Silver Kettle (詳細・ネタバレ編)


  • ガルカ、7a(黒髪)、通常配置無し
  • サラヒム・センチネルクレーム処理担当。
  • 運び屋・チョコボ育成等も担当している。


新たな戦地へ誘う穏やかなガルカ
  サラヒム・センチネル社から仕官学校への通学を薦められ(強要)たプレイヤーがはじめて出会う関係者。所在地が企業秘密な士官学校へ、プレイヤーを担いで運んでくれる役目と紹介される。プレイヤーは目隠しされ、彼の歌を聞きながら不思議な登校を始めることになる(この歌はシルバーケトルがおっとりしているのか、また足取り等で士官学校の所在地を気付かれないようにかく乱させる目的で歌っているかは不明)。
  考えてみたらこの仕事は、仕官学生6人にやったと予想され(なぜかFalzum は一度自力で到着した風な描写があるが)次の生徒を待つ為にサラヒム・センチネル社と往復、更に始業式終業式、授業の三回分を二期に渡り一人でこなし続けた。何気に凄い人である。


子チョコボ達に囲まれた士官学校~少尉試験~

  士官学校・前期の最初の課題「敵地潜入訓練」にて、上のようなけしからん試験を受ける可能性がある。これは一定時間画面に現れた状況(何が何匹いたか、どちらに何匹向いていたか等)を即座に暗記して答えるものである。一応、チョコボ・モーグリ・タルタルの選択肢があるが、この後の流れを見ると最初の問題は「チョコボ」確定で間違いない。そしてプレイヤーの試験、及びイベント上の試験が終了するとこのようなやり取りがある。

Rongelouts : シルバーケトル!チョコボを小屋へ戻してやれ。風邪をひいているヤツがいる。治療も頼む。
Silver Kettle : へい。 ほれ、おチビたつこっちさ来るだ。


シルバーケトルに集まるチョコボ達。けしからん!実にけしからん!

 このチョコボ達が彼個人の物なのか社の物なのか、はたまた借り物なのかは不明であるが、実に羨ましい光景である。

BCG演習~中尉試験~

  士官学校での課題も順調にこなし、最後の項目「BCG演習」の日になった。決してその詳細を語ろうとしなかったRongelouts軍曹が、ついにその内容を発表する。


  それは魔法で幻影として具現化させたモンスター達Beatle Crab Ghostを使って、リアルで言う所の「ジャンケン」をし、負けたほうの背後に設置された本物のボムが爆発する、という危険を伴ったものだった。ここでは敵(対戦者)との駆け引き、読解力、運等が試される最終試練でもあった。更に学生達に過酷な状況が宣告される。


Rongelouts : この実習をクリアすれば士官学校の卒業が認められるが……
Rongelouts : 卒業できる人数はこの実習で候補生チームに残った人数分だけとする。それ以外は、強制退学だ!
Yasmeel :……そんな横暴いくら教官でも許されないわ!あたし、理事長に訴えます!
Rongelouts : クックック……ハッハッハッハッハ!!それでは貴様らと遊んでくださる対戦チーム「スーパーセンチネルズ」を紹介しよう!


Rongelouts : 先鋒!シルバーケトル!!
Silver Kettle : へい……。
Falzum : シ、シルバーケトルさん……?
Yasmeel :……ま、まさかあたしたちを学校ぐるみで潰そうと……。
Rongelouts : フッ……人聞きが悪いことをいうな。豊富な講師陣が、我が校の売りなのだ。
Silver Kettle : 許してけろ。実は、こいつがおらの本業なんだ。

  先鋒として現れたシルバーケトルは、いつもの彼の穏やかさは無かった。状況の深刻さを理解した士官生達はBCG演目の原理の復習と、対戦順を相談しあった。過去にBCGに似た演習を体験しているYasmeelは自分が先鋒に出て数を減らすと言っていたが、それを制止したのはNeosaliatだった。


