Naja Salaheem (詳細・ネタバレ編)


  • ミスラ♀、4b(赤毛)、アトルガン白門I-10
  • 傭兵派遣会社「サラヒム・センチネル」の社長。
  • アトルガンにおける、プレイヤーの雇い主に当たる。


特記事項
  • 南国ゾワ出身。
  • 大金の為でもこの世ならざる者(おばけ)が苦手。
  • 普段はナシラ装備だが、ミッションでホマム装束をはじめ、アミール、シパーヒ、ペルワン、イギト、各装束他シャジュブル、ダスク、アダマンシリーズまで披露するファッションショーがある(下記参照)。
  • 戦闘に参加する場面もあるにも関わらず、戦闘的な「ジョブ」が不明。
  • 本名は Naja Zhwan 詳細は下記参照。



戦闘スペック

  ナジャ社長は、一人でアルザダール海底遺跡の奥深くまでプレイヤーを追ってくる程の実力の持ち主で、その後プレイヤーと共同作戦の為BCに参戦する。しかし片手棍の愛棒、もとい相棒「モーニングスター」を振り回し、専用WS「ピースブレイカー」を持っている以外はジョブを特定出来るWSや魔法などが存在しない。公式ジョブは「社長」ということだろうか。


【戦闘開始時】
Naja Salaheem : お~しッ!んじゃあ、ぼちぼち始めるとすっかネェ!御破算で、願いましては~♪

【ピースブレイカー】
Naja Salaheem : 金貨30枚な~り♪
【被弾時】
Naja Salaheem : ったく、きりがないネェ……こりゃあ、クリーニング代が高くつきそうだよ。いったい、いくら請求されるんだろうネェ?
Naja Salaheem :……痛ゥッ!こりゃあ、鞭打ちになっちまったかもしれないよ。いったい、治療費にどれぐらいかかるのかネェ?
【戦闘不能時】
Naja Salaheem : ア、アブクーバッ!じ、人件費は……上げるんじゃないよ……経営は……ナマモンだからネェ……ウウッ。

【1戦目 終了時】
Naja Salaheem : おや、終いかい?まだ稼ぎ足りないけどネェ……次、行くよ! 次ッ!
【2戦目 終了時】
Naja Salaheem : よっしゃ、よっしゃたんまり稼いだことだし……次、行ってみよ~ッ♪


ナジャ社長のファッションショー♪

  アトルガンミッション「賓客の資格」にて、冒険者は初めて聖宮に召喚される事になる。その際ナジャ社長と同行することになるのだが、社長が納得いかないファッション(装備)を冒険者が身につけてイベントを進めていると、そんな冒険者と「一緒に歩くのは自分の美意識が許さない」と社長が言い出す。改めて身なりをきちんとして出直して来い、と言う事になるわけだが、その前にナジャ社長の女の子らしさ(?)が伺える特別イベントが発生する。


意外にノリノリだったりする。

Naja Salaheem : んん? 皇宮にどんな服を着てけばいいのかって……?しょうがないネェ。ちょいとお待ちよ♪ あたいのコレクションから、いくつかあんたに見せてあげよう。

  そう言いながら、ナジャ社長は自慢のコレクションを引っ張り出してファッションショーを披露してくれる。見せてくれるコーディネーションは以下8種類であり、Abquhbahの反応と併せて楽しめる仕組みになっている。なお、実際に出てくる選択肢は以下のとおり、ファッションを表現するものであり「〇〇装備」というものではない。

青に金の縁取り

Naja Salaheem : フフン♪
Abquhbah : (ぐはっ……)

赤に金の刺繍

Naja Salaheem : シックだろう?
Abquhbah : (さいこーーーっ!)

淡い色でレース

Naja Salaheem : たまには、こーゆうのも!
Abquhbah : (他に、誰も、見てないです……?)

濃い紫の鎧

Naja Salaheem : これもいいけど、普段着ている赤のほうが、あたいは好きだよ♪
Abquhbah : (……か、可愛すぎる……。)

ゴージャスな赤!

Naja Salaheem :……似合うかい?
Abquhbah : (うおーーーっ!)

柄もの

Naja Salaheem : ほらっ!
Abquhbah : (たまらないっす!)

紺に金の刺繍

Naja Salaheem : これも、いいだろう?
Abquhbah : (すばらしいです……)

かわいい黒♪

Naja Salaheem : どうだい?
Abquhbah : (超、いいです!)

