ながされて藍蘭島エロパロSS
『寝取られて』 第4話
1
みんなで海水浴に行く――そのすずの言葉の中に、彼自身が含まれてないと解った時、
「え?」
と、行人は本から顔を上げた。
それまで読書に夢中で、すずが何を言っても生返事で答えていたのだ。
「ごめんね行人、なんか女の子同士で行くことになっちゃって……」
軒先に立ったすずは、すまなそうな上目遣いでもじもじと言葉を濁しがちに、縁側に胡座をかいている行人に対して謝った。
行人はむしろ嬉しそうな表情になって首を振った。
「ううん、ボクは全然構わないよ。気にせずに楽しんできて! 読みかけの本もあるしね」
と、読んでいた推理小説を持ち上げて示した。
「そ、そう……?」すずはホッとしたような顔になったが、その口調はどこか歯切れが悪かった。「も、もしかしたら……夜も誰かの家に……その……お……お泊まりになるかもしれないんだ…………」
「あ、そうなんだ。じゃあ、食事は自分で作るよ。心配しないで」
安心させるように行人は笑顔を作った。実際、最近はすずの手を借りずとも一人で何とか食べられる料理を揃えられるようになってきている。
「……う、うん…………」
何故かすずはうつむき加減に視線を泳がし、挙動不審げにそわそわとした。まだ何か言いたげな顔つきだった。
「?」
心の中でハテナマークを連発する行人。
――奇妙な間。
やがて、すずはしゅんとしたように肩を落として少し溜め息をつき、
「――行ってくるね」
と、どこか元気なさそうに歩き始めた。
(……?)
行人は少しだけ変に思ったが、特段思い当たる節は無いので、その場に座ったままひらひらと手を振ってすずを送り出した。
「本来、女の子ばかりで遊ぶ中に男一人混じるのはおかしいしね」
すずの背が道の向こうに遠くなってから、誰ともなしにぽつりとそう呟く。
だが、それが彼の偽らざる本音だった。
誘われれば断るのも悪い手前、いつも仕方なくついていくし、最近はすっかり慣れてしまったものだったが、向こうからそう言ってくるのであれば、正直――“助かる”という気持ちが強かった。
(しかも、海水浴だもんなあ……)
以前に見た、島の少女たちの水着姿が脳裏に浮かぶ。どこに視線を移しても豊かな自然の中で育まれた健康的で瑞々しい肢体が視界に入った。その中にポツンと紛れ込んだたった一人の男という構図は、目の保養――いやいや、自分で自分が気の毒に思えるほど浮いていた気がする。
ちなみに彼女たちが水着をつけたのは行人が懇願したからだ。それまでは海で遊ぶときはいつも全員全裸が普通だったそうで――
「――はっ!」
行人は慌てて鼻頭を抑えた。鼻血が出そうなほどの熱を感じたからだ。
「な、ななな何を考えてるんだボクは~~~!!」
落ち着きを取り戻すべく、何度も何度もすーはーすーはーと深呼吸をして頭をカラッポにする。
「ふう…………。……だけど……今まではこんな事なかったよな…………」
ふと、そう考える。
すずの中にも、“女の子同士”という意識が、やっと生まれたのだろうか。
そうだとしたら、新鮮な印象を感じた。
(――良いことじゃないか!)
男女を分別することは、極めて正常なことだ。
これまでがおかしかったんだ。
ただ、でも――
行人は胡座の上に頬杖をつき、面白くなさそうな目つきで碧海の彼方の水平線を見つめた。
(そういう意識が芽生え始めているのは――…………アイツの影響、なのかな…………?)
そこだけが唯一、気にくわない。
今やすっかり時の人でございといった態度で、毎日憚りなく悠々と村中を歩き回っている巨漢。
実際、現在の村の雰囲気の中心は間違いなくこの男であり、その存在感はもはや行人など端っこに追いやられていた。
この男がのさばるようになって以来、藍蘭島の女性達は変わった。
どこがどう変わったのか――行人には具体的に上手く説明できない。
だが、彼女達の様子で判るのだ。以前とは違う空気を肌で感じる。
そんな女性達の中に混じっていれば、いくら無知なすずであっても、直接アイツと接触せずとも影響を受けてしまうのかもしれない。
そこまで思い至って、行人はまたぶんぶんと頭を振った。
(なにあんな奴の事を考え出してるんだ)
ボクには関係ない話! ボクには関係ない話!
