GIRLSブラボーエロパロSS


『ミハル寝取られ無修正ビデオでブラボ~』 

 

 

 

 

   1

 

 低い音を立てて次のテープがデッキの中で回転を始める。数秒間のレインボーノイズを見つめ続ける間が、雪成にはやけに長く感じられた。

 彼の心は、もうほとんど真っ白だった。

 あまりに衝撃的すぎる映像を見たせいで、理性がまともに働かない。
(桐絵が……福山と……福山とあんなに………………)

 桐絵のいやらしく揺れる巨乳──カラダの芯を痺れさせるような嬌声──福山の太棹で何百回となく突きまくられ、奥の奥まで蹂躙され、どろどろの濃濁汁でまみれたからだとアソコ──
(──ッて、うわーッ!?)

 雪成はブンブンと激しく頭を振った。な、なに考えてるんだ僕はッ!?

 アソコが精子まみれに白く染まるほど膣内射精(なかだし)されて、それを狂ったように悦んで……あんな……あんな……!
「た、確かに普通のアダルトビデオなんか比べ物にならないぐらい凄かったけど──って、だからそういう事を考えちゃダメだなんだーーーッ!!」

 ゴロゴロと床を悶え転がる雪成の上から、またあの軽薄なオープニングBGMが流れてきた。
「はっ!」

 雪成は身体を起こしてテレビを凝視する。
「や、やっぱりこれ以上見続けるのは止めよう! 桐絵がどこにいるのか大方見当はついたんだから、もうこんなもの──!」

 雪成は目線をやや落とし、ビデオデッキの停止ボタンを見つめた。
(あそこを押せば止まるんだ……止めて、もう見ないで、それで福山の所へ行ってみんなを連れ戻すんだ……)

 少し腕を伸ばせばいいだけ。

 福山の悪戯に付き合う必要はどこにもないんだ。こんなものを見ている暇があれば、一刻も早く福山の屋敷へ飛んでいってあいつに問い詰めなきゃ……!
「あ……」

 いつの間にかデモが終わっていた。黒い画面からフェードインし、映像が映し出されると、雪成はごくりと喉を鳴らし、その目は絡め取られたように画面へと縛り付けられた……



 

 そこは、ヨーロッパの宮殿のような優美さを彷彿とさせる広い廊下だった。洗練された意匠の模様が至る所に施され、飾られた数々の陶器や絵画はどれも一流の気品を感じさせる。外壁一面にはめられた大きな窓からは明るい昼の光がさんさんと差し込み、床に敷き詰められた厚手の赤い絨毯の繊毛が優雅な艶やかさに輝いていた。
「あ!」

 雪成が画面の一点を見つめる。彼のよく見知った姿が見えたからだ。
「ミッ──ミハルちゃんッッ!!」

 思わずテレビにかじりつく雪成。

 カメラ位置から5メートルも離れていない所に、ミハルが立っていたのだ。

 ミハルは清潔そうな白さが映えるフリルのカチューシャとエプロンをつけ、何処かで見た憶えのあるような黒のメイド服という姿で、雑巾を手にして廊下の窓を掃除していた。
「フンフンフーン♪」
と、いつもの機嫌の良さで鼻歌を口ずさみ、腰をフリフリさせているのが何とも可愛かった。

 服装以外は以前とまったく変わらない様子であった。
「よかった……元気みたいで……」

 ホッとする雪成。録画だということは解っていても、ミハルの無事な姿を見れらただけでも心安まるものがあった。
「それにしても、ここは……やっぱり……」

 日本にあるとは思えないこの光景。本来男子禁制である福山の屋敷に入ったことは雪成も一、二度あるが、廊下がこのような造りになっていたかどうかはよく覚えていない。だが、廊下一つとってもこれほど鼻に掛かった造りをする家などといったら、福山の所以外は考えられなかった。
「くうう……やっぱり、福山以外に考えられない……ああっ!?」

 雪成は思わず声を荒げた。その当の本人が廊下の向こうから姿を見せたのである。
「おお、ミハルさん頑張ってますね」
「あ、おはようございます」

 福山が近づいてくるのに気づいたミハルが手を止めて振り向く。
「ふく……いえ、ご主人様」

 ミハルは福山をそう呼ぶと、なぜか目をトロンとさせ、雪成には理解できない微笑みを浮かべて福山を見つめた。よく見ればわずかに頬が紅潮しているようだった。
(まさか風邪……? にしては元気そうだし……)

 雪成は微かに厭な感じを憶え、二人のやり取りを見守り続けた。
「そうですよ。今のミハルさんはこの福山家のメイドとして働いているのですから、私を主として接せねばなければならないのです」
「はい、ご主人様」

 福山はウンウンと満足そうに笑みを浮かべて頷いた。そして横に顔を向け、今までミハルが磨いていた窓をしげしげと眺めると、
「フーム……曇りひとつなく、眩いばかりに太陽の光を迎え入れている……そう、まるでこの福山和春の美貌の如く……! おお……なんと完璧な掃除っぷり! さすがはミハルさんだ!」
「あは、ありがとうございます」両手の平を合わせて嬉しそうに微笑むミハル。「そう言っていただけると掃除のしがいもあります」
「ミハルちゃん……」

 雪成は悲しげに顔を歪ませた。君の輝く笑顔をこんな奴に見せなくてもいいんだ……!
「ハッハッハ、ミハルさんはやはり素晴らしい女性だ。俺の目には万分の一の狂いもない……」

 チッチッチッと人差し指を振る福山。
「調度品ひとつ取っても塵一つ残さない清潔さを誇る当屋敷を維持しているのは、他でもない、徹底的に教育され洗練されたハイレベルかつプロフェ~ッショナ~ルな我が家のメイド達ですが、ミハルさんはその栄えある福山家メイドをもう十二分なぐらいに務められていますね!」
「そうですか~?」

 ミハルはえへへ、と嬉しそうに頬を染め、ニッコリと笑った。

 なんて可愛いんだ――と、雪成も状況を忘れ、しばし見入ってしまうほどの燦爛たる笑顔だった。
「しかーし!」

 意味もなく腰を捻ったポーズでズビッとミハルを指差す福山。
「福山家のメイドであるためには、もう一つ必要不可欠なポイントがあるのを、ミハルさん、ちゃんと憶えていますか?」
「え? えっと……あ!」

 一瞬キョトンとしたミハルだったが、すぐに何かに気づいて、「はい」と返事をし、──なぜか頬を染め、雪成がドキッとするような笑みを浮かべた。

 雪成はとてつもなくイヤな予感がした。
「ご主人様……」

 そう言うと、ミハルは突然、笑顔のまま黒いスカートの裾の両端をつまみ、するするとたくし上げていったのである。
「わ! わ! 見えちゃう、見えちゃう――って、ええええええ!!??」

 雪成の目がまん丸になる。

 下着が──なかった。見えるどころではなく、髪の毛と同じピンク色のアンダーヘアが丸見えになったのだ。

 それだけではなかった。下着の代わりに、肌に直接ベルトで固定され、秘孔に深々とバイブが嵌っていた。根元まで差し込まれてヴンヴンと低く唸り、その絶え間ない淫撃によってぬらぬらと濡れぼそる淫裂――
「ご主人様、ご奉仕いたします……ミハルのおまんこを好きなようにお使いください……♥」

 

 雪成は砂になった。

 

 

 

 

 

   2

 

 福山はウンウンと何度も頷くと、
「おまんこもいいですが――まずは口でしてもらいましょうか」
と、腰をクイッと前に突き出した。
「はい、わかりました……♥」

 ミハルは福山の足元にしゃがみ込むとズボンのチャックを下ろし、何の迷いもなく男のシンボルを取り出す。
「――はっ!? あッ!? あ、な、ななな、な、ナニやってるんだミハルちゃあああーーーーーんッッッ!!!!????」

 風化するまえに復活し、テレビをガタガタと揺さぶる雪成。無論、いくら揺さぶろうがそれで録画に変化が起ころう筈もない。

 ミハルの顔に嫌悪の感情はなかった。いや、それどころか口元に柔和な笑みを浮かべたまま、どことなくうっとりともした瞳で、息がかかる距離にある福山の男根を見つめる。
「あ……あ……ミハルちゃん……そんな……!」

 桐絵のビデオでも目にした福山のペニス……普通の状態でも呆れるほど大きく、ミハルの顔と同じぐらいの長さがあった。雪成にとって屈辱的だが、彼の倍は優にある。完全に皮が剥け、幅広の傘を張った赤い雁首。サオ部分は肉厚で浅黒く、雪成のところにまで男くさい臭いが漂ってきそうだった。悔しいが、雪成がどう目を背けようとも、彼のより立派なモノであるのは明白な事実である。この逸物で、桐絵は骨抜きのセックスドールと化したのだ……。

 ミハルはそんな魁偉をためらいもなく片手でゆっくりとしごき始める。
「ミ、ミハルちゃん……!?」

 途端に力を得たように、肉凶器がムクムクと元気よく勃ち上がっていく。
「うふふ……♪」

 ミハルは福山のペニスが雄々しく勃起していく様を見て唇をほころばせた。
「コレが大きくなっていく所って、いつ見ても不思議で面白いですね♪」
「ハッハッハ、そうですか。ミハルさんさえ良ければ、いつでも見ていいんですよ」

