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【質問】 国家管理型経済社会は、どのような結果をもたらすだろうか?


 【回答】
 浜矩子(同志社大学教授)がサッチャリズム前後の英国経済の分析をもとに述べるところによれば,その体質が全体として弱まっていくと考えざるをえないという.
 彼女によれば,その教訓は6つあるという.
 それを以下に抜粋する.
第1に、国家による経済活動への関与の強化と拡大は、行き過ぎれば、どうしても経済活力の低下と人びとの自己展開力の毀損をもたらす。
第2に、国家による経済活動への関与は、必ずしも規模的に大きな政府を通じてその圧力を高めるとはかぎらない。
第3に、目的と手段の整合性は重要だ。動機はいかようであろうとも、手段が目的と合致しているかどうかの吟味は、細心の注意を要する。
第4に、国家管理型の政治と政策は、経済社会から多様性を奪う.
第5に、以上を総合していえば、結局のところ国家管理型経済社会は、その体質が全体として弱まっていくと考えざるをえない。
第6に、以上のような展開のなかで経済活動が失調していけば、最終的に経済社会は「そして誰もいなくなった」状況に陥る。

 詳しくは
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090721-00000002-voice-pol
を参照されたし.
 少なくとも,ことは「大きな政府,小さな政府」論では単純に片付けられない問題であることは理解できよう.

【質問】 なぜ経済官僚は市場原理を嫌うのですか?


 【回答】
 塩津計によれば,官僚の腕の見せ所は「規制」の存在であって,これがなくなると官僚は用なしになってしまうからだという.
 加えて,経済産業省には異常に肥大したプライドがあり,自らの権限と予算を死守しようとしているのだという.
 以下引用.

 経済産業省。かつて「日本経済の参謀本部」とまで持ち上げられ、過大評価され、米国からは「Notorious MITI」とまで言われて徹底的にマークされた通商産業省は、今、見る影も無く落ちぶれ、仕事がなくなっている。
 日本経済が成長し成熟して、もはや国の世話が要らなくなって、文字通り仕事がなくなってしまったのだ。
(中略)
 経産省と密接なのは東京電力をはじめとする電力会社くらいで
(電力会社は徹底的な規制産業で、コストプラス適正利潤などという時代錯誤の論理がいまだに罷り通っている別格企業群だ)、
他の主要産業からは「用無し官庁」などと蔑まれている。
 仕事といったら中小企業の保護くらい。
 それくらい徹底的に落ちぶれたのが今の経済産業省なのだ。

 これが今の経産官僚には我慢がならない。
 今でも官僚の世界は「ピン財務省、キリ文部科学省」といって、国家公務員上級職試験(今はコクイチという)の成績順に就職できる官庁の序列が厳然と決まっている。
 トップグループが財務省に就職し,最下位グループが文部科学省に就職するのだ。
 往年では、経済産業省は財務省とトップ層の争奪戦を演じるほどの人気官庁だった。
 現在鳩山首相の秘書官を務める松井孝治は公務員試験をトップの成績で通過したが、あえて財務省を蹴って通産省を選択したという根強い噂があるくらいなのだ。
 それが今や見る影も無い。
 財務省は相変わらず「ピン」の座をキープし続けているが,経済産業省は長期低落傾向に歯止めがかからない。

 こういう異常に肥大したプライドを持った経済産業省の連中が、減る一方の仕事、権限の中で時間ばかり持て余すようになるとどうなるか。
 そのグロテスクな見本が本書だ。
 官僚の腕の見せ所は「規制」の存在であり、「予算(補助金、公的機関による低利融資)」の配分だ。
 これがなくなると官僚は文字通り「用無し」になってしまう。
 だから官僚は「あとは市場に任せましょう」という言葉が大嫌いで、彼らは「市場原理主義者」というレッテルを多用して,市場機能活用を唱える経済学者らを必要以上に誹謗中傷し、自らの権限と予算を死守しようとする。
 その為の口実に使われるのが「社会的弱者」で、「弱者」と「官僚」は共存共栄の関係にある。
 しかし、弱者はしょせん弱者で、そんなものを幾ら規制し保護しても「うまみ」は少ないし、そもそも社会的意義も少ない。
 やはり「うまみ」は産業の主流を占める「大企業」を規制してこそえられるものなのだ。
 だから経済産業省は「努力し上手くいっている産業」に規制の魔の手を伸ばそうとする。
 要らない保護の手を、あの手この手で施そうとする。

 詳しくは,
http://www.bk1.jp/review/0000479659
を参照されたし.

