Nbu Latteh(詳細・ネタバレ編)


  • ミスラ♀、6b(赤毛)、バストゥーク商業区J-9
  • バストゥークにたたずむ「冒険者」。
  • 鉱山区に居を構えていて娘のRoh Lattehと二人暮らし。


ママは冒険者?

  FFXIサービス当初から存在クエストの一つで、もうプレイヤー達も忘れてしまったのではなだろうか、と思ってしまう程短い連続クエストがこの「ママは…」シリーズ(と言っても2つしかないが)。しかしこのクエストをよくよく見てみると、味わい深いものになっている。
  まず、この母子は本来バストゥークの鉱山地区に暮らしている。母親であるンブは商業区のいわゆる「金持ち区域」に佇んでいるが、少し距離を置いたガードParnikaからは「スリや空き巣が増えている」とマークされている状態である。そして娘のローは母のお土産を楽しみにして一人で留守番を続けている。ローのクエスト以外での会話により、母からは冒険者である、と聞かされているらしい。そして母ンブからの土産と称してカッパーリングを届けにきたプレイヤーに、娘からの心温まる手紙を預かることになる。
  なお、これは今までのRPGの常識を逆手に取ったつくりになっており、手紙を読んでからンブに渡すと「中身を見た」のがバレて報酬を減らされてしまう。ちなみに内容とは「かあちゃんへ。いつもおシゴトおつかれさま。あたい、おみやげなくてもガマンするからたまには早く帰ってきてね」である。
  そして、住居が鉱山区にあること自体、色々と想像が膨らむ部分である。鉱山区とはガルカが多く住んでいる場所であり、ヒューム達に労働を強いられている者、反ヒューム思想の者、いわゆるきな臭い連中が数多く集まっている地区でもある。その片隅で暮らすミスラ母子は、定住しているたった二人の女性でもある(ガルカには一応性別の概念はないが)。これは、ンブの「仕事」の収入を想像させる、という見方も出来、また逆にそれを逆に隠れ蓑にしてるのでは、と邪推できる部分でもある。
  なお、ンブの本職は、もちろん泥棒であり、おそらくは「スリ、空き巣」と思われる(ガードParnikaの推測が正しければ)。娘がからむと「冒険者」として振舞う彼女だが、シーフAF1クエストでは、しっかりとバストゥークを代表する「シーフ」として登場している(下画像右)。




最終更新:2008年03月17日 18:58