 

 絶望の寒気が――瞬く間に後頭部を凍結させ、全身に広がる。

 全てが遠のく。

 

 今――ミハルちゃん……いつ見ても、って………………


「嘘だろ…………? そんな……嘘に決まってる…………」

 

 雪成は魂が抜けたような顔を脇にある段ボールに向けた。これは録画ビデオだ……アソコに深々と挿さったバイブといい、今の言葉といい……ミハルちゃんは…………ミハルちゃんは……………………。
「ミハルちゃん…………」へたへたとくずおれる雪成。「そんな…………まさか………………嘘だ……嘘だよね………………!?」

 認めたくはなかったのだ。せめてミハルちゃんだけは――と、そう心のどこかで願っていたのだ。他の女の子に怒られようが、都合極まりなくそう思いたかったのだ。

 彼女だけは無事であると。

 前とまったく変わらない姿を見せてくれると。

 ──雪成は虚ろな眼差しをテレビ画面に向けた。

 ミハルは平然として福山の男根を握っていた。

 両手でもまだ余る、特大バナナのような勃起ペニス。

 裏筋がゴツゴツと凝り固まり、肉茎も亀頭も張り裂けんばかりに怒張していた。ドクドクと脈動する太い血管がいくつも浮き出ている。そんな風に凶悪にそそり立つ肉棹が、花のように愛らしい美少女の眼前にあるのだ。

 溢れんばかりに差し込む陽光の中、少女は頬を桜色に染め、ビンビンに直立した鉄芯入りのようなその男根を撫でさすり、上から下へと眺めながら、
「さっきまであんなに柔らかくて大人しかったのに、あっという間にこんなに大きくて固くて火傷するほど熱くなっちゃうなんて、不思議ですね~。凄いですね~」
と、朗らかに言った。

 

 雪成の心の中で何かが崩れていく。ポッカリとした空洞――――

 

 薄暗い部屋の中、室温の一部と化したかのように、雪成は顔面蒼白で明るく輝く画面を見つめ続けた。

 まさか……そんな……嘘だ……いやだ……いやだよミハルちゃん…………なんでそんな……頬を赤く染めるんだよ……福山にエロいコト強要されて、なんで厭な顔をしないんだよ………………!?

 だが、録画の姿であるミハルが、そんな雪成の様子など分かろう筈もない。撮られてる事を気付いている気配もない。というか一体どうやって撮っているんだろうかこれは。

 福山の足元に跪いて、節くれ立った棍棒みたいな剛直を柔らかい手つきでしごいていたミハルだが、しばらくすると、
「ああーん♪」
と可愛らしい唇を大きく開き、「あむぅ……」と、パックリと肉棒を呑み込んでいった。
(あああああ…………!!??)

 雪成は信じられないように目を瞠(みは)り、半開きになった口を緩慢に動かした。

 彼も触れたことのない唇。キスを夢想したこともある、ミハルのふっくらとした唇――

 それが。それが……!

 醜悪にそそり立つ肉の塊を、さも美味しそうに口に含み、音を立ててしゃぶり始めたのだ。
(ミハルちゃあああん……………………!)

 どん底の気分に転落する。

 もう言葉が……出てこない。指一本動かす気力も湧いてこない。

 そんな雪成に容赦なく、むちゅっ、むちゅっと、口腔粘膜が擦れる音がリアルに流れた。

 こういう音に限って、いやなぐらい頭の奥まで浸透する……。
「ン……ン……ン…………」

 やや眉根を寄せて目を閉じ、顔にかかる髪をかきわけながら、フェラチオに 没頭するミハル。少女の口には半分ぐらいしか入りきらず、根元からの残り半分はほっそりとした指を絡め、手コキで刺激する。

 それは、彼女が食事する姿と重なった。ミハルは三度の飯と間食が何よりも好きなのである。

 熱心だ……熱心すぎるよミハルちゃん…………。

 容姿端麗な美少女の蕾のような唇がいっぱいに広がり、頬をすぼめ、グロテスクな肉塊が出入りする光景は、たまらなく卑猥な眺めであった。
「ああ……いいですよミハルさん……たっぷりと唾液を塗って……アイスキャンデーのようにペロペロナメナメしてください……あ……間違っても本当に食べようとしないでくださいね……」

 福山は腰をわずかに引き気味に、少女の肩に手を置き、己のイチモツを包み込む餅巾着のような温もりと柔らかな指の感触を遠慮なく享受する。

 ミハルは口唇に含むだけでなく、鈴口を指や舌で弄ったり、肉棹を横から舌を這わせたりハーモニカのように吸い舐めたり、カリ首の裏を舐めなぞったり、陰嚢を取り出して揉みしだいたりと、様々なテクで福山のペニスに悦びを与えた。
「おおぉ……き、気持ちいい……腰が蕩けそうだ……! なんで素晴らしいんだミハルさん……最高の奉仕ですよ……!」
「ふぁりがぁとうございまふぅ♪」
「ふおお……!」

 頭を振り振り、身体中に痺れ伝わる快感に身悶える福山。
「ミハルさんにしゃぶってもらっていると思うだけで……俺ぁもう……ッ!」

 ここぞとばかりに画面がパッパッと切り替わり、色んな角度からミハルのフェラチオシーンが写し取られる。

 

 むっちゅ、むっちゅ、むっちゅ……

 

 卑猥極まりない音がエンドレスに繰り返される。

 いつの間にこんな性的なテクニックを憶えたんだ。ミハルちゃんはこんなコト絶対に知らなかった筈…………

 いや。

 考えるだけ虚しかった。

 どうせ福山が教えたに決まってる。
(くっそ~……!)

 雪成はカーペットをドン、ドンと叩いた。なんで福山を怪しまなかったんだろう。そういえばミハルちゃん達がいなくなってから、あいつも学校を休みがちだった。僕が探してる間、福山のやつはミハルちゃん達にこんなコトやあんなコトを……!
(ちくしょう……ちくしょう!)

 その憎き福山は、「おおぅ……」とか「うああ……」などと、天に昇る心地な吐息を何度もつき、美少女のフェラチオを心ゆくまで味わっていたが、
「ミハルさん……パイズリもお願いできますか」と、さらなる要求をした。

 ミハルは何のためらいも示さず、
「は~い♪」
と、首元の赤いリボンを抜き取り、ブラウスのボタンを外し始めた。

 その光景を、雪成は信じられない面持ちで見つめた。

 ま、まさかミハルちゃんが福山の命令を聞いて服を脱ぐなんて……

 先ほど、メイドがどうとか言っていた。もしかして、ミハルちゃんはメイドとして働かされていて、それで仕事の一環としてこんなコトを……!?

 だけど、ミハルちゃんは本当にこんな行為を仕事として納得しているのか。
(ありえるかもしれない……)

 雪成はげんなりと考える。
(ミハルちゃんなら……)

 総天然色に純真で疑うことを知らないミハルを、悪知恵だけはよく働く頭を持つ福山が騙しに騙し、上手くやりくるめたと考えれば、雪成も腑に落ちる。いくら大抵のことは気にしないミハルちゃんでも、福山のセクハラの悪ノリぶりはよく知っているはずだ。それなのにこんな行為をためらいもなくやるのであれば、体よく丸め込まれたと考えなければ説明できない。

 襟元から徐々にはだけていくブラウスの中から、淡いピンクの刺繍入りブラで包まれた美事な果実が、次第に露わになっていく。桐絵にも劣らない豊かなバストが画面いっぱいに映し出される。
「あわわわわ……ミ、ミ、ミハルちゃん…………ッ!?」

 騙されてるとはいえ、少しも疑いもせず、福山の要求通りにせっせと脱いでいくなんて……!?

 ありえるとは思っても、雪成にとって大ショックなことに変わりはなかった。

 ミハルが肩のエプロンを下ろしてブラウスを袖半ばまで脱ぐと、上半身は裸同然になった。さらにミハルの腕が後ろに回り、上体最後の砦を自ら崩していく。

 薄いピンク色のブラジャーが緩んでポロッと落ち、ボリューム感たっぷりの成熟した乳房がこぼれ出た。

 ブラが外れただけでぽよんぽよんと揺れる、たわわに実ったおっぱい――。ピンク色の乳首までもが隠されることなく丸見えになった。

 雪成はゴクッと息を呑み、ひとときの間、何もかも忘れて思わず見とれてし まった。
(ミ、ミハルちゃんのおっぱい――なんて綺麗なんだ……)

 これまでにも嬉しいハプニングで何回か見たことはあるが、いくら見ても見飽きない、吸い寄せられるような美しい乳であった。

 それだけに、ミハルのこのおっぱいが他人の、しかも、あろうことか福山の前にさらけ出されているかと思うと、いくら温厚な雪成でも抑えきれないほどの嫉妬の嵐が胸中に渦巻く。
(福山めえええ……! 絶対に許せない……!)

