19560330・ 24回衆 - 外務委員会

質問:田中稔男

答弁:(外務事務官・条約局長)下田武三

○田中(稔)委員
 そこで、政府機関に関係した人は戦犯として向うで扱われておる。今も入っている人があると思う。ところが、日本がこういう措置をオランダに対してしましたために、オランダ政府が戦犯の早期釈放をしてくれた。これはいいことだ。そこでその戦犯でありますが、現在オランダ関係で戦犯はどのくらい残っておるのでありますか。

○下田政府委員
 最近の二十五名釈放前に巣鴨に百十一人おりました。従いましてただいま残っておりますのは八十六人であります。

○田中(稔)委員
 そうするとそれを全部巣鴨の方に移管されて、インドネシアの旧オランダ領の現地にはいないわけですね。

○下田政府委員
 仰せの通りであります。

○田中(稔)委員
 それから、収容所の管理に当った者には朝鮮の人が相当おった。今残っておる戦犯の中に朝鮮人も相当おるのですか。

○下田政府委員
 朝鮮人も少数の者はおると思います。

○田中(稔)委員
 私の質問はこれで終ります。

タグ:

国会議事録
最終更新:2010年03月17日 03:29
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。