Yoran-Oran(詳細・ネタバレ編)


  • タルタル♂、3a(茶髪)、ウィンダス石の区・博士公邸(E-5)
  • 鼻の院の元院長、ウィンダス三博士の一人
  • マンドラゴラ研究がライフワーク。


マンドラ馬鹿一代

ヨラン・オランといえばマンドラゴラグッズを集めるクエストの「マンドラゴラの軌跡 」に見られる彼の異様なマンドラへの執着っぷり。研究熱心なのが彼の特徴かもしれない。

Yoran-Oran : 例えば、サルタバルタにいる不思議な生物「マンドラゴラ ( Mandragora )」。以前、ここらにはあんな生物はいなかったのですが20年前にの戦争以来、じょじょに増えてきました。 彼らがどこからどのような道をたどって、サルタバルタまで来たのか……?いま私は、そのことを調べようかと思っています。

< マンドラゴラの四葉をトレード >
Yoran-Oran : いやいや、確かにこれは珍しいアイテムなのですが、私の研究には役立ちません。しかし、このような幸運のアイテムを持っていれば、良いアイディアが浮かぶかもしれませんね……。もらっておきましょう。

< コルネットをトレード >
Yoran-Oran : なるほど。これは、確かに調査の必要がありますね……。こういったものが、また手に入りましたら、かならず私の元へ持ってきてください。

< マンドラゴラの三葉をトレード >
Yoran-Oran : これは……!驚きました! 辺境の大地にいるマンドラゴラがこのような進化をするとは……!?さっそく研究してみなくては!なにか新しい発見に繋がるかもしれませんよ!

Yoran-Oran : アプルルのことが心配ですな。相談にのってあげたいところですが、私は今書いている論文の詰めで手一杯でして……。ほら、冒険者にもいろいろと手伝ってもらっているマンドラゴラの研究ですよ。あれが、とうとう1本の論文にまとまりそうなんです。(ウィンダスミッションより)

現役鼻の院院長時代(アルタナの神兵)

  3/11/08のバージョンアップにて、過去世界にヨラン・オランも登場することになった。現役鼻の院院長を務めている彼は、魔法図書館から借りた本をギデアスでヤグードに取られてしまって困っているようだ。しかもそれを「院長がヤグードから奪われたというのも何なので」と図書館に経緯を報告していない為、現在脅迫めいた書状が図書館から届いて困っているという。(クエスト「失われた書」)


外見・服装ともに現在と一緒のようである。

  しかし研究の為に本を借りたとはいえ、プライドの為に紛失を申し出ないのはダメである。よいこは真似しちゃいけない事である。
  ちなみにこの時期のヨラン・オランの研究対象はというと、リコポディウムだったとのこと。


アッォー

  ……当時も今もマンドラ系が大好きのようである。

ヨラン・オラン、損をする。



平たく言うと、ヨラン・オランは非常に損な役回りである。「三人」としてくくられてる三博士の、他の二人があまりにも濃いのである(実際、黒魔道士AFの、星の大樹調査で「本来の調査結果は実は既に鼻の院から提出されていたがヨラン・オランが忘れていた、というのはおいしい設定なのにサラリと扱われている)。基本的な会話の流れからも、それは見て取れる。

Yoran-Oran : なに?ああ、カラハバルハの研究所だな!?シャントット博士、それは公私混同、職権乱用だぞ。
Santotto : そうは言いましても、わたくしから借りた防具を返さずに死んだカラハバルハが悪いのですわ。
Shantotto : カラハバルハも、わたくしに恨まれっぱなしでは、ゆっくり眠ることもできないでしょうからね。人助けというものですわ。
Yoran-Oran : 長い付き合い、博士の詭弁には、私はごまかされんぞ。だいたい……
Koru-Moru : おお、そうだ!ワシの魔法人形を連れていけばいいのだ!「敵を見つけるくん・1号」を改良するのだ!
Yoran-Oran : おお!

Shantotto : ああもう! まいりましたわ!
Yoran-Oran : これ、シャントット博士!カラハバルハの研究室に行ってたのか!?
Yoran-Oran : あれほど、私が注意……
Shantotto : おだまりなさい!

