Ajido-Marujido/少年時代(詳細・ネタバレ編)


  • タルタル♂、独自フェイス、通常配置無し
  • 家族構成:父(Zonpa-Zippa)、妹(Apururu)
  • ウィンダス連邦国・口の院 現院長
  • ウィンダス連邦/軍事最高司令官


幼少時代(アルタナの神兵)
  • Koru-Moru博士の教え子だった。
  • 基礎子供タルタル♂をベースに黒髪・眼鏡。
  • 星の木の実を使用してカーディアンを操作する技術を確認される。
  • 「クァールの弱点は土属性」などの知識を披露する。
  • 冒険者(プレイヤー)を「オマエ」と呼ぶ。
  • 黒い羽根と怪しい影を見たので単身調査に乗り出す。
  • 結果、ミスラの傭兵団のミッションに加担し、保護される。
  • ※この段階で子供のグラであるので5~10歳と想定すると現在25~30歳。



テンサイジの奮闘(「胎動、牙持つ乙女」「禍つ闇、襲来」)

  冒険者が訪れた過去のウィンダス。それはヤグードの襲撃の傷跡も生々しい、悲しい光景だった。しかし落ち込む人もいる中、逞しくがんばる者も多かった。丁度、ソロムグ遠征に向かうZolku-Azolku 閣下のチョコボ部隊とすれ違い、思わず見入って立ち止まる冒険者。


「……ぎゃふん!」

  突然の声に周りを見ても誰もいない。すると足元に小さな人影が。タルタルの少年である。

Ajido-Marujido : ふん! ウィンダスがほこるテンサイジ、アジドマルジドにケガがあったらどうしてくれるんだ?


  まずその名前に驚愕してしまう。現代のアジド・マルジドと言えばウィンダスを代表する魔道士の一人であり、天才にして英雄と名高い男である。その彼の、幼い姿が今足元に転がっているのだ。現在も「てんさいじ」と名乗り、現代の名残を見せながらも、流石天才児と自称するだけあり、各地に現れた謎の物体(異界の口)に興味津々である。今すぐ魔道団に入り、「なぞのアレ」を調べ上げ、ウィンダスをすぐ平和にするのに、とぼやくアジド少年。

Ajido-Marujido : なんでニューダンさせてもらえないのかなぁ……コドモってだけで……。ま、テンサイはいつのよでも、なかなかみとめられないものさ……。……っと、いけない。こんなところでムダばなしをしてるばあいではないっ!オレはミスラヨーヘイダンに、はなしがあるのだった。じゃあなっ!

  唖然とし立ち尽くしている冒険者をよそに、アジド少年は水の区の広場へ走っていった。大切な「ヤグードの漆黒羽根」を落としながら。


  アジド少年がミスラ傭兵団の詰所にたどり着いた時、コブラ団傭兵団長のRomaa Mihgoが、遠方より加勢に訪れた猛虎団を歓迎していたところだった。

Ajido-Marujido : コブラダンのロマー・ミーゴか!?
Romaa Mihgo :んん? お前は……?
Ajido-Marujido : オレは、テンサイジ、アジドマルジド。


Dhea Prandoleh : ハァ? ガキが何の用?こちとら遊んでるヒマはないのっ!


Ajido-Marujido :……フン!コドモとおもってなめてかかるとはヨーヘイダンもたかがしれているな!
Dhea Prandoleh : んだとう? このクソガキめ……
Romaa Mihgo :……よしな。アジドマルジド、お前はたしか、口の院院長、ゾンパジッパの息子だったね?私は院の連中は好かないんだが……
Ajido-Marujido : オヤジはカンケイない!オレはひとりのオトコとしてはなしをしにきてるのだ!
Romaa Mihgo :……。

  流石に最凶最悪のコブラ傭兵団のリーダーRomaa Mihgoも閉口してしまった。しかしかまわずアジド少年は続ける。突然現れた彗星を、屋上で天体観測していた時、彼はカルゴナルゴ砦上空に向かう不穏な影を見たと言う。それは大きなヤグードが飛んでいくように見えた、と。ヤグードと聞き一気に興味を引かれたRomaa Mihgoに証拠品として持ってきた、そのとき拾った「ヤグードの漆黒羽根」が無くなっていることに気付く。黙って話を聞いていた冒険者は彼に先ほど拾ったそれを渡した。


