Ekhu Pesshyadha (詳細・ネタバレ編)
- ミスラ♀、1a(明茶色)、アトルガン白門 H-6
- 港に佇むミスラ。
- 貴重な「煌きの水」を、持っている。
恋のレシピ~もうひとつの恋~
■ 依頼内容
頼りになる人募集中♪
エク・ペッシャダ(Ekhu Pesshyadha)から
「煌きの水」をもらってきてね☆
こんな内容のクエストが街中で出回っていた。内容に出てくるエク・ペッシャダはほとほと困っていた。何人もの男性が、彼女に「煌きの水」を譲って欲しいと聞いてくるのだった。そして、今もまた冒険者風の人が彼女に声を掛けてきた。
Ekhu Pesshyadha : 煌きの水がほしいですって?あなたもあの子に頼まれてきたのね! だめよ!私、あの子にだけはあげないって決めてるんだから。 ああいう子見てると、腹がたつのよ。まったく、どうして男はああいう子に夢中になるのかしら。さっき来た人なんて、私のタイプだったのに!
Ekhu Pesshyadha : きぃーっ!
エクはよく一人で港で過ごし、大好きなフェルナン様の新作の著書を読むのが好きだった。遠い異国の舞台俳優が綴る本に、彼女は海の反対側で彼に、彼が描く恋物語にあこがれていたのかもしれない。だkら「あの子」…クエストを出している
Tehf Kimasnahyaが気に入らないのかもしれない。海の彼方へ心馳せるエクと、身近な所で欲しいものはすぐに手に入ってしまう
Tehf Kimasnahya。二人は両極端なのだ。
ほんの気紛れのつもりか、エクは冒険者に条件を出した。
Ekhu Pesshyadha :……そうねぇ。あの人にもう一度会えるなら、これを譲ってあげてもいいわよ。
冒険者の本の少し前に訪れた、「エルヴァ―ンで煌びやかな服を着た素敵な人」に興味を持ったらしい。
そして冒険者はこの男に心当たりがあった。たまたま通りすがった時に
Tehf Kimasnahyaに頼まれてこのクエストを受けた時に彼女と口論していたエルヴァーンの青年
Zabahf。いつも彼女の隣に立っている彼である。
Zabahf :……お、俺がエクのところに行くわけないだろ……!
予想通り、彼はすぐにエクの元へ行った事を否定した。しかし、そうは言うものの、明らかに落ち着きがない。
Zabahf :……まぁ、そんなに言うなら行くだけ行ってみてもいいが……。
彼は、結局冒険者と共にエクの元へ行く事に合意した。
Ekhu Pesshyadha : !こ、この人よ……!
冒険者が連れて行った彼はやはり、エクが条件に出した男性だった。再会を果たし大喜びのエク。「煌きの水」を早々に冒険者に渡し、二人にするように促した。
Ekhu Pesshyadha : 何してるの。さっさと2人きりにしてちょうだい。
そう言い残してエクは戸惑う彼を半ば強引に街へ引っ張っていった。
Tehf Kimasnahya : せっかくだから、あなたみたいな親切な人にもうひとつお願いしちゃおうかしら!
Zabahf : だから言っただろう?この子に何をあげてもキリがないぞ。
Tehf Kimasnahya : なんですって?あなた、この間から失礼よ。だいたい、なんでいつも私の側にいるのよ!
Zabahf : なっ!?それはこっちのセリフだ!そっちが俺の側にいるんだろう!
Ekhu Pesshyadha : そうよ。あなた、ちょっと自意識過剰なんじゃない?
Tehf Kimasnahya : あら、誰かと思えばエク・ペッシャダさんじゃない。残念だけど、煌きの水はいただいたわよ。
Ekhu Pesshyadha : そんな物、もうどうでもいいわ。あなたのおかげで、いい人を見つけたから。
Tehf Kimasnahya : ふーん、それってこの人のこと?ずいぶん、もの好きなのね。
Ekhu Pesshyadha : ふふ、あたしたちあなたのことですっかり意気投合しちゃったのよ。 じゃ、またあとでね♪
Tehf Kimasnahya : あの人、わざわざ私に見せつけるために来たのね。ああいう人見てると、腹が立つわ! あなたもあなたよ。いったいどういうつもり?私の邪魔しないで。
Zabahf : 言われなくても、邪魔なんてしないさ。
Tehf Kimasnahya : 嫌な人!
デート中の二人を見せ付けられていきり立つ
Tehf Kimasnahya。そしてこっそり何を作る為に「煌きの水」をねだったのか冒険者に明かした。それは、何でも欲しがり人にねだる性格を直す薬を作ってもらえると老婆に言われて、その材料を集めていたのだった。またおねだりをする
Tehf Kimasnahyaに戸惑う冒険者。それを集める、と申し出たのは例の彼だった。
そして後日エクに声を掛けてみると上の空だった、
Ekhu Pesshyadha : フェルナン様よりあの人のことを想うなんて……。私、どうしちゃったのかしら……。
フェルナン様が大好きなエク。彼女はいつも目新しい物を見つけては
Tehf Kimasnahyaと張り合っていた。はっきり言うとミーハーな女の子だ。だけど今想うのは目新しいものというわけではない。すっかり彼に夢中のようだ。
ある日、エクが街を歩いていると…。
Ekhu Pesshyadha : ちょっと、何よこれ!何よ、何よ、何なのよーっ!!
Tehf Kimasnahya :……でも、おばあさんにはっきり言ってくれたことは嬉しかったわ。……ありがとう。
Zabahf : あんたのために言ったわけじゃないさ。
Tehf Kimasnahya : あ、そう。
Zabahf : あ……。……俺も素直になれる薬が欲しいよ。
Tehf Kimasnahya : 何か言った?
Zabahf : い、いや、なんでもない。
Tehf Kimasnahya :……変な人。
そんな二人のやり取りを遠くから見ていたのがエクだった。
Ekhu Pesshyadha :……ほんとになんなのよ、あの2人は。結局、そういうことだったわけ?
Ekhu Pesshyadha :……しようがないわね。これもあの人のためだわ。
そうつぶやいて、彼女は肩をすくめて二人の元へ歩き出した。
似たもの同士のライバル
Tehf Kimasnahyaとエクは、例えると少女マンガのライバル同士の関係に近い。珍しいものを手に入れては自慢すると思われるエク(このクエだけで「煌きの水」「意気投合したカレ」「ビビキー」と三回似たエピソードがある)と、それに悔しがり張り合う
Tehf Kimasnahya。自慢するほうも、悔しがる方も、結局その珍しい物に価値を見出すから張り合う、いわゆる似た者同士なのだ。
しかしエクは本来は遠い海の彼方にいる「フェルナン様」の大ファンで、海辺で彼の本を読んではジュノの彼に思いを馳せるだけだった。一方、
Tehf Kimasnahyaは声を掛けてくれる男性に、欲しいものを可愛らしくねだって手に入れるタイプ。本当に欲しいものは手に入らないエフと、最終的には手に入れる
Tehf Kimasnahya。そこが二人の決定的に違うところであり、お互いに「腹が立つ」と言う所以なのだ。
そして二人の特異点になったのが、
Zabahfだった。いつも側にいて不器用な注意をしてくる彼を「嫌な人」と言う
Tehf Kimasnahyaと、一目惚れしてストレートに表現するエク。しかし、
Tehf Kimasnahyaが自ら気付いていない感情に、エクが気付いてしまった。そして
Zabahfの気持ちも。最後は「彼のために」と、エクは二人でビビキーに行くように仕向けた。
最終更新:2008年02月04日 02:59