪れた冒険者とZeidの前に現れ、太古の歌・クリスタルの戦士の伝承について語る。


  Shadow Lord撃破後、Zeidと冒険者を安全圏へいざなう。その後ノーグに訪ねる事を冒険者に薦め、去っていく。


ジラートミッション
  ジラートミッションは、冒険者が彼女の話の通り、ノーグに訪ねた所から発生する。


ノーグを訪れた冒険者を歓迎。

Lion : それじゃ、あらためて。ノーグへようこそ、<PC Name>。と、再会を祝いたいところだけどズヴァールでのカムラナート達のこともあるし。私たちがなんとかしないと……。……え、ちょっと待って。ズヴァールでのカムラナート達のこと、あなた覚えてないの?……<PC Name>……。ちょっ……大丈夫…………<PC Name>……。

  冒険者はここで意識を失い、Shadow Lordを討伐した際の本当の出来事を回想することになる(詳細はKam'lanaut(詳細・ネタバレ編)参照)。


ある意味凄いインパクトのある登場の仕方でアーク・エンジェルに襲われそうなZeidらを助けに駆けつける。


衝撃波のようなものでAAHMを退ける。


Raogrimmのお陰でその場から無事生還。

  意識を取り戻し、話を聞いたライオンは、冒険者の気分がもう少し落ち着いたらノーグの奥の部屋に来るように言い、ノーグの地図をくれる。


冒険者をノーグ頭領Gilgameshに紹介する。

  クリスタルの戦士の伝承、ジラート兄弟の動きを話し合い、ウガレピ寺院に秘密があるかもしれない結論に達する。この時行方不明になっているVerenaの情報を求めて現れたAldoも登場。ライオンは、最初Verena捜索に乗り出そうとするが、他にやってほしい事があるとGilgameshに止められる。


  天晶堂を訪れた冒険者とAldoのもとにライオンが訪れる。Verenaの行方が分かる手がかりが見つかったという。

Lion : フェレーナの居場所が分かったかもしれないわ。
Aldo : ホントか?
Lion : ええ。ジュノの親衛隊長ウォルフガング率いる精鋭部隊に、フェレーナが連れ去られてしまった、という話を聞いたの。
Aldo : ウォルフガング……?やはりカムラナートが黒幕か。
Lion : そしてフェレーナを連れたウォルフガングらはデルクフの塔に向かった、という話よ。アルド、無論あなたも来るわね。
Aldo : もちろんだ。こっちの準備が出来次第、殴り込みをかける!


デルクフの塔入り口にて冒険者、Aldoと合流。更に現れたZeidと三人で行動をする事に。

Lion : 一体ここでなにが行われているというの?フェレーナまで巻き込んで。
Aldo : 待たせたな、ライオン。さぁ、案内してくれ。
Lion : 問題は虹の祈りね。あれがないとやつらには近づけないわ。
Aldo : なに? お前、そいつを用意してないってのか?
Lion : そこは大丈夫。
Zeid :……またお前か。こんなところになんの用だ。
Lion : あなたと同じ、って答えじゃ不満?
Zeid : 私は仲間なぞいらぬ。大体お前たちは虹の祈りを持っていないだろう。どうするつもりだ?
Lion : あなたなら持っていると思った。悪いけど、便乗させてもらうわ。
Zeid : 勝手にするがいい。
Lion : 相変わらずね。さぁ、アルド行きましょう。
Aldo : あぁ。オレは天晶堂のアルドだ。
Zeid : ザイド、だ。私の足手まといにだけはなるな。
Lion : まったく……。
Aldo : フェレーナ、オレが行くまでの辛抱だ。

(ちなみにこの場面でのライオンの台詞「悪いけど、便乗させてもらうわ」はZeidに放ったものだが、基本的に苦労してミッションを進める冒険者に便乗するNPCの体質を身も蓋もない言い方をしたが為に当時は「便乗ブラザーズ」と呼ばれる事もあったらしい。いずれにしろこの台詞を見て、自分に言われてる感覚に襲われちょっと嫌な気分になったプレイヤーがいてもおかしくないと思う。)


  デルクフの塔頂上「天輪の場」にて三人と冒険者はKam'lanautを問い詰めるが、アーク・エンジェルが出現し、行く手を阻んだ。その間に冒険者はKam'lanautと対決する事になる。


