まず、第一に知ることは個々人のストレス耐性である。

どんなストレスに対して強いのか、弱いのか
どのような状況下で、どのような心理的反応をするのか、腹痛や食欲不振などの身体的反応はあるか、
それらの解消方法を知っているか否か

ストレス対策を建てる上で、己を知ることは極めて重要である。
時間がある時に、自己分析をしておくことは悪くない。
ここで、「自分はどのタイプか?」と規程してはならない。
それ自体が、新たなストレスになる可能性も否定できない。
「こんな傾向があるんだ」程度で十分である。

受験勉強の長短にかかわらず、誰しも不調のときはある。
試験には、緊張と不安と後が無いプレッシャー等が付きまとうのだから無理は無い。
それが、焦燥や煮詰まり、閉塞感等形容可能なものと、もやもや感の様な表現が難しいものを生む。
「現実逃避したいが出来ない」というジレンマに陥る事も当たり前である。
受験にストレスがあるのは当然!
開き直っても全く問題は無い。

受験でストレスがたまった場合は、自分の感情や状態を正直に認めることが重要であろう。
今は、調子が悪い
これだけである。

思い切って、勉強しない!というのが手っ取り早い対策のひとつである。
やる気が起きない、調子が悪いときに勉強しても、その効率は極めて悪い。
ならば、何もしない!勉強のことは考えない!というのが、現実逃避的ではあるが手っ取り早い。
普段、使用していない神経を疲れさせるというのが、勉強の神経の疲れを取ることに効果的である。
旅行に行くとか、徹底的に色々な遊びをするとか…
とにかく、「書を捨てよ、外に出よう!」

遊びの時間は、勉強のことは一切考えない!
考えていたら、気分転換にならない!
ひたすら、遊びに集中!

なお、旅行がてら志望校を見に行って、ついでに過去問を入手するというのは悪くない。
往路の移動で気分は変わるし、志望校を見ることによる刺激は小さくない。
少なくとも、受験で初めて大学を見て「え?ちょ…」となることは避けられる。

金も時間も無いときは、、机の上を片付けるとか、大掃除をするとかも手である。
身体を動かすことで、勉強の神経を休ませることが出来る。
終了後の机上や部屋は、まさに気分一新!

最後の手段は、天神様を頼ることか。
天神様に行くこと自体が、ぷち旅行。
気分転換にもなるし、おみくじで大吉でもでれば気分爽快!
自分にあった気分転換方法を見つけることが、受験のみならず人生でも有益である。


やることばかりいっぱいあって焦る~!

大学での研究や勤めをしながらの勉強では、こういう時も多いだろう。
この場合は、自分の抱えている「やる事」に優先順位をつけることで解決できる。
1:やりたい事や抱えている課題などを全て書き出す
2:それぞれの期限を確認する
3:その中で優先順位をつけていく
あれもこれも→あれとこれと に整理されれば、気持ちの上で相当違うはずだ。
道具は、手持ちの紙でもPCでもかまわない。
ネット上には、スケジューラーのフリーソフトも多数転がっている。

なお、この作業自体が一種のストレス解消になる。


※過食や拒食にならないように
これは女性に多いのだが、食べることでストレスを解消する人が居る。
食べる=食欲を「満たす(食欲が満たされる)」
この「満たされる」行為は、充足されない欲求の代償行為でしかない。
しかも、食べた本人がこの事実を十分に理解・自覚している為、食べる行為自体を罪悪視する。
結果、食べたと言う事実が新たなストレスとなる。
そして、食べたものを吐くという状態を招来する。
過度に食べることでストレスを解消することが無いように、十分注意されたい。

ちなみに、酷い拒食症になると20代でも大脳萎縮や骨粗鬆症が見られる。
本当に死ぬ病気であるので、甘く見ないで欲しい。




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最終更新:2010年09月02日 02:32