 そんな雪成の血涙が似合う形相とは無縁に、テレビの中は光に満ちあふれ、和気藹々とした雰囲気のやりとりが続いている。

 ミハルは両脇からすくうように丸々とした乳を持ち上げると、手のひらに収まりきらない乳肉で福山の怒張を楽々と挟み込んだ。

 福山の淫棒はそれでもなお、胸の谷間から頭をのぞかせるほどであった。雪成のであれば完全に埋没してしまうだろう。
「滑りをよくしましょうか」

 福山はどこからか透明のボトルを取り出し、蓋を開けて逆さにした。

 たらー……と、やけに粘性のある透明な液体がミハルの胸の谷間の窪みに垂らされてゆく。

 ミハルの目が輝いた。
「あ……これ、あのハチミツみたいなローションですね。私これ大好きです」

 ミハルちゃんは食べられるものなら何でも好きなんじゃないのか、とツッコミを入れそうになる雪成。
「リサ特製ローションです、ぬるぬるよく滑って気持ちよさも倍増、さあ、遠慮なくパイズって頂きたい……!」

 ミハルの目の色が明らかに変わり、自分の胸に溜まった無色透明の粘液に熱い視線が注がれた。
「あぁ……ハチミツの香りがします~♥」
「あ……あの、ミハルさん。……念のためもう一度言っときますけど、マジに囓りつかないでくださいね?」
「わかりました。うふふ……では、いただきまーす♪」

 ミハルは腰から上をゆっくりと動かし始めた。

 乳と肉棒があっという間にローションにまみれ、上に、下に、ぬるり、ぬるり……と、いやらしく動く。
「んん、ぬるぬるしてなんだかくすぐったいです……♥」
「うひょふほおおおお……! ミハルさんの胸が、ミハルさんの胸が……! 柔らかくてとっても気持ちいいいい……ッッ!!」

 

 むにゅっ……むにゅっ……むにゅう……

 

 豊かに張った美肉が福山の下腹に押しつけられながら肉棹を根元から搾り上げ、ホットドックにしてこねくり回し、肉棒全体に満遍なくローションが塗りたくられてゆく。そうしてから胸を下げて怒張をできる限り出し、ペロペロと舐め、しゃぶり、ローションがなくなればまた繰り返す。
「うふふ、本当、ハチミツみたいに甘ぁい……♥」

 雪成は顔を掻きむしりながら、このたまらない彼にとって地獄のような光景を見続けた。
「ミハルちゃん……やめ、だめ、こんな、こんな――だめだよあああ……!! ミハルちゃん……ミハルちゃああんんん…………!!!!」

 舐めるだけでは満足できなくなったのか、ミハルは前屈みになって亀頭を口に含み、パイズリの運動に合わせて、「んっ……んっ……んっ……」と先っぽのフェラを始めた。頭の動きに合わせて腰まで届く豊かなピンク色のロングヘアーとカチューシャが揺れる。福山の肉棒は長いため、さほど苦ではないようだった。

 肉茎と亀頭を同時に責め嬲られる感触に、
「うほ……うほほっ……ミハルさん最高だあぁ……!」
と、福山は福笑いと化すかと思うほど相好を崩し、デヘデヘと気持ちよさげな下卑た笑いを立てた。

 

 むちゅっ……にちゅっ……ぬちゅうっ……


「ん……んむっ……はむゅにゅ……ちゅば……んちゅば……」

 ローションで潤った淫湿な音が絶え間なく続く。

 ミハルは乳をむにゅむにゅと寄せるように肉棒にローションを塗りこみ、それを舐め、頬張るというやり方を繰り返す。
「んはぁ……」

 いったん口を離し、ミハルは嬉しそうに笑った。
「このローション、とっても美味しいですねっ。それになんだか身体がポカポカしてきて……いい気分になります♪」
「ハッハッハ、なんせ特製ですからね」
と、福山はローションをさらにドプドプと追加する。
「ミハルさんの気の済むまで、いくらでも注いであげますよ」
「うわぁ、ありがとうございます♪」

 ミハルはお菓子を与えられた幼児そのものといった喜びの表情で、肉棒を蜂蜜のように舐め、あむあむとしゃぶり、存分に吸いついた。

 そうして、乳頭までローションにまみれてテラテラと光り、大入り肉饅頭のような乳肉からたらーり、たらーりと粘りのある糸を垂らし、さらにパイズリを続けるのであった。

 ――やがて、ミハルの頬の染まり具合が彩り濃くなってきた。
「ん……ん…………」
と時折、少女は切ない吐息を漏らす。
「おやぁ? どうしましたミハルさん?」

 福山がニヤニヤと笑いながらミハルに尋ねると、
「あ、はい……なんだかホワホワして……とっても気持ちいいんです……」
と、ミハルは潤んだ瞳で顔を上げた。
「なんか私の乳首も固くなっちゃって……ジンジンします……ご主人様のお腹で擦れてるからでしょうか……?」

 そう言うと、ミハルは乳房を持ち上げ、生まれたてのように鮮やかな桃色の乳首を福山に見せた。彼女の言うとおり、最初に露わになった時よりも膨らみ、より色鮮やかに充血していた。
「フフ……そうだと思いますよ。ほら、こうして」

 福山はミハルの手に手を重ね、乳房を畳むようにもっと内に寄せ、乳首で肉棒を挟むようなかたちにさせた。
「こうすれば、ミハルさんの乳首も俺のチンポも同時に擦られて、二人で気持ちよくなれます」
「わかりましたぁ……♥」

 ミハルは子供のように素直に頷き、行為に戻った。

 肉棹を搾るのと同時に乳首が擦られると、ヒクヒクとミハルのからだが細かく痙攣し、
「ん……は……あ……ぁ……♥」
と、切なそうなか細い声で喘ぎ、「あ……い……い……♥」と快感にけぶった目を細める。

 ミハルの胸は、乳とはこんなに形が変わるものなのかと感心するほどに伸び縮みするのだった。トロトロに溶け、ぬめったように妖しくてかる、餅のような肉饅頭。固い肉棹を柔らかく包み込み、絹のような肌触りで剛直の屹立をたっぷりと擦り上げてゆく。
「はあん……はあぁん…………♥」

 ミハルはうっとりとした心地で、夢中になって乳首パイズリを続けた。

 なんという、いやらしくて浅ましい光景だろうか。
「ああ……ミハルちゃん……いつのまにそんな子になっちゃったんだ…………」

 気づくと、雪成はいつの間にか自分の股間を押さえていた。

 彼のもまた、痛いぐらいに勃っていた。
「──くっ…………!」

 雪成は手を離し、そのまま握り拳を作ってまたカーペットを叩いた。今度は力無い音だった。

 悔しいやら情けないやら……。

 

 ぬっちゅ、ぬっちゅ、ぬっちゅ――

 

 悄然とうなだれる雪成とは逆に、ビデオの中の二人の行為はますます昂ぶり熱を帯びてゆく。

 ミハルは動きのコツを掴み、リズミカルにパイズリとフェラチオの同時攻撃を繰り返した。亀頭からカリ首の下まで唾液とローションで濡れぼそり、口の中でチロチロと舌が這い回る。
「ん……ん……んっ……ん……」
「ああ……ああぁ……ミ、ミハルさん、凄いですよ……もうこんなにパイズリが上手くなって……! た、たまらなすぎて……もう……限界だ……出てしまいそうだ……!」
「あ、セーエキ……こくまろミルクですね? こくまろミルク飲ませてください」

 ニコニコあっけらかんとして言うミハル。
「ミハルちゃんッ!?」
「ミハルさん……!」

 二人の男の声が重なった。一人は悲痛にまみれ、もう一人は歓びに高じ……。

 

 福山は感激に耐えかねたように瞼を閉じた。
「俺のチンポミルクをそんなに飲みたいとは……この福山、あまりの嬉しさに感動に打ち震えんばかりのです!」
「うふふ、初めはこくまろミルクの味に驚きましたが、慣れれば結構美味しいと思いますよ~」
「そうですかそうですか、そうでしょうそうでしょう! 私は遠慮しときますが、ミハルさんにはた~~~っぷりと差し上げましょうっ!!」

 福山は昂奮に駆られたように、自分からも腰を突き動かし始めた。

 唐突に始まった姦辱に、ミハルの顔に苦悶の表情が浮かんだが、少女も一生懸命に奉仕を続ける。

 

 ずぬゅっずぬゅっずぬゅっずぬゅっ!


「うほああっ……! ミハルさんの口マンコ、口マンコおぉぉ……ッ!!」
「んっ、んぐ、んぶ、んぐぅ……!」

 剛直が喉の奥まで無遠慮に侵入し、欲望に任せた激しいピストン運動に押され、屈んでいたミハルの顔が後ろに後ろにとずれていく。
「ああっだめだっ! もう辛抱たまらんっ!」

 福山はそう叫ぶと、一気にミハルを絨毯に押し倒した。

 その上に覆い被さって四つん這いになった福山は、股間をミハルの顔に押しつけた姿勢で、腰を苛烈な勢いで上下させる。

 その格好は端から見ると失笑ものだったが、雪成にとっては笑い話ではない。可憐な唇が醜悪な一物で散華せんばかりに蹂躙され、ミハルが苦しみ悶えているのだ。

 しかし、これは過去の映像であり、今さらどうにも出来ない。奥歯を噛みしめながら見ているしかなかった。

 

 ぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッ!!