そう強引に決めつけ、指で押さえていた小説のページに視線を落とした。
穏やかな潮騒。海から撫でる風。
藍蘭島の自然は優しく、心地よい。行人はいつしかまた、本の中の世界に没頭していき、少女達の姿は頭から薄れていった。
2
藍蘭島の自然は優しく、心地よい。
穏やかな潮騒。海から撫でる風。
「――にゃっ♥! ――にゃっ♥! ――にゃああぁっ♥!!」
……心地良いのは環境だけではなかった。
栗色の長い髪を蒲団いっぱいに敷き詰めた少女が、巨体の男に覆い被さられ、水着の股部をずらされて、秘唇に太く漲った肉棒を突き入れられていた。
胸の布はとっくにむしり取られ、丸型の美事な豊乳が抜き差しの律動に合わせて激しく揺れていた。たまに男にむしゃぶりつかれて、その度に塔のように尖った乳首を中心に乳房が涎まみれになっていく。
「にゃっ、にゃっ、にゃあぁっ♥、だ、だめぇ、あ、あ、ん、んにゃ、あにゃ、にゃあぁん♥♥!!」
少女は乱暴をされて悲鳴を上げている――ようには見えなかった。
男の腰が打ち付けられる度に、その唇からひっきりなしに出ているのは、甘い響きを含んだ嬌声であった。
淫水の泉と化した蜜壷に奧まで出入りする肉棒。ピンと勃った真珠のような肉芽も彼女自身の体液にまみれ、男の下腹部が擦れる度にたまらない刺激を少女の全身に送り届けていた。
男を受け入れるように、太い首と胴に絡まる手脚。
時折うっすらと開く瞳は、男を熱っぽく見上げる。
その視線に気付くと男は顔を近づけ、少女の唇を貪るように吸い付く。少女も最初はおずおずと、だがすぐに夢中になって吸い返す。唾液でまみれた二枚の舌がいやらしく蠢き、少女の内側を掻き乱す官能をさらに昂ぶらせてゆく。
唾液の糸を引かせながら顔を離すと、少女のからだを持ち上げ対面座位になる。
「にゃあぁん♥!」
その衝動だけでも充分すぎる快感となって、全身を駆け巡ってしまう。
「……ふ、深いよぅ……♥」
「ののん♥ いやらしいマンコがさらに食い付けてきたのん♥」
「い、いやぁ……そんな……♥」
いやいやと首を振る少女であったが、確かに男の言う通りであった。
繋がっているだけで深々と奧まで突き入れられた膣襞が淫らに蠢き、男の逸物を一層美味しそうに締め付けるのだ。愛液がさらに溢れ出し、二人の股間がいよいよ洪水のように濡れてゆく。
「こんなに下の口からも涎を垂らしちゃって……そんなにボクのオチンチンが美味しいのん?」
と、わずかに腰を揺らし、少女の首筋を舐めながら囁く。
「――は――あぁぁん……♥」
少女は心底気持ちよさそうに甘美に背を震わせ、目端を蕩けさせ、コクコクと何度も頷いた。
その浜辺は、村里から一時間あまり南東に歩いたところにある、南の森に近い入り江にあった。鬱蒼とした森を抜けると小ぢんまりとした三日月状の砂浜が広がっていて、思わず溜め息が漏れるほど綺麗な白砂が一面に敷き詰められているのである。いつもと違う行楽気分を味わいたい時、村人達はここに来るのだ。くつろぐための浜小屋もわざわざ建てられていた。
どこまでも突き抜ける青い青い空の下、波打ち際では思い思いの水着を着た少女たちが黄色い歓声を上げ、海水を跳ね散らかしながら戯れ遊んでいた。砂浜に敷かれた茣蓙(ござ)にも幾人か腰を下ろし、碧の海で戯れている友人らを楽しげに眺めている。
躰が資本であり、働くことは動くことと同義であるこの島の娘たちは、花盛りな年頃も相まって、誰もが新緑の若葉のようなピチピチした艶肌と、わずかな贅肉もない弾けるような肉体を持っており、その健康そのものの肢体を余すことなく眩しい陽光の下に開放していた。
誰でもいい、もしも仮に人間の男性がこの場を通りがかったのなら、この夢のような光景にさぞや目を奪われるに違いない。
ただ、少女たちは背後の浜小屋をかなり気にしている風であった。
時折、示し合わせて一人二人とその場を離れては小屋の中を覗きに行く。そして顔を赤らめては駆け戻り、何ごとか報告して皆できゃいのきゃいのと騒ぐのだ。
それとは別に、時が過ぎる毎に、「そろそろ私の番ね」と、一人ずつ遊ぶのをやめ、小屋の中へと消える。すると入れ替わるように半ば放心状態の別の少女が股を拡げ気味に出てくるのだ。なかなか出てこない時もある。
小屋で何が行われているのか……?
