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【質問】 例えば昔の流通量を10として、現在を100とした場合、90だけ増えている事になりますが、この増えた分は、どういう仕組みで市場に出回るのでしょうか?

 数十年前と今現在では物価が違いますから,当然市場に出回っている紙幣の総流通量というのも違ってきていると思います。

 【回答】
 銀行が貸出を増やしたためです。
 銀行が貸出を実行するとき、融資先の預金口座に入金します。
 入金といっても現金が動くわけではなく、融資先の預金口座の残高数値を書き換えてやるだけです。

 ちなみに、銀行での仕訳は、
貸出金××× / 預金×××
となっています。

 例えば、個人間のお金の貸し借りなどでは、Aさんのお金がBさんに移転するだけで、トータルのお金は増えていませんね。
 しかし銀行が融資すると、トータルのお金が増えている,すなわち、銀行が融資を増やすと預金が創り出されるのです。
 これを信用創造といいます。

 【出典】
 経済板,2009/02/11(水)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/477

【質問】 信用創造をウィキペディアで調べたら、AさんがB銀行に1000円預けたら、B銀行がCさんに貸して、CさんはD銀行に預ける、という様な例が書いてあり、これにより信用貨幣が増加している事になる、と書いてありました。信用貨幣が増える仕組みは解ったのですが、上記の例では実際のお札の枚数としては最初の1000円札1枚のままです。でも数十年前に比べると、流通している実際の1万円札の量が増えていると思うのですが、これはどういう仕組みで増えているのでしょうか?


 【回答】
 経済規模が拡大したり、物の値段が上がったりすると、決済を行う頻度及び金額が増えますから、現金の実需も増えます。現金に対する需要が増えると、現金の発行残高が以下の経路で増えていきます。

 現金は、ご存知のとおり市中銀行で預金を崩して引き出します。
 同様に、市中銀行では預金者の預金引き出しに備えて、日銀当座預金を崩して現金を引き出し、店頭に置いておきます。
 では日銀当座預金はどうやって増えるのかというと、日銀が市中銀行に貸し出すことで増えるのです.
 実際には、貸出ではなく、市中銀行の保有する国債を買い取って資金化する(=日銀当座預金に入金する)といった形になるのですが。

 【出典】
経済板,2009/02/12(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/491

【質問】 信用創造により貨幣の量が増えているという事は、銀行や企業や個人の預金や借金や預金を全て足し算すると、今も昔も日銀が最初に市中銀行に貸し出したお金だけの量になるという事でしょうか?


 【回答】
 企業や個人にとって預金は資産ですが、銀行にとっては負債です。
 企業や個人の借入金は、銀行にとっては貸出金という資産になります。
 この関係は中央銀行においても変わりません。
 日銀当座預金や現金は、市中銀行にとっては資産ですが、日銀にとっては負債であり、これが日銀の保有する資産(主として国債)に見合っています。

 このように、お金を債権・債務として捉えると、その貸借は一致することがわかります。
 したがって、金融機関を取っ払うと、財の保有を仲介していたお金は消えてなくなり、最終的な財の保有者が直接的に実物資産を保有する状態になります。

 すなわち、
(1)個人
(2)企業
(3)金融機関
(4)政府
の4者を連結して、債権債務関係(及び資本関係)を相殺すると、個人が設備や在庫や道路などを保有している形になるはずです。

 【出典】
経済板,2009/02/12(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/487

【質問】 日銀当座預金というのは、日銀が決めたある一定の割合以内であれば、市中銀行が自由に取り崩せるものなのですか?

 日銀当座預金と言っているのは、準備預金制度によって市中銀行が日銀に預けるお金の事ですよね。
 もしそうであれば、「日銀の恣意性を排除できない」というのは、一定の割合以上にある特定の銀行に現金を貸し出してしまう事がありえるという事を指しているのでしょうか?

 あと、国債が競争入札という事もしらなかったのですが、同じ国債も、銀行や証券会社によって個人が買う時の値段が違うという事なのでしょうか?