「ふうっんっふぅっ! んん、んん、んんっ!」

 先ほどまでとは一変し、ミハルの口唇を辱めるように、さんざんに腰を下に突きまくる福山。精嚢がベチベチと下あごに当たる。
「おほおおおっ、ミハルさんの口マンコッ! 口マンコ最高だッ!」

 口腔の奥まで突き入ってくる長大なペニスに、苦しげに眉をひそめながらも、ミハルは両手でサオの入りきらずに余った部分を握ってタコのように吸い付き、ケダモノのような荒々しい仕打ちに必死に耐え続けた。
「うおおお! ミハルさんの口マンコ犯しているッ! 犯すッ! くあああッ最高だああーーーッッ!!!!」

 

 ぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッぬぢゅッ!!


「ハッハッハッハッ……!」

 野獣のように腰を振り立てていた福山はやがて、
「くううっ――で、出るッ!」
と、張りつめた声で押し殺したように叫んだ。
「出ますッ! ミハルさんッ! 精子出ますッッ!! 俺の精子がミハルさんの口の中にッ!!」

 福山の肉棒がぐわっと膨らんだかと思うと、次の瞬間、福山の腰が強張り、その身体が硬直した。
「ぐううああぁッッ!!!!」

 

 ビュグッビュググッビュルルルルッッッ!!!!!!

 ビュルビュルビュルビュルウウウッッッッッ!!!!!!!!!!

 

 堤防が決壊したような凄まじい射精音が居間中に満ちていった。

 

 猛り狂った荒波のように熱い精子がミハルの口腔一杯にほとばしり、あっという間に溢れかえる。
「んぐっんぐっんぐぐっっ!?」

 ミハルはむせ返らないよう必死に気を保ちながら、力強く脈動する灼熱棒を握りしめて抑え、ゴクゴクと喉を鳴らして懸命に嚥下していくしかなかった。

 その口の周りから大量の白濁液が湧き水のように溢れ出てくる。

 

 ドクッドクッドクッドクッッッ!!!!!!

 ビュグッビュグッビュグルルルッッッ!!!!!!


「うぐあぁ――ミ、ミハルさん…………ッッ!!」

 長く長く続く射精の快感に、福山は恍惚の表情で涎をたらし、身体をガクガクと痙攣させる。

 ミハルのからだも痺れが走ったように突っ張り、少女は溺れんばかりのザーメンを何とか飲み下してゆくことにただただ集中するしかなかった。
「うおあああ……ミ、ミハルさんが俺のチンポを奥までぐっぽり咥えて……! 俺のザーメン飲んでる……ッッ!!」

 

 ドプッドプッドプププッッ!!!!


「んっ……んっ、んぐっ……んぐんん……!」

 尋常ではないザーメンの射精量に、さしものミハルも苦しそうだった。溢れてくるザーメンが白く濁った幾筋もの河川となって顔から垂れ落ち、高そうな絨毯を濡らしていく。

 と、まだ終わらない射精の中、福山が腰を持ち上げて剛直をぬっぽり引き抜いたかと思うと、ずりずりと後ろに這い下がり、ミハルの上を覆った。

 ザーメン汁がミハルの顔に、乳房にと降り注ぎ、白磁のような肌を汚してゆく。
「んああっ……♥!」

 熱い粘液をからだにも浴び、白濁にまみれた唇から嬌声を上げるミハル。

 福山はミハルの両手首を掴んで誘導し、再び握らせてこすらせた。

 

 ビュグッ……ビュグッ……

 

 肉凶器から最後の精が搾り取られ、ビチャビチャと胸の谷間にかかって汚い水たまりを作る。
「ふくう――ふああぁ……!」

 福山が盛大な息を吐くと、剛直はビク、ビクと数回空打ちするように震え、やっと落ち着いたように静かになった。


「んあ――あ……あ……あはぁ…………」

 ミハルは涙をためて潤んだ瞳をぼうっとさせて、ザーメンにまみれた朱唇を閉ざし、
「ん――んぐ――んぐ――」
と、喉を鳴らし、咀嚼しながら口中に残った粘液を飲み込み、胃袋に落としてゆく。

 福山の精液は濃厚で喉にしつこく絡みつくらしく、「んっ、んっ……こくまろです…………」と何度も喉が動いた。

 絨毯に海草のように広がったピンクの髪の毛――横たわった半裸の美少女に日の光が降り注ぐ。上気した表情をトロンとさせ、胸が大きく波打つたびに、その顔や乳についた白濁液と汗が白光にきらめくのが、何ともいえずエロチックであった。

 すると、福山の影がミハルの真横に来たかと思うと、
「ミハルさん……」
と、福山はミハルの肩に手を回して上体を抱き上げ、顔を重ねた。
「!!??」

 ミハルは一瞬びっくりしたように目を見開いた。が、すぐにまたとろんと半眼になり、そして夢見るように閉じていった。
「ッッッ!!!!」

 雪成の心臓が止まりかける。

 

 キ、キス――――――を――――――――!!??

 まさか、そんな…………そんな……よりにもよって、ミハルちゃんが……福山のキスを……

 受け入れた…………………………


「ん――んふ――……」

 ぬちゃぬちゃと粘っこい音がする。どうやら、ミハルの口腔でザーメンを掻き回しながら舌を絡ませ合っているらしい。

 福山はミハルの肩をさらに抱き寄せ、もっと深く唇を合わせた。
「んむ……んむぅ…………」

 ミハルの唇からさらに白濁液がこぼれて顎に伝い、下に垂れ落ちてゆく。

 卑猥すぎる。雪成にとって目を背けたくなるような汚わらしさ。

 ミハルが遠く遠く感じられた。

 だが――雪成は目を離せなかった。

 粘ついた音は終わる気配をみせず、時折、二人のくぐもった茹だるような鼻息が漏れる。福山とミハルの口の中では、唾液と精液の交換会が盛んに行われているのだ。

 キスに対しても、ミハルは拒む様子を見せなかった。

 それどころか、抱かれた肩をふるふると震わせ、福山にしがみつくようにして顔を重ねている。

 やがて――舌をたらんと垂らしながら、二人はゆっくりと唇を離した。重く糸を引いた白い粘液がすぐに自重に負けて垂れ落ちてゆく。
「あ……ぁ…………♥」

 熱に浮かされたような目で福山を見上げるミハル。
(ミハルちゃんがこんな表情をするなんて……)

 雪成にはまだ信じられなかった。
「さあ、ミハルさん、これを掃除してください……」

 福山は立ち上がり、少し柔らかくなった淫液まみれの肉棒をミハルの目の前に示した。
「……はい……♥」

 ミハルは忠僕な犬のように頷き、つい今まで口中でめちゃくちゃに暴れていた肉凶器を優しげな手つきで触った。そして精液とローションと唾液が混じり合いべっとりとくっついてた淫液を、甲斐甲斐しく舐め取って綺麗にしていく。
「んむぁ……あ……また固くなっていきます……♥」

 ミハルの舌と指が這うペニスが、またガチガチと隆起してゆく。

 掃除が終わってミハルが顔を離すと、射精前までの硬度をまったく失ってない肉塊がそびえ立っていた。

 福山はまたしゃがみ込み、端正な顔に悠然とした笑みを浮かべてミハルの胸に手を伸ばした。
「ん……」

 ミハルはピクリとからだを揺らす。わずかに困ったように眉根をひそめたが、拒む反応は見せなかった。

 福山は両手を動員し、ミハルの柔らかい両乳房を思うがままに弄び始めた。

 むにゅむにゅといやらしく揉みしだかれる乳肉。豊かなバストが色んな方向に伸ばされる。指が埋まるマシュマロの沃野の真ん中に勃つ、ツンと張った乳首をクリクリと抓(つま)まれると、
「ッ――はぁん…………♥」

 ミハルはビクッと背を仰け反らせ、そして胸を大きく震わせて息を吸い込み、
「ああ……」と緩やかに深い吐息をついて、福山の指の感触に恥じらったように目を閉じた。
「乳首まだジンジンしてて……声がでちゃいます……♥」
「フフ……可愛いですよ、ミハルさん……」

 福山はミハルの胸についたローションと混じったザーメンを人差し指ですくうと、それをミハルの口に持ってきた。
「あ……♥」

 ミハルは少し口を開くと、あむっと指を咥える。

 乳飲み子のようにチューチューと指についた精液を吸うミハル。
「はあ……」口を離すと、うっとりとして言う。「セーエキってねばねばしてて飲むの大変ですが……とっても美味しいですね……♥」
「ハッハッハ……そこまで精子大好きさんになるとは、さすがミハルさんらしいというか何というか……俺もここまでミハルさんを教え育てた甲斐があるというものです。
では、気分も乗ってきたところで、心ゆくまで飲んでみますか……こっちの口でも」

 

 

 

 

 

   3

 

 

 福山がスカートの中に手を潜り込ませた。黒いスカートの下に隠れたミハルの股間が膨らみ、もぞもぞと動くと、

 

 ヌ"ヂョッ――

 

 粘り気のある湿っぽい音がした。
「んああっ♥!」ミハルのからだが仰け反り、ビク、ビクと大きく震える。「んぁ――んあぁ……♥」
「フフ……バイブをちょっと動かしただけで、もうこんなに感じるとは……」
「あ、あ……そこは……」