基本的に、他の博士がボケたり危険な発言をすると、ヨラン・オランが諌める役所なのだろうが、コルモルのボケか、シャントットのツッコミでつぶされてしまう。そして、ヨラン・オランもタルタル故か、そのまま話は進んでいってしまう。しかも本来の「研究馬鹿」という特色もあるので、どちらかと言うとヨラン・オラン自身天然ボケなキャラクターでもある。

Yoran-Oran : そこで我々は、全知能を傾けて、この問題に取り組んだ!
Chumimi : んなぁ!まだ、全知能を傾けてなかったんですかっ!

このように、星の大樹の研究員にまでツッコミを入れられてしまう始末。

しかし、一番ヨラン・オランの一番損な部分は、この黒魔道士AFクエストの3セットで、コルモルとシャントットの過去話が出ているにも関わらずヨラン・オランだけエピソードが設けられなくて、結果「地味キャラ」の印象がついたからではないだろうか。
そしてそんなヨラン・オランへの救済だろうか、とんでもない方向で後々彼にスポットが当たることになる。



主役は、ヨラン・オラン(プロマシアミッション)

第3節<2つの道> 第3節 第2小節 をとめの記憶
その日、ウィンダスに悪魔が舞い降りた。プロマシアミッションにて、世界各地、登場した場所のほぼ全てで騒動を巻き起こすチェブキー兄妹 である。移動魔法でタブナジアを離れてしまったチェブキー兄妹 は、折角だからと父親探しをすることとなる。そして最初にウィンダスにたどり着いた彼らは、「とうちゃん探し」を始めるのだった。

Yoran-Oran:おや? 私に何か用ですか?私はヨランオラン。元「鼻の院」の院長……
Cherukiki:とうちゃーん!
Kukki-Chebukki:あいたかったよー!
Makki-Chebukki:かわいい子供たちだよー!
Yoran-Oran:な、なんだ、なんだなんだ、おまえたちは!人の家に飛び込んでくるなり「とうちゃん」だなどと言いおって!

最初、律儀に「マンドラゴラの軌跡」での冒頭台詞を言いかけているのも見逃せない。

Koru-Moru:ほほう、ヨランオラン博士にこんな可愛い子供たちがわらわらいたとは。
Shantotto:あらあら、これはなんて感動的な再会なのかしら。さっそく魔法新聞社に記事にしてもらわなくてはね。
Yoran-Oran:知らん、私は知らん!なにかの間違いだ!
Shantotto:オホホ、男はみんなそう言うものですわ。

確かに、男性なら誰でも混乱する展開ではあるだろう(それにしてもシャントットの突っ込みは毒が強い)。そしてヨラン・オランは確かにかつてタブナジアを訪れたと告白する。しかしそれは礼拝堂に祭られている不思議な像の鑑定である、とも付け加えていた。


必死で弁明中

Koru-Moru:恐ろしい像?とっても気になるぞ! なんだったんだ、それは?
Yoran-Oran:さぁ……、よくわからん。
Shantotto:あらまぁ。はるばるタブナジアまでご招待されて「わからん」なんて……。まったく恥ずかしい話ですわ。ウィンダスの院長たちの顔に泥をヌルような真似をしてきたというわけですわね。ああ、しかも、頼まれてもないのに子供まで残して……。
Yoran-Oran:だから、それは違うと言ってるだろう!

博士として興味津々のコルモルに、鑑定の詳細を話すヨラン・オラン。

Shantotto:妙な話ですわねぇ。……それで、その謎を解明した勢いで子供までもうけましたの?
Yoran-Oran:だから違うといっているー!

…シャントットは何か彼にうらみでもあるんだろうか。ヨラン・オランはチェブキー兄妹 に話を投げかけた。いきなりとうちゃん、と入って来てから説明も何もまだされていなかったのだ。しかし当のチェブキー兄妹 はというと…


Cherukiki:おいらたち、おなかへった。

三人をとにかくレストランに追いやったヨラン・オラン。コルモル達も満足したのか帰っていった。残されたヨラン・オランはしばらくパニックを起こした.