 【回答】
 そのとおりです。市中銀行は日銀当座預金を現金として引き出すことができますし、為替取引の銀行間決済も日銀当座預金で行います。
 例えばA銀行の預金者がB銀行の預金口座へ振込を行う場合などです。

[A銀行の仕訳]
→預金が減って、日銀当座預金も減ります。
預金××× / 日銀当座預金×××

[B銀行の仕訳]
→預金が増えて、日銀当座預金も増えます。
日銀当座預金××× / 預金×××

[日銀の仕訳]
→A銀行の日銀当座預金がB銀行の日銀当座預金に振り替わります。
日銀当座預金(A銀行口座)××× / 日銀当座預金(B銀行口座)×××

 市中銀行は預金の流出に対し、銀行間決済のために日銀当座預金を確保しておかなければなりません。
 日銀はオペもしくは貸出によってその資金を供給できるわけですが、貸出では個別の銀行毎に対応を変えることが可能です
(言葉は悪いですが、ひいきできたわけです)。

 国債は、法人向け(機関投資家向け)と個人向けでそもそも商品性も取扱も異なります。
 法人向けは市場で売買でき、市場価格も当然変動します。
 個人向けは売買できず、償還前の換金は中途解約の方法によります。
 金融商品として見た場合、前者は「債券」ですが、後者はむしろ「預金」に近いものです。

 【出典】
経済板,2009/02/19(木)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/531-532

【質問】 「日銀は4日、金融機関が手元資金をやりとりする短期金融市場に5兆5000億円を供給した」というニュースで、日銀が刷った金について「短期金融市場に供給」とは,具体的にどういうお金の流れなんでしょうか?


 【回答】
 まず、日銀はお金を刷って資金供給するわけじゃないのですよ。
 市中銀行は日銀に預金口座を持っていて、日銀はその口座に入金記帳をする(=数字を書き換える)ことで資金供給や資金吸収をする。

 資金供給・資金吸収のオペは、主として債券を介した入札形式で行われる。
 例えば資金供給オペの一つである「売り現先」では、

①市中銀行が保有する国債を日銀が(売戻条件付きで)買い取る
②市中銀行の日銀当座預金に国債売却代金が入金される(=資金供給)

となっている。
資金吸収はその逆をやればいいわけだ(売りオペ)。

 短期金融市場というのは、銀行間で資金の貸し借りをしている市場で、「コール市場」が代表的。
 といっても証券取引所のような物理的な市場があるわけではなく、短資会社という仲介会社を通して,電話でのやりとりで行われている。
 日銀はこのコール市場で形成される金利を見ながら、一定の水準に誘導するよう上記のオペを行っている。

 例えば、市中銀行で資金の出し手が少ない場合、資金需給が逼迫してマーケットの金利は上昇圧力がかかる。
 そこで日銀が資金供給を実施すると,需給が調整されて金利は元の水準に均衡する。

 【出典】
経済板,2009/12/05(土)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/926-930

【質問】 12月は他の月に比べて5兆円くらい流通残高が増えますが何故でしょうか?

 お年玉がそんなに要るとは思えないのですが。

 【回答】
 12月は季節的に資金需要期です。
 企業は賞与資金を調達するし(銀行も賞与貸出を売り込みます)、何より企業が年末越え資金を厚めに保有する需要があるためです。
 年末年始(特に年始から1月末にかけて)は営業日数も少なく、薄商いでキャッシュインが減りますから、これに備えて12月から調達しておきます。
 当然、貸出が伸びる銀行としても、短期市場から積極的に資金を調達して備えます。

 【出典】
経済板,2009/02/11(水)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/480

【質問】 日本のメインバンクは企業の経営効率を高めたか?


 【回答】
 「日本型経済システム:再訪」研究会報告書 概要」(http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk056.htm)の「2 .報告書の概要 ( 3) 日本型金融システム(メインバンク)」によれば
日本のメインバンクは、取引関係を通じて融資先企業の経営をモニターし、経営者を規律づけることにより企業の経営効率を高めたとされていたが、実証分析の結果からは有意な証拠は発見できない。また、企業経営の効率化に貢献したのは、高い負債比率によるものであり、「メインバンクによる規律」は、70年代においても確認できない
また、メインバンクは日本特有かというと
メインバンクにはドイツなどでもみられ、日本固有のものでもない
また、発表年月は2,002年6月であることに留意する。

【質問】 「メインバンクにはドイツなどでもみられ、日本固有のものでもない」とありますが、ドイツのメインバンクはどんなものですか?