 そもそも,日本人自体,市場競争が嫌いなのではないかという指摘もある.

 例えば、「自立できない非常に貧しい人たちの面倒を見るのは国の責任である」という考え方への賛否を尋ねると、日本での支持は59%と国際的には際だって低い。
 ほとんどの国では80%以上、90%以上の支持がある。
 先進国でも自立を重んじる米国ですら70%だから、日本の低さは意外だ。
 著者の分析では、日本ではそもそも格差がつかないようにすることが大事と考えられているとみる。
 格差が発生しなければ、国が貧困者を助ける必要もないと。
 市場競争も嫌いだが大きな政府による再分配政策も嫌いだという特徴を日本は持っているという。
 そして、これは地縁、血縁、完全雇用による身内での助け合いが機能してきたからではないかとする。

 詳しくは
http://www.bk1.jp/review/486854
を参照されたし.

【質問】 政府は一切市場に介入しないほうがいいの?


 【回答】
224 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:28:38

 政府が一切市場に介入するべきではないと思ってる。
 民間による独占も勝手にすればいい。
 規制を全部なくす。


225 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:31:00

 市場は完全じゃないのは,情報の非対称性の理論で証明されてんじゃないの.


229 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:35:58

 独占を許すと市場が成り立たなくなるんだが.
 それで中世のように、政府と資本がつるんで経済が停滞することになる.
 それは経済において最悪のパターンだろうが.


228 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:34:44
 >>225
 完全合理性をもって市場を支持してるんじゃなくて、政府が介入するよりマシだって話。
 しかも政府による弱者救済って,本当の弱者は救われなかったりする。


232 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:38:28
 >>228
 政府の不介入による寡占化というのが、実は政府と資本が癒着する原因なんだが.
 政府は巨大資本を理由するし、巨大資本は政府を利用する.
 早い話が戦争になる.
 これが中世末期から近代にかけて起きた重商主義.


271 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/11(月) 00:10:46

早い話が、戦争になる 
 経済学はアダムスミスの重商主義批判から始まっているともいえる。
 戦争にならないよう,資源をうまく配分する方法を示すのが,経済学の役目なのかもしれない。
 啓蒙思想は本来,そういうことを目指したものだったはずですね。


273 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/11(月) 00:12:24

 アダムスミスは公共財の考え方とか持ってるよね。
 国富論の英語のペーパーブック買ったら,1000ページ以上あってビビった。


276 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/11(月) 00:28:38

 アダムスミスは、もともとは倫理学の先生だよ。
 最初についた職業が道徳哲学の先生。
 初期の文章なんか、とても経済学とは思えない。


233 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:39:48
 >>228
 介入がいいとはいわないけど,自由主義っていってもフリドーマンが限界じゃないかな.
 不確実性も考慮に入れなきゃ.


231 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:36:59
 >>229
 政府と資本は絶対につるまない。
 無政府資本主義だから。


238 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:42:27
 >>231
 いや,必ず組むことになる.
 政府は権力があり、巨大資本には巨万の富がある.
 政府は資金を必要とし、巨大資本は自らの富の拡張に政府を必要とする.
 これは歴史が示すところ.

 無政府なんていうのは、共産主義的な原始共同体まで遡らないと存在しない.

 合理的に行動するから市場は成り立つ.
 だが、寡占を認めれば、市場を利用しない方が合理的になる.
 だから、情報の対称性が重要になってくる.


243 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:44:32
 >>238
 政府による規制になっちゃうだろ?
 そうじゃないよ。
 政府は政治的枠組みにより,一切の経済に対する規制は出来ない。


247 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:46:46

 素朴すぎる中学生みたいな話だな.


250 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:49:42
 >>243
 そんなルールは作られない.
 政府もNO.
 市場参加者もNO.

 無政府では市場を回避した者がいくらでも儲けられるし、ルール(政府)がないから、カオスになる.

 結局、資本家は政府に助けを求める.

 従って、リバタリアンが勢力を持っても、政府と資本によって排除され、新しい秩序が作られるだけ.
 その秩序が市場原理に基づくものか、北朝鮮のような国になるかは誰にもわからない.