  なお、実際にはAFでも充分のようなので、大抵のプレイヤーはこのイベントを見ないですごしてしまうかもしれない。回想用詩人に(装備を外した状態で)話しかけてもこのイベントは発生するので実際に見てみるのもお薦めしたい。


ナジャ社長の正体は……


  サラヒム・センチネル社のAbquhbahから聞き出せる「ナジャ社長について」の項目は、傭兵の階級が上がるにつれて詳細に語られるようになるが、サラヒム・センチネルを巡る一連のイベントもいよいよ佳境になる中尉となってようやく、このナジャ社長の本名と出生とが語られることとなる。それによるとナジャ社長の出身はゾワというエラジア大陸の遙か南方に存在する島国であると言う。
  ゾワ国についての詳細をまとめると、エラジア大陸の遙か南方に存在する島国。かつての聖皇バルラーンの腹心であったコジャ・ゾワンが興したとされる。アトルガン皇国の属国の一つであり、皇国に対する南海の護りを任されてきた譜代の国で、ナジャ社長の故郷でもある。王を頂く王国であるが、現在のところ自治権は認められておらず、国土は貧困に喘いでいる。以前は自治権を有していたが、ある事情から内乱罪の疑いをかけられ、自治権剥奪及びゾワン家取り潰しを命じられた経緯がある。
  ナジャ社長は、そんなゾワ国の出身であり、傭兵として最初の仕事である不滅隊への差し入れはこの国で採れた木の実から、何日もかけて抽出された貴重なオイルから作られたもので、よい匂いを放つ。これは、ゾワ国の名産を献上する事によってゾワ国の印象を皇国に付けたいというのが伺える。
  そして注目すべきはナジャ社長の本名、Naja Zhwanである。これは、「アルタナの神兵」に登場するHaja Zhwanと同じ苗字であり、また好戦的・金に厳しい・「山猫」のキーワード等、類似点が非常に多い。このHaja Zhwan、「頬にミスラ族の伝承に登場する大女王ビゼヤの末裔の証とされる豹紋が浮かんでいる」という伝説を持つ。また、皇国に対する南海の護りを任されてきた譜代の国ゾワの始祖「コジャ・ゾワン(Koja Zhwan)」と同じでもある。この二人への関連性はまだ、ゲーム中は語られていない。
  しかし今現在のナジャ社長について、Abquhbahの言葉をそのまま載せる:

Abquhbah : ええとですね、それではサラヒム社でも僕しか知らないはずのとびっきりの情報を教えないとー。ナジャ社長の本名はナジャ・ゾワンっていうんです!姓がゾワンっていうことはゾワ王国の王族ってことで……なんと!社長は姫さまだったんです~。ふひー!ゾワ王国は南海に浮かぶ島国。皇国の英雄バルラーンさまの腹心コジャ・ゾワンさまを祖とし、代々皇国の南海の護りを任されてきた譜代の国なんです。


女王気質と王冠への執着は、血筋なのかもしれない。

Abquhbah : それでナジャ社長……いえ、おてんばナジャ姫さまは皇国が蛮族の脅威にさらされていることを知り、兵を率いてはるばる皇都まで渡ってきたらしいんですけど……それが、どうして今は傭兵会社の社長におさまっているのか?その辺りの経緯は、まだ僕にもさっぱりですー。……なんでそんなことを知ることができたのかって?やだなぁ、そんなのナジャ社長を尾行したからに決まってるじゃないですかー。でも、深夜に茶屋で若い男を3人もはべらせて親しげに思い出話をしている社長なんてホントは見たくなかったですー……ううう。

  なお、彼女がなんで会社を運営して大金を必要としているかは、ミッションの最後の方で軽く語られている。

おてんばなお姫様が経営する会社
  一見我が儘放題に振る舞いワンマン営業をしているナジャ社長。しかし上記の彼女の設定からすると、単純な守銭奴などではなく、実はアトルガン皇国の領国の末裔であり姫。そんな彼女が何故(悪名高いとも言われる)傭兵会社などを運営しているのか……何かしら事情があるということが伺える。


  その続きは、プレイヤーが大尉になりAbquhbahの信頼を得た時、最高極秘情報として教えてくれる。それと同時に、ナジャ社長に激ラヴでこれらの情報を自ら集めた(ストーカーに近いとも言える)Abquhbahの尾行生活の結末も知ることになる。ソースとして彼の台詞をここに記載するが、面倒な人は下のほうに箇所書きしてあるのでそちらを見ていただきたい。