【回答】
 「平成11年度版通商白書」の「第2章 深化する世界経済のグローバル化と通貨・経済危機の広がり  第2節 グローバル化の下での日本の産業金融の現状と課題  1. 先進各国の産業金融の現状 」(http://www.chusho.meti.go.jp/hakusho/tsusyo/soron/H11/03-02-01.html)によれば、ドイツではハウスバンク制と呼ばれています。この白書によれば
ドイツの銀行は企業との関係が非常に強く,その関係はハウスバンク(Hausbank)制として指摘されている。ハウスバンク制は,長期的な取引関係やオールファイナンス(すべての金融サービス)等各主体によってその解釈は多様なものとなっている。ただ,その意味するところは日本のメインバンク制と同様に,情報の非対称性の解消により,顧客はより良いサービスの享受を,銀行は企業に対するモニタリング能力の強化をそれぞれ可能にし,双方に経済的メリットを発生させることにある。さらに,ドイツではそのモニタリングを補完し,企業のガバナンスを強める制度として銀行の寄託株式議決権代理行使,監査役の派遣,銀行の資本参加がある。

ドイツにおいても,取引先企業が経営危機に陥った場合は合理的範囲内で一定の財務面での支援をするといわれているが,日本のメインバンク制のように新たに役員を派遣して経営を建て直すといった措置を講ずることはないといわれている。

しかしながら,こうしたハウスバンク制も近年では若干の綻びがみられるようになってきた。大企業は近年のグローバル化,情報化の進展に伴う金融サービスの多様化により,ハウスバンク一行と付き合うわけではなく,その案件に応じて取引銀行を選択するといったマルチバンクを指向する傾向にあるといわれている。また,銀行,特に3大銀行は投資銀行業務と国内商業銀行業務との両立を図り,全体の収益性を高めていくために,顧客企業の株式(持ち合い株式)の保有を低下させる傾向にあるといわれている。

【質問】 日本のメインバンクは今後どうなると思いますか?


 【回答】
「日本型経済システム:再訪」研究会報告書 概要」(http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk056.htm)の「2 .報告書の概要 ( 3) 日本型金融システム(メインバンク)」によれば
今後はメインバンクの金融仲介機能の役割はますます低下するが、中小・零細企業では伝統的なメインバンク関係が機能し続けるとし、また、メインバンクには創業過程のベンチャービジネスの資金供給を支える役割も期待されている。
 また、発表年月は2,002年6月であることに留意する。

【質問】 貸し渋りを行うと、法定準備預金が上がるので,貨幣乗数は下がるというのは理解できますが、マネーサプライ=貨幣乗数×ベースマネーであり,法定準備預金があがるのでベースマネーもあがり,貸し渋りを行うからと言ってマネーサプライが増えるか減るかは一概に言えないと思うのですが、いかかでしょうか?


 【回答】
 貨幣乗数に関係なく、貸し渋りが起こると(銀行貸出残高が減少すると)マネーサプライは減少します。

 銀行が貸出を実行するとき、融資先の預金口座に入金します。
 入金といっても現金が動くわけではなく、融資先の預金口座の残高数値を書き換えてやるだけです。

 ちなみに、銀行での仕訳は、
貸出金××× / 預金×××
となっています。

 例えば、個人間のお金の貸し借りなどでは、Aさんのお金がBさんに移転するだけで、トータルのお金は増えていませんね。
 しかし銀行が融資すると、トータルのお金が増えている。
 すなわち、銀行が融資を増やすと預金が創り出されるのです。
 これを信用創造といいます。

 逆に、貸し渋りなどで貸出残高が減少すると(返済されると),預金も減少するわけです。

 【出典】
経済板,2009/11/23(月)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/850-857

【質問】 企業は,担保の不動産が資産デフレで暴落していても,信用保証協会に保証料を払って保証人になってもらえば,担保無しで資金調達できますか?


