Rochefogne(詳細・ネタバレ編)


  • エルヴァーン♂、2b(黒髪)、通常配置無し
  • 家族構成:姉(Leaute)死去
  • フルネームは「ロシュフォーニュ・I・タブナジア(Rochefogne I Tavnazia)」。
  • タブナジア侯国首長アルテドール侯の嫡子でありサンドリアの王妃Laute王妃の弟。


  ミッション1から登場するロシュフォーニュ。その正体は今は亡きサンドリアの王妃Lauteの弟だった。つまりTrionらの叔父に当たる。そして彼はタブナジアタブナジア侯国首長の嫡子であり、またタブナジアに纏わるある重大なカギを握る人物でもある。ここではサンドリアミッションでの彼の足取りを追っていく。

王妃ローテの遺言


  冒険者はDestin王の頼みで、Laute王妃の庭に咲くという夢幻花の種を持ってくるよう頼まれる。この花は王妃の遺言に決して枯らさぬようにしてほしいとあったものだ。その花粉は時に幻覚を見せるという。

種を手に入れ、王妃の庭へ向かった冒険者が出会ったのは剣士ロシュフォーニュ。以前のミッションでも度々出会ったが、お互い詮索することは無かった。


Rochefogne : こんなところで、のんびりと花見かい? 見かけによらず、なんとも繊細で、優雅な趣味だな。

  王妃の遺言に興味を示すロシュフォーニュは突然不思議な感覚に襲われる。再び目を開く彼の前に、花は消えて、Laute王妃の小さな記念碑だけ。おぼつかない足取りで立ち上がる彼の前に現れたのは……。


「ロシュフォーニュ……竜王の秘法に手を触れてはなりません……お前はまた、あの惨劇を繰り返すつもりですか……」

それは果たして奇跡か幻か。冒険者のお陰で意識を取り戻したロシュフォーニュは足早に庭を去った。

成人の儀


サンドリアの主要人物達が集う大切なイベント。

  その日、ドラギーユ家の王女・Claidieの成人の儀が北サンドリアで行われた。王家一族、そして騎士団が総出の、壮観な儀式である。そしてそれは王室の秘事が伝えられ、王家の一族の成人として認められる事でもある。
  観衆に紛れていたロシュフォーニュはドラギーユ家の儀式を「忌まわしき秘事の数々を伝える」とつぶやき、参列の前に躍り出る。


Rochefogne : そう、俺はロシュフォーニュ・l・タブナジア。アルデトールの嫡子にて、タブナジア侯爵家唯一の生き残りだ。

  ドラギーユ家一同を目の前にして放つロシュフォーニュの言葉は決して穏やかなものではなく、敵意すら感じる。

Rochefogne : 自分の目で見えることを信じられないとは哀れだな。それが常に悲劇を招くのだよ。俺は何としてでもドラギーユ家よりも先に聖剣を手にいれなければならない。それが我がタブナジアの歩まねばならぬ道だ。


  ドラギーユ家の聖剣を探し出すと宣言して去って行くロシュフォーニュ。賊として捕らえるように命じるTrion。初めて会う叔父にピエージェとClaidieは戸惑っていた。

厚き壁~屍鳥隊とロシュフォーニュ

  この部分の詳細は別途ページを用意したので、ここはストーリーの流れではなく一瞬で張られた今後の伏線について確認してみた。この後しばらく、ロシュフォーニュは実はこの「屍鳥隊」のリーダーCoteaulepointと入れ替わり、ドラギーユ城に潜り込むことに成功する。それは一体どこで摩り替わったのか?イベントを確認した。
  ピエージェの差し金として送られた「屍鳥隊」とロシュフォーニュとの対決を簡単にまとめてみた。


ある人物をかばい、「屍鳥隊」のCoteaulepointの前に立ちはだかるロシュフォーニュ。

Coteaulepointの攻撃を受けてバタリアの崖から海へと落下。

死体の確認にCoteaulepointが海辺に降り立つ。

Coteaulepointが戻ってくる。

ここで既に摩り替わっているのが分かるだろうか。改めて二つのシーンを比べてみる。


←フェイス2                                   フェイス1→

  つまり、崖の下へ降りたCoteaulepointを、見えないところでロシュフォーニュは始末し、入れ替わったのだ。この後、次の登場までに「屍鳥隊」のほかのメンバーも殺したものと思われる。