Ajido-Marujido : そうだ、これだ!オマエ、ありがとう。

  それはRomaa Mihgoさえ、見たことのない種類のヤグードの羽根だった。それを見てDhea Prandolehが思い出したかのようにメリファトに陣を張っている仲間から「オズトロヤ城周辺で 実に禍々しいヤグードを確認した」と聞いた、ともらした。Romaa Mihgoは、それを報告しわすれた罰はあとでするとして、コブラ団と猛虎団でカルゴナルゴ峠に調査に向かうことを決意した。

Ajido-Marujido : くそう……オレもいきたいな……。

  現代のアジド・マルジドもそうだが、実際に自分の足で現地に赴き目で調べるのはアジド少年の時代も一緒のようで、悔しそうにミスラたちを眺めていた。しかしアジド少年にはもっと心配すべき天敵がいた。


??? : コラーーーーーー!みつけたぞ!アジドマルジド!!
Ajido-Marujido : うわっ! やばっ!コルモルせんせー!!
Koru-Moru : また教室を抜けだしおって!あれほど表に出てはいかんといっただろう!うむ、決めたぞ。
Koru-Moru : お前に罰を与える!反省するまで、自習室で謹慎だ。一歩も出てはならん。
Ajido-Marujido : えええぇぇぇぇえええーー!?そ、そんな……
Koru-Moru : 言い訳無用だ。 さあ、来なさい!お前にもしものことがあったら、ゾンパジッパに、何をされるかわから……いやあわせる顔がないからな!
Ajido-Marujido : いやだぁぁぁぁああ!たすけてくれえええ!!


  しかし流石アジド少年。引っ張っていかれる前に冒険者に「星の木の実を取ってきてくれ」と頼んだ。それは、いざって時の為にアジド少年が星降る丘に埋めたものだった。


冒険者の帰りを、じっと魔法学校の反省室で勉強をしながら待っていたアジド少年。

小さな星の木の実を持って戻ってきた冒険者に御礼を言いながら不適に笑った。


  後日、ウィンダスを訪れた冒険者を待っていたのは、血相を変えてアジド少年を探すKoru-Moru先生だった。最初はまじめに勉強を反省室でしていたアジド少年だったが……。

??? : ア・エ・イ・ウ★エ・ア・ロ~ カ・ケ・キ・ク★ケ・ア・ル~
Koru-Moru : 感心感心。きちんと呪文の練習をしているな。アジドマルジド、ひと息いれなさい。ウィンダスティーでもどうだね?
??? : ハ・ヘ・ヒ・フ★ホ~・リ~! マ・メ・ミ・ム★メ・テ・ニョ~!
Koru-Moru :……んなっ?ア、アジドマルジド……!?


流石はカーディアン制作第一人者のZonpa-Zippa の息子である。

  冒険者に取ってきてもらった星の木の実を使ってカーディアンの身代わりを作って、アジド少年を抜け出したのだった。



  そしてその頃、アジド少年は既にカルゴナルゴ砦に到着していた。砦のミスラ守備隊員Rotih Moalghettの注意も聞かず、砦の外を探索しているようだが、ヤグードが見当たらないのに不満のようだ。しかし背後から不穏な音がした。


ズーン。

Ajido-Marujido : ク、クァールか、おどかしやがって。

ガァァァアアァァァアァ

Ajido-Marujido : わあぁぁーーっ!!

Ajido-Marujido :……くそう!

  しりもちを付きながらも魔法を詠唱しだすアジド少年。しかしどうみても絶体絶命である。そこで間一髪、冒険者が彼の元にたどり着いた。そして無事にクァールを倒しアジド少年を助けた。



これはいいツンデレ。

  しかし危険は続く。騒ぎでヤグードの大群が二人を見つけ、向かって来ていた。


Ajido-Marujido : あいつらだ! オレがみたのは……

どこからともなく飛んできた矢がヤグードを打ち抜き、焼き尽くした。

コブラ団、猛虎団、そして合流したPerih Vashai 率いるアナコンダ団が駆けつけてくれた。


Romaa Mihgo : 無茶するんじゃない。足が震えてるよっ!
Ajido-Marujido :……むぅっ!
Perih Vashai : 騒ぎのおかげであいつをここへ引きつけることができた。おまえたち、上出来だ。
Ajido-Marujido : へへっ!

