Lhu Mhakaracca(詳細・ネタバレ編)


  • ミスラ♀、7b(茶髪)、無戦配置ウィンダス水の区〔S〕E-8
  • ウィンダス軍・パイソン傭兵団の団長。


  小さい頃、チョコボのタマゴと間違えてロック(恐鳥)族の「ピャ」と「キョ」をペットとして立派に育て上げた。大らかで天真爛漫な少女であったがガトラーを手に入れて以来ガトラーに精神を支配され、性格が豹変。以来ガトラーの食欲を満たすためだけに戦場へと赴く。

パイソン傭兵団の団長(アルタナの神兵)

戦闘時に大鳥二羽召喚を確認。ジョブは「獣使い」。ペット二羽の名前はPyaとKyo。

待機中:うるさいよ、ガトラーッ!……はは。気にしないで。アタイの独り言だから。シィィィ! 今度はたくさん殺るから、絶対!……あ、ほんっとほっといて。役作りなんだから。

戦闘中:Guttler:エモノ、だあ! エモノ。オレ、ハラペコ……ゼンブ、くう!

魔斧に囚われし魂(レリック武器)

  上記のように、ルーは武器である片手斧・ガトラーと会話をしている。本人は役作りと言っているが、それだけだとただの危険な人、中二病である。しかし実はこの「ガトラー」は「アルタナの神兵」前からFFXIに存在している。
  レリック武器とは、デュナミス(通称・裏)で手に入る武器を鍛え上げ真の姿になった物である。元々はアルタナ連合軍エース部隊(教導部隊ハイドラ戦隊含む)のために職人達が造り上げた高性能な装備品の総称。そして武器はボロボロに朽ち果て、打ち直しが必要なのである。そしてそれは、膨大な古代貨幣、アイテム、ギルを必要とする上に、武器の中に眠る魂と戦い、打ち勝つ試練もある。片手斧の最終形態の名前こそが「ガトラー」である。
  まずは、片手斧のレリックの最終形態にした際のイベントを見ていただきたい。

??? : …………。オマエ……あえた、オレ。……オレ、ジユウ……オマエ、オカゲ。オマエ、オレ…… ココ、まつ……。  
Lhu Mhakaracca :…………えと??……あ、そっか。アンタの番になったってことだね。正直、助かったよ。このガトラーは素晴らしい斧なんだけど、いつも腹を空かせててね。 たくさんの生贄を供するために、アタイもたくさんの命を奪ってきたけど、もう、限界にきてたとこなんだ。
Lhu Mhakaracca : アンタに礼を言うよ。 これで、アタイも悪夢から解放されて、ゆっくり眠れるってもんさ…………。
??? : …………。 オマエ、オレ、マスター。オメ、でとう。アリ、がとう。………ハラ、へった、マスター。カリ、いこう? エモノ、かろう?オレ、ニク、きる。ホネ、たつ。チ、すう。………マスター、ハラ、へった………。

  デュナミスは元々、死んだ者達の魂が闇に囚われた世界である。そして武器の内なる魂と戦うのも、このデュナミス。基本的に全武器には前回の持ち主の魂が「主」として囚われているのである。プレイヤーが最終形態にした際、新たな「主」となり、過去に使った人の魂は開放される、というわけだ。
  そして上記ログの「???」は、武器の魂、すなわちガトラー自身がプレイヤーに語りかけているというものである。改めてルーの「アルタナの神兵」のセリフをみてみると、あれは「役作り」などではなく、既にガトラーに主として語りかけてきていると暗示しているようにとれる。


一見ワイルド感溢れるルーだが、それは本人の意思とは別の、ガトラーとの「共同生活」による影響のせいなのかもしれない。ガトラーを入手する前は穏やかで、チョコボと巨鳥を間違えてもそのまま育て、懐かせているルー。そう考えると彼女は呪われた武器に翻弄された、悲劇の女性とも言える。

最終更新:2008年09月10日 05:38