思いついたのが、人の記憶を覗くことができる「再生の鏡」の存在。身の潔白を証明するために、その鏡を使って、タブナジア時代の記憶を皆に見せる案を打ち出した。一方その頃、チェブキー兄妹 は…

Makki-Chebukki:さっきのとうちゃん、ちょっとちがうよな?
Kukki-Chebukki:うんうん、ちがうね~。
Cherukiki:ちがう、ちがうね~。
Makki-Chebukki:もっとさぁ、おいらたちのとうちゃん、金持ちじゃん。

騒いだらご飯を食べさせてもらえた事に味を占めたのか、「とうちゃん探し」は怪しい展開を見せていた。


とうちゃん捜索再び

そして、ウィンダス一の金持ち・Honoi-Gomoiが新たな被害者になっていた。「再生の鏡」を求めて訪れた冒険者に快く貸し出す程にHonoi-Gomoiも被害をかぶっていた。しかし、貸し出した本人も言っているが、鏡は少し割れていた。

Yoran-Oran:ホノイゴモイから壊れた再生の鏡を預かっただと!?割れていては意味がないではないか!?これはいかん! これはいかん!ヨランオラン、考えるのだ!考えるのだ!

思いついたのは、再生の羽から出来るという再生の玉。それが再生の鏡を直すのだという(それにしても凄いネーミングセンスの道具達である)。しかし依頼された以上、冒険者も玉を持ってくるしかない。「おまえならできる!できるはず!できてくれ!」と必死なヨラン・オランのためにも。そして再生の玉を持ってきたときのヨラン・オランのセリフはかつてない程イキイキしてるといわざるを得ない。

Yoran-Oran:よし、よし!よくぞ手に入れて戻ってきた!すぐに作成に取り掛かろう!そうだ、これが完成する前に、あのタルタルどもを探しておいてくれ!
Yoran-Oran:やるぞー! やらねばー! やってやるー!

一方その頃、凄い魔道士の子供に違いない→英雄カラハバルハの子供たちという結論に達したチェブキー兄妹 は、目の院のトスカ・ポスカを尋ね、既にカラハバルハが故人と知ると、ジュノへ向かうと言い残し、Honoi-Gomoiがくれた路銀で飛空艇に乗っていた。

Yoran-Oran:できた! できたぞ! できちゃった!
Yoran-Oran:さぁ、冒険者よ。わしの濡れ衣を晴らすときがやってきたぞ。あのタブナジアからやってきた諸悪の根源3人組、コルモル博士、シャントット博士、魔法新聞社の皆さんをここに……
Yoran-Oran:……なんということ。もう、あの子らは旅立ったというのか!?あの大騒ぎはどうなったのだ!?

結局は引っ掻き回されただけ引っ掻き回されて、ヨラン・オランは濡れ衣を晴らせたわけでもなく、更に再生の鏡の修復は無駄に終わる、まさに骨折り損のくたびれ儲けで終わってしまった。



ちなみにその後再びプロマシアミッションの流れで彼の元を訪れるが、上記の出来事を根に持っている様子を見せる。


Yoran-Oran:おや? 君は確か、「恐怖の3大王」を連れてきた冒険者では!?今日はいったい、なにを連れてきたんだね!?前回は思わぬ展開に取り乱してしまったが、今回はそうはいかんぞ!
Yoran-Oran;はっはっは、だが、これくらいのことではもはや、この私を驚かすことはできんぞ!なぜなら私は、ウィンダスいちの沈着冷静を誇る……
Kapeh Myohrye:ヨランオラン博士の住まいはこちらか!?
Muhk Johldy:ヨランオラン博士は在宅か!?
Shikaree Y:アタシは罪狩りのミスラ、スカリーY。覚悟はイイわよね、ヨランオラン博士?
Yoran-Oran:つ、罪狩りのミスラあぁぁぁぁ!?

  そのままPCの戦闘不能時と同じエフェクトで倒れこむ。再び災難に見舞われるヨラン・オランに幸あれ。


騎手ヨラン・オラン
チョコボレースの「インターナショナルレース・ラポカカカップ」をウィンダスでやると、ホームチームゲスト騎手として出てきます。乗っているチョコボは「StarLight」、オーナーはKupipi

最終更新:2008年05月11日 17:45