  援軍のお陰で元気を取り戻すアジド少年。しかし、更に敵もタウルスを呼び、部隊ごと囲まれてしまった。


まさに絶体絶命、背中合わせの戦い。

冒険者とアジド少年を逃がすべく奮闘するPerih Vashai だが……。

危機一髪の所で周囲のヤグードをなぎ払ったRobel-Akbel

Robel-Akbel : 天蠍魔導団の隊が動けぬというので、我みずから赴いたがすでに形勢は決まっていたようだな……。
Robel-Akbel : 遅れてすまない。我は大魔元帥、ロベルアクベル。礼を言おう、ミスラ傭兵団。此度の急襲に対応できたのはそなたらのおかげだ。

  ともかく、ようやっと助かったようだ。冒険者はPerih Vashai に、アジド少年を水の区まで護衛するように指示され、その場を後にした。


 無事に二人とも水の区に到着し、コブラ団のDhea Prandolehも出迎えてくれた。現場での出来事を話し合う三人。その後Robel-Akbelはミスラ傭兵団の団長らを招集したという。しかし、またもアジド少年にはそれを最後まで聞く事は許されなかった。


Koru-Moru :……アジドマルジド!
Ajido-Marujido : わっ、せんせい。
Koru-Moru : 無事で何よりだ!こんどこそ、こんどこそ、こんどこそ!反省したまえ!!!
Koru-Moru : さあ、学校に戻るぞ!
Ajido-Marujido : えええええーーー!!
Koru-Moru : きみ、どうもありがとう!これはお礼だ。さ、受け取ってくれ!

  やっぱり、天才と言えども子供が適わないのは、先生のようである。



その後のクエストでのアジドマルジドの足取り

憂国の使者
  • 校舎で冒険者を見かけたアジドマルジドが駆け寄ってくる。
  • 「ヒミツカイギ」があるから冒険者と遊べないというアジドマルジドだが、「ヒミツカイギ」に連れて行くことにする。


Ajido-Marujido :……わかった。いいぜ。オマエにはオンもあるしな。こっちだ。ついてこいよ。


アジドマルジドが案内したのは天の塔。

  • ここで魔導団団長を集めた会議が開かれようとしているのだ。おそらくは父Zonpa-Zippaから聞いた情報と思われる。
  • アジドマルジドは勿論、参加する訳ではなく盗み聞きしに来たのだった。
  • 本人は「ジョーホーシューシュー」の為に行っていると念を押すが、自分たちに隠れて美味しい物を食べてるか、という事にも興味津々のようだ。
  • 会議を盗み聞きしたアジドマルジドの感想は「こみいったはなし」。


しかしここで神子侍女長のZubabaに見付かってしまい、冒険者共々摘み出されてしまう。


外ではDhea Prandolehがアジドマルジドを探していたようだ。

  • アジドマルジドを呼びに来たDhea Prandolehは、Koru-Moruがジュノ遠征に旅立つ所だと告げる。
  • 先生とお別れの日だとすっかり忘れていたアジドマルジドは彼女と共に慌てて水の区出口に向かう。


なんとか無事に見送りに間に合ったようだ。

  • 「アンシンしていってきなよ!かえってくるころにはちょうビッグなマホーツカイになってるぜ。」

降臨、異貌の徒
  • ヤグードの奇襲を受けるカルゴナルゴ城砦、そしてウィンダス聖都。
  • 元帥Robel-Akbelの代理で聖都配属の代理司令官はアジドマルジドの父Zonpa-Zippa
  • 魔法学校の生徒達も戦闘に駆り出されているようで、共同で魔法を撃つシーンが流れる。


有能であれば、子供でも駆り出される。そんな戦争の残酷さを表現しているのかもしれない。

一瞬なので見辛いが、一番左にアジドマルジドもいる。

  • ウィンダス軍は無事勝利を収め、カルゴナルゴ城砦も聖都も守り抜く事に成功した。


Robel-Akbelの勝利宣言を聞く人々の前列で、アジドマルジドがはしゃいでるのが見える。

最終更新:2008年05月11日 17:24