 ミハルの頬にカッと朱が差し始め、目もとに淫色が浮き彫られてゆく。
「欲しい……です……こくまろミルク……下のおくちにも…………♥」

 そう言いながら脚を開いてゆくミハル。淫らな期待にけぶった目で福山を見つめ、エプロンとスカートをまくってバイブが嵌った股間を露わにした――洪水状態であった。
「カラダがビリビリして……おまんこが熱くて……すごく切ないです……」
「疼くんですか?」

 ミハルの内股の震えをニヤニヤと眺める福山。
「はい……」
「フフフフ……では、こんな時はどうするか――わかりますか?」
「あ……は、はい……あの、おねだりするんですよね……?」福山が頷き返すと、ミハルは言葉を続けた。「えっと……ご主人様……ご主人様のおちんちんをください……ミハルのおまんこを……ズポズポ掻き回してください……」

 ミハルは媚びるような笑顔で脚を大股開きにし、バイブがうなる淫孔を囲むように両手で輪を作った。
「こくまろミルクのセーエキを……私のお腹の中に……いっぱい飲ませてください……♥」
「――ッ……うああああ…………ッッ!!!!」

 雪成は頭を抱え、言葉にならない絶叫を絞り上げた。
(ミ――ミハルちゃん…………………………)

 雪成は頭が沸騰しすぎて気が遠くなるほどの眩暈をおぼえた。

 あのミハルちゃんが、あんな欲情した目を……! 乳首を固くしてからだを火照らせて、精液を欲しがって、あんなにいやらしい姿勢で……!

 あの明るくて優しくて天真爛漫なミハルちゃんが…………!

 しかも――ミハルちゃんの潤んだ眼差しが向けられているのは、自分ではない。

 恋敵である男なのだ。
(あああ………………)

 こんな悪夢が現実になるなんて。

 いっそ、このまま死んでしまいたかった――

 だが、雪成の精神の内にある不可解な情動が意識を途絶えさせることを許さない。こんなにも苦しいのに、胸が潰れるほど苦しいのに、この残酷な映像を 止めたい意思を抑え込む何かがある。

 自分自身でも何がなんだかわからない。

 もう、頭の中が驚きと混乱で一杯になって、まともな判別がつかない。

 ただ一つ判るコトは、福山のエロ行為を厭がりもせず怖がりもしないミハルがいる、ということ――
(福山にこんなコトされれば、いつもなら厭がって逃げようとするのに……!)

 だが、ミハルは逃げようとしない。むしろ、福山のエロスを悦んで迎えているようにも見える。桐絵が福山を受け入れて肉奴隷になってしまったように、ミハルも福山の為すがままに身を任せているのか――
(まさか、ミハルちゃんももうすでに――!?)

 それは、息が詰まるほどの恐ろしい想像だった。

 もう何もかも手遅れで、福山は全員を毒牙にかけ終え、少女たちは快楽の海に沈み、悦んで福山の性処理人形にまで堕ちているのか……!?

 ミハルのこの変わりようは、そうとしか思えなかった。

 桐絵もミハルちゃんも、そしてまだ見ぬコヨミちゃんや、まさかトモカちゃんまで……女体の隅々まで開発され尽くして、意識まで天然ボケならぬ色ボケにされ、もはや福山のエロ行為を悦んで受け入れてしまうような体質に変えられた――――!!??

 ガチガチと奥歯が震える。

 そんな……まさか……そこまで…………まさか………………

 雪成はテレビの下にへたり込み、消耗し尽くしたように肩で息をつく。喉奥から言葉にならない呻き声を漏らし、どよんとした目で画面を見仰いだ。

 そこでは、福山が我天意を得たりとばかりに哄笑していた。
「フッフッフ……クックックックック……! ――それでは、遠慮なくたっぷりと……飲ませて差し上げましょう……!」

 福山はミハルを絨毯に寝そべらせて足元に回ると、むっちりとした長い脚をM字型に開脚した。
「あ……♥!」

 スカートが裏返しになり、ミハルの白い肌を就縛するように黒いベルトが二本交差したバイブベルトがさらけ出される。クリトリスは真珠のようにまるまると膨れ、半分ほど顔を出している。ベルトの終着点では依然、かすかに唸り声を上げながら、ミハルの蜜壺にずっぽりと収まっているバイブがあった。

 袖口近くまで脱ぎ降ろしたブラウスからは胸を完全にはだけ、スカートの下ではバイブバンドを装着したミハル。メイド服の慎ましさに包まれていたからだが、今や肉感的なプロポーションをさらけだしている。顔から股間まで淫らな体液で妖しくぬめり、柔肌は桃色に染まりきっていた。上気し潤んだ目で福山を見上げ、熱にうなされているような呼吸を繰り返している。

 それは、男なら我を失ってしまっても全くおかしくはない、官能に匂い立った女の艶姿であった。
「さあ、本番の始まりですよ……」

 福山はベルトの留め金を外し、根元部分を抓んでバイブを引き抜くと、

 

 ヌ"ヂョヂョヂョ――


と、ひときわ重い淫音が立った。
「あひぃッ――♥! ――ッ♥! ――ッッ♥!」

 声にならない嬌声を上げながら、ミハルは福山の服をギュウッと掴み、からだをビクビクとのけ反らせる。

 バイブが途中で強く締め付けられ、それ以上抜けなくなってしまった。
「フフ、そんなに締めたら抜けないですよ、ミハルさん」
「だ、だって、だって……ああっ♥!!」
と、ミハルが喋って息を吐き、からだの力を抜いたのを見計らい、

 

 ヌ"ヌ"ヌ"ヌ"ヌ"──ヌ"ポンッ!

 

 福山は残りを一気に抜き取った。
「──ッ♥! ──ッ♥! ──ッッッ♥♥!!!!」

 電気ショックを受けたようにビクン、ビクンとミハルのからだが揺れる。

 驚くほど大きいバイブであった。ペニスを精細に象っていて、よく見れば福山のソレにそっくりに造られてある。違う点といえば、本物より一回り小さいところぐらいだった。

 ホカホカと湯気を立てる愛液にまみれたバイブをべろんとひと舐めして投げ捨てると、福山はミハルの腰を引き寄せ、グイッと両腿を左右に開きながら覆い被さっていく。
「さあ、ミハルさん、自分で拡げていてください……」
「ああっ……♥」

 福山の命令通り膝裏に手を回しながらめいっぱい股を開き、期待に満ち溢れるミハルの目。「また……こくまろミルクが注がれるんですね……♥」

 福山はガチガチに固まった怒張を握り、腰を泳がしてミハルの女陰の中心に誘導すると、秘孔の入り口にさきっちょを引っ掛けるように少し埋める。
「はっ――」と、ミハルが息を詰め、そのからだがゆれた。

 ミハルの頭の両側に手をつき、福山のニタリとした笑いが一層濃くなった。

 その瞬間――

 雪成は目を離せなかった――

 

 ずにゅぶちゅずぢゅずりゅりゅる――

 

 卑猥すぎる盛大な音を立てて、福山の巨根がミハルの膣内に埋没してゆく。
「ハ……ア……ア……ア――……ッッ!!!!」

 ミハルは体内に進入してくる異物の大きすぎる感触に腰を強張らせ、苦しげに息を詰める。痛み――というより、お腹の中が苦しくなっていく圧迫感。だがしかし、それらが気にならないほどの甘美でゾクゾクとした快感が圧倒的に背すじを這い上がり、全身に広がっていく――!
「ア……ヒッ……あつ、熱いぃ……♥♥!!」

 福山は愉悦げな笑みを張り付かせたまま、ゆっくりと腰を押し進める。

 極太の剛直がズブズブと淫らな音を立てながら、鞘に収まるようにミハルの牝孔に埋(うず)まってゆく。
「ほらほら、ほらほらほら……ウフフフヒヒヒ、わかりますかミハルさん……俺のチンポが貴女のオマンコにズッポリ入っていくのが……ああ……たまらない……ミハルさんと一つになるのは、何回やっても……ヒハハハハハ……たまらないぞ……!」


に"ぢゅに"ぢゅに"ぢゅ――

 

 汁をたっぷり含んだ肉を擦り割るような音。
「き、――来、来て、来ますぅぅぅ……ンッ、ンアウッ……アウウッ♥」

 絨毯の繊毛をむしって握るミハルの指がわなわなと震え、顔が喜悦一色と化し、発情しきった目から涙をこぼし、唇からもまだうっすらと白く濁った涎が垂れ落ちる。
「ご、ご主人様の大きなおチンチンが、私の中に入ってきますう……♥ ア、アッ、ア、ヒッ、ず――ずりずりずりずりって……♥ されてますぅぅ……♥ アッ――アッ、アアアッッ……♥♥!!」
「おおおおお……ミハルさんの秘肉が熱烈な歓迎を……! 俺の肉棹をぬぢゅぬぢゅ包み込んで……締め付けてくる……!」

 ミハルの陰唇はしわが伸びきるほどいっぱいに拡がり、綺麗なサーモンピンクの肉庭が浅黒い太棹に支配され尽くすように隠れて見えなくなる。女陰も肉棹も淫らな蜜汁でぬらぬらとてかりながらハメられていく光景は、とてつもなく淫猥であった。
「な、中がイッパイこ、こす、擦られて……ズリズリィィ……♥……アッ……アッ……アアアッッ♥♥!!!!」

