20080731韓国遺族会の資料公開要請に対する外務省回答

【2007年12月10日に韓国元BC級戦犯者遺族会(姜道元会長)が外務省を同進会、応援する会とともに訪れ、韓国在住の15人分の資料の提供を求めましたが、窓日の外務省(アジア大洋州局北東アジア課)は7月31日付で初めて回答を日本側代理人に郵送してきました。
回答内容は以下のとおり】

1.厚生労働省回答:
1)朝鮮人存虜監視員の人数や全体の状況⇒ 「当局は朝鮮人捕虜監 視員の詳細については把握していない。」

2)15人の服務記録、未払い賃金供託⇒ 「請求の15人中、捕虜監視員の記録があるのは6名のみ(姜太(ママ)協、下鍾升、金英柱、申明休、金澤振、朴栄祖)。未払い賃金供託の記録はなし。(巣鴨刑務所服役中の賃金は所管外)」

3)15人の遺骨⇒ 「7人分は承知しているが、他の8名は把握していない。(7人分は姜太(ママ)協:1974年12月韓国政府に返還、下鍾チ:1982年12月に返還、金英柱:1974年12月返還、金澤振:1984年4月に返還、金貴好:1982年12月返還、朴栄祖:1974年12月返還、金長録:現在、祐天寺)」

2.ゆうちょ銀行福岡貯金事務センター回答:
申請した15人分の朝鮮人存虜監視員の中で、軍事郵便貯金の残高が確認できたのは「木村泰誠」さん(本名=朴泰誠、馬来俘虜収容所第三分所、2373円、刑期10年、1951年11月9日巣鴨刑務所出所、請求人=朴書慶)のみ。

【7ヶ月かかって、分かつたのは朴泰誠さんの軍事郵便貯金の残高2373円だけという、まことに能率の悪い調査報告でした。調査担当者・責任者の名前の記載もなし。(編集部)】

最終更新:2010年03月15日 02:06
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