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「ダイヤモンド・オンライン」◆(2012/01/16) 【楠木建 ようするにこういうこと】グローバル化の3つの壁(その3) 「経営者」の希少性
グローバル化の本質とは,商売の「非連続性」である.
それまでのロジックが通用しない状況でビジネスをやりぬけるだけのセンスが必要とされている.
【質問】 成功する社長とは,どんな社長ですか?
【回答】
「砂漠に水」,2008年04月20日
http://archive.mag2.com/0000135791/index.html
によれば,成功している社長で,小難しいことを商売にしている社長も,特許を取得した社長も1人もいないという.
なぜなら,その人しかできない仕事は世の中では必要とはされないからだという.
成功している社長は,だれ1人として奇をてらったことなどやっておらず,だれでもできることを見つけてやり続けているだけだが,しかし,それを思いっ切りバカにしてやらない社長ばっかりなのが現実なのだと,述べられている.
詳しくは同メール・マガジンを参照されたし.
【質問】 頂点を極めた社長が堕ちることが目立つのは何故か?
【回答】
「沙漠に水」,2007年10月27日付
http://blog.mag2.com/m/log/0000135791/
によれば,商売は,お金を握ればそれで勝ちであるにもかかわらず,多くの社長は次に名誉を欲しがるからだという.
その結果,地域のために社会のためにと頑張るが,自分の会社のために頑張ることを忘れるのだという.
会社は,お金をたくさん預金通帳に入れたもん勝ちであって,それ以外の目的は,まったくないと意識すべきだと,同メール・マガジンは述べている.
「名声を得たこと」による広告効果も当然,損得勘定に入れるべきではあろうが.
【質問】 「やらずに後悔するな」は経営理念としては正しいのですか?
【回答】
「砂漠に水」,2007年05月28日号
http://blog.mag2.com/m/log/0000135791/
によれば,やらずに後悔するよりも,やって後悔する方が多いという.
なぜならば,それはやらなくてもいいことをやったからか,やっちゃいけないことをやっちゃったからであり,また,損をしなけりゃだれも悔やまないからだという.
ゆえに,「やらなきゃならないこと」をたくさん掘り起こすのではなく,2~3のやるべきことを徹底させるべきであると,述べている.
詳しくは同メール・マガジンを参照されたし.
【質問】 物事の始め時は?
詳しくは同メール・マガジンを参照されたし.
【質問】 物事を進めるときに肝要なのは?
詳しくは同メール・マガジンを参照されたし.
【質問】 起業に必要なものを教えてください.
1.ブルーオーシャンなんてどこにもないから,レッドオーシャンでも生き残るだけの計画性と戦略性,そして現実の変化する社会状況に合わせて変えていく柔軟性を兼ね備えることができるように努力する.
2.ロングテールではなくてただのニッチ市場狙いにならないようにするため,利益を最大に出す行為と利益の出ない行為から利益を出す,あるいはコストを最小限に抑える行為を念頭に置く.
3.自分の会社は何年続くのかを考え,最低でも100年間は続けられるように覚悟してマスタープランを練ること.
4.たったひとりで起業しないこと.必ず社員は必要になる.そもそも起業する際に誰もあなたの考えに賛同せず,社員になってくれる人が一人もいないのであればそのプランは既に失敗です.
5.代表取締役とCEOと社長は違う人間にそれぞれすべきだが,不可能であるならば自分の得意な領域と不得意な領域を明確にし,不得意領域はその領域が得意な人に任せること.
6.足し算と引き算を恐れないこと.計算に必要な実際の数値を根気よく集めて整理すれば,大体驚愕の結果が出るが,慣れれば今度はその結果を自分の望む数値にするには,どこの数値をどのように改善すればいいかが見えてくる.
7.ロジックが正しくても利益は出ないので,正面突破以外の方法を常に考えること.
8.世の中には会社がたくさんあるので,多くをそこから学んでお手本にすること.特に成功例よりも失敗例からの方が多くを学び取ることができます.
9.挫折から立ち直る方法は挫折することでしか得られないため,失敗は早めに,そして派手に経験しておくこと.
以下,引き続き情報収集予定.
最終更新:2014年09月14日 23:17