Kagetora (詳細・ネタバレ編)
- ヒューム♂、8a(黒髪)、バストゥーク港F-6
- バストゥーク港・天晶堂にいる謎多き忍者。
- 過去世界ではスカウトキャラクターとして自軍に勧誘可能。
20年の因縁・伝説のくの一「ヨミ」
天晶堂のバストゥーク支店にいるカゲトラだが、彼の関連しているイベントなどを見ると、バストゥークに居るノーグの関係者、といった役割のほうが強いようだ。そして忍者を習得する際に、意外な過去が浮かび上がる。
Kagetora : ん?俺と奴の関係?そうだな……まあ、昔の恋敵ってとこだ。
これはミスリル銃士
Ayameの父・
Ensetsuに対して冒険者に打ち明けた台詞である。つまり、カゲトラは
Ayameの母だったヨミを想っていた時期がある事を暗示しているようだ。そして同じクエスト「アヤメとカエデ」にて、そのヨミは忍者刀を遺している事が分かる。彼女はくの一だったのだ。そしてその詳細は、その後忍者の道を進めAFクエストに到達すると判ってくる。
結論から言うと、カゲトラは、ヨミの仕事上の相棒といった立場だった。20年前に
Ayameを身篭った際、忍の道も故郷であるノーグも捨て、ヨミは
Ensetsuと共にバストゥークへ渡り、新しい生活を始めたのである。彼女との最後の仕事を振り返る彼は今でも彼女を「いい女」と言う所を見ると、現在も多少なりとも残る思いもあるのかもしれない(夫
Ensetsuへはひどい物言いだが、娘たちである
Ayame・
Kaedeにはそのような素振りは見せない)。
カゲトラさんはある意味壮絶な失恋を体験している。
Ensetsuがヨミとの思い出を語る場面を「のろけ」と称し不快感を隠さないカゲトラ。彼女が亡くなって10年後の今も、彼女が暮らした家の傍にある倉庫に彼が居るのも、切ないが興味深い。
過去世界の現役忍者(アルタナの神兵)
過去の閉ざされたジュノの近辺エリア(バタリア・ロランベリー・ソロムグ)にそびえる城壁傍で、カゲトラが佇んでる時がある(無所属時)。彼はスカウトキャラクターとして配属されており、条件を満たすと自軍へ勧誘が可能になるようである。
手裏剣、十字手裏剣、卍手裏剣、風魔手裏剣、軒猿手裏剣、甲賀手裏剣等の手裏剣類を渡すと友軍となる可能性があがる、との情報も出ている様だ。また、バストゥークの
天晶堂のクエストで縁が深い「亜鉛鉱」を渡すと反応が変わる情報も出ている。
こっそり現代とは陣鉢が違う。
カンパニエ中は5体のUtsusemiを用いて(空蝉の術による分身)参戦。プレイヤーが使う「空蝉の術」とは違い、実体もあり、個別に行動する。どちらかというと「分身の術」といった雰囲気に近いといえる。
台詞集
- 初回:……てめえみたいなペーペーに用はねえ、失せろ。
- 通常:ジロジロ見てんじゃねぇ。
- 手裏剣:はっ! 手裏剣1枚で俺が買収できると思ってんのか?
- 亜鉛鉱;おまえナメてんのか? こんな、くだらねえ石コロよこすんじゃねぇ!
- 他1:ところで、おまえ。エンセツって野郎と、その家族のことを何か知らねえか? もし会うことがあったら…… いや、なんでもねぇ。 今のは、忘れちまってくれ。
- 他2:俺は行きたいところに行くだけだ。 おまえの指図なんぞ受けるつもりはねえ。
戦闘時は「分身」して戦う。
注目すべきは「他1」の台詞である。
Ensetsuとヨミは、
Ayameを身篭った際にノーグをでたのが20年程前とされている。丁度20年前が舞台である「アルタナの神兵」でノーグから遠く離れたこの地にカゲトラが何故居るのか……色々想像が止まらない部分である。
新たに分かった事実(ヴァナ・ディール通信)
エルシモ島のノーグを隠れ家とする海賊に所属する若き(20年前現在)忍。100年ほど前に流れてきた海洋忍者「波隠一族」の末裔。まだ下忍だが、あらゆる忍者の術に才能を発揮し、波隠一族の頭領候補として将来有望とされている。相棒であり良きライバルだったくの一ヨミを連れ去った男を許せず執拗に行方を捜している。先祖伝来の地への憧れからか、関連文書を収集するのが密かな趣味。
血筋も腕前も「一流」という感じのカゲトラ。仕事仲間であり、その実力を常に見てきたヨミに惹かれるのも無理はないのかもしれない。しかしヨミ自身が求めていたのは「安らぎ」であり、カゲトラの言動からそのような雰囲気は見当たらないのが、恋の戦いでの敗因と思える。
最終更新:2008年10月12日 18:00