よく耳を傾けてみれば、波風の音に紛れて中から声が漏れ聞こえてくる。
悲鳴のような、ある時は嗚咽のような、若い女の声。
……そう。
小屋の中にはあの“男”がいて、少女たちをかわるがわる呼んでは、順番に乙女の柔肌を堪能していたのだ。
今日集められたのは、男のお手つきになったが、まだおめでたのお告げの来ていない娘たちだった。
子種を授けるというのが名目であるから、本当は何をするのかは言われるまでもない。彼女らも分かりきった上でついてきてるのだ。
小屋から出て来る娘はすべからく、股部の布地が明らかに海水でないもので変色し、足腰に力が入っておらず、淫らに蕩けた名残を漂わせた何とも言えぬ表情をしていた。
その様子を見て、行為を想像してしまう度に、まだ順番待ちの少女たちの脳裏には、あの一度受けたら忘れられない“膣内射精”が思い起こされ、下腹部の奧がジュン、と疼く。
想像だけで孕んでしまいそうで、思わず切ない吐息が漏れる。
そんな濃厚な膣内射精を、今、実際に受けている娘は。
──青いリボンの少女であった。
男はもはやすっかり彼女の“気持ち良い部分”を知り尽くしている。何せ、彼自身が探り出し、そして開発してきたのだ。そこを重点的に突かれたり擦られたり、あるいはじらされたりと、好き放題にされる少女の表情は、意識することなく淫楽に笑み緩み、やがてどんな恥ずかしい体勢を取らされようとも、どんな奉仕を要求されようと、まるで操り人形のようにいそいそと従ってしまうのだった。
だが気を緩めばすぐにでもイキそうなのは男も同じであった。少女の肉壷は狭くも厚く柔らかく、また肉ヒダも多く、自慢の剛直が深い所まで達しても、どこまでも絞るように包み込まれる。まるで彼が首座として支配している奥深い森の中を踏み進んでいるような感覚であった。しかしそれがまた、得も言われぬ満足感を与えるのだ。
こうして男に抱かれる毎に、少女の秘肉は並の女には敵わない名器に磨かれていく。正直、最近では梅梅とする時より夢中になってしまう場合もあった。
しかも、昂奮する材料はそれだけではない。
この少女と一緒に暮らしている少年がいる。肉親ではない。少女当人や他の娘の話を聞く限りでは、少年は外の世界から流れ着いた人間で、色々あった末に少女の家に住むことになったらしい。
同棲を始めて一年以上経ち、二人は恋人同士までは行かないが、かなり気にし合っている間柄になっているようであった。
それはそうだろう。
こんな美しい娘と一緒に住んでいて、何とも思わない男がいるわけがない。
少女の方でも、生まれて初めての男──しかも同年代だ──に接して、変化が起こらないはずがない。
だが――
その少年はこれっぽっちも知りはしないのだ。
お互いに淡い想いを胸に秘めている美しい少女が。
こうして他の男のモノになっている事など――
想い人がいる女を寝取り、その子宮に想い人ではない男の精子を注ぎ込む悦楽。
しかもそれは一度だけに留まらず、何度も何度も繰り返される。
子作りは義務だと言って逆らえないように誘導し、遭う度にそのからだに欲望の限りを尽くして女の悦びを教え込み、孕ませるため、また肉棒と精液の味を覚え込ませるために中出しを重ねる。そうしながら徐々に性に目覚めさせ、淫らな慾望を育て、自分の女に仕立て上げていく――