厚き壁~屍鳥隊とクレーディ


その夜、Claidie王女は母Lauteの庭で色々と事実の整理をしていた。母の墓に語りかけながら、真実はどこにあるのか、と。

突然庭にオークが出現・襲われる王女。

危機を救ったのはCoteaulepointだった。

  「屍鳥隊」の出現に憤慨するClaidie。ここはサンドリアにとって神聖な場所。そして彼らは犯罪者の集まった暗殺軍団。決してここには入ってはならない存在のようだ。

Claidie : 汚らわしい!ここから去りなさい。あなたが入っていいところではないのですよ!
Coteaulepoint : 失礼しました、姫。しかし、あなたにお話したいことがありまして、参上いたしました……。

  ここでのログはCoteaulepointの名前になっているが、口調と態度から明らかに別人と分かる。そしてその正体は上記の通り、ロシュフォーニュである。彼の動機を知りたがっていたClaidieにこの時姿を見せ、今後の協力を仰いだものと思われる。

光の継承者

  聖剣を手に入れたドラギーユ家は、継承者候補のTrionとピエージェに剣を抜かせられる事で正当後継者を決める儀式を始めていた。聖剣を鞘から抜き出した方が継承者となる。Trionの手が聖剣に掛かったときに事件は起きた。


警備員として配属されていたCoteaulepointは正体・ロシュフォーニュを明かし、Claidie王女を人質に取る。そしてTrionに王女の命と聖剣を交換するように要求した(この一連での協力を上記で王女に頼んだものと思われる)。


Trion王子から受け取った聖剣。しかしそれは偽者だった。本物の剣を抜こうとするTrionに、ロシュフォーニュは止めるように叫ぶ。


混乱に乗じて突然現れたオーク。驚くTrionから聖剣を奪い取る。


いち早く状況を理解したロシュフォーニュはオークに切り掛かるが、逆に深手を負ってしまう。


そのまま騎士団を振り切り、聖剣を手に逃亡するオーク。

  後半の行動とClaidieの訴えにより、ロシュフォーニュは悪意を持って今までの行動を起こしていたわけではないと判明する。重症で動けないロシュフォーニュの回復を待って、事情を聞く事に、Trionらは合意する。

光の継承者~タブナジアの真実

  ロシュフォーニュの容態をClaidieが看病する一方、Trionらはオーク達と聖剣の捜索をし、ついにク・ビア闘技場で奪還に成功した。部隊が戻ってくる頃にはロシュフォーニュも回復し、聖剣が戻ったドラギーユ城で、ロシュフォーニュの口から真実が語られることになった。


  20年前のクリスタル戦争の際、タブナジア家は獣人連合軍の難から逃れるため、聖剣ととも彼はにタブナジア侯国から王都サンドリアへと向かっていた。しかし若かったロシュフォーニュは己の故郷が滅びてゆくことに耐えられず、聖剣を持ち出して周囲の制止を振り切り、1人タブナジアへと引き返す。その途中でオーク達に見付かってしまい、やむなく聖剣を抜き放ったところでその力が解放され、大規模な爆発を巻き起こしてしまう(これは真実を知らない人々からは「獣人の武器が暴走して爆発した」と思われている)。
  ロシュフォーニュ自身はサンドリアに向かう途中で摘んだ夢幻花のお陰で一命を取りとめたものの、目覚めた時すでに聖剣は彼の手元にはなく、爆発を起こした際の記憶も失っていた。この花こそが、彼がサンドリアに嫁いだ姉へと摘んだものであり、彼女がこよなく愛した夢幻花だった。ある時記憶が蘇り全てを思い出した彼は、故郷と多くの人々を消し去ってしまったことによる激しい自責の念に苛まれる。こうしてロシュフォーニュは聖剣の封印と、タブナジア家の再興を誓ったのである。


  最後にロシュフォーニュは、聖剣の危険性と封印を懇願した。Trionも、聖剣に手を触れたときに不思議な感覚があったと同意し、剣は魔性のものと判断された。ドラギーユ家はロシュフォーニュに聖剣の封印を約束する事でようやく双方和解ができた。


  ドラギーユ家の者達と共に聖剣を竜王Ranperre に返し、封印を見届ける。ここでロシュフォーニュの悲願は達成したといえよう。


旅路の果てに


すべてが終わり、サンドリアに平和が訪れた。しかしそこにロシュフォーニュの姿が無いと気づき、Claidieは街中まで彼を探して彷徨った。


丁度その頃、ロシュフォーニュは東ロンフォールへ出る門のところに居た。姉への別れを告げながら。

Rochefogne : ローテ姉上、あなたの子たちはみな立派に育っているよ。安心してここで眠っていてくれ。残念だけど、俺にはここにいる権利はない。だから去ることにするよ。


そして共にそれぞれのやり方でタブナジア復興を目指しているVauderameと門で合流、冒険者に別れを告げ、ロンフォールの森へと消えていった。





最終更新:2008年07月11日 19:38