244 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:45:16
 >>239
 裁判所も民間で出来るかもしれないよ?
 より好ましい判決を出すほうを利用すればいい。


254 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:51:36
 >>244
 おまえ,政府と民間の違いがわからないんじゃないのか?
 裁判所を民間にすれば、儲かる裁判しかできなくなるだろう.
 それは裁判ではない.
 無政府状態だ.


249 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:48:46

 思考実験だよ。
 極論を考えると本質が見えてくる。


262 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:57:20
 >>249
 全然本質的な議論になってないだろう.
 単なる極論に過ぎない.
 もし本質的な議論をするならば、政府の介入をなくすことによって,市場がどのようになるかを語らなければならない
 無政府状態の経済を語っても、それは政府が嫌いだと語っているに過ぎない.
 自由とは関係のない話だ.
 本質から外れすぎている.


258 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/10(日) 23:55:10

 リバタリアニズムは思考実験なんてもんじゃなくて,根っこに国家への異常な不信があるよね.


261 :249:2010/10/10(日) 23:56:01
 >>258
 それはここの住人のほとんどがそうじゃね?
 政治家にも官僚にも日銀にも有権者にも。


265 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/11(月) 00:02:42
 >>261
 権力の正統性そのものを否定するリバタリアニズムと,意識的にであれ無意識にであれ正統性は容認した上で,その枠内で「日銀働け!」と言ってる人たちは,だいぶ違うと思うね。
 俺自身はリバタリアンを全否定するつもりはないよ。


266 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん:2010/10/11(月) 00:04:27
 >>265
 アナルコキャピタリズムとリバタリアニズムは違うよ?
 フリードマンやハイエクはリバタリアンだけど,無政府資本主義じゃない。
 だから俺も実際は,その範疇のリバタリアンでしか実際はない。
 しかし地域通貨くらい出来るだろと思うけどね。


(経済板)

【質問】 不況下では行政改革は経済にとってマイナスの作用をするのでは?


 【回答】
 猪瀬直樹によれば,行革が歳出を抑制するだけというのは誤解であるので,必ずしもそうとは限らないという.
 行革を一言で言えば,日本は国営企業だらけでついに倒産した旧ソビエトの二の舞を踏んではならない,ということであるという.
 特殊法人等には、民間企業ならば当然のコスト意識がまったくなく,言わば国営企業であるにも拘らず,傘下に社団、財団法人と株式会社などのファミリー企業群を抱え,癌細胞のように自己増殖する恐るべき性質を持つので,これを抑制すべきだと猪瀬は訴え続けている.

この「革命」に失敗したら日本はもはや先進国でい続けることが困難になだろう。
自分達が、よもやブラジルやメキシコになるなどと誰が予想しているか。
忍び寄る危機は未然に回避しなければならない。

 詳しくは『週刊文春』 2001年6月21日号を参照されたし.
(編者)

 これは基本的な論点ですが、この10年間の日本の低迷の主な理由を根本的な総需要の不足によると考えるのか,需要と供給のミスマッチによると考えるのかによって違ってくると思います。
 もし、需要と供給のミスマッチが日本の低迷の主な要因なら、構造改革こそが唯一の対策といえるでしょう。
(竹中平蔵氏などはこの考え方なのでしょう)
 しかし根本的に総需要が足りないのであれば、いくら構造改革をしても解決にはなりません。
 ある産業の好調は,他の産業の犠牲の上にしか成り立たないことになるからです。

 今の日本は,どちらの状況かということになります。
(dell in 政治金融板,2001/11/07)

 具体的にどの産業で日本が外貨を稼いでいくのかが見えてこないわけです。
 構造改革と言っても、次世代の国家を養える程の産業が出てこなければ、所詮は経済規模の縮小は避けられないはずです。
 自動車産業が今後、20~50年も日本を引っ張り続けられるかははなはだ疑問だし、家電及び電子機器産業に関しては、前にも書いた様に技術の飽和化で、アジア産の安価な製品が市場に出回って、技術の優位性では商売が難しくなっています。
 工作機器技術の優位性はまだまだ通用していますが、これとて、20~50年の期間を考えると安泰かどうか不安があります。
 医療(遺伝子系・薬品系)や、情報産業等のソフト関連が今後の主軸とならざるを得ないと考えますが、この産業は今までの花形だった自動車産業などに比べると、波及的な雇用が少なくなる可能性が大きいです。
 鉄鋼産業や、部品産業の隆盛に寄与しません。
 つまり、私は相対的に日本経済の衰退が避けられないと考えているのであって、国債や地方債で景気を支えても、その結果新しい雇用を産むような画期的な産業が出てこなければ、どの道行き詰まると言っているのです。
 20~50年後の社会は、現在の学生世代、それにこれから生まれてくる世代が背負っていくわけです。
 日本というシステムの中で育った人材が、これからのソフト産業の中で他国を圧倒する才能を発揮出来るかどうか考えてみてください。