これほど昂奮する行為があるだろうか。
(ま、でも、奪い取るカイショーもないガキだけどのん……)
それだけが残念であった。この少女と関係を持つようになってもう数ヶ月が過ぎている。毎日同じ屋根の下で寝起きしている女がここまで別の男の手に堕ちているというのに、当の少年はまだ何も気付いていないというのは、拍子抜けを通り越して憐れみさえ感じてしまう。
この少女自身も性に対して未熟過ぎたため、最初から無防備にあっさりと身体を許してしまい、今やもうこの有り様だ。
(のん……だからこそ、このコには……アイツとの関係を切らせないのん♥)
ただモノにするだけなら、もうすでに充分可能であろう。この少女とも二人きりの長い時間を作り、日をまたいでも帰すことなくめくるめく快楽にどっぷりと沈め、甘い言葉を囁き倒し、身も心もメロメロになったところへ、『とどめの言葉』を二言三言交わし、そしてまた何度も絶頂を味わわせながら、夢も現も分からなくなるほどの快楽地獄に堕とせばいい。それでもう、少女は少年から男の許へ走るだろう。
だが、それでは他の娘たちと同じでつまらない。
この少女にはこれからも“彼”とは離れずに生活させる。わざとアイツの側に居させるのだ。
少女の全てを己の“モノ”にした上で……。
そう考えると秘肉を往来する欲棒はさらに精力を増し、少女の白い喉からますます蕩けるような淫声を絞り出させていくのだった。
「にゃっ、あっ、にゃぁっ、ああんっ、あぁ、にゃあ、にゃあんっ♥♥!!」
熱く絡まる荒い吐息と、二人の肉体をぬるぬると包む汗と淫液。
次第に男の動きが速くなっていく。側臥位で少女の片脚を大きく伸ばしながら背後から突きまくると、また体位を変え、少女に大股を開かせての後背位に移った。
そうして少女の下半身を押し潰すような切羽詰まった抽送。
少女の喘ぎ声もひときわ高まる。
(来るぅ――♥!)
この数ヶ月間、少女の膣内で“それ”が何度なされたかなど、彼女自身、もはや覚えていない。
ただ、“それ”が、とてつもなく気持ち好くなってしまったことだけを、その身体に刻み込まれてしまった――
「のぅんッ!!」
さんざん腰を振った男が、最後に獣のような一声を絞り出して動きを止めると、ついに少女の内奥で限界まで腫れ上がった真っ赤な先端が爆発した。
「にゃ――――ああああぁぁぁ………………♥♥♥!!!!!!」
短い時間の中で何度もイかされた末に開始された、尽きることのない膣奥射精。
ドクン! ドクン! と、肉棒が力強く脈動する度に、その噴射が奧壁を叩くのが分かる。
「――――ッッ♥!!!! ――――ッッ♥♥!!!!」
肉棒の脈動と噴射、その両方の衝撃が少女の全身に行き渡る。
(にゃあぁん……♥! ああぁん……♥ また……こんなにいっぱいぃ……♥ は――孕んじゃうぅ…………♥!)
無意識のうちにギュウッギュウッと締め付ける膣肉。例えごく微量であっても一発で身籠もってしまいそうな濃濁の精子を少しでも漏らすまいとしているのだ。子宮口は大口を開けて盛んに吸い取る。昂奮で膨らみまくった膣奥と子袋に、滾々と元気過ぎる孕ませ汁が注がれてゆく。
子宮の隅々まで満たされるような、大量の種付け汁の熱さ。
(もうっ…………だめぇぇ………………♥♥♥!!)