 逞しい肉棹に容赦なく進入される快感に、ミハルは背すじを突っ張らせ、何かに耐えるように軽く痙攣していたが、
「ヒッ、アグッ、ンン、あ、だ、だめ、ア、アア、アンンン……♥♥♥!!!!!!」

 まずミハルが「ンンッ!」と胸を張ってからだをしならせ、次いで福山が、「ムッ!」と呻きのような声を発し、半ばで止まった。

 二人はしばしの間身体を硬直させていたが、そう長くかからずミハルのからだから力が抜けるとともに、福山もふうっと深い息をつき、
「今、締め付けがスゴかったですが……もしかしてイキました、ミハルさん?」と尋ねた。

 ミハルは目を瞑ってハァハァと呼吸を乱していたが、前髪のかかった目蓋をゆるゆるとあけて福山を振り仰ぎ、悩ましげな視線で彼を見つめた。
「は、はい……イッちゃいました……ビリビリ来てもうたまらなくて……」陶然と息を吐く。「スッゴク……気持ちよかったです……♥」
「フフフフフ、さっそくイキましたか……うは、ミハルさんの膣内(なか)も、なんだか動きがすごくなってきたよ」
「ああん……♥」

 男の脳髄を痺れさせるような甘ったるい嬌声。
「ご主人様の熱いおチンチン……すごく感じます……♥」
「よし、それじゃ動きますよ……」

 福山は上体をかがませ、ミハルに覆い被さるように上腕を少女の頭の左右に置き、ミハルと見つめ合いながら、腰をゆっくりと突き動かし始めた。

 

 ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ

 

 自分の中で動き始めた肉棒の感触に、ミハルが「ン、ン、ン……♥」と反応する。

 ねちねちと泡立つような粘つく音を立てながら、ミハルの膣(なか)を往来する福山の極太棒。
「ン、ン、ンア、ンアアッ……! イッ、ヒッ、ンヒィィ……♥!」

 福山の緩やかなだが深くまで確実に届く長いストロークに、ミハルはうっとりとした表情で喉を反らし、蕩けるようなうわ声を上げる。

 快感のさざ波が長い波長となって重なってゆき、こねくり回される媚肉も淫熱を次第に高め、ねっとりとした柔らかさに変貌していく。
「あっ、あっ、あんっ……あっ、ああっ……あああんっ♥」

 可愛い鳴き声で喘ぎ続けるミハル。

 

 ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ、ズッチュ

 

 節くれ立った肉凶器でズリズリと発情したメス穴を遠慮なく擦られてゆくと、やがてミハルはアソコが痺れるような快感に襲われ始めた。
「――ああッ……あ、あン、んんッ、あンッあンッアンンン……ッッ♥! ごっ――ご主人様のおちんちん、いぃ……♥ いいですッ……気持ちいいですうぅッ♥!」

 福山の肉棒が彼女のお腹の奥を貫くたびに全身に広がる蕩けるような気持ちよさに、涙と涎を垂らしながらそう叫ぶミハル。

 福山に激しく揺さぶられ、豊かな胸がブルンブルンと波打ち、先端が福山の胸板を擦る。

 

 ズッチュズッチュズッチュズッチュ!

 

 自分の手首よりも太いビックコックを、ミハルの雌肉はみっちりと咥え込んでいた。禍々しいまでに膨れ上がった肉棍棒を容赦なくハメられて、限界まで拡がった秘裂から蜜汁をピュツピュッとしぶき、長いストロークでぬっちょ、ぐっちょと貫かれるたびに、腹の底から気持ちよさそうな嬌声を響かせた。ビラビラが中に巻き込まれるのがまた堪らなく淫猥な光景であった。 
「あああっ♥ いっ、いい、いい、いいですっ♥! ご主人様のチンポが私のおまんこを……ぐちゅぐちゅって擦りまくってますうぅぅ……♥! 乳首も擦れて……♥ 私……私っ……おかしくっ……おかしくなっちゃいますううぅぅ……♥♥!」

 福山を見つめながら、雪成が耳を疑う卑猥な淫語を連発するミハル。その言葉に嘘偽りないように、顔は淫蕩な快感にまみれ、

 

 グッチュ、グッチュ、グッチュ、グッチュッ!!


と、淫らにぬめった肉と肉が擦れ合う音と腰が打ち付けられる音が盛大に鳴り響き、結合部から白く粘っこい濃縮白濁汁がひっきりなしに吹き出してくるのであった。
「ああッ♥! 来てるッ♥! 深いトコまでオマンコえぐられてるうぅ♥♥! おちんちんがゴリゴリってっ、私の膣内(なか)ゴリゴリ擦ってますうぅっ♥!」

 貫かれる度に感じまくった喘ぎ声で啼くミハル。

 

 ――これは本当に現実なんだろうか。

 雪成は今にも遠のきそうな意識の中、茫然とした目で二人の行為を見つめていた。

 ミハルちゃんが福山に犯されて……こんなに悦んでいるなんて……。

 そんなの考えられない。

 どうして……。どうして……。どうして……?
「どうしちゃったんだ…………ミハルちゃん………………」

 だが、愛しい少女に対する雪成の呟きは、テレビの硬いガラス管に虚しく跳ね返されるだけだった。

 淫らに交わる二人は周囲をまったく気にすることなく、ますます燃え上がってゆく……

 福山は腰を突き動かし続けながら、涙を流して喘いでいるミハルの唇を奪い、深く舌を差し入れた。
「ふぅ――ん――――♥」

 ミハルは主人の命令に従い続けて膝裏を抱えていた腕を、ついに堪らずに福山の首に回してキスに応え、自分のからだを貫くモノをより深く招き入れるように、自由になった脚で福山の腰を絡め取った。

 二人の動きがさらに重なり合い、肉欲にまみれた交歓はより深みに沈んでゆく。

 

 グッチュ、グッチュ、グッチュ、グッチュッ!!


「ン、ン、ンンン……♥ ――キモチイイ……キモチイイです……♥」

 ミハルはからだの芯が蕩けていってしまうような快感に翻弄され、ピンクに広がる悦楽の海原で顔を振り振り乱れ悶え喘いだ。

 奥の方までねっとりと締め付けてくるミハルの肉壺の得も言われぬ味わいに、福山も時折腰の動きを止めて暴発しないように努め、深呼吸をしながらもその極上の快感に酔いしれるが、それが何遍も繰り返されると、さすがの彼にも限界がこみあげてきた。
「フッ、フッ、フウゥゥッ……も、もう、出る…………! 出しますよミハルさん……!」

 福山はミハルの腰を掴み、いよいよラストスパートに入った。

 

 グチュッグチュッグチュッグチュッ!!


「あんッあんッあんッあんッ♥♥!!」

 ミハルはすっかり出来上がった艶声を張り上げ、からだ中を桜色に染めながら、福山の猛烈な打ち付けを歓喜の表情で受け止める。
「来て、来てくださいッ♥! 私の膣内(なか)にご主人様のこくまろミルク流し込んでくださいッッ♥♥!!」
「ミハルちゃん………………!」

 雪成が恋心を抱く少女は、普段ののほほんとした穏やかな態度はもはやどこにもなく、彼にとって一番許せない男の腕の中で女の悦びに悶え、その精液を欲しがっているのだった。淫らな快楽を憶えてアソコからマン汁をたらしまくり、長大な肉棒で奥深くまでえぐられる喜びに嬌声を振りまいている。

 桐絵とまったく同じであった。
「さあ……さっそく一発目を下の口に差し上げましょう!」

 

 グチュ グチュ グチュ グチュ グチュ グチュ!!


「あッあッあッあッ♥♥!!」

 坂を転げ落ちるように過熱していく福山の打ち付けに応えるように、ひときわ高くなるミハルの嬌声。
「あッあひッあッあッあッあッ♥! おチンチン、大きいおチンチンが私の中で暴れてますうぅッ♥!」
と、ミハルは喜悦に囚われた表情であられもなく叫ぶ。
「くうううッッッ!!!!!!」

 福山は子宮手前の天井を擦り上げまくって仕上げの刺激を貪ると、
「で――出るッッッッ!!!!!!!!」

 ぐんと力を籠めたひと突きをミハルの膣奥に深々と挿した。

 子宮に繋がる奥壁に重い衝撃を浴び、
「――――~~~~~ッッッ♥♥♥!!!!!!!!!!」

 ミハルは体内で肉棒がさらに膨張するのを感じながら、グンと背を弓なりにしならせた。

 ギュウギュウと千切れるぐらいに締め付けてくる膣肉に負けず、福山の巨砲が吼えた。

 

 ビュグビュグビュグビュグビュグッッッッッ!!!!!!!!!!

 ビュグッビュグッビュグッビュグビュグビュグッッッッ!!!!!!!!