Abquhbah : んん~、仕方ない!<PC Name>大尉にだけはこっそり教えてあげますー。というよりは、聞いてくださいー。僕ひとりじゃ、こんなに大きなヒミツを抱えきれなくって……。ナジャ社長ってば、兵を率いて皇都に来たまではよかったんですけど堕落した皇国軍に我慢できず、無許可で勝手に傭兵会社を設立して……あの不滅隊に内乱罪の疑いで摘発された前科があったんです! しかもそのとばっちりでゾワ王国は自治権を剥奪されゾワン家もお取り潰しになりかけたとか。それを、とりなしてゾワン家を謹慎処分に減刑し、社長の傭兵会社を公認してくださったのが皇位を継承されたばかりの、ナシュメラさまだったらしいんですー。でも、経緯が経緯ですし当面の会社運営資金は、ぜーんぶナジャ社長の借金。おまけに実家のゾワン家からも勘当されちゃって……。そりゃあ、ナジャ社長は大変なご苦労をされたみたいです。ゾワからの優秀な家臣も実家に取りあげられ、僕が入社した頃は経営も火の車でしたから……。でも聖皇さまが時折、社長に御下賜されていた短剣には皇国民や属国民をいかに幸せにしたいか、その素直な気持ちがつづられた手紙が入っていました。その言葉を信じてナジャ社長は経営に邁進!ここまで会社を立派に育ててこられたんです。ああ見えて、ほんとは義理人情に厚い方なんですよ~。
Abquhbah : そうそう、僕はもうナジャ社長尾行生活はやめたんですー。ナシュメラさまの戴冠式に呼ばれて以来、社長のお悩みも晴れたようですから!それと社長が茶屋で密会していた例の若い男たち。安心してください。実はゾワン家の家臣さんたちだったんですよー。国に帰ってきてほしいってお願いに来てたんです。でも、ナジャ社長ってば「かわいい部下たちを見捨てるわけにはいかないよ」ですって。うれしいですー!

ナジャ・サラヒム裏設定まとめ
  • 本名はナジャ・ゾワン、南海に浮かぶ島国・ゾワン王国の姫君。
  • 皇国の英雄バルラーンの腹心コジャ・ゾワンを祖とし、代々皇国の南海の護りを任されてきた譜代の国であり、ナジャ自身アトルガン皇国への忠誠心は高い。
  • 皇国が蛮族の脅威にさらされていることを知り、兵を率いてはるばる皇都まで渡ってきたが、堕落した皇国軍に我慢できず、無許可で勝手に傭兵会社を設立。
  • それにより不滅隊に内乱罪の疑いで摘発され、一度逮捕(前科持ちとなってしまった)された経緯がある。
  • しかもそのとばっちりでゾワ王国は自治権を剥奪されゾワン家も取り潰しになりかけたが、皇位を継承されたばかりのNashmeiraII世がとりなしてゾワン家を謹慎処分に減刑し、傭兵会社を公認。サラヒム・センチネル社は「皇室のお墨付き」になった。
  • しかし上記の難航した経緯もあり、当面の会社運営資金は全てナジャ社長の借金となった。更に実家のゾワン家からも勘当されてしまう。
  • ゾワからの優秀な家臣も実家に取りあげられ、初期の会社運営は「火の車」。この時期にAbquhbahが入社。
  • そんな苦労の連続だった時期のナジャ社長を救ったのが、時折NashmeiraII世から送られて来た「皇国民や属国民をいかに幸せにしたいか、その素直な気持ちがつづられた手紙」と、聖皇自身の懐刀とも言える短剣。
  • その言葉に励まされ信じ続け、ナジャは社長としてサラヒム・センチネル社の経営に励み、現在に至る。
  • ミッション終盤にて、サラヒム・センチネル社とナジャ社長、その社員である冒険者(プレイヤー)の働きが称えられ「新聖皇の名におい傭兵会社サラヒム・センチネルをあらためて公式に認可」、そしてさらに報奨金としてアトルガン白金貨1000枚を授けられる。
  • 更にナジャ「姫」の真の目標であった故国ゾワの自治獲得も改めて大臣と相談することを約束してもらい、得た資金を使ってゾワの窮乏を救ってほしいとの言葉を直接聖皇NashmeiraII世から受ける。
  • Abquhbahが尾行中に見かけた、ナジャ社長と共にシャラトトに居た「親しげな」男性達は、彼女の実家・ゾワン家の家臣だった。
  • 今回の活躍で蟠りも消えたようで、祖国に戻ってほしいと伝えに来たのだが、ナジャ自身がこれを断ったという。
  • ナジャ社長の悩みも大方決着が付いた事に安堵してAbquhbahはストーカー行為にも近い尾行生活を止めた。


我が強くて振り回される事も多いが、ナジャ社長も色々とこのアトルガンで苦労していたようだ。ミッション終盤で、これらが多少報われるのは彼女の負けん気と努力もあったと思うと、その後のプレイヤーとの理不尽なやりとりも(ほんの少し)優しい目で見れるようになるかもしれない。

最終更新:2008年06月01日 09:43