  彼もまたBCGに似た競技を心得ていた。そして、本来の目的である「士官学校を卒業しアトルガンで名声を得、サンドリアの本家の復興を果たす」を無にしかねない行動に出た。自ら先陣を切り、敗れた時の保険としてYasmeelを温存する作戦に出たのだ。


  かくして第一戦目はNeosaliatVSシルバーケトルというカードになった。ネオザリアは善戦を続け、最初の2戦を勝ち取る。しかし止めを刺そうと気が緩んだネオザリアをシルバーケトルは見逃さなかった。

Silver Kettle : おらの読みどおりだな。おめえさは、きっちり好きな性格だ。

Rongelouts : フフフ……御曹司よ!シルバーケトルをただの運び屋とでも?彼こそはお客様クレーム対応のためサラヒム社に雇われた交渉術の専門家。いわば、BCGのプロなのだ!

人の心理を読み取る技術と、それを読み取られない技術はシルバーケトルの本来の仕事には必要不可欠な要素。その後ネNeosaliatは成す術無く敗退した。

Rongelouts : おい、ネズ公ども。貴様らは1匹では話にならん。次鋒と中堅2匹がかりでの試合参加を認めてやろう!
Kubhe Ijyuhla : キーッ!言わせておけば、ヒゲ軍曹!その言葉に偽りはないわね?
Kubhe Ijyuhla : 行くよ、トカ!エリートの誇り、見せてやるのよ。
Tohka Telposkha : ええ、クベ!2人でなら、勝率だって倍!この勝負、いただきよ!!


Rongelouts軍曹の挑発にあっさり乗ってしまったKubhe IjyuhlaTohka Telposkha
Yasmeelの心配は的中して、二人は対戦模様すら写される事無く、シルバーケトルに敗れた。士官学生の残りは三人になり、いよいよ背水の陣。ここでプレイヤーとFalzum をかばうようにYasmeelが副大将として名乗り出た。


三回戦・ヤスミールVSシルバーケトル

  お互いがお互いの裏を読み、引き分け(あいこ)にもつれ込む試合。BCGの場合、引き分けになると、後ろに控えているボムがひとつ大きく膨らみ、決着が付いた際に、その分も併せて敗者にダメージを与える仕組みだった。

Yasmeel : 行きなさい、ビ~トルッ!
Silver Kettle :……出でよ、ビートル!
Rongelouts : また、引き分けだッ!
Silver Kettle :……このボムの大きささ見てみろ。間違いねく致死級だ。……悪いこた言わねえ。降参してけろ。
Yasmeel : お断りよ……。
Silver Kettle :……まんず強情なおなごだな。したっきゃ、しょうがあんめえ。
Rongelouts : 4本目、始めいッ!
Silver Kettle : ヘイボォォォォッ……
Yasmeel : フゥゥゥゥゥゥッ……
Silver Kettle :……クラブ!
Yasmeel : 行って、ビートルッ!!
Silver Kettle : な!?


背後のボムは三回分の威力で爆発。辛うじて立っているシルバーケトル。

Silver Kettle :……どうすておらの一手が!?
Yasmeel : あなたは挑発してあたしにビートルから変えさせないように仕向けることで、その裏を読んだあたしがゴーストかクラブに変えると思っていた。 ならば、あなたはクラブを出せば、少なくとも負けない。その裏をかいて、あたしはビートルのままにしたの。
Silver Kettle : はははは……おらの完敗だ!
Rongelouts : 勝負アリッ!勝者、ヤスミ~ルッ!

そして、先鋒シルバーケトルは敗れ、士官学生達の反撃は始まった。

(※ここではあくまでシルバーケトルをメインに扱っているので今後の展開は記さない。)

卒業、そして別れ
  そして卒業の朝、最後の運びをしてくれるシルバーケトル。普段は陽気に歌う彼だが、この日の道のりでは、プレイヤーにこうつぶやく。



関係者として卒業式にも参加。


最終更新:2008年02月12日 23:05