19801113・93回衆 - 科学技術委員会(上坂昇議員)

 上坂昇議員(日本社会党)が、放射性物質の海洋投棄に関する質問の冒頭で、韓国・朝鮮人元BC級戦犯問題に言及。その部分だけ引用。

○上坂委員
 わかりました。
 そこで、次の問題に移りますが、大臣、十月の二十五日九時に、八木治郎ショーというのがあったのです。ごらんにならなかったでしょうか。これは池上本門寺にお祭りしている、合祀している韓国人のBC級戦犯に対する問題なんです。
 というのは、戦犯で巣鴨につかまっているうちは日本人扱いだったのですね。ところが、出てきたらもう日本人扱いにしなくて、韓国人扱いにしちゃった。そして、いまだに本国にも帰れないし、宙ぶらりんになって、仏様はみんな困っているわけですね。そういう報告があったのですよ。
 これを見ていて私は考えたのですが、日本人というのはどうも、日本の政府もそうですが、相手の国のことを余り構わないでやる傾向が非常に強い。過去においても、いわゆるエコノミックアニマルなどと言われる傾向というのは、やはりそういうものだと思うのですね。ですから、他人に迷惑がかからないようにしなければならぬわけです。ところが、一向差し支えない、自分さえよければいいという考え方があるのは非常に問題だと思う。私は、そういうものの一つのあらわれとして、この放射性廃棄物の海洋投棄なるものが出てくるのじゃないかという感じがするのですよ。これはやはり非常に重要な問題だと思っているのです。

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国会議事録
最終更新:2010年03月16日 22:02
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