 で、持続的な経済成長の話ですが、今後の人口構成を考えた場合、かなり難しいでしょうね、日本の場合。
 マイナスとプラスの間を行ったり来たりで、今度のテロの様な不慮の事態で、それなりに下がって、また、じわじわ上がりぎみの上下ってとこでしょうか。
 国債の大量発行のみに頼った財政政策運営で、今後もずーっと行くんでしょうね。
 長くなってしまいました、ひとまず終了します。
(縮小傾向の経済でも、破綻させない自信あるのかな in 政治金融板,2001/11/07)

【質問】 特殊法人は政策コストを払っているのだから,民業と違って採算がとれないので,民営化にはかえって弊害があるのではないか?


 【回答】
 猪瀬直樹によれば,その多くは十分な資産を有し,かつ,独占企業となっていてライバルが居ないので,その主張はおかしいという.
 道路公団の場合,子会社の株式会社に周辺事業を運営させており,猪瀬自身の調べによれば,やる気がない道路公団の退職者が運営しているにも拘らず,売上げが百億円に迫る子会社もあったという.
 また、財務諸表を精細に分析すると,引当金などの名目で毎年、潤沢な現金収入を確保しており,高い資産価値があったという.

 詳しくは『週刊文春』 2001年6月21日号を参照されたし.

【質問】 グローバル化した世界では,一国単位の金融政策は無意味なのでは?


 【回答】
 若田部昌澄(早稲田大学教授)によれば,むしろ逆に、国際的な資金移動が自由なグローバル化した世界では,金融政策がもっとも有効なのだという.
 なぜなら金融政策を緩和すると、金利が低下し、それによって対外資金はこの国から流出するからだという.
 そして,これは為替を引き下げる圧力につながるから、純輸出は増えて、国民所得は増えるのだと彼は述べる.


【質問】 日銀が金利下げたり量的緩和したりとかややこしいことするよりも,メガバンクやら大手地銀やらを日銀支店化してしまったほうが話早くね?,と思うんですがどうでしょう?


 【回答】
 日銀、つまり中央銀行ですが、これは自国通貨の安定性を保証する銀行でもあります。

 具体的には・・・
0.一般銀行が日本銀行に口座を開いて貯金します
1.造幣局がお札を印刷します
2.日本銀行が印刷代を造幣局に払ってお札を仕入れます
3.一般銀行がお札と同じ額のお金を払って日本銀行からお札を引き取ります
  このときの代金は、0.の口座から支払います
4.一般銀行のダブついたお札を0.の口座へ入金します

 なので・・・
 全部日本銀行になってしまうと、上記3.に相当する後ろ盾があるの?と疑われるワケです。
 つまり、
「1万円札が、1万円相当の何かと引き換えに交換されたのですか?」
「実はテキトーにいっぱい印刷してしまっていて、実は1万円札がチロルチョコ1個と引き換えに交換されたくらいの価値しかないんじゃありませんか?」
という疑いがお札に掛けられてしまいます。

 昔、小判で経済が流れていた頃、お金が足らなくなったので
「よーしパパ小判つくるときに、金に24金じゃなくて18金を使うぞ!」
とやってしまって、小判の価値と信用をさげ、インフレが起こるのと同様のおはなしです。

 それでは ~日本終了~ になってしまうため、「ドキッ!日銀の支店だらけの一般銀行!」というのは,ポロリが期待される非常に危険な手法といえます。

 【出典】
経済板,2008/12/17(水)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/l50

【質問】 日銀が社債を買い取るって意味が分からない。

 個人から社債を発行して資金を得て,更に日銀からも資金が入って,社債の個人への返還は日銀がやってくれるの?

 【回答】
 社債の発行は借入金と同じ意味.

 ↓は予想

 企業が社債の発行で作った資金は、自由に使える.

 企業の社債を個人が買って,企業が償還期日に個人に返済.