 

 膨らんだ亀頭の先から精子が勢いよく吹き出まくり、ミハルの肉壺をあっという間に白く汚してゆく。
「うおおおお……ッ! で、出てる……ミハルさんの中に俺の精子がたっぷりぶちまけられていくッ!」
「アッアッアッアッアッアッ♥!! おっ奥でえぇ……♥! おまんこ奥でグリグリされてえぇぇッッ♥♥!! 私の中に……熱いミルクが入ってきますうぅッッッ♥♥♥!!!!!! ヒッ……♥ いいですッ――イッイイッイクゥ…………♥♥♥!!!!!!」

 随喜の涙をこぼしながら、淫らに口もとを緩ませるミハル。
「まだまだッ……! ミハルさんの中を……俺一色に染め上げるぐらい出しますよ……ッ!!!!」

 福山は本能にまかせて根元まで埋まるまで押し込み、ミハルの秘肉の一番奥で孕ませ汁をまき散らす。

 

 ドビュッドビュッドビュビュビュッッッ!!!!!!

 ビュグッビュルルッッビュルルウッッッ!!!!!!!!


少女の膣内にどろどろと特濃ザーメンが溜まりに溜まり、狭い穴を通って子宮の中にも流れ込んでゆく。
全身が肉棹に貫かれているような甘美感に包まれながら、ミハルはビクビクとからだを震わせていたが、
「オッ、オッオゥゥ……♥! おまんこイ、イ、イッちゃいますうううううぅぅぅ――――――…………ッッッッッ♥♥♥♥!!!!!!!」
と、精液を注ぎまくられるのを感じ続けながら、絶頂を迎えた。

 

 ビュブッ! ビュブブッッ!!

 

 逆流してきた白濁汁がギュウギュウと肉棹を締め上げる淫裂の隙間から漏れ出し、秘肉が収縮するたびにでろでろと泡立ちながら溢れ返る。

 やがて福山は、
「おおおお………………」
と、唸り声を上げながらザーメン放出の最後を迎え、胴震いを一つすると、ようやく身体を弛緩させてミハルに覆い被さった。

 ミハルもほどなくしてぐったりと伸び、福山の腰を挟んでいた脚をドサッと落として動かなくなった。

 

 ――廊下に静けさが戻り、二人の荒い呼吸だけがスピーカーから流れていた。

 

 

 

 終わった――――――――――――――――――――

 

 

 

 雪成の頭に浮かぶのはその言葉だけだった。

 何もかも終わった。

 ミハルちゃんも桐絵と同じく、福山の魔の手に堕ちたのだ。
「ミハルちゃん………………………………………………」

 雪成も画面内の二人のようにまったく動けなかった。

 

 

 先に回復したのは福山だった。

 それまでずっと挿れっぱなしだった肉棒を、『ぬ"ろ"んッ』と抜くと、身体を起こして四つん這いになり、下に横たわっているミハルの様子を眺めた。

 脱ぎかけのメイド服は激しい性交でしわくちゃになり、ぐったりとからだを開いて遠い目をしている。あちこちを様々な体液にまみれさせながら、特に陰部からは信じられないほどの量の白濁汁をごぽごぽと溢れ返らせていた。

 この姿だけ見れば、暴行を受けたと誤解されても全くおかしくないだろう。
「ミハルさん……なんていやらしい……! いやらしすぎる……!!」

 福山の鼻息が荒さを取り戻していく。いや、それだけではない。満足し萎んだように見えた肉棒も、またムクムクと膨れあがっていったのである。

 猿だ、と雪成は思った。底なしスケベのエロ猿大魔人だ。
「ミハルさん、起きられますか?」
「……は、はい…………」

 意識ははっきりしているようで、福山の問いかけにしっかり応えると、ミハルはのろのろと上半身を起こし、すぐ後ろの窓にもたれかかった。

 自分の股間がすごい状態になっているのを見ると、顔をほころばせた。
「わぁ、すごい……真っ白けです……♥」
「ええ、たっぷりと注ぎ込んであげましたよ」
「ん……」ミハルは自分の腹に手を当てた。「中に、ご主人様のミルクが残ってるの感じられます……♥」
「ハハハハハ」福山の目が昂奮したようにギラギラと輝く。
「服、着替えないといけませんね……」

 シワだらけの汁まみれになったブラウスやスカートをつまんでミハルがそう言うと、
「その前に、ミハルさん。仕事はまだ終わってませんよ?」
と、福山がミハルの手を掴んだ。
「え……?」

 福山はミハルを立たせると、今度は裏返して窓に手を当てさせた。
「フフ……もっともっと俺のチンポミルクを注ぎ込んであげましょう……!」

 白桃のような双臀を撫でさすり、
「さあ…………第二ラウンドです」
と、ビキビキに硬くなった剛直で尻の割れ目を擦り上げた。

 

 

 陽光が溢れんばかりに差し込む窓が、ガタガタと揺れている。

 風はない。

 静かな廊下に、
「あっ、あっ、あっ、あああぁっ♥!」

 雪成もよく聞き知った甲高い嬌声が響いていた。

 なぜ風もないのに窓が揺れ、そんな媚声が上がっているのかといえば、改めて見直すまでもない。

 ブラウスをボタン一つ残して袖半ばまではだけ、スカートもまくられ、ブラジャーもパンティーも剥ぎ取られてたあられもない姿のミハルが、手のひらを窓に押しつけながら、立ちバックで福山に腰を打ち付けられて犯されているからだった。

 

 グッチュ、グッチュ、グッチュ、グッチュ!!


「んあっ、んあっ、んん、んふぁ、んふあぁぁぁっっ♥!」

 朝からバイブを嵌め、すでに一発濃厚な白濁液を放たれている秘孔は、膣奥まですっかりほぐれて福山の巨根をすんなりと迎え入れていた。硬さをまったく失わない長棹の激しい往来に、肉壺の奥底まで発情するままにうねり、上の

 口と同じく歓喜の調べを奏でてオス肉を歓迎する。

 ミハルの腰をガッシリ掴み、張り裂けんばかりの剛直でねろんと潤みまくった肉壺を犯しまくる福山。そして、福山のストロークに合わせて自らも腰を動かすミハル。
「あ、あ、あ……♥ ふ、深くまで来て……響くぅぅ……ぅあ、あ、ああぁ……♥!」

 

 グチュ、グチュ、グチュ、グチュウ!!

 

 肉棒が引かれるたびにまだ膣内に残っていた白濁汁が掻き出されてダラダラと垂れ落ち、また、蜜液と混じり白い飛沫となって辺り一面にしぶいてゆく。
「くううぅ、ミハルさんのマンコ……溶けそうなほど柔らかいのに……俺のチンポを痛いほど締め付けてきて……ッ!」
「あぁっ……ご主人様、ミハルのオマンコいいですか……? 気持ちいいですか……?」
「無論ですよミハルさん。最高です、貴女は最高の俺専用牝奴隷です……!」
「あはあぁ……♥!」

 陶然としたように笑むミハル。「ご主人様に喜んでもらえて、私も嬉しいです……♥」
「フフフ、しかし俺が満足しきるまでがミハルさんの務めですからねッ!?」
「はい、立派に勤め上げますから、もっと……もっとご主人様のおチンポ食べさせてください……♥!」
「フハハハハハッッ!!!!」

 福山はミハルの片脚を持ち抱え、さらにえぐり込むように深いところを突きまくった。

 

 グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュッ!


「アアンッ! アア、アン、アン、アンッッッ♥!!」

 持ち上げられた脚のストッキングがぶらぶらと揺れ、そこだけ清純を保っているかのように白く輝いていた。

 福山の逞しい肉棹が、凶悪に太い裏筋を見せつけながら、ミハルのアソコに何度も何度も突き入れられ、グチョグチョグチョグチョと激しくオス肉とメス肉が擦れ合う音をまき散らす。少女の膣内(なか)を何度も何度も往復し続ける。

 終着点まで開かれた淫孔の肉壁という肉壁がヒダヒダを粒々に粟立たせ、剛直をギュウギュウと搾り付けるが、太いカリ首に刈り取られるようにズリズリと巻き込まれてたっぷりと擦られ、たまらない淫悦を与える。

 子宮の壁をノックする度に、ミハルの表情(かお)が深い淫悦にまみれる。
「あああぁ……♥ 感じます、感じます、奥に感じますうぅ……♥ 奥にゴツゴツ当たるおチンチン感じますぅっ……♥!」

 柔らかい尻に福山の腰が叩きつけられる度にパンパンと乾いた音が立ち、トロトロに溶けたお餅のようなヒップが波を打つ。豊かに垂れた胸も同様であった。
「ハァ、ハァ……ミハルさんの膣内(なか)も凄いですよ……ヒダヒダがこれでもかってぐらいに絡みついてきて……搾り取られるぐらいに締まる……!」

 

 グチュッ! グチュッ! グチュッ! グチュッ!