 【回答】
 BIS規制があるから,融資が自由にできるわけでは無いのです.

 さらにいうと,銀行には,以下の問題点があります.
  • リスクの合理的評価を可能とする基礎データが蓄積されていない
  • 商行為単位の与信を行う情報インフラが存在しない
  • 信用リスクに対する非合理な過剰反応により,中小企業与信のクレジットクランチを加速させ,結果として信用リスクを増大させてしまう(債権譲渡の負のイメージ)
  • 中小企業向け与信の迅速かつ低コストな事業リスク審査能力が不充分
  • 既存の融資債権等の証券化市場が未成熟のため,BIS規制にともなう制約された与信枠の有効利用ができず,中小企業向けの与信リスク負担能力が弱体化している
  • 自己資本を有効利用するための,融資債権流動化市場が未整備である

 ついでに,被与信側(中小企業等)の問題点も挙げておくと,
  • 自社の優れた信用情報を資産として活用するノウハウが無い
  • 与信側の合理的なリスク審査を可能とする自社の情報公開ができない
  • リスク・リターンのトレード・オフを理解していない
  • 信頼性のある商行為単位の情報提供ができない
  • 事業継続についての客観的なリスク予測ができない

(政治金融板,2001/11/14)

【質問】 なんで公定歩合が下がってても,住宅ローンなどはすぐには下がらないの?

1 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/09/26 15:26

 なんで公定歩合下げても住宅ローン下げないの?
 あれから何日たったっけ?
 1日早めたとか言ってたけど

適用期間  平成13年9月3日から平成13年9月30日ご融資実行分
変動金利型 年2.375%

 未だにこうなってたら意味ないじゃん。

 【回答】
20 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/11/03 13:32

 公定歩合が下がっても、銀行全体の資金調達が主に預金からのものなので,預金金利を下げないと無理です.
 定期預金が半分以上を占めます.
 あるいはそういう資金が銀行間でやり取りされるので、その市場金利が貸し出しレートに響きます。

 調達レートに”スプレッド”を乗せたのが1さんの金利ですが、そのスプレッドの中に、人件費やら設備投資やら広告やら+貸し倒れ見込み額(借入人のリスク)+銀行収益が入っているわけです。

 定期預金金利と住宅ローン金利を比較すると1.5から2%くらい開きがありますが、小口融資は手間隙かかるため、下げにくいという事情もあります。

 ちなみにアメリカのモーゲージなら確か8%は固いと思います。
 金利の自由化で、がっちりスプレッドを取るようになり、どう低く見積もっても3%はとってます。

 銀行を特殊法人にすると、、、
 企業向け貸出金利は下がり、預金金利(高齢者向け)はあがり、結果逆ざやと、特殊法人の非効率を税金でまかなうことになると思います。

(政治金融板)

【質問】 中小企業への貸し渋りの原因は?  亀井静香のいうように銀行が怠慢だから?


 【回答】
 池田信夫によれば,そうではなく,貸金業法の改正を始めとする金融規制の強化によって、中小企業向けの融資の主力だったノンバンクが崩壊したことが最大の原因だという.
 なぜなら中小企業金融というのは、基本的にハイリスク融資であり、かなりハイリターンでない限り、事業としては成り立たないのだが,ノンバンクをサラ金と一緒ににつぶしたことによって、金利の期間構造(短期と長期の金利の相関)にゆがみが生じて、ローリスク・ローリターンの大企業金融と,超ハイリスクの闇金融しかなくなり、まんなかの年利15~30%のミドルリターンのビジネスが成り立たなくなってしまったからだという.
 そして,この歪みを是正しないまま,銀行に融資を強制したり、借金を棒引きにさせたりしたら、銀行経営が破綻し、不況はかえって深刻化するだろうと池田は警告している.
 詳しくは
http://news.livedoor.com/article/detail/4370038/
を参照されたし.