 企業の社債を日銀が買って.企業が償還期日に日銀に返済.

 【出典】
経済板,2009/10/10(土)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/eco/1221984536/742-746

【質問】 公共事業は景気浮揚に効果があるのですか?


 【回答】
http://www.bk1.jp/review/0000110138
によれば,日本型のそれは効果はないという.
(というよりも、採算性度外視と一票の格差による地方重視が原因、景気浮揚効果は確実にある、マンデルフレーミング効果も効果減少の原因の一つ)
 それは,日本の政治は東京からお金を搾り取り,田舎にばら撒く事を旨としてきたが,田舎には需要がない,
需要は東京にあるにもかかわらず,東京を抑圧し東京の需要を押さえ込んで,需要の無い田舎にとめどなく公共事業をばら撒いているためだという.
 詳しくは同書評を参照されたし.

【質問】 日本は社会資本の整備が,まだまだ欧米に比べて遅れているのですか?


 【回答】
 メール・マガジン「日本国の研究」, 2001.7.16号によれば,すでに80年以降の日本はインフラ過剰であり,限界生産性が落ちていると思われるという.
 例えば、最初は舗装率の上昇が言われていて、その舗装率が80年代前半には欧米先進国の水準に並ぶようになると,今度は高速道路延長だと言われて、これも80年代半ば過ぎには欧米先進国に並ぶ水準になったという。
 90年代は都市部では道路の拡幅、地方では自動車専用道路の整備と称して、仕様を高度化した高規格幹線道路網の整備を挙げて,そういう形で新しい事業をどんどん作り出しているだけなのだという.

 詳しくは,同マガジンを参照されたし.

 しかしその割には,地方の道路には都市部でも意外なところで貧相なものが目立つのはなぜだろうか?
 アンバランスだというのなら理解できるが…

 なお,
http://www.bk1.jp/review/0000438664
によれば,そうした過剰な公共事業が行われるようになったのは昭和50年代後半からであり,実は昭和50年代前半までは日本の官僚は存外真面目で「返せない借金はするな」というある種のけじめが厳然とあったという.
 それは赤字国債,建設国債の残高推移や郵便貯金の残高推移,財政投融資の残高推移を見れば一目瞭然である,と同書評は述べる.
 ではなぜタガがはずれたのかといえば,
「日米貿易摩擦が過熱し、日本としてはなんとしても内需を拡大しなければならなかった。
 その為にはいつでも縮小できる公共事業が非常に便利な手段で、なおかつ財投であれば財政そのものを痛めずに済んだから」
なのだという.
 詳しくは同書評を参照されたし.

【質問】 相続税を廃止すれば,景気回復を図ることができるのでは?

 相続税を廃止すれば年金が貰えなくても親の遺産である程度食っていけるし、相続税に回されるより莫大な貯金が消費されて眠っていた金が動く。
 老後不安を払拭して景気回復を図りましょう。

 【回答】
 第1に,自分の資産を子に残すために,よけい消費性向が下がると思われ.

 第2に,相続税として徴収され政府が使えば100%消費される.

 第3に,相続税の減税で影響があるのは一部の人間だけ.
 納税者が全体の5%くらいしかいない.
 そいつらをいくら厚遇した所で,もともと老後不安の無い奴を更に助けてるだけ.
 国民全体の老後不安は消えない.

 老後不安の解消をしたいなら,福祉の充実.
 ただし,普通の老人も金持ち老人も一括して助けるような事態にはなってはならないが.
(財政が困る)

 【出典】
政治金融板,2001/12/24~12/28
http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1009/10091/1009168427.html

【質問】 固定資産税は微小にして土地の収益に課税すれば,土地の流動性は上がるのでは?


 【回答】
 遊休地の課税がゼロになるから、そこら中が遊休地が発生する。
 これ以上税金下げたら土地の流動化がますます下がって,有効活用されないだろう。
 理由は固定資産税下げたら、現在大して富を生み出していない土地が売りに出されなくなるから。
 逆に固定資産税が高いと、土地が採算性の高い事業主の手に渡ることになる。

 路線価、公示価など時価の乖離を埋めて,適正な課税をすれば,地価適正な水準に収まる.
 そうすれば異常な切り売りもなくなる。

 そもそも地価のインフレによる潜在的な不労所得を棚上げして、税金が高いなどと言ってることからして間違っている。
 百歩譲って収益にしか課税しないとするならば、キャピタルゲインにも課税しないと不公平ってもんだ.
 しかも売却時ではなく時価会計で、不労所得の最たる物が土地の値上がり益だからね.
 そうすると多くの人が破産するな.