「ンアッ、ンアッ、ンアッ、ンンッ、ンアアアッッ♥♥!!」
「ああ……ミハルさんのおまんこはまるで天国にいるような心地よさだ……!」

 結合部が大写しになり、太棹をめいっぱい突き立てられた肉園が鮮明に映し出された。ピンク色の茂みで覆われ、淫液でテラテラとぬめり光った秘陰。淡雪のようになめらかな双臀や内股には白濁液の残滓がこびりついている。

 リズミカルに出入りする肉棒と一緒に、皺一つないほど伸びきった肉ビラが見え隠れし、引かれるたびに淫液をまき散らす。
「くうぅ……もう……また、出しますからねッ……!」

 ミハルの肉壺の心地よさに、福山は早々とこみ上げてくる射精感を抑えることなく、ミハルの腰を掴んで寄せ、秘孔の深みをグイグイと突き押しまくり始めた。
「ああっ……♥ 私の中にまた、こくまろミルクがビュルビュル出されるんですね……♥ ください……ご主人様のこくまろミルク私の中に出してくださいっ……♥♥!!」
(ああ……ミハルちゃんの中にまた……福山の精子が注がれるんだ…………)
と、雪成は絶望感に包まれながらそう思った。

 しかし、仮に雪成がその場にいたとしても、果たしてそれを阻むことが出来ただろうか。

 こんなに求め合っている二人を邪魔してまで……
「いい、いい、いいですぅっ♥! こんなの、こんなのってえぇ……すごい、すごぉい、すごいですうぅぅ──ッッ♥♥!!!!」

 福山の肉棒の先端がミハルの子宮の壁をひっきりなくコツンコツンとつつき、オス汁を迎える準備が整っているか問いただす。準備はとっくに済んでいた。肉粘膜はどこも充血し、快楽神経が昂ぶるままにうねり、子宮がさらなる精液を欲して蠕動している。
「ンアッンアッンアッンアッンアアアアッッ♥!」

 福山のピストン運動が高速の小刻みでマックスを駆け抜けたかと思うと、
「――出るッッッ!!!!!!」

 福山はミハルの尻を押し潰すように腰全体でのしかかり、一段と膨らむ肉魁をねっとりと締め付けてくる肉孔の行き止まりまで挿し込んだ。
「アアアアアアアーーーーーーーーーーッッッッッ♥♥♥!!!!!!!!」

 ミハルのひときわ大きい嬌声。

 そして――

 

 ビュルビュルビュルビュルルルルッッッ!!!!!!

 ビューーーッッビュルルルーーーッッ!!!!!!

 

 鉄砲水がぶちまけられるような射精が始まった。

 

 快感の頂点に達したペニスから、凄まじい勢いでミハルの膣内(なか)に大量の精子が射ち込まれてゆく。
「ンアアアッ♥!! ビュ、ビュルビュル……ご主人様のこくまろミルク私の胎内(なか)にビュルビュルって出てますぅぅ……♥!! ンア……ンア……ンアアア……♥♥!」

 ミハルはトロンと夢うつつのような目で、お腹の奥で大量のスペルマが奔流のように熱くまき散らされるのを感じ、曰くし難い多幸感に火照りながら、涎を垂らした唇を満足そうにわなわなと震わせた。

 

 ビュククッビュクビュクッビュクッビュククッッッ!!!!

 

 濃濁のザーメン噴出がまだまだ続く。

 福山はミハルの背に覆い被さって細い腰を抱えるような姿勢になり、少女の下腹に手を当てた。
「おおお……おおおお……! ミハルさんのお腹がビクビク震えてるッ……ミハルさんのお腹の中で俺のチンポがザーメン吐き出してるのが解りますよ……!」
「は、はいいぃ……私のお、お腹が……お腹が、ご主人様の熱いミルクでいっぱいになってますぅぅ……♥」

 腰をピッタリとくっつけて最奥までねじ込み、本能の赴くままに福山はミハルの膣内(なか)に特濃精濁汁を注ぎ込んでゆく。
「オオオオ……! ミハルさんのおまんこがうねって……俺の精子を美味そうに呑み込んでいく……!」

 膣粘膜が襞という襞を蠢かせて肉棒を奥へと搾り上げ、少しでも多くの精子を子宮に招き入れようとしている。
「ハアア……ハアアアァ…………すごい……すごいぃぃ……♥♥」

 ミハルは全身をピクピクと痙攣させ、ひたすら出続ける福山のザーメンが流入を感じ取っていた。

 あまりに変わり果てたミハルの嬌態を見ながら、
(ミハルちゃんも変わってしまったんだ……福山のセックス奴隷になっちゃったんだ……)

 絶望のどん底のさらに底で、そう思うしかなかった。

 ついに結合部の隙間からぶちゅぶちゅと音を立てて白濁汁が溢れ出て来た。内股を白く濡らし、ミハルのアンダーヘアを伝って一本の白滝となり、ねろねろと絨毯の上に垂れ落ちてゆく。

 どれほどの量の精液がミハルの膣奥に注がれているのだろうか。そして、どれぐらいの精子が子宮の中へと流れ込んでいるのだろうか……。

 

 ビュクッ……ビュクッ……

 

 ――射精がようやく終わりを迎えたようであった。
「ふうう……」

 福山は深く息を吐き、強張りを解いてゆくと、クッションのように広がるミハルの髪の上に覆い被さり、ピッタリと背中にくっつき腕を回した。片方は胸を撫で回し、もう片方で開きっぱなしの口に指を入れる。依然、ぐねうねと肉棒を搾り上げる蜜壺の感触を楽しみつつ、乳肉やミハルの白い歯、唇の裏などを弄くりながら、少女の耳元で囁いた。
「どーですかミハルさん……俺のこくまろミルクの味は……。お腹いっぱいになるまでたっぷりと飲めましたか……?」
「はい……すごくいっぱい……とっても幸せです……♥」
と、口もとを緩ませて痴呆のように何度も頷くミハル。まだお腹の中を貫かれたままで、肉棒の存在を熱く感じていた。ミハルの意思とは関係なく、少女のヴァギナがキュウキュウと肉棒を甘ったるく締め上げる。
「あっ……ご主人様の言うとおり……んっ、ん……とっても気持ちいいです……も、もう……すごく幸せな感じです……♥」
「フフフフフ……。こんなに太い肉棒を奥までえぐり込まれて、チンポミルクをどぷどぷ注ぎ込まれて……幸せなんですね?」
「あっ、あっ、あっ……♥ は……はいぃ……ん、んん……♥ ご、ご主人様のおちんちんが、わ、私の膣内(なか)をいっぱい、いっぱい、えぐって……ミルク出して……♥ き、気持ちよすぎますぅぅ……♥」
「ハハハハハ……。ミハルさんももう、一人前のチンポ大好きセックスメイドですね……!」

 福山はぶるっと震えると、

 

 ぬぼぉ……


と、真っ白になった肉棹をようやく引き抜いて身体を離した。

 

 ゴプゴプゴプッ

 

 途端に栓が外れた酒樽のようにペースト状のザーメンが溢れ返り、秘裂が真っ白に染まって、いくつもの団塊になってでろでろと絨毯に水たまりならぬ精液だまりを作っていく。
「ア、ア、ア、ア………………♥」

 ミハルはカクカクと脚を震わせ、耐えかねたようにその膝が折れた。

 が、倒れる前に横から福山の腕がさっと差し伸べられ、少女の身体を支えた。
「フフ……もう俺以外では満足できないカラダですよ、きっと……」

 元の姿勢に戻されたミハルの両脚の付け根がアップになり、秘孔が生き物のように収縮するたびに、後から後からねろねろ、ねろねろ、ねろねろ、ねろねろと濃濁粘液が際限なく溢れ出て来て、滝のように垂れ落ちてゆく――

 その模様がいやというほど雪成に見せつけられた。

 あらかた流れ尽くしたと判断すると、福山はミハルのからだを起こし、両腕で掻き抱いた。
「ミハルさん、よく頑張りましたね」
「は、はい……ありがとうございます……♥」福山の胸板にぐったりとからだを預け、埋め火が灯るように潤む瞳で福山を見上げるミハル。「ハァ……ハァ……ご満足……いただけましたでしょうか……?」

 福山は白い歯を煌めかせ、「最高の奉仕でした」と言ったが、すぐに口を結んで困ったように首を振った。
「しかし――これを」

 福山は自らの股間を指した。

 そこには、あれだけの量の精液を三回も放っていて、それでもなお硬さが衰えない肉棒がギンギンと衝き勃ち、ミハルの腹部に当たっていたのである。
「え……?」と、びっくりするミハル。
「まだこんなに元気が有り余っていて……もっと余計な力を抜き取らないとダメです。ミハルさん、協力してくれますか?」
「あぁ…………」

 ミハルは頬を染めて自分の腹を小突く逞しい太棹を婉然と眺め、
「はい……♪」
と、コクンと頷いた。


 

 

 

 

 

   4

 

 

 この後もミハルが福山にえんえんと犯されまくるビデオが流れた。

 口に、顔に、胸に、アソコに、何度も何度も福山の精を注がれ、悦び狂うほどイキまくり、ザーメン肉便器と化したミハル。

 濃密なセックスが繰り広げられ、福山の精液を美味しそうに飲むミハルの映像を見ながら、雪成はこの愛らしい少女がもう二度と自分の元には戻ってこないだろうという奇妙な確信を、ぼんやりと抱いていた。

 

 でも。

 

 いつの間にかビデオは終わり、砂嵐が続いていた。
(いかなきゃ………………)

 雪成は夢遊病者のように力なく立ち上がった。何度かバランスを崩しかけ、ふらふらと千鳥足のように歩く。
(ミハルちゃんのところに………………いかなきゃ…………………………)

 居間には誰もいなくなり、ザー……という耳障りなノイズと、ビデオテープの詰まった箱がいつまでも残された。


(たぶん終わり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終更新:2020年02月23日 17:24