終わらない射精の間、少女は何度も何度も腹の底から媚声を漏らし、喜悦の涙で濡れる枕を掻き抱きながら、二度三度と幸福の絶頂に達し続けた。
――やがて、ようやく射精を終えた男が離れ、少女のからだを仰向けに転がす。
腰から下の感覚がもうほとんどないのか、すらりと長い両脚はだらしなくがに股気味に拡げらた。
「はぁっ…………はぁっ…………はぁっ…………♥」
快楽にけぶり焦点を失った少女の瞳は、完全に夢心地の世界を旅していた。
男は水着に指をひっかけ、クイッと引っ張った。
極太の剛直をハメられてぽっかりと開いた淫孔。そこからとめどなくゴポゴポと溢れてくる、ところてんのような特濃の白濁液。
彼自身が少女にしっかりと刻み込まれた証を見物しながら、男は愉しげに笑んだ。支配欲が満たされる瞬間であった。
少女のこの姿をあのガキに見せたら、どんな態度を取ってくれるだろうか。
無性に見せたくなってくる衝動を抑え込む。
(このコはまだもうちょっと先のん♪)
その代わり、他の娘なら構わないだろう。この娘の他にも特に“彼”と親しいという少女達の顔が思い浮かぶ。梅梅もその一人だったが、彼女はとっくにバレているから、別の娘がいいかもしれない。帰宅時間を見越して、奴の家に続く道のどこかの草むらか木陰ででもやってやるか。あんな小僧のウブな心魂では、それだけでも充分な衝撃を受けるだろう。
(……それにしても……)
改めて少女をまじまじと眺める。
いつ見ても、何度でもむしゃぶりつきなくなるほどの美事な肉体と美貌の持ち主であった。全身にまみれた汗と淫液が、閉ざされた窓の隙間から差し込む微光に照らされ、ぬらぬらと妖しく少女のからだを浮き出させる。
アソコの具合も極上。返す返すも、この少女をモノにできた満足感は大きかった。
今すぐにでも完全に隷属させたくなる気持ちも強い。少女の心中から戸惑いと躊躇いを消し去り、そのふっくらとした可憐な唇から屈服の誓約を紡がせたい。
が、その気持ちも何とか抑える。
小屋の外ではまだ何人も彼の“女”が控えていて、海水浴を楽しみながらも、彼に抱かれる順番を心待ちにしているのだ。
それに今日はこのままここに泊まって、夜はこの少女も含めた全員としっぽり楽しむ予定である。
しかし……だからと言って我慢をするのも癪に障った。
(ボクはこのコ達のご主人様のん♪)
男の今の仕事は人間の女達に子種を恵むことであった。耳を疑うような話だが嘘偽りはない。それは村の方から乞われた事で、頼まれてやって上げている事なのだ。それなのに貰うものは貰う、でも他の事はしちゃダメ、では通らない。性的に未熟では性交しても面白くない、こうして自分好みの女にすることは当然の権利であって、誰に批難される謂われはない。
少女の顔からもまだ色情は失せていなかった。
(イイ顔のん♥ あと一発だけやるのん♪)
そう独りごちて、男は少女の脚を抱えながら、間に身体を差し入れた。未だ空にならない白濁の水筒に肉棒を少し潜らせ、入り口を探って先端を引っ掛ける。
「あ……あ……♥」
少女の瞳にも淫欲の光が写り込む。偽らざる本音。
「さ、もう一度愉しませてもらうのん。ボクの肉奴隷ちゃん♥」
そう言って、完全に出来上がった少女のからだを、男はまた思う存分たっぷりと味わい始めた。
少女が感じるところを小突いては歓喜の媚声を鳴かせる。
「どこが気持ちいいかハッキリ言うのん♥」
「にゃあぁっ♥ そっそこっ♥ お、おまんこが、おまんこがもう……ぐちゃぐちゃ……どろどろでぇ……♥! 気持ちイイのッ! おちんちんズポズポされてっ……♥! お、おまんこ気持ちイイのぉッ♥!」
再び高みに昇ってゆく少女に、いやらしい淫語を口にさせる。
「ボクのチンポそんなに気持ちいいのん? ボクのチンポ大好きのん?」
淫熱に浮かされた顔でコクコクと何度も頷く少女。
「チンポ大好きぃっ♥! 太くて固いチンポ……♥ 熱くて、おっきくて……気持ち良くてぇ♥……もう、これしか考えられないのおっ♥!」
男は一旦肉棒を引き抜いて少女をまんぐり返しにすると大きく開脚させ、二人の体液でグチャグチャになった淫孔に再度挿入し、激しく突き下ろし始めた。
グチュッ! グチュッ! グチンュッ! グチュッ!