 少し角度を変えてみると、土地を売っているのは間違いなく法人だけど,株と土地の値下がりによる自己資本と借入金のバランスの悪化と,設備投資意欲の減退から資産圧縮しているパターンが多いんだよな。
 これは税制とか全く関係ない話だから,税でインセンティブはつけられない。
 もう一つは,金融機関などの簿価の高い土地をマンションなどにして地価をぼやかして上手く処理してしまおうってヤツで.これが政府の持ち家政策の後押しで上手く行ってるけど頭打ち。
 需給関係で売りばかりの上に下げトレンドだから,税制いじっても効果は限定的どころか,効果無しではないかというのは当っていると思う。

 【出典】
政治金融板,2001/12/25~12/26
http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1008/10088/1008845533.html

【質問】 なぜバブル後,地価は上昇基調とならないの?


 【回答】
 土地は買い手が売り手を上回れば上昇基調になる.
 では,なぜそうならないかといえば景気が悪いから。
 商売をはじめようにも、家賃などの経費を上回る収益をあげられない.
 だから借り手が付かない.
 だから家賃が下がる.
 連動して地価も下がる.

「建物にしても、土地にしても、管理が大変だから、現金や債券よりも高い収益率を出せなければ誰も手を出さない。
 よって,現金や債券よりも高い収益率を出せるレベルまで,分母の地価が下がる」
というのが悲しい実情。

 したがって,固定資産税の減税をするより、景気対策やったほうがマシ.

 【出典】
政治金融板,2001/12/26
http://mentai.2ch.net/seiji/kako/1008/10088/1008845533.html

【質問】 水野和夫は,今後の経済展望についてどう書いていたの?


 【回答】
 水野の本より.
  • 今後は新興国の中産階級に向けて、お得意の技術力で輸出を増やすべき
 ただそのための支援は、今のところは中小よりも輸出関連の大企業を先導に法人税の負担を下げるなどして行え
 中小企業への支援は海外進出を進めさせることにある。そのために新しい支援団体を作れ
  • 今後グローバルな経済の中で生き残るには、ものづくりとサービスといった枠ではなく、
 それを超えた大胆なイノベーションを成し遂げ、coolな日本の文化と海外の需要を結び付けるなど
 新たなビジネスモデルや商品の提案が必要
  • ケインズ的な財政政策はもう効かない。なぜなら政府が財政出動しまくりその結果インフレをコントロールできなくなったから←? 
 今のデフレは需要が減っていることが最大の原因。バブル期にもう先々の需要を食ってしまったから
 今需要が無い。そして少子化でさらに需要は減る。将来不安が強いから需要が無いのだ
 福祉にもっと金をまわさなければいけない
  • 金融については,↓と同じこと言っていた
デフレの継続を前提とした経済政策 水野
http://www.lec-jp.com/h-bunka/item/v222/pdf/02_topinter.pdf

 なんかすっっごく,現与党と親和性が高いような気がするんだが.

(ゆとり学生 in 経済板,2010/07/29(木))

【質問】 10年で政府と地方自治体の赤字を200兆円以上も増やして,なんで未だに景気が低迷してるんだよ?


40 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/10/21 17:07

 10年で政府と地方自治体の赤字を200兆円以上も増やして,なんで未だに景気が低迷してるんだよ?

 【回答】
48 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 2001/10/21 23:02

 前回の景気回復局面では、橋本総理が,
今回の景気回復局面では、森総理、小泉総理が,
いずれも、十分景気が回復しきっていない景気回復途上で,財政再建を計ろうとして景気を失速させ、過去の景気回復の為の財政支出の効果を台無しにしたから.
 結果として、最終的に本格的景気回復は果たせず、巨額の財政赤字だけが蓄積された.

 デフレ不況下での緊縮財政、財政再建、構造改革=デフレスパイラル.

(政治金融板)

【質問】 「地域活性化」など所詮,若者という奴隷が欲しいというのが本音?