  その後のイベントではAAHMにやられたのか、腕をかばう姿勢をみせる。Eald'narcheとのやり取りで真の黒幕はEald'narcheであると判明し、トゥー・リアが起動してしまう。この後、ライオンは父Gilgameshに事の詳細を伝えるためにノーグに戻ると言い残す。


  トゥー・リアへの道があるといわれるロ・メーヴへ行く事をGilgameshから指示を受ける冒険者についていこうとするが、Gilgameshに止められる。(この時期はNPCの表情が変わるのは比較的珍しいことだった)


ル・アビタウを訪れた冒険者の前に突然現れるライオン。


Lion : どうしてここに?なんてやぼな話はなしよ、<PC Name>。この世界が変わるかもしれないってときにじっとなんかしてられないわ。父さんには悪いけど今回だけは独断で行動することにしたの。エルドナーシュの好きにはさせない。私も最後まで戦うわよ。……でも不思議よね。<PC Name>と初めて会った時はまだ駆け出しの冒険者って感じだったのに。それがいま、世界の命運を賭けた戦いに挑もうとしている。誰も知らない遥かなる空の上、決して語り伝えられることのない戦いに。 ねぇ、<PC Name>。無事にすべてが終わったら私と一緒に世界を旅して回らない?なにを突然って顔ね。ふふ。約束よ、<PC Name>。そろそろ行くわ。いい? 約束忘れたら承知しないからね。

  宿星の座にてEald'narcheと対峙。冒険者に敗れても変形を続けEald'narcheは立ちふさがり続ける。その中でクリスタルに異変が起きる。


いよいよ世界崩壊がすぐそこまで……。

Eald'narche : 集束がはじまった……。もう間もなくすべてが終わる、僕の夢とともに。
Aldo : なんてこった……このまま終わっちまうのかよ。
Zeid : もはやこれまでか……。



Aldo : お、おい! なにをする気だ!?
Zeid : ライオン!?


  暴走するEald'narche・そしてクリスタルを止めるためにクリスタルの中に飛び込むライオン。体が消滅し意識のみになる中で彼女はEald'narcheに語りかける。しかしログでの彼女の名前は……。

Eald'narche : なんだこのノイズは!?クリスタルの力が消えていく……そんな、そんなバカな!?くそ、もう一度だ、もう一度……。
Yve'noile : ダメよ、エルドナーシュ……いけない……
Eald'narche :……!?
Yve'noile : これ以上この世界を……、ヴァナ・ディールを傷めてはいけません。ヴァナ・ディールを傷つけることは、あなたの夢みる真世界をも害することになるのですよ。
Eald'narche : イブノイル……。
Yve'noile : あなたにならわかるでしょう、エルドナーシュ?なにものにも終わりはない……、ただ、カタチを変えるだけ。あなたにも、その時が来たのよ。さあ……。
Yve'noile : また会いましょう、真のクリスタルの戦士たち……。


こうしてライオンはその身を挺しクリスタルを制御してヴァナ・ディールを救った。
そしてクエスト「世界に在りて君は何を想うのか?」までその意識はクリスタルに抱かれて眠り続けることになる。写真で抱いているのは、Prisheから生まれた魔晶石であり、その力を抱え込む事によってPrisheへの負担を軽減させていた。また、Prisheを悩ませていた悪夢も「引き継いだ」と言われている為、間接的にPrisheを救った人物にもなっている。


「神の歌」によりその魔晶石は砕かれ、ライオンもまたクリスタルの意思から開放される。


クリスタルの中で燻り続けた悪意を払いのけた時、ようやくライオンの魂にも平穏が戻るが……。

  なお、最終的にライオンはAldoがノーグに連れて行き、Gilgameshが見守る中療養している。「身体の方が本調子じゃねぇから、ちょっと動いただけで疲れちまう」状態のようで、冒険者には直接あう元気はまだ戻っていないようだ。ただGilgameshに心配を掛けまいと、意識があるときは必要以上に話をしているようだ。また、「夢に出てくる魔物を倒して欲しい」と冒険者に言付けがあったとGilgameshから聞かされる。(これが後のプロマシアミッション・デュナミスの追加エリアなどへとつながって行くものと思われる)


最終更新:2008年07月05日 12:39