膣肉がめくれ上がってしまうほどの激しい抽送。
「はあぁん……♥!! にゃあっ、だめぇっ、こんな……こんなぁ……♥! にゃ、あッ、ああぁッ♥!」
いやらしい姿勢を取らされながら敏感な部分を執拗に責められ、少女は蕩けまくり、もうイクことだけしか考えられなくなる。
「エロエロ肉便器マンコにたっぷりとボクの精子で種付けしてあげるのんっ♥!」
そこだけはもう意識や理性などお構いなしにねだりまくってくる少女の子宮に、まったく衰えない濃厚な二発目が放たれる。
ドクン! ドクン! ドクン!
ドクッ、ドクッ、ドクンドクン!
「ああっ♥! にゃああっ♥! にゃああんッッ♥♥!!」
膣内射精の味をすっかり覚え込んだ蜜壺は、暴れまくる剛塊を歓喜の抱擁でねぶり回す。本人が望むと望まざるに関わらず、少女の秘肉は悦び昂ぶって男の性棒を搾るように締め付け、この上なく熱烈に射精を催促するのだ。奥壁に、子宮口にと何度も叩き付けられる精液は、最初のものとも混ざってあっという間に少女の膣と子宮を再び満たし、繋がった部分の隙間から地表に出たマグマのように溢れ出ていった。
(キミの大好きなボクのチンポ、これからも何度でも食べさせてあげるのん♥ カレの知らない所でね♥)
悶え尽くした少女の顔を眺め下ろしながら、男は孕めと強く念じ、射精が尽きるまで惜しみなく注ぎ込むのだった。
3
その夜──。
浜小屋には灯が点され、閑かになった浜辺一帯に娘たちの嬌声が響き渡る。
大男の身体に絡みつく女、女、女……。あぶれた娘は、別の娘と無聊を慰める。
誰もが一糸纏わず、生々しい裸体の饗宴であった。
全ての娘の瞳にもはや理性の色はなく、あるのは快楽への欲求のみ。
男の肉根は空気に触れる間もなく、次から次へと娘たちにのしかかられて柔らかい粘膜の中へ誘い込まれ、淫肉に絞られて彼女たちの胎内へ精を吐き出し続けてゆく。
あるいは無数の舌と唇で全身に奉仕され、その返礼と言わんばかりに白濁の噴水を少女たちのかおへ、からだへと見舞われる。
壁際に娘たちの尻が並べられ、端から端まで順に貫かれ、一人ずつ膣内射精されて、そこからまた折り返し、全員がアクメの快感で足腰立たなくまで続けられる。
それでもなお、男には疲弊の気配などかけらもなく、股間の逸物は常に硬度と精気に充ち満ち、娘たちの歓喜を何度も高まらせ、醒めやらぬ淫悦の坩堝を演出する唯一無二の主役となっていた。
男を取り巻く女の輪の中にはあの少女の姿もあった。他の娘たちと共に肉と汁の狂宴の立派な一員となり、からだじゅうを弄り、あるいは弄くられ、また男が寄って来るのに気付くとためらいもなく脚を割り拡げ、漲った肉棒を自らの手で濡れぼそる牝園に誘導する。
そして突き込まれ、掻き回され、孕ます意志が籠められた種付けをされる。
少女は少年のことなど忘れ、全身を震わせながら随喜の牝声を上げるのだった。
そんな爛れた肉の宴は夜明けまで続き、娘たちのからだの隅々まで汗と体液でまみれ、すべての子宮が男の精子で満ちても、彼女らの喜悦の悲鳴が止むことはなく、全員が男のことしか考えられなくなるまで、いつまでもいつまでも貪られていた──。
(第5話に続く)