 昔,大学で地方自治のゼミに入ってた事があってさ,東北のド田舎にフィールドワークに行った事がある.
 現地のジジババは,地域活性化とか言って若者を呼びたいとか言ってるのね.
 んで,彼らの子供や孫は都市部に住んでる.
 そこで俺が夜に酒の入った席で,
「お子さんやお孫さんにも帰ってきて貰いたいですね」
と言ったら,
「こんな田舎に帰ってきてもしかたねえだろう」
とか,
「せっかく街で良い企業・良い大学に勤めてる・通ってるのに」
とか言い出すんだわ.
 要は若者という奴隷が欲しいんだが,当然自分の身内は奴隷にしたくないってのが本音なわけ.
 それに気付いた時,いっぺんに問題意識が冷めた.

 結局,自分のエゴが満たされないのを社会全体の問題であるかのように語ってるだけなんだよ.
という意見を見かけましたが,妥当なものなのでしょうか?
()
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 【回答】
 日本全国の地方の過疎化を,社会問題から自分のエゴに転嫁して,個人個人の問題にするのはおかしくないですか?
(hamatu in FAQ BBS,2011/8/8(月) 12:50)

 青くて,思慮が足りない意見.
 「奴隷」という言葉のインパクトに,騙されないようにね.

 まあ,老人にもいろいろいるから,「手足に使える奴隷が欲しい」と本当に思ってる人もいるかも知れないけどね.
 お年寄りの発言の行間を読まなきゃな.
 人のいい方もいるしね……
 つか,上みたいな邪悪な人の方が,圧倒的な少数派.
 まあ,内面の問題だから,自分自身が地方で地域振興絡みで仕事をした時の体感で,ソースなどないけどな.

 子供や孫がいい学校に行き,良い企業に入っていなくたって,街に,都会に出てしまったら,そこにしがらみができて,
「言ったって帰ってきやしないんだよ」
というのが現実であり,
「こんな田舎に帰ってきてもしかたねえだろう」
「せっかく街で良い企業・良い大学に勤めてる・通ってるのに」
も,老人たちの内面に募った諦観の裏返しなんだよなあ….

 まあ,親子関係もいろいろだけどさ,基本的には,文字通りに首に縄つけて連れ戻すなんてのもできるわけがない.
 説得が通じなきゃ,はいオシマイ.
 下手すりゃ,帰る帰らないの説得が,むしろ永久に帰らないって子どもや孫の決断につながった可能性だってある.
 喧嘩別れだってありえるしな.
 人間関係,親子関係への洞察が足りないよ.

 そんなお年寄りは,地域振興なんて幻想も信じちゃいない.
 役場や役所や議員とかがやりたい,やろうって言うから,人が好い人なら力を貸せって言われりゃ貸してくれんのよ.
 もう,何にも期待しないで,体が続く限りは仕事を続けて,1日1日生き続けるだけってね.

 もしかすると,ずっと首都圏・大都市圏で,両親と同居しているやつが,地方行政の現場に幻想を持っていたのが,田舎の現実に直面し,たまたま,そんな言動に対する変な思い込みから,それをぶち壊しにしちゃったのかな.
 実にもったいない話.

 すみません……
 昔を思い出し,ちょっとやり切れない思いを刺激されてしまったので…….
(ソフトヒッター99 in 軍事板常見問題mixi別館,2011年08月02日 18:25)

【質問】 どうして日本には,経済オンチな政治家しかおらんの?


 【回答】
6 名前:   投稿日: 01/09/22 19:54

 経済が本当にわかれば,政治家にならずに実業家になります。
 税制がわかっていたら有名になることは避けるでしょうから,名無しの実業家が一番侮れない。
 ちなみに政治評論家の経済音痴ぶりには目を覆うばかりで,政治より政界のスキャンダルばかり話してるやつも多い。


8 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/09/22 20:11

 経済通の政治家がいないわけではない。
 ただ、政治家の評価の高さはいかに経済に詳しいかではなく、どれだけ集金できるかによって決まっているため、あまりえらくなれない。
 たまにテレビにでて文句を言うのが精一杯である。
 表舞台に出てくる政治家が経済オンチだから、政治家が政治オンチに見えるだけである。


9 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/09/22 20:45

 日銀もやばいらしいぞ。
 法学卒のプライドばっかの経済オンチが,結構いるらしい.....


13 名前: 名無しさん@1周年 投稿日: 01/09/23 00:19

 マスコミがかなり経済オンチだからしかたない.
 まともなこと言っても,マスコミが取り上げない。

(政治金融板)